東急不動産不買運動

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971http://ameblo.jp/tokyufubai/
排水通気管の通気不足
マンションの資産価値を向上させる動きとして、排水通気管の通気不足の問題がある。アル
スの一部住戸では排水時にゴボゴボと音がする騒音に悩まされていた。これは排水管の通気
管に問題があると考えられる。
建物の排水管は下水道とつながっているため、下水ガスや悪臭で充満している。この臭いを
防止するため、「排水トラップ」という仕組みがある。排水トラップは装置内に水が溜まっ
ていることにより、排水管から悪臭が室内に漏れるのを防止する。配水管には曲がっている
部分があり、そこに水(封水)を溜めておく。流れてきた排水は必ずトラップを通過するた
め、水は流れても空気は通れない。排水トラップの水が蒸発してなくなると、トラップが機
能を発揮できなくなり悪臭が排水管から漏れてしまう。
排水は通常、共通の排水管に接続される。排水を流すと、上流側の配管内空気は引っ張られ、
下流側の空気は押される。このため器具のトラップの水が押されたり、引っ張られたりして
ゴボゴボいう音が発生し、酷い場合はトラップの水が抜けて臭気が出てくる。これを防ぐた
め、排水管には外部の空気に通じる通気管を設け、配管内で圧力変動が起こらないように配
慮する。手抜き等の理由により、十分な排水通気管が設置されなかった場合、排水時のゴボ
ゴボ音や臭気の逆流に悩まされることになる。
居住者は入居時からゴボゴボ騒音に悩まされており、アフター点検に際し、調査を要請した
住戸もあったが、専門的な説明で誤魔化された。きちんとした調査もされなかった。ほった
らかし、無責任な回答、時間稼ぎは東急不動産の常套手段である。
住民間で話し合った結果、共通する問題を抱えていることが確認され、管理組合として控訴
人に確認を求めた結果、通気管の一部で直径が細くなっている部分があり、通気不足が原因
であることが判明した(東急不動産株式会社住宅事業本部「お知らせ」2006年8月31日)。
瑕疵を補修するのは控訴人の務めである。控訴人がその場しのぎではなく、誠実に補修に応
じるのか予断を許さないが、問題を認めさせただけでもマンションの資産価値を向上させる
上で一歩前進といえる。
http://hedo.at.infoseek.co.jp/b/uls/061019touben.htm