許可証のない埋葬、火葬容認=厚労省
時事通信 3月14日(月)18時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110314-00000153-jij-pol 厚生労働省は14日、東日本大震災による犠牲者が多数出ていることを受け、市町村長による遺体の埋葬や
火葬の許可証がない場合でも、土葬や火葬を認める特例を認め、都道府県に通知した。
この特例は1995年の阪神大震災の時にも講じている。
埋葬や火葬の許可証発行には死亡届が必要だが、震災で壊滅状態の地域では、市町村への手続きがままならないケースが多い。
同日記者会見した大塚耕平厚労副大臣は、埋葬や火葬の前に、後日人物の特定ができるよう、写真撮影や
DNA鑑定の毛髪採取などを行ってもらう考えを示した。
犠牲者の土葬始まる=「寒いから」セーター棺に―宮城県東松島市・東日本大震災
時事通信 3月22日(火)10時46分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000041-jij-soci 東日本大震災の犠牲者の土葬が22日午前、宮城県東松島市で始まった。収容される遺体が増え続ける中、火葬が追い付かず、
腐敗や衛生面の問題を考慮した。
市内で発見された遺体のうち、身元が分かった遺体のみを仮埋葬。2年以内に引き取ってもらい、改めて火葬する。同日は
二十数体を土葬する。
埋葬場所は同市大塩の山中にある施設跡地。整地された敷地に幅約2メートル50センチ、長さ約80メートルの穴が2列掘られ、
約1メートルおきに真新しい板で仕切られていた。
最初に埋葬されたのは2遺体で、午前10時25分に自衛隊のトラックで運ばれてきた。隊員が敬礼をした後、白い花束を載せた
棺を慎重に下ろし、穴の一角に収めた。
遺族らは「ありがとう」「ゆっくりね」と声を掛け、泣きながら別れを惜しんだ。棺のふたを開け、持ってきた花をちぎって
まく姿や、「寒いから」とセーターを脱いで遺体に掛ける女性も見られた。
東日本大震災の犠牲者の土葬が22日午前、東松島市で始まった。収容される遺体が増え続ける中、火葬が追い付かず、腐敗や
衛生面の問題を考慮した。市内で発見された遺体のうち、身元が分かっている遺体のみを仮埋葬
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000018-jijp-soci.view-000 死者・不明者2万1724人、死者9千人超 警察庁まとめ
産経新聞 3月22日(火)13時11分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000539-san-soci 警察庁によると、22日正午現在、東北など12都道県警が検視などで確認した死者数は9079人に上った。家族らから
届け出があった行方不明者は1万2645人で、死者と行方不明者は合わせて2万1724人になった。重軽傷者は18都道県で計2633人。
また、同日午前10時段階で検視が終了したのは約8360人で、このうち身元が確認されたのは約56%の約4670人にとどまっている。
遺族に引き渡されたのが4150人。
各県の死者数は、北海道1人▽青森3人▽岩手2773人▽宮城5507人▽山形1人▽福島743人▽東京7人▽茨城19人▽栃木4人
▽群馬1人▽千葉16人▽神奈川4人。
建物の被害は、全壊・流失が9都県で1万5872戸に上っている。ただ、沿岸部を中心に壊滅的な状況に陥っている宮城や福島などで
把握できていない場所が多数あるとみられる。
また、警察が把握している避難状況は、被害が大きい宮城と福島から他県に避難するケースが増加しており、避難所は16都県に拡大。
避難者は、岩手4万5687人▽宮城11万3223人▽福島13万1665人などで計31万8614人に及んでいる。
被災地に残された人形=22日午前、宮城県気仙沼市(早坂洋祐撮影)(写真:産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000539-san-soci.view-000