窒素の土壌表面層への平均年間添加量(キロ/年間1ヘクタール当たり) 1995-97年平均 (OECD)
日本 135
EU 58
アメリカ 31
農薬の効果成分の使用量(キロ/年間1ヘクタール当たり) 1995-97年平均 (OECD)
日本 17.82
EU 1.98
アメリカ 0.98
959 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/28(火) 00:43:55
オマエの目の前だけはな。うちの近所は森になっちゃってますが何か?
968 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/28(火) 13:02:04
田畑を何年も放置すれば雑草や樹木、竹など生い茂ることなど当たり前。それが雑草か木かその土地の
条件によって違うんだろう。
71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/29(水) 01:59:29
きちんと実例を持って耕作放棄地に木は生えないという主張に反論していますがそれが何か?
メンテナンスしない河川敷・廃家屋・農地・水田・廃止になった線路や道路まで木に覆われて人が近寄れない
というのは良く目にする光景ですがそれは特殊な一例ですか?
36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/29(水) 00:52:31
田んぼは土地改良区で保全する筈ですが、そんな現場は見た事がありません。というよりも、そのような
田んぼを再生させ生産させる事に経済合理性を見出す事は出来ないですから、そのまま野鳥の楽園として
今後も機能しつづける方が良いと思われます。
因みにアカシアが近隣に自生していれば、耕作放棄地は田んぼであろうが畑であろうが比較的短い時間で
林になって行きます。特殊事例でもなんでもない極一般的な事象です。
アカシアに限らず様々な方法によって運ばれた種によって木が無かったところにも木が生えて来る。
等という初歩的過ぎる話を今更説明せねばならぬのか?と思いますが。
438 :名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/05 23:01
日本最大の地下水汚染物質は窒素。窒素の最大の汚染原因は畑作と畜産。よって農業は最大の地下水汚染
原因産業であると結論できる。まあ、ディーゼル車に乗って環境問題を叫ぶおっちょこちょいと同じレベル
なんだな。農民は。
440 :名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/05 23:26
つまり、生物の多様性、利水権問題、水源保水率、農薬問題、地下水汚染問題から考えても農業が自然環境を
守っているなんていうのはインチキだっていうのは少し考えればわかることなんだが問題は、なぜ理屈を
ねじ曲げてまで環境保全効果を理由として大阪をはじめとする農民連合が農業保護を主張するかなんだよね。
448 :名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/06 00:11
多面的機能の評価は大阪が主張するほど一般的に認められているわけではない。研究の多くは農業系研究所
(すなわち農民応援団)の断片的研究結果があるだけ。学者が比較的まともに多面的機能研究の評価をして
いるのはコレ。
ttp://www.mri.co.jp/PLAN/2002/20021201_evd02.pdf 結論は、「もっと客観性と経済学的論理性をもって国民にわかりやすく説明できなきゃだめ。」というもの。
当たり前だけど科学の世界では我田引水の研究は認めらないのだ。多面的機能にすがる気持ちは分かるけど。
457 :名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/06 01:11
ちなみに農水省のが御用学者に作らせた多面的機能の評価答申がある。当然結論は委員会の目的からして
当たり前なんだが御用学者でも多面的機能は定量的には評価できないと正直に言っている。だから、しかた
なく精神論を書いているんだが。また、証拠はないけど大きな声で国民にアピールしろとも言っている。
この農水省の戦略の先兵が大阪役人だな。大阪の宣伝をやたらと引用しては、相手を論破したなどと喜んで
いる農民が哀れでならない。なぜ、自分の頭で考え、疑問を持たないのかと。
655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/09(日) 07:01:44
水田の水源涵養機能というものはあまり効果的ではありません。
まず第一に農薬の問題があり水道の原水や地下水の涵養つまり飲料水源としては不適当です。
第2に洪水調節機能については雨量による制御が出来ず季節によって水の貯水量が異なるため
その機能を偶然に頼っており多くを期待できません。
第3に水田と自然林の保水機能どちらが優れているかの論点が欠落しています。
第4にすでに指摘のとおり発電その他の副次的な機能がありません。
水循環の専門家の立場化から言わせていただくと水田の水涵養機能、ダム機能を強調するのは余り意味が
ないと考えます。こじつけといっても差し支えないでしょう。
682 :655:2005/10/09(日) 20:46:33
まず、農薬の問題ですが水道の原水で問題となるのは大きく生活排水と農業排水です。生活排水はここではふれませんが
農薬の問題は解決したわけではありません。農薬使用量は一時期に集中するため、短期間に大量に流出するので
水道事業者もモニタリングしにくく検査結果が出たときはすでに手遅れという問題があります。
厚生労働省も問題視しており、新たに100種類以上の農薬検査を設定しましたが、水道事業者がこれら全てを測定できる
わけではありません。 活性炭などの高度処理を行うとしても莫大な費用がかかります。
したがって水道原水はなるべく上流の森林の水源から取水すべきと言うのが関係者の一致した意見です。
皆さん、自分の水田に農薬をまいた後その水をわかしてそのまま飲む気がしますか。
687 :655:2005/10/09(日) 20:58:56
仮に水田を耕作放棄した場合極層はともかく、自然林になるのは日本の場合そんなに長期間かかるわけではありません。
したがって、その場合の保水機能を比較しないと水田の保水機能を正確に評価できないはずです。
また、水田に水が張られている場合の洪水調節機能はどうでしょうか。余り期待は出来ないでしょう。
いずれにせよ、水田の保水機能や洪水調節機能については農林水産省が民間に出させたデータがあるようですが
精緻な計算ではないようです。
水田の多面的機能は科学的に妥当な評価なのでしょうか。ヨーロッパや日本でも多面的機能を主張しているのは
主に農業サイドであって環境の専門家はその評価が余り科学的でないと批判する向きも多いようです。
694 :655:2005/10/09(日) 21:13:03
農業の多面的機能については科学的にはかなり疑問視される概念であり水環境学会等でも専門家が議論する対象には
なり得ていません。少なくとも諸外国に置いても計量的に研究されておらず専門家の評価が確立していない以上
農業保護の理論的根拠とはいえません。農業は環境を破壊する面も多くそれらとの関係も評価する必要があるでしょう。
政治的な武器として使うならともかく農業は経済活動なので政治経済的な理由で保護政策を訴えることが賢明だといえます。
700 :655:2005/10/09(日) 21:22:44
101種類ですが日本で使われている農薬は500種類ほどあると言われておりまだ、不十分であるという意見もあります。
ttp://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun/dl/kyokubetten2.pdf また、農薬を使用するのは農業だけではないと言う意見がありましたがたしかにゴルフ場などでも使われていますが
量、種類ともに農業とは比較にならないものです。
703 :655:2005/10/09(日) 21:44:43
一方で、農業系の専門家たとえば農業土木学会などでは多面的機能が取り上げられていますが当然のことながら、
環境・生態学的な視点での研究ではないようですね。
709 :655:2005/10/09(日) 22:11:59
まず、多面的機能でググってみてください。ほとんど全て、農業の行政部局か農業系の研究機関のサイトがヒットします。
つまり、他分野ではそもそもほとんど研究されていない(というか関心が無く、注目もされていません。)のがこの概念です。
725 :655:2005/10/10(月) 09:48:30
もし、多面的機能を保護政策の根拠とするためには我が国において、農業関係者以外の専門家(特に生態学や環境分野)
が研究対象にしたり、経済学者がきちんとした計算をしたりといったいわゆる学術的な認知が必要だと言うことです。 現状では
農業関係者(技術者も含む)がなんとなく定量的な根拠無く主張している(あえてこういいますが)だけという状況でしょう。
政治的には、学術的バックボーンがないと他省庁との予算獲得競争に負けますしなんと言っても他分野の専門家が理解しないの
では到底国民にも理解されない(関心を持たない)のではないでしょうか。もちろん私の誤解かも知れませんので農業関係者以外
が学術的に多面的機能を研究している事例がありましたら、是非教えてください。
733 :655:2005/10/10(月) 16:26:21
三菱のは、農水省がお金を出して行った研究です。こういうのを御用研究といいますが、これは特にひどい例で有名ですよ。
中身がありません。まあ、民間シンクタンクもクライアントには逆らえませんからね。いわば、農水省が国民向けに、
予算獲得のために行った研究と言うよりレポートのようなものです。(学術論文を読み書きしている方なら自明ですよね。)
残りの2つは、予算も人事も握られている農水省の研究機関の報告ですから言わずもがなです。そういう低レベルのものでは
なくて。洪水調節機能でも水質関係でも計量経済学でも各論で結構ですからぜひ、他分野の専門家の論文・評価が読みたいの
です。 この点は、別に難しいことではなく何度も何度も申し上げているのですがそんなに理解しにくいですかね。
一般の方、相手に大人げないとは思うのですがなにしろ、ひたすらにこの類の報告を盲信している方が多いようなので。
批判も含めてもっと切磋琢磨しないと学問とはいえませんし、いつまで経っても独りよがりの概念から抜け出せないのでは。
787 :655:2005/10/11(火) 23:10:45
多面的機能を学問の概念として主張されるのなら全く問題はありませんがそれを基にさらなる保護政策をとろうというのですから
その効果に相当程度の蓋然性があり投入する税に見合うものでなければ財政当局はもとより国民は納得しないでしょう。
「具体的に問題点を指摘せよ」とのご意見なので1つだけ。
通常、政策決定における費用対効果はその政策が行われなかったときの損失と政策の実行時の経済的効果を比較しますよね。
(これには誰も異存がないと思います)多面的機能を維持するために税を投入し農地を維持または増やした場合とその税を
投入しなかった場合(どの程度農地が減少して、その農地が放置された時の植生、生態系はどのようなものか。その状態での
多面的機能はどうなのか)を比較していますか。
農水省の御用研究ではこういう基本的な計算さえしていません。実は、多面的機能に限ればその計算を行うと全部農産物を
輸入した方が費用対効果は高いという結果になるのではないでしょうか。(あくまで推論ですので異議があれば根拠を示して
ください)もちろん、これは非現実的ですし、それこそ農村の生活、雇用、食糧安全保障その他の問題が多すぎます。
つまり、この矛盾こそが多面的機能が農業保護政策の理論的根拠とはなり得ないと言うことを証明しているのではないかと
考えています。
だから、保護のための別の理論的根拠を主張した方がよいと言っているのです。このことについては、多面的機能が必要だから
必要だという宗教的な説明ではなく具体的な反論をいただければと考えます。