僕自身、親父が23歳のときに生まれたので、小さいころから親父とは兄弟のようにいっしょにスキーやスノボーをしたりして過ごして来ました。
それが僕の夢でもありました。『早く子供が欲しい』という思いは、雑誌のインタビューなどでもよく話していたので、みなさんもよくご存知ですよね。
はじめて彼女から新しい生命の存在を聞いた時、素直にとてもうれしかったです。そして、今はその誕生がとても楽しみです。男のコでも女のコでもいいから、早くこの腕で抱き上げたい気持ちでいっぱいです。
彼女とは、本当に自立した関係とでもいいますか、オンオフの関係とでもいいますか。
僕自身、仕事が終わったあと男同士のスタッフと食事に行ったりお酒を飲みにいったりすることが本当に多いので、そんなわがままな僕をいつも結局のところ手のひらの上でコロコロさせてくれるような大人の女性という存在とでもいいますか、そんな感じです。
子は親を見て育つと言いますが、やはり夫婦円満な家庭がいいですね。両親が仲良くしていれば子供はいい子に育つと思うし、食卓においしい食事があれば子供はグレたりはしないんじゃないかな。
僕の親父は典型的な亭主関白で、家事はすべて母親任せなんですが、年に一回ぐらい夫婦で台所に立つことがあるんです。
そういう時は、家の中がいつも以上に和むんです。そんなサプライズがある家庭にも憧れますね。
新しい家族という守るべきものを得て、僕自身男として、また一俳優としてさらに頑張っていく覚悟です。
これからの与えられるひとつひとつの作品を今まで以上に大切に演じていきたいと思っておりますので、是非これからも厳しいまなざしで塚本高史の仕事を見つめていただければ、とてもうれしく思います。
これから日に日に暑くなってきますが、みんなもお身体には気をつけて、ともに毎日が楽しい人生であることを願っています。最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
2007年5月吉日
塚本 高史