米住宅公社対象の信用デリバティブ、前倒し清算で巨額損失も
【ニューヨーク=山下茂行】米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社
(フレディマック)を対象にした信用デリバティブ(金融派生商品)の前倒し清算に絡んで、
世界の金融機関に巨額の損失が発生する可能性が出てきた。損失は数百億ドル規模に
のぼるとの見方も浮上している。一部の日本の金融機関も取引しているとみられるが、
実態は把握しきれず、実際の影響は不透明だ。
業界団体の国際スワップ・デリバティブズ協会(ISDA)は8日、公的管理の決定を受けた
住宅公社の債券を対象とするクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)などを前倒しで
清算すると決めた。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080913AT2C1200J12092008.html おわた