狂 牛 病 3      

このエントリーをはてなブックマークに追加
42名無しさん@お腹いっぱい。
<神経細胞>たんぱく質操作で生後も機能 医療応用に期待 
9月10日12時11分配信 毎日新聞

脳の情報処理を担う神経細胞(ニューロン)の生産を止めるたんぱく質の機能を、東京大などの研究チームが動物実験で確かめ、10日付の米科学誌「ニューロン」に発表した。
ニューロンの減少や機能不全で起きる神経難病などを治療できる可能性があるという。【永山悦子】

哺乳(ほにゅう)類の胎児の脳では、神経幹細胞からニューロンが盛んに作られるが、出生後、脳の形成が終わると止まる。

チームは、マウスの脳では、ニューロンを作る遺伝子が出生後に働かなくなることに着目。
この遺伝子に結びつくたんぱく質「ポリコーム分子群」の機能を止めたところ、遺伝子が出生後も働き続け、新たに作られたニューロンで大脳皮質が大きくなった。
同分子群が遺伝子を働かなくさせていることを確かめた。

成人でニューロンが減るパーキンソン病などの神経変性疾患や、事故で脳や脊髄(せきずい)に損傷を受けた患者は、ニューロンが作られないため治療が難しい。
現在、人工多能性幹細胞(iPS細胞)などから神経幹細胞を作り、ニューロンに分化させる研究も進んでいる。

研究チームの後藤由季子・東京大教授(分子生物学)は「ポリコーム分子群の働きを止められれば、患者の神経幹細胞からニューロンが新たに作られ、機能回復につながるかもしれない。
iPS細胞などから効率よくニューロンを作り出す技術への応用も期待できる」と話す。