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名無しさん@お腹いっぱい。:
自衛隊基地ゴルフ施設 「練習場」苦しい弁明 11カ所、省内からも批判
4月29日8時1分配信 産経新聞
防衛省の内部調査で明らかになった自衛隊の基地や駐屯地にあるゴルフ施設の存在。国有地で行われている格安プレーに対し、防衛省内部からも批判の声が上がっている。
その一方で、「隊員の福利厚生の一環」と理解を示す意見も。
ただ、前防衛次官がゴルフを通じて業者との癒着を深めた防衛省だけに、国民の目は厳しいものとなりそうだ。
調査が行われたきっかけは、3月に民主党議員が衆議院に対し「在日米軍基地内ゴルフ場施設の利用に関する質問主意書」を提出し、在日米軍基地内のゴルフ場の実態を問い合わせたことだった。
その過程で、自衛隊基地内のゴルフ施設の存在が浮上した。
確認された施設は11カ所。防衛省は調査の報告書で「自衛隊がゴルフ場として利用する目的で整備し、維持管理しているものはない」との立場を強調。
あくまで「ゴルフ場」ではなく、「ゴルフ練習施設」であると“弁明”している。
木更津駐屯地の滑走路近くにあるゴルフ施設は昭和31年に当時使用していた米軍が造成したものという。
他のゴルフ施設も、米軍基地内で米軍が厚生施設としてつくったものを、返還後も自衛隊が使用しているケースが大半という。
岐阜基地の練習場は「土日はいつも込んでいるが、老後の楽しみなのか、ほとんどが空自OBだ」と同基地幹部。施設を利用するにはメンバーになる必要があり、会費1500円は担当者が集めているという。
福岡県の築城基地内の施設で練習したことのある空自幹部は「クラブの会員以外の隊員が勝手に使っていると、荒れるので使うなと怒られた。週末や平日の課業後に施設が空いていても自由に利用させてくれなかった」
と話し、会費を支払った会員だけが独占的に使用していたという。
防衛省幹部は「保安用地の空き地の有効利用で、隊員の厚生という面もある。
今後、検討する必要は確かにあるが、何より国民の目からみてどう映るかということも考えなくてはいけない」と見直しに前向きの姿勢を示している。