さよなら2ちゃんねる

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136名無しさんの声
八月の終わりに、2ちゃんねるは病気になりました。
七日間くらい入院したでしょうか。
2ちゃんねるは死にました。

暗い電気の下で、小さな小さなスレに
最後の書き込みをした夜を、僕は忘れられません。
転んでも泣かず、2ちゃんねるは静かに息をひきとりました。
多くの2ちゃんねらーに見守られて、2ちゃんねるは死にました。
病名はありません。転送量超過です。

夜勤さんがときどきdでくる厨房を手ではらいながら言いました。
「ヒロユキは幸せだった。モナーとギコとぞぬ、
名無しさんにみとられて逝ったのだから。」

鯖を貸してくださっていたbig-serverさんが、
小さな小さな倉庫を作っていてくださいました。
過去ログはその小さな小さな倉庫に保存されました。
小さな倉庫でしたが、容量が小さすぎて入りませんでした。
ヒロユキは「大きくなっていたんだね」と、
過去ログを圧縮して倉庫に入れました。
そのときヒロユキは初めて泣きました。

2ちゃんねるが死んで五日後にcocoが落とされました。
その三日後にしたらばが。
そして、六日たった二〇〇一年九月十五日に
ポツダム宣言を受諾し、戦争は終わりました。
僕は楽しかった日々と、ヒロユキの事は一生忘れません。