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水俣のダイオキシン土砂:チッソが無害化処理へ /熊本
5月14日16時15分配信 毎日新聞
チッソ(本社・東京)は13日、
水俣市の水俣製造所内に保管しているダイオキシン汚染土砂など1600立方メートルを高温焼却などの方法で無害化処理すると発表した。
03年に硫酸カリウム製造設備で高濃度のダイオキシンが検出され、チッソは設備を解体して汚染土砂や内部の機器類の処分法を検討してきた。
10月に工事に入り、11年3月に完了の予定。
硫酸カリウムは農薬材料の一つ。
00年1月のダイオキシン類対策特別措置法施行に伴う県の調査で00年6月、
水俣製造所から水俣港に流れる百間(ひゃっけん)排水路で環境基準を超えるダイオキシンが検出され、製造設備からの排水が原因と判明した。
チッソは建屋底部や周辺の土砂、機器類を水俣製造所内にコンクリートで囲って保管してきた。
土砂からは土壌の環境基準(1グラムあたり1000ピコグラム、ピコは1兆分の1)を大幅に上回る最大8万3000ピコグラムのダイオキシンが検出されている。
無害化処理は社外の専門業者に委託する方針で、事業費は数億円を見込んでいる。
一方、百間排水路にたまった汚染土砂の処分は国の公害防止対策事業の指定を受け、水俣市が09年3〜5月、
上流部分372立方メートルを高温焼成で無害化処理してセメント原料にリサイクルした。
下流部分の1万2600立方メートルは県が09年11月以降、しゅんせつして市内の梅戸地区への埋め立てを進めている。【西貴晴】
5月14日朝刊