>>462つづき
米紙ワシントン・ポストによると、
モンデール元副大統領はかつて、エドワード・ケネディ氏について「同乗の機中で彼は『やつらは兄2人を殺害した。次はおれを殺そうと狙っている』と大声でわめきちらしていた」と証言したことがあり、ケネディ氏が暗殺の恐怖におびえていたことを示唆している。
ケネディ氏は80年の民主党大統領候補指名選に出馬して、現職だったカーター大統領に敗れた。
だが、暗殺を恐れるケネディ氏が、政敵のカーター氏にホワイトハウス警護官による警備を依頼して承諾された経緯も明らかになった。
一方、ケネディ氏が運転する車が池に転落、同乗の女性秘書が溺死(できし)したチャパキディック事件について、
FBI資料は「事故当初、ケネディ氏が運転していたことは伏せられていた」と記載しており、捜査当局が隠蔽(いんぺい)に加担していたことを裏付けた。
このほか、FBIのフーバー元長官がケネディ氏と共産主義者との接点を疑い、中米視察旅行の意図を注意深く観察、分析していたことも分かった。