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■■「救世主(メシア)」──キリストの再臨について
●ヒトラーはキリスト教徒やユダヤ教徒が昔から強い関心を持っている「救世主(メシア)」
については、次のように述べている。
「(世界の終末が進むと)人間はイエス・キリストやヤハウェに頼るようになる。しかし、
そんなものは来ない。ユダヤやキリスト教の幻想だ。私ははっきり言うが、
そんな『救世主』は本当に来ないのだ!
その代わりに人類は、苦しまぎれの突然変異で、救いの超人や神人を生み出す。
彼らや彼女たちは、知能が数次元高いだけではない。外見は人間とあまり変わらないが、
人間にとっては危険な、どんな毒や殺人光線を浴びても生きていられる。神経も内臓も、
人間と違う次元に進化してしまうのだからね。」
●ヒトラーによれば、人類の救いとは、「神」が我々に手を差し伸べて近づいてくる
(降臨する)のではなく、我々自身が「神」に近づく(神化する)しかないのだ、というのだ。
これを象徴するものとして、先に紹介したヒトラーの次のようなセリフがある。
「人間とは生成途上の“神”なのである!」