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名無しさん@お腹いっぱい。:
トリアゾラム (Triazolam) は第3種向精神薬であり、商品名ハルシオン
(Halcion®) としてファイザー(開発はスウェーデンのファルマシア社、
2003年にファイザーが買収)から発売されている超短期作用型ベンゾジ
アゼピン系睡眠薬である。
最高血中濃度到達時間は1.2時間、半減期は2.9時間、作用時間は7時間
であるとされている。この薬の服用により、めまい・ふらつきが起きる
事が有るので、原則として就寝直前に服用するよう処方される。服用後
の活動は、事故の原因となるので避ける必要がある。
副作用として最も多いものに、一過性前向性健忘、抗コリン作用、持ち
越しがあるとされている。
ハルシオンの発売当初、アメリカでは 1 mg 錠も存在したが、様々な問
題があり姿を消した。この制限量を越えて長期連用すると、精神依存を
起こすことに加え、耐性が生じやすくなるので、注意しなければならない。
不法に入手しドラッグ遊び感覚で服用する者もいるが、麻薬や他の一部
の向精神薬のような多幸感は特に発現せず、サイケデリックな夢を見る
わけでもなく、ただ眠くなるだけである(酒に酔ったようなもうろう状
態を生ずるとの報告例もあるが、いずれにせよ麻薬や他の一部の向精神
薬のような多幸感は特に発現しないと考えてよい)。ハルシオン錠がい
わゆる「ドラッグ」における多幸感作用を期待する者が多い背景には、
「ハルシオン」という錠剤名が「幻覚」を意味する hallusination(英
語:ハルシネーション、仏語:アルシナシオン) に由来しているから
とも考えられる。
数千錠では致死量に至らない。この薬は前記の通り、第3種向精神薬に指
定されており、麻薬及び向精神薬取締法により厳しく規制されている。