【アマゾン】Amazon Associates初心者スレ 2冊目

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336クリックで救われる名無しさんがいる
>>335
「ねぇキョン、鼻毛伸びてない?」

うららかな春の日差しが教室の窓越しに差し込み、俺にひと時の睡魔との契約を結ばせよ
うとした春のある日、ハルヒは突然俺にこういった。顔にはいつもの、ハルヒにとって何
か面白いことをたくらんでいるかのような「悪魔のささやき」を語るかのような表情が満
ち溢れている。それにしてもなんでいきなり「鼻毛」なんだ。

彼女は俺の「なんでは……」という言葉をさえぎるかのように、手のひらサイズの小さな
筒を取り出し、ピントあわせを無視した素人カメラマンがミニチュア模型の撮影をするか
のように、その筒を俺の顔に近づける。なんだこりゃ。

「これ、鼻毛カッター! 昨日アマゾンから届いたの! すっごく面白いんだからっ!」

またハルヒの「面白い」病が始まった。ハルヒは最近アマゾンというインターネット上の
通販サイトで「妙な」、もとい「不思議な」商品を探し出し買い求めるのが習慣になって
いる。部室のパソコンにはデスクトップに色々な商品のブックマークが山ほど置いてある。
先日は新しいメイド服が入荷したと大はしゃぎしていた。またみくるちゃんを泣かせるつ
もりなのだろうか。