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三遊亭円楽さんが死去…76歳肺がんで
10月30日15時4分配信 読売新聞
日本テレビ系の演芸番組「笑点」の司会などで知られた落語家の三遊亭円楽(さんゆうてい・えんらく、本名・吉河寛海=よしかわ・ひろうみ)さんが、29日午前8時15分、肺がんで亡くなった。76歳だった。
東京都台東区の寺に生まれ、1955年に六代目三遊亭円生に入門。全生を名乗り、58年に二つ目、62年の真打ち昇進と共に五代目三遊亭円楽を襲名した。
端正な顔立ちと博識で人気を得て、60年代の演芸ブームでは立川談志、古今亭志ん朝、橘家円蔵と「寄席四天王」と呼ばれた。
78年に円生とともに落語協会を脱退、翌年の円生の死後も一門を率い、円楽一門会の名で活動を続けた。
また、テレビ番組に積極的に出演し、「笑点」は初回から参加。
いったん落語に専念するが、82年に司会者となり、2006年5月に勇退するまで、老舗番組の看板として活躍した。
晩年は、腎不全、脳こうそく、胃がんなどの病気と闘い、07年には落語家を引退。
その後も一門会の座談に出演するなど、ときおり公の場に姿を見せていた。 最終更新:10月30日15時4分