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521名無しさん@お腹いっぱい。
会計検査院報告 不正や無駄、2364億円 過去最高に
11月11日12時12分配信 毎日新聞

会計検査院は11日、08年度決算検査報告を公表した。
不正経理や無駄遣いなど717件、2364億5000万円の問題を指摘。
前年の981件、1253億6011万円と比べて件数は264件減ったが、指摘額は過去最高だった前年の倍近くに増え、最高額を更新した。
検査院の西村正紀院長は同日、検査報告を鳩山由紀夫首相に提出した。

検査院は前年から、国土交通省と農林水産省の補助金関連の支出に関し、全都道府県と政令指定都市の不正経理の検査に着手。
今回は26府県と2政令市を調べ、計29億2744万円(国庫補助相当額14億7302万円、残りは県費など)の不正経理を指摘した。
最多は千葉県の8億2766万円。
事務用品などの発注を装って業者に代金をプールする「預け」は、私的流用の温床として検査院が最も問題視しているが、11県市で7億8471万円見つかり、うち6億5599万円は千葉県が占めた。

前年の12道府県と合わせ、2年間に検査した40道府県市すべてで不正経理が見つかり、総額は40億6457万円(国庫補助相当額20億2903万円)に膨らんだ。

今回は政令市以外に盛岡市など13市も検査し、計2億6916万円(同1億4192万円)の不正経理を指摘。
このほか、警視庁と岩手、宮城、滋賀、山口、香川、宮崎の各県警、東北管区と中部管区の警察学校で支出された国費や国庫補助金関連支出の検査でも、計2901万円の不正経理が見つかった。

公益法人などに積み残され有効に使われていない「埋蔵金」も検査した。
農水省所管の公益法人に設置した7基金約353億円や、独立行政法人「日本貿易振興機構」による民間企業への預託金約204億円などについて、国庫返納を含めた検討を求め、これら大型案件が総額を押し上げた。【苅田伸宏】