川に農薬流出、アユ3000匹死ぬ 佐賀・唐津市
28日午前10時ごろ、佐賀県唐津市七山仁部のミカン農家から「誤って農薬を側溝に流してしまった」と、
農協を通じ県に通報があった。県が付近の玉島川を調べたところ、アユやヤマメなど計約3000匹が死んでいるのが見つかった。
県環境課によると農薬はダニの殺虫剤で、魚への毒性が強い。農薬を入れたタンクと散布用のホースを
つないでいたバルブが外れ、希釈した約300リットルが流出。ホースの目詰まりが原因という。
魚は農薬が流れ込んだ地点で約500匹が死んでいたほか、この地点から水をくみ上げた水力発電所が排水した
地点(約2キロ下流)でも約2500匹が死んでいた。
玉島川はアユ釣りで有名だが、6月にもアユの大量死が相次いでおり、県は付近のミカン農家などの農薬との関連を調べている。
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070828/jkn070828051.htm