>>512 池内ひろ美さん「ネットの常識通用せず」 2ちゃん脅迫男有罪
12月14日11時15分配信 産経新聞
家族問題などに詳しい評論家の池内ひろ美さんを脅迫する文章をインターネット上に書き込み、講演会を中止させたとして、
脅迫と威力業務妨害の罪に問われた会社員、小林一美被告(45)の判決公判が14日、東京地裁で開かれた。石井俊和裁判官は懲役1年、執行猶予4年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
石井裁判官は「書き込みが殺人、放火の犯行予告であることは文面から明らか」と指摘し脅迫罪の成立を認定。その上で「卑劣で悪質な行為であり内容も激烈で犯情は重い」と述べた。
小林被告側は「書き込みは客観的な意見を述べただけで危害を加える意味はなく脅迫には当たらない」などと無罪を主張していた。
判決によると、小林被告は昨年12月20日未明、自宅のパソコンからネット掲示板「2ちゃんねる」に
「教室に灯油をぶちまき 火を付ければ あっさり終了」
「文化センター血の海になりますよ」
などと記載。名古屋市内の文化センターで同日午後、講演を予定していた池内さんを脅し、講演を中止させた。
判決を受けて、池内さんは「2ちゃんねるの常識を根拠に無罪を主張していたが、その理屈は一般社会で通用しないと裁判所が判断したのだろう。
ネット犯罪に裁判所が厳しく対処し、止めさせることが最良の解決だと思う」とのコメントを発表した。