長野の農協 その弐

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799名無しさん@お腹いっぱい。
相場が好きでこの社会に入ったのだが、戦争に行き、復員すると直ちにもとの会社に戻った。
そして三十年がたった。
その証券会社は社名こそ変わってはいるが、百年の歴史を持っている。
そして、この男は百年の中でもっとも儲けた男といわれ、祝福されて退職した。
そういう荒波をくぐってきた人たちに、懇々と、この街で生き、そして売買して成功するには、
キワモノやゲテモノ(流行株や材料株)を追わず、銘柄を絞れといわれたのだ。
問題は銘柄である。
山日鉱(日本鉱業)と同和山(同和鉱業)との二銘柄だけと聞いた。
この男が退職するまでは、それこそ動かない株の代表といわれたものだったらしい。