ある日ある港町で
http://saisyoku.com/movie/dolphin.wmv 以下の作品は、リンク先の動画をイルカの立場に立って脚色した実話です
動画はイルカの追い込み猟です。現在も静岡・和歌山などで行われています
【子イルカ】母さん!お船がたくさんこっちにくるよ。遊びに来たのかな?
【母イルカ】いつもと違うみたい。うるさい音立ててるし。湾の奥にいきましょうね
【子イルカ】母さん、人間は僕らの友達だよね。ひどいことしないよね
【母イルカ】すごい音たててるし、おかしいわ。湾の奥に逃げましょう
【子イルカ】母さん、たくさんのお船が僕らを追っかけてくるよ
【母イルカ】どんどん湾の奥に押し込められていくわ
くっ・・・どうやら人間どもに嵌められたみたいね・・・!
【子イルカ】母さん、もう陸だよ。すすめないよ。僕たちどうなるの?
【母イルカ】坊や、あきらめないで。もっと湾の奥に逃げるのよ
一人の屈強な漁師が甲高い声をあげて海に飛び込み、母イルカの頭を
鈍器で叩く。母イルカは苦悶の表情を浮かべ海面に浮き上がる
/ ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ | |
| ン(○),ン <、(○)<::| | |
| `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l | | 母イルカを鈍器で叩き殺す
. ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/ | | 鬼のような形相の漁師
/ヽ !l |,r-r-| l! /ヽ .| | 中大兄皇子(仮名 伊東市在住)
/ |^|ヽ、 `ニニ´一/|^|`,r-| |
/ | .| | .| ,U(ニ 、)ヽ
/ | .| . | .|人(_(ニ、ノノ
【子イルカ】母さん、母さん。どうしてこんなことするの。僕らが
なにか悪いことでもしたの!
別の若い漁師 中臣鎌子(仮名)が子イルカの背中に銛を打ち込む。
子イルカは悲鳴を上げて、尾びれをばたつかせる
>>270 のつづき
【子イルカ】痛いよう、痛いよう。銛を抜いてよう。えーん、えーん
漁師たちはぐったりした子イルカの尾びれにロープを巻きつけ、
クレーンで吊り上げ車に乗せる。
【子イルカ】 , '´l,
, -─-'- 、i 痛いよう、苦しいよう
__, '´ ヽ、
',ー-- ● ヽ、 海に返してよう
`"'ゝ、_ ',
〈`'ー;==ヽ、〈ー- 、 !
`ー´ ヽi`ヽ iノ
! /
r'´、ヽ
港のセリ場に生きたままズルズル引きずられていく子イルカ。アスファルトの路面は、
子イルカの皮膚を容赦なく削りとる。滑らかだった皮膚はささくれだち、
ボロ布のように破れた表皮のそこかしこから血がにじむ。
そして、弱々しく痙攣する子イルカの首にトビが突き刺さり血がビューと噴き出す。
その刹那、子イルカはビクッと体をのけぞらせ、それきり動かなくなる。
薄れゆく意識の中で、走馬灯のように浮かんでは消える楽しかった日々。
仲間たちと跳ねて遊んだ蒼い海。並んで泳いだ島のように大きな鉄の船。
暗くぼやけていく光景の先に、小さな・・・それでいて力強い光が見えて・・・・
無表情にたくさんのイルカを解体していく漁師たち。やんやと喝采をあげてさわぐ
子供たち。分けてもらったイルカ肉を油紙にくるみ、そそくさと家路へ急ぐおかみさん。
港にはイルカたちの血が流れこみ、いつしか海は真っ赤に染まっていく。