日豪大筋合意のEPA説明会
ttp://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/8013950511.html?t=1398981601463 日本とオーストラリアが、7年にわたって交渉を続け、4月に大筋で合意したEPA=経済連携協定の説明会が、1日、
高知市で開かれました。
ttp://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/8013950511_m.jpg 説明会は、EPA=経済連携協定の大筋合意を受けて国が全国11か所で開いているもので、高知市で開かれた
説明会には、四国4県の畜産農家などおよそ110人が参加しました。
このなかで、農林水産省の畜産担当者は、輸入牛肉の38.5%の関税について、▼冷凍牛肉は18年かけて
19.5%まで、▼冷蔵牛肉は15年かけて23.5%まで、それぞれ引き下げることなど、大筋で合意した内容について
説明しました。
そのうえで、「関税の引き下げで競合するのは価格が安いホルスタインなどの品種に限られるので、すぐに国産牛肉と
競合するものではない」と述べ理解を求めました。
これに対して畜産農家からは、「乳を搾った後のホルスタインの肉は、酪農家にとって貴重な収入源で関税引き下げの
影響は小さくない」といった意見が出ていました。
また、農協の職員からは「なぜ経済交渉でいつも農業ばかりが犠牲になるのか。生産者が生き残っていけるよう
将来を見据えた対策をとってほしい」といった要望が出ていました。
こうした意見や要望に対し農林水産省の畜産担当者は、「輸入牛肉の関税引き下げでどのような影響が出るのか
しっかりと見極めた上で、必要な対策をとっていきたい」と話していました。05月01日 20時36分