長澤まさみのアンチスレ Part5

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64名無しさん@お腹いっぱい。
最初に脚本を読んだ時から、
この空港のシーンと私がサクに渡す独白のテープの声。
この二つが上手くいかなければ映画はダメになると思って。
テープの声は、声だけで何かを表現するというのが難しかったですね。
空港のシーンは、よく俳優さんが「涙を流しているからといって、
感情をこめて泣いているんじゃない」と言いますけれど、
ここは本物の涙が必要だと思いました。
撮影当日は泣き疲れをしましたよ(笑)。
監督がいいものを追求するために何度も撮影を繰り返すし、
その間は気持ちのテンションを持続しなくてはいけない。
私も生意気に「ちょっと待ってください」と言って、
納得できる精神状態になるまでカメラを止めてもらったこともありました。
それを許してくれる現場がありがたかったし、
気持ちの持続ということが身についた気がします。