先進的に自由化が進んでいるわが国農産物市場
http://www.tatuo.jp/091215nosan.html 厚いで政策によって保護されている欧米農業
欧米は高関税、価格支持と輸出補助金の三点セットによる手厚い農業保護をおこなっています。
輸出補助金は農産物の国際市場価格を下げます。輸入国側にとってありがたいことではあります。
しかし、開発途上国などお金のない国は、補助金を出せず、低価格での農産物輸出では農家は生き残れません。
つまり、先進国による輸出補助金は農産物の市場価格を押し下げ、開発途上国の農業生産拡大のブレーキとなっているのです。
米国やEUは一方で輸入国の関税を引き下げ、その輸出先を拡大しています。
他方で、国内農業を保護し、輸出補助金によって余剰農産物を処理しつつ、それらが開発途上国の農業発展を妨げているという
構図が浮かび上がってきます。