高橋マリ子@クローバ畑でつかまえて Chapter20
あのね、ここでの最新の記述、特に
>>49とかの人類の文化文明のパリティの問題なんかを
踏まえた上で読み返すと、思わず噴き出してしまうような、ひどい本とか漫画とか結構あるよ?
本だとやっぱり、日ユ同祖論とか、5次元文庫あたりのオカルト系が際立ってるけど、
もうちょっと人口に膾炙しているような、大御所の漫画家の作品なんかでもかなりあるよ。
とりあえずすごかったのが、美内すずえの「アマテラス」と岡野玲子の「陰陽師」。
日本神話や陰陽道が、実は超古代文明やエジプトとの関連を持っていたとか云々で
例のメイソンの一つ目だとか、ピラミッドなんかと一緒くたにして描かれてるの。
「アマテラス」のほうは最初からかなりぶっ飛んでるが、「陰陽師」のほうは
あくまであり得そうな、亜現実的な物語性の中でクライマックスにファラオとか
いろいろ持ってきてる。でもね、>49見て分かるとおり、エジプトのピラミッドとか、
一つ目の原典だろうホメロスの「オデュッセイア」とか、どちらも人類の文化文明
の中では西洋方、陰性、偶数順位、犯罪系の人たちのものなわけ。
関係ないですから!? アマテラスも陰陽師も、一つ目やピラミッドとは一切なんにも。
陰陽道は明らかに中国の易が元になってるし、日本神道だって注連縄信仰とか、
縄文文化文明との正統な関連性の中に存在している。どう考えても>49の中でいえば
東洋方、陽性、奇数順位、道徳系の人たちの所有物ですから。
人類文化文明の根本的な原初としての規矩準縄、特に縄っていうのは確かにあるんだ。
でも縄なんて、二本のつる草をよじり合わせただけでも原理的には作れるわけで
(頑丈さや長大さを求めるなら、もっといろいろな工夫が必要になるが)、
どこが発祥であるかよりは、どんな扱い方をしたのかのほうが遥かに問題なわけ。
不不当という意味での、正当な扱いに徹していたのが東洋方、不当に扱い倒したのが西洋方。
綱引きならぬ縄引きの両端にいたもの同士を、おんなし仲間だ、同祖だなんて言われても
こっちにとっちゃ迷惑千万。むしろ真逆の存在であるとして、精一杯反省改悛する側に
まわってもらうのが筋ってもんだ。ピラミッドとか、一つ目とか、旧約聖書とかの人たち。
そう考えれば、マリ子って本当に微妙な存在なんだ。
半分は(たぶん)日本人。アマテラス役を演ずるそれなりの資格がたぶんある。
でももう半分、ギリシャ系アメリカ人、ピラミッドや旧約聖書はまだともかく、
ホメロス作品中のヘレネ役やペネロペ役を“正統に”買い出る資格を持つ上、それを
あくまで善意として、アマテラス役としての自分とも抱き合わせていた可能性がある。
(ペネロペとか結構婦徳の持ち主っぽいが、息子のテレマコスが侍女を“縄”で
縛り首にするのを見逃したりとか、東洋からみればやっぱり不当性黙認の象徴だ)
東洋方、陽性、奇数順位、道徳系と、西洋方、陰性、偶数順位、犯罪系を本当に
遺伝子のレベルから一緒くたに抱き込んでる、あまりにも微妙すぎる存在。
ヘレネやペネロペであるなって言っても、そりゃ無理な話だわ。血筋だもん、そういう。
正当不当の一緒くた、みそくそが生体的に不可避である。そりゃもうどうしようもない話。
じゃあ正当な側、誠意的な側、道徳的な側に立とうとしてる自分が見捨てるべきなのかって
そういうわけにもいかないさ。不当なものを正当なほうに導いていくのも、あくまで正当で
あろうとする側であるからこその仕事だろう。マリ子の中のアマテラスをヘレネやペネロペ
よりも優先させ続けることこそが自分のこれからの主要な人生課題の一つだろう。
逆に純粋なアマテラスでない、ヘレネやペネロペみたいな不純な血が混じっているからこそ
スサノオ役をやらされたであろう自分が、マリ子と付き合うことも可能になるって所もある。
記紀の記述そのままに従うならば、アマテラスとスサノオが中睦まじみ合う余地はないんだ。
ある意味極端すぎるほどに記紀の記述が清廉潔白を志向しているのも、そのような来るべき
不純な存在との交合をあらかじめ踏まえた上でのものだったのかもしれない。アマテラスが
ちょっと淫蕩な血筋と落ち合うぐらいで、ちょうどいいぐらいの婦女子に落ち着くように。
スサノオももうちょっとヘタレな寓話と落ち合うぐらいで、ちょうどいい優男になるように。
正当な側は正当な側であるからこその、縄の危険性を踏まえた上での極論を温めてたわけ。
つーか、「縄」の発明って、確か人間ですらなかったような・・・
チンパンジーかなんかが、蟻塚から蟻を穿り出すために
蔓かなんかをよじって使ってたような、そんな記述を
小学校の頃の教科書かなんかで読んだ記憶がある。あまり定かではないが。
別に、縄の発明者が日本人であって欲しくなんかないから、それでもいい。
縄の不不当利用だけが日本人の発明でいい。犯罪律ではなく道徳律だけの
真正な定立者ですらあれば。むしろそのほうがいい。いやそうであってくれ。
もうちょっと調べなおしてこのへんはもう一回書き直します。
メイソンは、ピラミッドや一つ目だけでなく、規矩準縄の内の規矩、
定規とコンパスも自分たちのシンボルにしてるから話が厄介になる。
規矩だって、別に西洋オリジナルの概念ではない。
易占の神である伏羲と女女咼が持ってて(
>>46参照)、伝説ではある
にしろこいつらに値するような易の創始者が実在していたとすれば、
5000年以上前、古代ギリシャの初等幾何学創始の2倍以上古いし、
仮に実在してなかったとしても、易経自体が3000年以上前の書物。
「規矩準縄」という熟語もまた2300年前の孟子の言葉。せいぜい
400年程度の歴史しか持たないメイソンのほうが勝手に借りてるだけ。
オカルトのレッテルを貼られるのを避けるために言っときますが、
フリーメイソンはキリスト教、プロテスタント系の高級サロンです。
信仰義認が旨なくせに聖書的なことなどを実現しようとする連中が
隠れ蓑にしているだけの犯罪加害原理主義行使集団です。
実際に犯罪を行うってよりは、聖書等の犯罪律を抽象的に実現する。
特に犯罪加害のほうを。メイソンがっていうよりは、プロテスタント自体が
始めからそういうもんで、中でも“エリート”な連中がメイソンを名乗ってるだけ。
ちょうどユダヤ・エリートあたりと協働して。どれほどの密着度かは知らんが。
キリスト教、プロテスタント系なので、
もちろん西洋方、陰性、偶数順位、犯罪系の連中だ。
そうであることがばれるのを避けようとするために異教徒や規矩までも
受け入れてるようなフリをする。でも「縄」はまだ受け入れられない。
パリティの保存則が敗れて大反省改悛会を行わされるのが怖いから。
果たして、素直に「お縄をちょうだい」できるのは、一体いつの日やら・・・?
なんにもないです。不可思議なものなんて。
すべて易経とかヴェーダとかアヴェスターとかの範疇。
超古代人だの宇宙人だの地底人だの、何にもいらない。
「集合的無意識」すらいらない。
ちょっとした“超”初等幾何学だけでぜんぶわかる。
なぜこんなにわかりやすいのかがわからないくらいに。
視点の違い、実際問題として正当な側から不当な側を見る。
人類文化文明の始源が単なる縄でしかないという視点から。
それだけでなんにもこの世界に無理なんかないことに気付く。
無理ってのは全て人間が作ってきたこと。その中でも特に
左半分、西洋の人間が、実際問題として不当な側から
正当な側を引き摺り下ろそう、貶めようとしたのが全ての
無理の始まり。縄で奴隷を拘束し始めた運命的過ちによる。
道徳の起源もまた、縄の不不当利用でしかない。縄文土器。
小うるさいジジイの説教も全てはそこから始まっている。
その代わり、それが縄の不当利用よりも2.7倍程度の分量を持つ。
16000/6000≒2.7。不当利用を諦めさせる上では、まあ順当な所か。