663 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
ジェット気流に乗る煤煙や粉塵!中国のゴミ焼却場が世界を脅かす―米紙
8月14日20時1分配信 Record China
2009年8月12日、米紙ニューヨーク・タイムズは
「中国のゴミ焼却場が世界を脅かす」と題した記事を掲載し、中国におけるゴミ処理の状況を紹介した。13日付で環球時報が伝えた。
記事によると、中国は世界最大のゴミ産出国になった後、ゴミの埋立地が不足し、ゴミ焼却場の建設を開始した。
しかし、焼却場の多くは汚染対策や環境対策がなされないままで、煤煙や粉塵はジェット気流などに乗り太平洋を越えて米国にまで及んでいるという。
世界銀行は05年のレポートで「中国がゴミ焼却場の建設を加速し、汚染対策を怠れば世界の大気中のダイオキシンの量は2倍になる」と危険性を指摘してきた。
中国では現在、ゴミ焼却場に関して国・地方などの統一基準がないだけでなく、極端な場合は同一市内でも異なる基準によって焼却場が建設されている。
広東省深セン市の龍崗ゴミ焼却場の煙突からは黒煙が吐き出され、周囲一帯には異臭が立ち込め、住民からの苦情が殺到している。
一方、同市の宝安ゴミ焼却場から煙は上がっておらず、検査でも汚染物質がほとんど検出されないレベルにまで環境対策が施されている。
ただし、建設費が龍崗ゴミ焼却場の10倍以上かかるだけでなく、専門家は「多くの焼却場は焼却後の灰の処理問題を抱えている」と指摘する。
過剰包装の中止やリサイクルの強化によるゴミ発生量の抑制は言うに及ばず、
関係者は「ゴミを分別するだけでも焼却温度の調整などによってダイオキシンの発生を最小に抑えることが可能」と提案する。
しかし、一部の裕福な都市の住民を除いてゴミ処理問題に対する関心は薄いのが実情だという。(翻訳・編集/HA)
664 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/28(金) 18:23:16
PCB変圧器、24年末までに全廃へ 新潟
8月7日7時56分配信 産経新聞
毒性が強い有害物質、ポリ塩化ビフェニール(PCB)を含んだ絶縁油を使っている可能性のある柱上変圧器が、今も新潟県内に約3万5千台あることが分かった。
問題があるのは平成元年以前に作られた変圧器の一部。
環境汚染などの懸念を解消するため、東北電力は24年末までにすべてを安全な変圧器に取り換える計画で、回収した変圧器内部のPCBは無害化処理される。
柱上変圧器は高圧の電気を一般家庭などに送る100ボルトまたは200ボルトの低圧電気に変換する装置で、多くが街中の電柱上に設置されている。
標準的なもので直径が40センチ、高さが80センチ、重量は180キロ程度の円筒形。内部には50リットルほどの絶縁油が入っており、この油がPCBを含んでいる可能性があるという。
通常の状態では周辺環境に悪影響を与えるようなことはない。
しかし、阿賀野市内で7月6日、柱上変圧器の容器が部分的に腐食して1・8リットルの絶縁油が漏れる事故があり、検査の結果、この油に32ppm(ppmは100万分率)のPCBが含まれていることが判明した。
この水準では、人体に悪影響を与えるなどの問題はないものの、同様の油漏れは20年度には20件も発生している。
東北電力がこうした変圧器のPCB問題を認識したのは14年ごろで、環境汚染の懸念を解消するために、その後は計画的に取り換えを進めてきた。
20年度は約1万台、今年度も6月末までで約3千台を取り換えており、県下にある柱上変圧器約23万6千台のうち、現時点でPCBを含む可能性があるものは約3万5千台まで減ったという。
PCBを使っている可能性がある変圧器は、回収後、山形県酒田市のリサイクルセンターに運んで無害化処理する。