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気象予報士が“花粉を斬る!”
【関東地方】(2011年4月4日 10時57分)
スギ花粉の飛散はピークを過ぎたと思われますが、今週中頃まではおおむね晴れて暖かくなる日もあるため、まだまだ非常に多くの飛散が続きそうです。
またヒノキの花粉が徐々に増えてきました。スギとヒノキを合わせて、4月上旬頃までは花粉の多い状態が続くでしょう。
都内で飛散した花粉の総量は、これまでにシーズン最大予測の7割〜8割程度に達しているようです。
花粉が飛びやすい条件は?
一般的に花粉が飛びやすい条件は、
1 最高気温が高めの日
2 雨あがりの翌日で天気が良い日
3 風が強く晴天で乾燥した日
といわれています。
さらに花粉の量は、その日だけでなく、それまでに飛んだ花粉の合計量に影響を受けます。
いったん花粉が飛び始めると、それまでに飛散した花粉が地上にたまり、空気中を舞うことになるからです。これを「花粉の再飛散」といいます。
特にコンクリートやアスファルトに覆われた都会では、花粉が土などに吸収されず、何度も空中に舞い上がります。
このため都市部では、晴れて風が強く乾燥した日、まさに「大飛散」となる恐れがあります。(これは非常に予測が難しいものでもあります。)
たとえ気温があまり上がらない日でも、油断は禁物です。花粉対策はいつも万全にしておくよう、心がけましょう。
花粉飛散のピークは1日に2回
1日の中で花粉の量が多い時間帯はいつでしょうか?一般的に、
1.気温が上がり、花粉の飛ぶ量が活発になるお昼前後
2.気温が下がり始め、上空に舞いあげられていた花粉が地上に落下してくる夕方
と言われています。
ただ、これはあくまで一般論で、その日の風向きや気温、湿度などの気象条件によって、花粉の飛び方は大きく変わってきます。
日々の花粉対策では、これらを目安にしながら最新の花粉情報をこまめにチェックすることをおススメします。
キレイな花を持つサクラは、花粉を飛ばさない?
「花粉症の原因になる植物は60種類」で、サクラでも花粉症になる場合があるということをお伝えしましたが、お花見をためらったりする必要はありません。
スギやヒノキによる花粉症に比べると圧倒的にその割合は少ないのです。
その違いは、花粉が運ばれる方法に関係しています。植物は子孫を残すために花粉をつけますが、その花粉を運ぶ方法は大きく分けて二つ。
ひとつは風が運ぶ方法(風媒花[ふうばいか])、もうひとつは昆虫などが運ぶ方法(虫媒花[ちゅうばいか])です。
スギやヒノキは風媒花で、風が遠くまで花粉を飛ばすため、人が住む生活圏までやってきます。一方、サクラは虫媒花。花粉が昆虫に付着するため、花粉が空中に舞うことはあまりありません。
また、サクラが色のキレイな花を咲かせたり甘い蜜や香りを出したりするのは、花粉を運んでくれる昆虫を誘導するためで、風媒花にはその必要がないのです。
もしもサクラが風でたくさんの花粉を飛ばす植物だったら、キレイな花を咲かせることもなく、私たちがお花見をすることもなかったかもしれません。自然界というのはうまくできているものですね。