>>313>>674 「ガザ攻撃は戦争犯罪」採択へ 国連人権理
2009年10月16日 17時45分【ジュネーブ共同】
国連人権理事会は16日、パレスチナに関する特別会合を続開し、
昨年末から今年初めにかけてイスラエル軍が行ったガザへの攻撃を「戦争犯罪」とする人権理調査団の報告書について、強く支持する決議案の取り扱いを協議した。
投票で採択される公算が大きい。
決議案はパレスチナ自治政府の意向を受けてパキスタン、エジプトなどが共同提案した。
47カ国でつくる人権理は、パレスチナ寄りのイスラム、アフリカ諸国などが数の上で優勢。
報告書を「偏向し、欠陥がある」と問題視する米国や欧州諸国に対し、決議案の文言修正でどこまで歩み寄るかが注目される。
パレスチナ寄りの決議が採択されればイスラエルの反発は必至。中東和平プロセスへの悪影響を懸念する声も根強い。
会合初日の15日は、イスラエル代表が会合開催自体を「パレスチナの内部向けパフォーマンスにすぎない」とこき下ろし、決議は「テロリストを利するだけだ」と非難。
これに対しパキスタンなどは「報告書は広く国際社会に称賛されている」として全会一致での決議採択を求めた。