大量の「自殺」を誘発する恐れがある。
原油流出事故、環境懸念深まる 油まみれのペリカン確認
2010年5月7日 11時25分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010050701000181.html 【ワシントン共同】
米南部メキシコ湾の原油流出事故で、ルイジアナ州の環境当局者は6日記者会見し、
米本土から約50キロ沖のシャンドルール諸島に原油の一部が漂着し、油まみれのペリカンやカツオドリが確認されたことを明らかにした。ロイター通信が報じた。詳しい状況は不明だが、油が漂う海中ではイルカが泳いでいるという。
同諸島に漂着したのは薄い油膜がほとんどで、高濃度の原油は沖合を漂っている。
漂着本格化はまだ先とみられるが、メキシコ湾沿岸には貴重な野生動物生息地やエビなどの漁場があり、環境への悪影響に懸念が深まっている。
流出は、国際石油資本(メジャー)英BP社がメキシコ湾で操業する石油掘削基地の爆発が原因で、1日約80万リットルの原油が漏れ続けている。
サラザール内務長官は同日、BP幹部とヒューストンで会談後に記者団に対し、BPなど流出に関係した企業は「大失敗を犯した」と指摘、原油回収や被害回復に「責任を取らせる」と語った。