工藤 怜子(37)……りょう
訴訟部門弁護士。
東京大学卒業、ハーバード大を経てニューヨーク弁護士会に登録するエリートで、片瀬の直属の弁護士。
民事訴訟のプロであり、エムザ看板弁護士として君臨。
趣味はゴルフ、スキー、料理も多彩でファッションも華麗なことから度々マスコミにも出演する花形。
過去の杉崎とは同じ部署でコンビを組んでいたことがあり、またプライベートでも交際し、まさに公私共にパートナー関係だったが杉崎の弁護過誤によりいつしか離れていった。
財津 正人(54)……篠井 英介
所長である辻の片腕として、エムザの経営計画を立てており誰よりも売り上げを気にするシニアパートナー弁護士。
M&A(企業買収)を得意とし、企業買収後のアフターケアとして買収元の企業に顧問契約を結ばせるために接待を行う日々。
営業マンとしても優秀な人物。エムザの成長を支える陰の功労者。
森岡 哲夫(60)……大杉 漣
法律事務所「エムザ」所長であり、弁護士。
弁護士業をビジネスと割り切り、エムザ拡大のためなら手段を厭わない人物。
世間体を良くして知名度をあげる戦略で「プロボノセクション」をエムザにおく。
堂本灯を工藤に告ぐ新たな看板弁護士に育てるべく、彼女をプロボノへと配属。
この弁護士過多時代に個性の強い弁護士事務所が勝つというスタイルでエムザをまとめる。
エムザの名を汚すことに一番敏感であり、それ以外は自由に活動すべきという信条。
堂本美代子(48)……かとうかず子
灯の母。
10年前、夫に先立たれて以来女手ひとつで育ててきた。
堂本 孝(故人)
灯の父。10年前に肺がんのため死去。
灯は医療過誤事件で対立することなく、病院で亡くなったことを知る。
生真面目だが優しく、灯とよく遊んでくれた。