●上戸彩が意気込みを語る!
4月16日スタートの水曜ドラマ『ホカベン』は、弱者を助けたいという純粋な気持ちから弁護士になった新米弁護士が、
現実を知り、葛藤と対立を繰り返しながら「法律の世界」で生きていくことを選び、進んでいくヒューマンドラマ。
主人公を演じるのは、上戸彩。弁護士役は初めての挑戦となる。
ドラマで扱われるのは幼児虐待、いじめ、傷害事件、医療過誤、少年犯罪など、今の社会が抱えている非常にシビアな事件。
上戸は、これまでの明るく元気なイメージとは全く違う演技でこのドラマに挑む。
先日、都内でクランクインし、灯と片瀬が、エムザ法律事務所のフロア内を歩くシーンなどが撮影された。
和気あいあいで現場は明るいムードが漂ったが、本番となると、灯と片瀬として一転、真剣な表情で初日の撮影を終えた。
ドラマについて上戸彩が語った。
Q. 初めて弁護士を演じてみて
「最初に新米弁護士役と言われた時は、専門用語をいっぱい言わなきゃいけないのかなぁとか、セリフが長いのかなぁとか、
いろんな意味で不安でした。でも今はそれほど不安はありません。
TVで活躍していらっしゃる個性的な弁護士さんも多くいらっしゃいますし、とにかく弁護士さんは頭の回転が早いなぁと思いますね。
役作りという意味では、弁護士のドラマや映画を見るようになりました」。
Q. 原作を読んだ感想は?
「最初は重いなぁと感じました。ひとつひとつに出てくる問題があまりにリアルで…。でも人間関係もよく描かれているので読んでいて面白いです。
ただ原作の主人公は男性なんですよ。孝くん(原作の主人公)のイメージがすごく強いので、そこを大事にしていきたいなと思っています。
正義感の強いところを“女性っぽさ”で見せていくのではなく、“女性から見せられる強さ”というものを、このドラマで出していけたらいいなと。
とにかくアツい物語なので、瞬きしないでがんばります!(笑)」。
Q. 役作りで髪を切った感想は?
「原作に近いイメージで、もっとバッサリ切ろうかとも考えたんですが、美容師さんやスタッフさんと相談した結果、このぐらいの長さに。
普段、家にいるときと法廷に向かうとき、アレンジで変われるような髪型にしてもらいました。そして後半になっていくにしたがって弁護士らしくなれればいいかなぁと」。
Q. 純粋な灯をについて
「私は好きです。うまく丸め込まれるより、自分の意志を貫き通してぶつかっていく人の方がいいです。壊れたり、へこんだりして負けてしまうと、
誰もついてきてくれないような気がするので。だから自分が何かに向かっているとき、背中を押してくれる人たちに出会えることは人生の中で一番ステキなことだと思います」。
Q. 最後にドラマについて
「もしかしたら涙も笑いもないかもしれません。でもみなさんの心に何か影響を与えられるようなドラマになるようがんばります。
仕事の中で、やっぱりこの役は上戸彩にしかできなかった!って言われるのが最高に幸せだと思う瞬間。だから、この『ホカベン』でもそう言ってもらえるように演じていきたいです」。
果たして、法律は弱者を守ってくれるのか、それとも、人を殺すこともできる武器なのか――。
「法律」に希望を託し、挫折してもなんとか壁を打ち破り乗り越えようとする、史上最弱の新米弁護士・堂本灯の葛藤と成長に注目!