長澤まさみ｢CMに出る理由？お金の為です！」

　長沢まさみ＝写真＝が、公開中の映画「タッチ」で、ヒロインの浅倉南を演じている。

　原作はあだち充の漫画。あまりにも有名なキャラクターだが、「プレッシャーはあまりなかった。
それは、はやっている時代を知らないから」。漫画の連載中は生まれておらず、
テレビアニメも「ちょっと見たことがある」ぐらい。出演が決まってから、
２日間でコミック全巻を読破した。

　「甲子園出場とか、幼なじみとの三角関係とか、みんなの理想が詰まっている。
カッちゃんとタッちゃんの間で揺れる南ちゃんの心には共感できました」

　撮影中は、「南ちゃんごっこをしているみたいだった」という。「原作の南は表情が少ないんです。
犬童一心監督も『分かりにくい乙女心の代表だ』って。私はそういう南ちゃんが好きなんですけど、
実写になるとそうはいかない。大げさにやっていました」

　子ども部屋でのファーストキス、高架下での号泣など、原作の名場面が盛り込まれた。
「一番好きなのは、南が決勝戦の球場に駆け付けるシーン。
青春映画に走るシーンは欠かせないですからね」

　映画にテレビドラマに大活躍の１８歳。次にやってみたいのはコメディーだという。
「人を笑わせてハッピーになれる作品がいい。宮藤官九郎さんのシュールな笑いが好きなんです」