>>283 >
>>211 > > この項目では、物理学における、粒子線・電磁波などの放射線について説明しています。
> > 道路・鉄道の放射線については「放射線・環状線」をご覧ください。
> > 放射線の透過能力:アルファ線は紙1枚程度で遮蔽できる。ベータ線は厚さ数mmのアルミニウム板で防ぐことができる。
> > ガンマ線は透過力が強く、コンクリートであれば50cm、鉛であっても10cmの厚みが必要になる。中性子線は最も透過力が強く、
> > 水やコンクリートの厚い壁に含まれる水素原子によってはじめて遮断できる。放射線(ほうしゃせん)とは、
> > 一般的には電離性を有する高いエネルギーを持った電磁波や粒子線のことを指す。
> > 広義な意味では電離性を有していない放射線も意味する事があるが、ここでは電離性の放射線について説明する。
> > 強い電離作用(原子の軌道電子をはじき飛ばすことによって、原子を陽イオンと電子に分離する作用)や蛍光作用を有する。
> > ただし、紫外線も電離作用を有するが、放射線には含めない。一般的には高エネルギーであることが条件とされるが、
> > 中性子線に限ってはどんなに低エネルギーであっても放射線扱いとなることが多い。
> >
> > 放射線を出す能力を放射能と呼び、放射能を持つ物質を放射性物質とよぶ。しかし、しばしばマスコミ報道
> > (主に原子力関連施設の事故)などではこれらの用語が混同されているので注意が必要である。たとえば、「放射能漏れ」
> > と言われる場合の「放射能」が「放射線」を指している場合や「放射性物質」を指している場合があるので、
> > 文脈などからよく確認する必要がある。
> >
> > 分類 [編集]放射線は、以下のように分類される。
> > 放射線検出器の種類 [編集]放射線は目には見えず熱くもないので、検知するために特別な測定器具を用いる。測定したい線種と目的に応じて適切な器具を選ばなければならない。
> >
> > 個人の被曝線量を知るためには、フィルムバッジやガラス線量計が安価・軽量でよい。
> > 表面汚染を検出するには、GM・ガイガー=ミュラー計数管などが用いられる。
> > 空間線量を測定するには、シンチレーション検出器などが用いられる。
> > 放射線スペクトルの分析には、半導体検出器やシンチレーション検出器が多く用いられる。
> > よく用いられる検出器を以下に示す。
> >
> > 原子力基本法
> > 原子力の研究、開発及び利用を推進することによつて、将来におけるエネルギー資源を確保することを目的とする。放射線障害防止法の適用から除外されている核燃料物質はこの法律で規制される(
> > 核燃料物質には臨界量が存在し、低比放射能で扱う量が桁違いに多く、他の放射性同位元素と一律の規制になじまない)。
> > 放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律(放射線障害防止法または障防法と略す)
> > 一般公衆を含めて放射線障害の防止を図るため、放射性同位元素(除く核燃料物質・核原料物質)
> > と1MeVを超える放射線発生装置の使用・販売・賃貸・廃棄の規制を行っている。
> > 電離放射線障害防止規則(電離則)
> > 厚生労働省所管。 放射線を扱う事業所で働く人の安全確保のための労働省令。
> > 放射線障害防止法では規制されない1MeV以下のX線発生装置も、この省令で規制される。
> > 人事院規則一〇?五
> > 電離放射線障害防止規則の国立機関版
> > 船員電離放射線障害防止規則
> > 電離放射線障害防止規則の船員版
> > 医療法施行規則
> > 厚生労働省所管。 医療分野では治療(放射線療法)という利益があるため、一般の使用とは若干異なった規制を適用する。
> > さらに、薬事法に規定する医薬品としての放射性同位元素は、医療法及び薬事法により規制され、
> > 放射線障害防止法の施行令では適用除外とされている(ただし、同じ医薬品でも臨床研究に用いた場合は薬事法が適用されず、
> > 放射線障害防止法が適用される)。
> > 放射性同位元素等車両運搬規則
> > 国土交通省所管。 運搬時の安全と運転者の安全確保を目的とする。 放射線障害防止法と異なり、規制対象に広く核燃料物質も含む。
>