農薬を使って何が悪い? 4

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798名無しさん@お腹いっぱい。
<イレッサ>使用で生存期間2倍に 遺伝子変異の肺がん
6月24日6時0分配信 毎日新聞

特定の遺伝子が変異した進行性の肺がん患者に、治療薬「イレッサ」(一般名ゲフィチニブ)を使うと、通常の抗がん剤治療より生存期間が2倍になることが、東北大などの研究チームが実施した臨床試験で分かった。
また、呼吸困難につながる間質性肺炎の副作用も改めて確認。
チームは間質性肺炎の既往者を除くことを条件に、新たな治療法として推奨するよう提唱している。
24日付の米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表した。

08年に日本で肺がんのために死亡したのは6万8847人で、がんの死因で最も多い。
うち約80%が腺がんなどの「非小細胞肺がん」で、細胞のがん化にかかわる遺伝子「EGFR」の変異が原因とされる。その変異は日本人女性の肺がん患者の3分の2、男性の15%で見つかっている。

チームは06年にイレッサの臨床試験に着手。
遺伝子変異が見つかった非小細胞がんの患者230人の半数に最初からイレッサを使い、残る半数は抗がん剤が効かなくなった後にイレッサを投与した。

その結果、最初からイレッサを使った場合の平均生存期間は30.5カ月で、抗がん剤のみの13.9カ月と比べ2倍に延命できたことが分かった。
抗がん剤後にイレッサを使用した患者の生存期間は23.6カ月だった。

一方で、イレッサを最初から使った患者の2.6%で間質性肺炎の重い副作用が発生し、うち1人が死亡した。
また、遺伝子変異がない場合に投与すると症状悪化の傾向がみられた。【山田大輔】