JA葬祭について

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164名無しさん@お腹いっぱい。
ある病院の地下にホルマリンのプールがありまして身元不明の変死体なんかを
漬けてありました。首にナンバープレート付けてあるそうです。
ここのバイトの内容は浮かんで来た死体を竿で突ついて沈めるという単調なものです。
丸一日でサラリーマンの月給半分ぐらいの支給があったのですが、これが人数
割りなんです。
お金に困っていた彼はひとりでやると申し出ました。
病院側が「それは無茶だ」と難色を示したのですが彼は強引に押し切りました。
後日、その男性に話を聞いたら一日で止めたと言います。
 臭いが取れないと顔をしかめます。
「でもな、それだけじゃねぇんだ。ラジオと本持ち込んだんだけど、まず、ラジオがい
かれた。チューニングがおかしくなって、雑音に声が混じるんだ」
彼はラジオを消し、うつらうつらしながら、定期的に浮いてくる死体を突ついていました。
そのうち、彼は奇妙なことに気付きました。
死体が浮かぶ感覚が短くなってます。
それに、普通は尻か腹から、浮かんで来るのに、頭から浮いて来るのです。そして、
浮いてくるのはいつも同じ死体です。中年の小太りで刺青の入った死体だったそうです。
そのことに気付いて、流石の彼も慄然としました。
そのとき、件の死体が彼の足元に頭からニョッと浮き上がりました。ガスで膨らん
だ青白い顔、白濁した眼球が出目金のようになっています。死体は彼を見つめたよう
に見えました。
「グヘヘ・・・って笑いやがった」
交代が来るまで彼は笑う死体を突つき続けたそうです。
「二度とやんねぇ・・・」
そう呟いていました。