21世紀は上戸彩でいこうぞね Part154

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26美咲洋子 ◆MISAKI/7TE
●第1話あらすじ 4月16日
司法研修を終えたばかりの新米弁護士・堂本灯(上戸彩)が、ついに弁護士としての第一歩を踏み出す日がやってきた。
灯が就職したのは、法曹界で最大手といわれるエムザ法律事務所。約230名の弁護士と、
200名のスタッフを擁するエムザのメインの顧客は、個人ではなく企業。だが、灯が自ら望んだ先は、
プロボノと呼ばれるセクション。灯は、弱者を救いたいという自分の夢を実現しようと意欲に燃えていた。

プロボノとは、公共の利益のために社会奉仕をすることで、低報酬で社会的・経済的な弱者を守るというこの活動が、
近年、弁護士界で義務化され始めている。エムザでは、所長の森岡哲夫(大杉漣)が、いち早くこのセクションを設置。
弱者を救済したいと弁護士を志した灯は、エムザにプロボノセクションがあると知り、入所を決めたのだ。
入所式で、憧れの花形弁護士・工藤怜子(りょう)の姿をみつけ、さらにやる気を高めた灯は、
同期の片瀬理一郎(加藤成亮)らと別れ、副所長・財津正人(篠井英介)の指示で一人プロボノセクションの部屋に向かった。

しかし、室内にいたのは、リーダーの弁護士・杉崎忠志(北村一輝)と、杉崎をサポートするパラリーガル〈法律業務専門職〉
の倉木しおり(戸田菜穂)の2人だけ。想像と異なる雰囲気に戸惑っている灯に、杉崎は最初の仕事を指示する。

それは、プロボノセクションへの弁護依頼を全て断わること。杉崎の意図が理解できず、灯は反発する。
それを見ていたしおりが、まず一件引き受けてもらうようアドバイス。杉崎は渋々了承するが、自分は手伝わないと宣言する。

灯が担当することになったのは離婚問題。池上享子(富田靖子)という36歳の主婦が、5歳の娘・真希(石井萌々果)
を連れて夫・和彦(阪田マサノブ)と別れたいのだという。
享子から、夫がギャンブルにはまり生活費を家に入れないこと、話し合いはせずとにかく娘の親権をとって離婚したいことを聞き、
相談を終えた灯は、享子の強い態度と真希の不安定な様子を気がかりに感じる。

しかし、プロボノに戻った灯に、杉崎はこの程度の離婚で時間を無駄にするなと相談を終わらせようとする。
納得しない灯は、自宅に帰り、二人暮らしの母・美代子(かとうかず子)と過ごしたあとも、深夜まで離婚の判例集を見ながら熱心に勉強した。

享子と再び会った灯は、袖口からのぞいた腕を見て、この離婚相談にドメスティックバイオレンスが絡んでいると気付く―――。