>>850つづき
◆審理長期化へ弁護団は怒り
「検察官の対応は、主張のない証拠あさり。怒りに震える」。
鈴木泉弁護団長は協議後の会見で、検察側が毒物の鑑定をめぐる従来の見解を「ひっくり返した」と批判した。
鈴木団長によると、協議では、この問題で激しいやりとりが展開され、弁護団は「今までの審議は一体何だったのか」と検察側に抗議したという。
弁護団の伊藤和子弁護士も、会見で「84歳の奥西さんの命をもてあそんでいるとしか思えない」と非難。
検察側が証拠を完全に開示しないことについて「正義の観点から、すべての証拠を提出すべきだ」と主張した。