1986年のチャレンジャー号爆発事故を撮影した新たな映像が公開されたそうだ。
当時はビデオカメラが一般には普及しておらず、報道などで使われた映像はCBSやCNNなど大手放送局が
撮影したものであった。いっぽう、今回新たに公開された映像はフロリダのJack Moss氏によって撮影された
もので、新しく手に入れたベータマックスのカメラを使い、発射台の70マイル(約110km)程南西の自宅付近
から撮影されたものであるとのこと。
Moss氏は今までこの動画を公開したことはなかったが、自身が亡くなる1週間前の昨年12月、テープを自宅
屋根裏から探し出し米ケンタッキー州のSpace Exploration Archiveに渡したという。Space Exploration
Archiveは今年1月、事故発生から24年を機してこの映像をウェブで公開した。
映像は遠くからではあるがよく撮れており、Moss氏と周りの人がシャトルが現れる方向について話し合ったり、
ロケットの噴煙が2つに割れるのを見て「何かが起きたのではないか」と心配したり、また家の中にニュースを
確認しに行った人が爆発があったことを知らせる声などが入っている。
Moss氏がなぜ今までこの映像を公開しなかったかは分かっていない。NASAもその存在について今まで
知らなかったとのことだが、今後この映像を検証していきたいと考えているそうだ。
http://nycaviation.com/2010/01/31/previously-unseen-amateur-video-of-space-shuttle-challenger-disaster/