>>253 県産廃処分場計画:県が基本計画を決定 散水や調整池容量など修正 /鹿児島
1月16日16時0分配信 毎日新聞
県は15日、薩摩川内市川永野地区に建設を計画している公共関与型の産業廃棄物管理型最終処分場の基本計画を決定した。
11月に公表した計画案に対する関係4自治会の意見を踏まえ、浸出水の処理方法など一部を変更した。
県は3月末までに基本設計を策定。11年度中に着工し、13年度中の稼働を目指す。
計画案では、廃棄物にまく水は付近のわき水を使い、浄化した処理水を下水処理施設に搬出する予定だった。
しかし、渇水時の農業用水不足を懸念する住民の声を受け、計画では処理水を施設内で浄化し、散水に循環利用する。
また、防災調整池は国の基準に基づき「30年に一度の大雨に耐えうる」容量としていたが、要望を受け、「100年に一度の大雨」に耐えうるよう容量を大幅に増やす。
県によると、昨年11月末〜12月末、関係3自治会に説明会を開催。
拒否した大原野自治会は戸別に説明した。安全性を懸念する声が多く聞かれたという。
県は「100%の安全性を目指す。万が一のことがあれば、県が責任を取る」としている。【福岡静哉】
1月16日朝刊