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死にたいというのは山々であるが、死ぬ勇気はないので、そういったところで
意味はない。死のうと思えばいつでも死ねるというのは、たって一つの希望では
ある。
どう生きても、すべては得られない。ならば死んだほうがいいというのは、一つの
論理の帰結である。
しかし、それでも生きようとすれば、生きることの重みに耐えねばならない。
マッチ箱のようなもので、深刻ではないが、軽く扱うと危険である（芥川）。