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534名無しさん@お腹いっぱい。
<コロンビア>トリック作戦で人質救出 ベタンクールさんも
7月3日11時14分配信 毎日新聞【メキシコ市・庭田学】

コロンビア国軍は2日、同国最大の左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」に誘拐されていた元大統領候補で仏国籍を持つ女性、イングリッド・ベタンクールさん(46)ら人質15人を救出した。
FARCを欺くトリック作戦で、銃弾を一発も発射せずに人質を電撃的に奪還した。

ベタンクールさんは大統領選運動中の02年2月、誘拐された。
他に救出されたのは、03年に拘束された米民間軍事会社の米国人3人とコロンビアの兵士・警官ら。10年以上拘束されたコロンビア人もいる。

会見したサントス国防相によると、救出は「王手作戦」と名づけられ、まずFARC内部に国軍スパイを仕立てた。
スパイはFARC上官をだまし、3グループに分かれ拘束されていた人質15人を同国南部のジャングルに集結させた。
そこへ2日朝、民間機を装った国軍の白いヘリが到着。15人を乗せ、奪還に成功した。

人質は離陸後に救出を知らされたといい、ベタンクールさんは「うれしくてみんな跳び上がり、ヘリが墜落しそうだった」と話した。
AP通信によると、FARCの上官ら計4人が機内で逮捕された。

だが、FARCは依然として25人前後の兵士・警官らを政府との交渉のために拘束。
また、身代金目的で約700人の民間人を人質にしているとされる。
ベタンクールさんは会見で「残された人質を救出しなければならない」と語った。

ベタンクールさんは欧米で、FARCが拘束する人質の象徴だった。
フランス当局は03年、極秘に仏軍機をコロンビアに送り込みベタンクールさん救出作戦を試みたが失敗。
当時内相だったサルコジ大統領は昨年、ドイツでの主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)で人質問題を取り上げていた。