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名無しさん@お腹いっぱい。:
大鐘 稔彦のブログ
「孤高のメス」の大阪での試写会の数日後、東京での試写会兼舞台挨拶に出かけた。
舞台に出る前、主演の堤真一、夏川結衣ほか数名の俳優と私が車座になって打ち合わせに聞き入った。
5分ばかりで終わった。私は身構えた。
堤、夏川の二人があいさつに来てくれると思ったからだ。それは当然の礼儀であろう。
だが、驚きあきれたことに、二人は会釈一つだにせず、さっさと席を立って姿を消してしまった。
エレベーターでもはち合わせたがまるで知らん顔である。
その夜と翌朝、3つ4つの取材に追われたが、私はほとんど上の空だった。
二人のあまりの無礼さに煮えくりかえっていたからである。
腹の虫がおさまらず、私はプロデューサーの天野氏にクレームをつけた。
「キチンとふたりをご紹介しなかった私が悪いです」と天野氏
「しかし、堤さんは私に一年間口をきいてくれませんでした。俳優の俳は人に非ずと書きます。
私はいつもそう言い聞かせながら彼らと付き合っています」