長澤まさみ「CMに出る理由?お金の為です!」

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181名無しさん@お腹いっぱい。
「普通の高校生」が髪剃っちゃった
12歳で芸能界入り。5年間で映画8本に出演し、うち主演級が2本という16歳の女優がいる。
長沢まさみ。今年2月の日本アカデミー賞で新人俳優賞を獲得。8日に公開された
「世界の中心で、愛をさけぶ」では志願してスキンヘッドにしてまで白血病の少女になりきり、
観客の視線を一身に集めている。大人には重大にみえる決断を「特に勇気はいらなかったです」と
言い切る逸材は「普通の高校2年生です」と自己紹介した。


カツラ着け通学
撮影現場を離れると「人見知り」「無口」で知られる。インタビューでも会見でも、
口数も笑顔も少ない。繰り返し出てきた言葉は「普通」だった。話すうちに、女優ということを忘れ、
生身の「普通の16歳」と会話している気にさせられる。ニコニコ、ハイハイ…。妙に大人慣れした、
愛想のいいコが多いことを考えると「変わったコ」という業界評はそうなのだろう。しかし、
記者など初対面の大人に自分をホイホイさらけ出せる方がおかしい。彼女の方が常識的なのだ。

今回、自分から髪をすべて剃(そ)ったことも、大人には重大な決断にみえるが、
16歳のものさしでは少しニュアンスが違う。「世界の−」では白血病で死んでいく高校生アキを
演じた。「特に勇気はいらなかった。まじめにやりたかったし、よりアキに近づきたくて、
夢中だったから。(行定勲)監督に『アキは自分から剃ったんだろうね』と話して、やりました。
アキはそんな性格で、私が決めたんじゃなく、アキが決めたことです」。

CMなど他の仕事との兼ね合いもあり、関係者は慌てた。しかし、その時、
彼女の視野にはアキしかなかった。当たり前のように、実行されるべきことだった。もちろん、
そこに16歳なりの決意と責任感が充満していたのは言うまでもない。そる間だけは、
同化したはずのアキから少しだけ自分がのぞいていた。「(そられる間は頭を)見なかったです。
全部なくなったときに見たかったから。ずっと下を向いたまま。2時間くらいかかりました」。
撮影後、都内の私立高にはかつらを着けて通ったが「友達にも別に言うことでもないし、
普通の生活でした」。