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名無しさん@お腹いっぱい。:
神戸でベトナム戦争障害者の写真展
6月7日7時50分配信 産経新聞
ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の影響を受けたとみられる障害者を紹介した写真展「ヴェトナムの障害児・者−ダイオキシンを追いかけて−」
が神戸市中央区の県民会館で開かれている。入場無料。8日まで。
写真は洲本市在住の元高校教諭、西村洋一さん(65)が平成13年からベトナム全土を回って撮りためた。
ホーチミン市内の枯れ葉剤の被害を受けた子供たちのための病院施設内でボランティアをしていた西村さんと妻、久留美さん(58)は、
同市内でグエン・ティ・タムさん(30)と出会い、日本へ招いて金沢大で右脚や胸部の腫瘍(しゅよう)を取り除く手術を受けられるよう手はずを整えた。
タムさんの父はベトナム戦争に従軍し、米軍が散布した枯れ葉剤をあびた。タムさんの体には生まれてすぐに腫瘍ができはじめ、成長するに従って大きくなっていった。
歩いて学校に通うこともできなくなり、「自分は醜く、友達もいない」と悩んだという。
タムさんは今年4月に日本で手術を受け、退院後、西村さん宅で療養している。術後の状態も良好で、「6月末の帰国までに富士山に登りたい」と笑う。
5日に会場を訪れたタムさんは「写真展を見た人には戦争の恐ろしさや、今でも枯れ葉剤の被害に苦しんでいる人たちがいるということを知ってほしい」と力を込めた。
最終更新:6月7日7時50分