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101名無しさん@お腹いっぱい。
DNA鑑定、警察庁で一括に 科捜研の負担軽減
2009年11月1日 10時10分

全国の都道府県警の科学捜査研究所(科捜研)が行っている容疑者のDNA型鑑定について、
警察庁が来年度から、同庁で一括実施する仕組みに切り替えることが分かった。高性能分析機も導入する。
鑑定の効率化と科捜研の負担軽減が狙いで、同庁に蓄積されたDNA型記録のデータベース(DB)の充実も図る。

現在、逮捕された容疑者のDNA型は各科捜研が鑑定し判明した結果を警察庁に送りDBに登録。余罪の確認などに活用している。
2005年9月の登録開始以降、登録者数は今年9月末時点で6万3405人に上る。

このうち、今年の登録者は2万4049人で、昨年1年分をすでに超えた。
DNA型鑑定を実施した事件は08年には全国で約3万件。05年の5倍に急増しており、科捜研の負担となっていた。

DNA型鑑定の需要増を踏まえ、警察庁は「このままのペースだと(科捜研の)鑑定や対照作業に遅延が生じることが予想される」としており、
来年度、刑事局犯罪鑑識官の下に「DNAセンター」(仮称)を設置。
逮捕された容疑者の身体から採取した資料を科捜研から集め、一括して鑑定することにした。

新たに導入する高性能分析機は一度に最大80人分の資料のDNA型を分析することが可能で、1〜2日で結果が判明するという。

犯行現場に残された資料や、緊急を要する容疑者のDNA型鑑定は従来通り科捜研が行う。
結果はいずれも警察庁に送ってDB化する。

警察庁の安藤隆春長官は容疑者のDNA型鑑定の一括実施の狙いについて
「科捜研は、現場に残された資料の鑑定などに集中でき、効果的な犯罪捜査につながる」としている。

警視庁科捜研の幹部は「(DNAセンターができて)鑑定作業が減れば、技術開発に人が回せる。『早くDNA型鑑定をやってくれ』という捜査側の注文にも迅速に対応できる」と話した。
(中日新聞)