16 :
森川:
月になった。そろそろあれから、10ヶ月になる。この10ヶ月間、心から 楽しいと思うことは一度もなかった。時々ある笑顔も、全部作り物だ。
正直、寝てるときが一番幸せな気がする。なぜかといつと、びくびくしながら、 街をさまよわなくてもいいからだ。朝起きたとき、また一日が始まるのかと 思ったらうんざりする。
水曜日、あの日があの場所との最後との最後の別れだったのか・・・ 人生には、予期せぬ突然の別れがあるというが、あまりにも突然すぎだ。
何度通ったか分からないが、あそこにはいろいろな思い出がある。 それも、すべてつらい思い出に変わってしまった。
ばかばかしいよ。半年間、必死に頑張ってきたのに、とうとうその成果を 試すことはできなかった。周りは、(そんなことたいしたことない!関係ない だろう。)という。お前らには、輪からねえよ。自分がどれだけ頑張ってきたのかを。
誰も話を聞いてくれない。お前らは、勉強以外で、評価するものはないのかよ。 もう、叶わないことだとわかっているけど、もう一度あの頃に戻りたい。 そう目標に向かっていたあの暑い日々に。もう嫌なんだ。夢も希望もない日々は。
あるのは、もう終わったという実感だけ。今日もびくびくしながら、生きるのか。 どんな、飯を食べても、テレビをみても、すべて幻に感じる。そう、私の心は、空っぽなんだ。
まだ、そんな日々が続いていくなんて、うんざりするよ。早く、終了させて下さい。 もう、人生は、終わったんだ。 今まで、楽しかったよ 、最近、時々車の前に身を投げ出しそうになるよ 人生には、生きがいが必要だね。 最近、わかったよ。
人生は、一度きりだ。チャンスを生かすも殺すも、自分しだい。 最近、幼い頃の夢をよく見る。綺麗だったあの頃の。・・ 目が輝いていたよ。懐かしい!そして、悔しい! そして、いろいろない人に出会う。 懐かしい顔ぶれだ 。