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経済産業省原子力安全・保安院は、17日午後にも
東京電力福島第1原発1、2号機への外部からの送電が
部分的に回復するとの見通しを明らかにした。
これにより、非常用炉心冷却装置(ECCS)による
各号機の炉内の冷却機能が復旧できる可能性があるという。
3、4号機の使用済み燃料プールの冷却には、警察車両による放水や
自衛隊ヘリコプターによる空からの水の投下に加え、
海水注入施設を仮設する準備も進めているという。
一方で、5、6号機の原子炉内の水位も徐々に下がり、
特に6号機では同日午前4時までの1日間で91センチ急減した。
保安院は、核燃料の余熱による炉内温度や圧力の上昇を弁で逃がしており、「補給の注水が十分ではないのではないか。監視したい」と説明した。
保安院は、福島第1原発に通常7人いる、
安全を監督する立場の保安検査官が17日までに、
福島県庁に避難して1人もいないことを明らかにした。
同原発では17日午前7時20分ごろ、
3号機の原子炉建屋から再び白煙が上がった。
保安院によると、16日に撮影された衛星写真で
2号機からも白煙が確認されており、
いずれも建屋内の使用済み核燃料プールから
放射性水蒸気が放出されているとみられるという。
16日午後0時半に原発正門付近で10・85ミリシーベルトの
高い放射線量が一時、計測されたことについて、
保安院はプールからの直接的な放出ではなく
「風向きなどによって、放射性物質の付着したほこりなどが正門付近の
地面に落ち、そこから出た放射線の影響ではないか」と説明している。
同午後4時20分には1・47ミリシーベルトに落ち着いたが、
計測に当たる作業員の累積被ばくを避けるため、
東電は計測場所を1〜4号機から約1キロ離れた西門近くに移動した。
この場所の放射線量は16日夜から17日午前5時まで、
0・35ミリシーベルト前後で落ち着いている。【山田大輔、河内敏康、酒造唯】