コイヘルペスウイルス病対策制度

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56名無しさん@お腹いっぱい。
本改正案に直接関係する御意見の概要と見解
御意見の概要
輸入防疫対象疾病の指定について

・いまや日本は、世界一のコイヘルペスウイルス(KHV)病発生大国となって
いる。そもそもが、海外から入ったという科学的事実や痕跡すらいまのところ
確認されていない。 KHV病は、国内の検査を進めるほどに、最初から国内
にあったごとくに、発生まん延している。むしろ最初、日本のごく一部において
宿主と共にあったウイルス病が、日本で流行まん延する以前に、すこし先ん
じて、日本からのコイの輸出先で起こり、海外で拡がったと考えることもできる。
その後、日本最大の鯉産地であった茨城産鯉に感染爆発し、遅ればせながら、
海外とは比較にならないくらいの発生件数で、国内においても発生拡大が見ら
れることとなった。 よって、以上のことを鑑みて、KHV病はもはや、輸入に
よって入ってくることを防止する対象ではなく、「輸入防疫対象疾病」に該当し
なくなっているため、除外すべきである。

・KHV病については、アユの冷水病並に恒常的に見られる魚病であり、特定疾病
からはずすべきである。

・KHVについては、アユの冷水病、マス類のIHNなみに恒常的に見られる魚病
であり、法定疾病からはずすべきではないか。

御意見に対する見解
 KHV病については、現在、持続的養殖生産確保法に基づき、国内におけるまん
延の防止を図っているところであり、また、現在でも、海外における発生例が報告
されているところですので、海外からの新たな病原体の侵入を防ぐため、引き続き
輸入防疫対象疾病として、輸入防疫の対象としていきたいと考えております。
 なお、輸入防疫対象疾病への指定に際しては、魚病専門家及び養殖関係者等の
御助言を頂き検討しておりますが、今後とも輸入水産動物を取り巻く環境や最新の
研究成果を勘案し、適宜見直しを図ることとしています。

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050809press_2b.html  >>2