遠藤　久美子

さて、レス数も800を超えたから私事で大変恐縮致しますが、
これ以降は思うところを自由に述べさせていただきたく所存であることを予め断っておく。

まず、エンクミへの思いは既に記したとおりだが、
東京に私の心が向かった理由、簡単に申せば、日本国の首都である点。
地元・名古屋など問題にならない大都市であるという憧憬が私にはある。
初めて上京したのは、父母と弟と私の四人での家族旅行、私は小学校入学前で、弟は満3歳になったばかりであった。
次に上京するのは中学校の修学旅行、このとき初めて東京ドームや東京タワーに入場した（グループでの自由行動）。
それからは、大学時代に愛車の幌ジムニー（5段M/T）でドライブするまで上京はしていない。
ただ、その間にも私の上京志向は消え失せてはいなかった。

確か小学生時代、我が祖母から東京で暮らしていたという話を聞かされた。
名古屋の東新町うまれの祖母は、東京に住んでいた親類のもとへ��養女�≠ﾆいうカタチで上京する。
学業が目的だったらしい。
なかでも印象に残っているのが2.26事件。大正十二年八月うまれの祖母は当時、小学校六年生。
学校が休みになったと喜んで外に遊びに出ようとしたら、街中、とんでもない騒ぎになっていたという。
その後、祖母は蔵前にあったという女学校に進学するが、名古屋に帰ってしまう。
この辺は祖母本人から詳しく聞かされていないが、おそらく経済的な理由から帰郷したのだろう。
小学生だった私には「戦争が起こったから名古屋に逃げ帰った」というものだったのだが、
祖母は生家を名古屋空襲で失い、親類を頼って、尾張地区に逃げたらしいのは事実らしい。

という訳で、私の場合、全く東京に無縁という宿命でもないらしい。
だが私は学業に不向きだったということもあるが、大学時代を生まれ育った愛知県で暮らした。
運転免許を取得してから愛車でアチコチ出かけた。
特に大学四年次には卒業に必要な単位を得ていたから（アルバイト代で）意味も無いのに京都までドライブしたものだ。
東京に行った回数と比べると、京都に出かけた回数が多い。
京都まで名古屋からの距離が近いという事情もあるが、
桓武天皇以来、いちばん日本の首都である時期が長かったとされる、畏れ多き方面ゆえに特別な感情もない訳でなかった。

私はNHK大河ドラマや水曜日夜に放送されていた時代劇を小学四年生の頃には見ていたが、
実はそれ以前に日本史に関心を寄せていた。
そのキッカケは幼い頃、聞かされた昔話であった。
なかでも牛若丸と武蔵坊弁慶のエピソードについては、続きを知りたがったらしい。
その後、牛若丸が源義経に成長して、驕れる平家を滅ぼすという史実を知る訳だが、
先にも述べたとおり、NHKドラマ『武蔵坊弁慶』を見ていた。
その頃には、祖母から我が家は平家だと聞かされた。
子供ながらに私は信じなかった。ロマンティックなことを言い出すなとさえ思った。
何故なら私の生家は一般のサラリーマン家庭だからだ。
祖母の話では、家系図はないが、我が家の家紋が「アゲハ蝶」であるから全くの無関係ではないという程度の話だった。
しかし平家の系統である主張を私は快くは思わなかった。平家は清盛没後、急速に衰退して源義経に滅ぼされたからである。
ただ、平氏であるという点では自慢したいほど誇りに思っていた。
平氏では平清盛以前に平将門公を出している。
平将門公は当時の秩序を乱したから滅ぼされたのだが、現在の首都圏に相当する地域に理想郷を創ろうとした、壮大な夢をもったサムライだったのは疑いない。
平将門公が乱を起こされる以前、京での日々を過ごされたことや、後に滝口小次郎や相馬小次郎という異称を知り得て、朝廷に対して自ら新皇を称したという話を訝った。
伊勢神宮に馬を奉納されていたのは、平将門公（相馬小次郎）であったのは史実らしいとインターネットで知ると、ますます平将門公を敬愛するようになった。　　

今の世で平氏の末を自称するとは……と思われる方々も少なくないだろう。
私自身、平氏の末と称する家に生まれ着くのを望んでいた訳ではなかった。
だいたい私の祖父（故人）の名前は、源市と言い、我が父は裕義と名付けられた。
平氏の末が「源」だの「義」だの源氏を想起させる字を息子の名前に選ぶのかと疑った。
我が家に所在する過去帖によれば、高祖父の名前にも「源」の字があったという。
そのような名前の者がいる、自称・平氏などジョークだとさえ思った。

ところで上京志向を唱える反面、私には郷土愛を捨て去る気はない。
タレントの熊田曜子さんが、ご出身の岐阜をヨイショされていらっしゃるので好感を持っている。
熊田曜子さんと申せば、女性タレントとしてサクセスした方である。しかもまだ二十歳代前半？と若い。
時代劇ファンという立場から、熊田曜子さんには将来的に織田信長公の正妻でいらっしゃった、濃姫を演じて頂きたいと思っている。
ここまで読んで、お察しいただけるかと思われるが私は尾張国から出た、織田信長公のファンでもある。
上洛時こそ「名ばかりの足利将軍家」に与するカタチで足利義昭をかついだようだが、足利幕府を滅ぼしたのもまた史実だ。
また俗に「桶狭間の合戦」と呼ばれる戦の際、勝利祈願のため、熱田神宮を訪れた点も私には魅力に感じる。
と申すのも、私は特に足利高氏を嫌っているからだ。
後醍醐天皇の建武の中興に離反した、賊将が高氏だからである。
後醍醐天皇から鎌倉幕府を倒したことに尽くした点より諱を賜り、尊氏と名乗るのを許されるという栄誉に浴したのだが、高氏は離反した。
断じて許されぬ、逆賊行為である。足利高氏こそ日本史上最悪の非国民だと私は思う。
吉野朝廷との60余年にも及ぶ争乱を起こし、京を荒廃させたのは史実である。
高氏の孫の代、義満の生きた時代に南北朝の争乱は終わったのだが、未だに日本人にとってはタブーなのである。
少なくとも戦前生まれ（大正十二年うまれ）の私の祖母が黙ってしまうような出来事だったのだ。
その足利幕府を滅ぼしたのだから織田信長公を私は讃えたいのである。

逆に私は、秀吉も嫌いである。
曽祖父の代より我が家で名乗っている、夫馬という苗字は、小牧山の合戦に功績のあった尾張国の者が秀吉から賜ったらしいが、私個人は秀吉に敬意は払いたくない。
何故なら秀吉は、天下統一こそ成し遂げるも、大名の力を殺ぐ為ごときに二度に亘って朝鮮半島への侵略行為を行った、お山の大将野郎だったからである。　
私が秀吉の立場なら、どのような手段を行使してでも全力を尽くして、徹底的に徳川家康どもを殲滅していたと思う。

AAの次は自分語りか

流石「情念の語りべ」だ

>>817
だって、いい加減、このスレを終わらせないとイカンだろ？

2ch引退に踏み切れない一因…でもあるしな。

しかし、
俺の思惑に反してdat落ちしたスレッドも過去にあったはずだし、
運営サイドの判断でスレッドを停止する権限もあるはずなんですがね……？

>>801のAA、ありゃ、どういう意味だ？

辞めなくていいよ暇潰しには丁度いい
2ちゃんある限り一生嫌われ者でいてくれ

>>822
ご自分の発言に責任が持てますか

>>823
この人お前の友達か？
　　　　　↓
姫路 ◆iGd4kQEs9I

>>824
いいや、まったく存じないが？