AA 北欧　神様ばなし　７

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／ヽ,　　／＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 人　　 　 　 ﾉ＞=====<　　 ヽ,〜〜´　　　　　　 　 　 ￣￣(/
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 rLLLL＞==<＿＿＿＿＿)＿__}　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 前スレ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /叭叭叭叭叭叭叭叭ﾛ叭　　　【http://toro.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1377004996/】
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　　━────────────┫　諸注意　┣────────────━

　　　：この話は、スノリ・ストルルソンの北欧神話
　　　　（散文のエッダ)を基にしたものです。

　　　：基本的には、原典である北欧神話と同じ構成・進行です。

　　　：が、書き手(瓜◆BoarXY2WQo)の都合(話の展開や知識不足etc.)により、
　　　　元の神話とは異なる箇所も多数、出てくることになると思います。
　　　　また、細部に原典とは異なる設定を多く含みます。

　　　：私は北欧神話の研究をしている者ではなく、ただの一読者です。
　　　　ですので、専門的な質問には、申し訳ありませんが
　　　　お答えできないであろうことを、先に明記させて頂きます。

　　　：作中、血液表現やグロテスクな表現、災害などの描写を含む場合があります。

　　━────────────┫　諸注意　┣────────────━

　　　　　　━────────────┫　北欧神話の世界構造　┣────────────━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・第一層　神界
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　神の国　アースガルズ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 人　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 妖精の国　アルフヘイム
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ⌒Ｙ⌒　　　　 　 　 　 ｲ天ヾ　　　　異教の国　ヴァナヘイム
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｨ杰杰杰ﾐ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ・世界樹　彳炎炎炎ヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八�Eﾐ�E�E八 　 　 　 「��
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ≧=T=≦　　　圀　┌L」ﾄ、　　圀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 】【 　 　 　 圀　rhLﾄ､/人　圀
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .:*＜三三三三三三三三三三三三三三三三三＞
　　　　　　　　　　　　　　　 　・虹の橋　　 .:'　　)≧========≦(厂￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ビフレスト　+:　　 ∨≫ニニニ≪∨
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 。,:' 　 　 　 　 ⌒】【⌒
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 . :'　　 　 　 　 　 】【　　　　　・第二層　人界
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 : '　　　　　　　　　】【　　　　　　　人の国　ミッドガルド
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,::'　　　　　　　　 　 】【　　　　　　　巨人の国　ヨーツンヘイム
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 r卉　　　　　　　　　人人　　　　　　小人の国　ニダヴェリール
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 []ノ/lilト[]　 　 　 　 ／　】【　＼　ﾟ入r。
　　　　　　　　　　　　　　　　〔圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭〕
　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨∨∨　　　　 　 　 　 】【
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨　/　　　　　　　　　 】【
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨/　　　　　　　　　　】【　　　　　・第三層　冥界
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 【】　　　　 　 　 　 　 】【　　　　　　　氷の国　ニブルヘイム
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 】【　　　　　　　死の国　ヘル
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈八〉
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ⊥⊥⊥⊥⊥⊥／氷＼⊥⊥⊥⊥⊥⊥
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }亡亡亡亡亡亡亡亡亡亡亡亡亡亡{　　　　 　 　 j　　　・炎の国　ムスペル
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≧========================≦　　　　　　　火,.ｨ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /し'( （　しﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 lＪ　　 ）　´⌒)!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞー'＾'´　　 　'´

　　　　　　　　━────────────┫　主な登場者　┣────────────━

　 　 　 　 　 ∧,,∧　　　 　 　 ＿＿＿
　　 　 　 ==(｀・ω・)つ=====[ ー ── ＞
　　　　　　　G y 　/　　　　 　 ￣￣￣
　　　 　 　 　 )==彡ヽ,　【 オーディン 】
　　　　 　 　 ├､＿_丿 　 　 　 アース神族の主神。
　　　　 　 　 └'〈_/　　 　 　 　 巨人の始祖を殺し、その遺体から世界を造り出した。
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 魔術・槍・詩など様々な分野に秀で、数多くの名を持つ。
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 死と戦争の神でもあり、王族などの支配階級に強く信仰された。

　　　　・　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　 　 　 　 ∧∧　　　【 ロキ 】
　　　　　　　 (Д＾,,)　　　　　　　オーディンの義兄弟。
　　　　 　 　 ∽[__ノ　　　　　　　賢いが悪戯を好み、神々に様々な事件と利益をもたらす。
　　　　　　　〈_　　|　　　　　　　 ムスペルのスルトが産んだ火の玉と、オーディンの血が
　　　　　　　　 し＾　　　　　　　　混ざったことで肉体を持った。

　　　　・　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　 　 　 ∧∧　　　【 トール 】
　　 　 　 　 (,,ﾟ∀ﾟ)∩ 　 　 　 　 オーディンの息子。
　　　　　　【G　/ﾟ ,ノ　　　　　　 力自慢の闘神であり、多くの巨人を殺してきた。
　　 　 　 　 Ｔﾞ===〉 　 　 　 　 　粗暴で喧嘩っ早く、巨人や怪物と戦った逸話を
　　　 　 　 〈_／ ┘　　　　　　　 多く持つ。

　　　　・　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　【 ブラギ 】
　　　　 　 (´д｀)　　　　　　　　オーディンの息子。
　　　　　 ,〈]っｃ|〉　　　 　 　 　 雄弁な言葉と詩を操る神。戦いに関する伝承は多くないが、
　 　 　 　 ゞ===」 ,　　　　　　　 優れた人物を形容する際にその名が用いられるなど、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　智略に富んだ神として伝えられる。

　　　　・　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　 　 　 　 ∧,,∧　　　【 チュール 】
　　　　　　ミ,, ﾟДﾟ彡　　　　　　 オーディンの息子。
　　　　　＜三三三G]　　　　　　戦の神、軍神として信仰され、所持する剣には
　　　　　 　 )===){　　　　　　　　『 勝利 』を意味する文字が刻まれている。
　　 　 　 　 し7　ﾉ　　　　　　　　調停の神としても知られる。
　　　　　　　 └´

　　　　 　 Α Α　　　 【 フレイ 】
　　　　 Ｇ(,,・∀・) 　　　　　　　アース神族とは異なる神族、ヴァナ神。
　　　___,}と[＿__〉　　　　　　　　過去にアース神との間に戦争を起こしたが、
　　　　 |丁!x=={ 　　　　　　　　和解し父妹と共にアースガルドの一柱となった。
　　　　 | | L「 丿　　　　　　　　手にした『 勝利の剣 』はひとりでに動き
　　　　 l | | └′　　　　　　　　フレイの敵をどこまでも追い詰める必殺の魔法剣。
　　　　 ﾄj/

　　　・　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　 　 　 ΑΑ　　　　【 フレイヤ 】
　　　　　(*ﾟーﾟ)　　　　　　　　フレイの妹であり、美と恋の神。
　　　 　 〈 ijXij〉　　　　　　　　神々の中で最も美しい女神であり、恋多き神である。
　　　 　 んへﾊゝ　 　 　 　 　 魔術や変幻に長け、魔女としての一面も持つ。
　　　　　(／＾J

　　　・　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　 　 r､
　　　　　 　 　 　 rケﾉ
　　　　　 　 　 　 | | [
　　　　　 　 　 　 LLﾉ
　　 　 　 ／V＼　||　　【 ヘイムダル 】
　　　　　( ・−・ ) ||　　　　　　『 白いアース 』と呼ばれる美しい神。
　　　 　 〈　》《　 ]G　　　　　　神界と人界を結ぶ虹の橋を守護し、
　　 　 　 |=艾=:「 ||　　　　　　有事の際には角笛を吹き神々へと知らせる任を負っている。
　　　　　 し⌒'J　||
　 　 　 　 　 　 　 ¨

　　　　・　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　ﾋ,,从　　 　　【 スルト 】
　　　 　 　 ﾉ:: .. :;そ　 　　　　　　世界樹の根でつながった三層世界とは隔絶された炎の国・ムスペルで、
　　　　　　(:∀:::;; .ﾘ　　　　　　　 ひとり座り続ける。
　　　 　 　 ∩::,;:と)　　 　　　　　彼の吐いた火の玉からロキが産まれ、ロキの目を通して
　　　　　 ┌'..┌丿＿　　　　　　世界の出来事を観察している。
　 　 　 　 ∪7∪

　　　　・　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
↑テンプレここまで

↓ここから前スレ続き
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､,　　　,ィ(,,/／〉,　　 　 　 　 　 　 　 ヘ　ｏｏ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Y^ ､,,イ　,,.. '　 :::｀ﾞノ＾Y　　　　　　　くｒヘ ＼　タ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {　／,;' 　;:::　 　:':; 　 rﾉ　 　 　 　 　 　 　 ￣　:　:　:　:　:　:　:　.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Y ,;　　.;:: 　 　::;:　　｀ヽ,　　　　 　 .　. : : : : : : : : : :ﾍﾞﾀ : : : : : : : : . . .
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ‐-/　;;　　,::::　　,::;: ､ ､v,　ﾞY　　　: : 　:　: : :; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; : : : : : :　:　:　:　:　.
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ￣ 7　 ;　　.:;:::　　,:::' 　 ゞ　　ﾉ　　:　ベﾀ:　:　: : : : : ; ; ; ; ;;; ;; ;; ;; ;;; ; ; ; ; ヘ　ｏｏ: :　:　:　:　:
　　　　　　 ｀ヽ＿＿　　　 　 　 　 {　 ;,　　::::　　;::'　　　"'／　　.　:　:　: : : : : :;ベタ ; ; ; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ; ;くｒヘ ＼　タ　:　:　:　.
　　　　　　　 　 　 　 ｀　 ､____　　 ,ゝ丶､ ,;;;;,　,;;;,,　 -‐イ ﾞ　　　. : : : : : : :; ; ; ; ; ;;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ; ; ; ;: : : :　￣　:　　:　:.
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／ ,.:;'　　,;::,　　'::;　 　 　ﾄ､　　　.　:　ヘ　ｏｏ : ; ; ; ; ; ;; ;; ;;;;;;; ;; ;; ;; ; ; ; ; ; ; : : : : :　:　:　:　:.
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　,:::'　 　,;;;;;, 　　:::;　　　 |, }　　　　:くｒヘ ＼　タ ; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ; ; ; ﾍﾞタ;. . : : : : : 　:　:　:　:　.
　　　　　　　　 　 　 　 　 /　,..:::'　　,,;;;;;:::::;　 　 :::,　 　 |jﾉ　　　. : : : :　￣　:　; ;; ;; ;;ヘ　o o　 ;;;; ;; ;;; ;; ; ; ; ;: : : : :　:　:　: .
　　　　　　　　　　　　　 /　,:::::' 　 .;:::::;:::::::;　 　 ;::;　 　 l　　　　　: : : : ; ; ; ; ;; ;; ;;;; くｒヘ ＼;;;; ;; ;; ;; ; ; ; ;: : : : : :　:　:　:　:
　　　　　 　 )ゝ'= = ､　 {　 ;:::;　　;::::::;:::::::::;　　 ,;::;　　　厂¨ヽ,＿＿:; : : : ; ; ;; ;; ;; ;;;;;;; ;;;;;￣;;;;;;;; ;＿_　 : : :　:ﾍﾞ　:　:　:　:
　　　　　 ／　　　　 ヽ,　'､　)ゝvﾉ〉ィ'〉:::::;　　,.:::;　　　,　　　　＼　 ｀ヽ, ____;r┌､;;;;;;;o;;;;;;;;;;;;;;;;;;く.�� |　;: : : : : :ﾀ　:　:　:　.　.
　　　　 ,/　　 /⌒丶,　Y　乂:: :: :: :: ::´そ　,:::::,　　 　 ﾉ-‐っ　　 ＼: : ::＼; ;｀ヽ;と;<＼;;;;;;;;;;;; ;; ;; くノ　 : : 　:　:　:　: .　 　ヘ　ｏｏ
　　 　 ,;'　　 }{　　　そ　} そ:: :: :: :: :::: ,匕,;;;;::'____,r匕⌒つ　　　　　＼: : ::＼; ; ＼;ヽ;ﾉﾄ､;;;;;;;;;; ;;;; ;; ; ;　: : :＿_　:　:　:　くｒヘ ＼　タ
　　　　}!　　八::.......:゛::::ﾉ彡':: ::: :::, ::イ　　　￣　ﾞー､>¨　　　　　 　 　 ＼: : :.ヽ; ; ; ,;〈Y;;;;」;;;o;;;;;;;;;; ;ベ; ; く.�� |　:　:　:　.　　￣　:　
　　　 人 　 :::..｀ー‐＜:: :: :: :::: '　　ノ　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼: : : ; , ; ┌';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; : : : : くノ　　.　.　.　..
　　　　　＼　　　　　　　　 　 　 ／
　　　 　 　 ´>､　　　　　　　　,く｀
　　　　　　　　／ / ‖宀匕｀

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．，
　　　　　　　　　　　　 　 　 ，／､┏┛┸，　．；　〒〓　　┏一　 ┸，　．；　〒〓　．；　〒〓　　┏一
　　　　　　　　　　　　　　┏┛━‘　’‘　┓；．･　┿　‡　┣━　’‘　┓；．･　┿　 ；．･　┿　‡　┣━　’
:: : : : ::　　:　: |　　 　 |: : :　 ；】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　】┏
:: : : : ::　　:　: |　　 　 |:∩　 【¨　　誰だッ！！しみったれた名で俺を呼びやがるのはあぁア！？　：
: : : : : : : : :::::::|　　 　 |:|::| ┗┰　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌　┣
::∩: : : : : : :::::| :　　　∪:|　��┯┓，　 ，�＝z‡’〓┛：：¨　　━┓　　┸，　．；　〒〓　　┏一‘` 　【　┬
::|::|:::: ::　　　:::|　　　　　 |:|　 　 　 　`¨‘┳┷ﾉ(＿　┣‘　┠┷　┻ ’‘　┓；．･　┿　‡　┣━　’＼ 　 　 |: : . . .
::|::|:f⌒し⌒ｌ:::|　　　　　 U　　・　 　 　 　 n　n　　　　　　　　　　　　〉　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |::::: ::
::|::|:|‘　　　 し 　 　 　 　 　 　 　 　 　 r､ﾉL///〉 　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 　 　 　 　 　 　 ｎﾉ〉/〉　 ,‘　　:l|:∩: :
U::|:|　　　　　　　 　 　 　 ｌ 　 ‘　　　 　 Y////}っ 　 　 　 　 　 └┐　　　　　　　 　 　 /´////つ　 　 　 |:|::|: : : :
　 |:|　　 　 || |　・　　‘ 　 |　　　 　 　 　 ∨//(　　ｎr「∨〉　　　　 /　　 　 　 〈Y「Lｎ　////＾ﾞJ　　　　　　U :!f⌒!:
　 U　　　　||　　　　　 　 :||　　 　 　 　 　 Y/,人 /⌒ヽ /　 　 　 └┐ 　 　 　 〉　 ⌒////　　　　　　　　　　|:|　:|:|
　　 　 ,‘　 ||　　　　　 　 l||　'　　　　 　 　 ∨/乂/⌒丶)　　　　 　 　 　 　 　 (,/ ⌒//// 　 　・　　　　　　　U､ :|:|
　　|　　　　|　, 　 　 　 　 ||　　　 　 　 　 　 ∨//＼, 　 　 〈＼────／〉 　 　 ////L　　　 　 |　　`　　 　　 U
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　　　　||　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／/／⌒∨//∨ 　 　 ⌒):∵:(⌒　　　 ∨//∨⌒＼ ＼
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　　　　　　　　　　　　　/　　　　　｀Y 　 　 ／　　 　 ﾉ(≧======　　　 =====≦)(,　　 　 ＼　 　 　 /　　　　　Y
　　　＿＿_ ｏｏ　　 　 〈 |　}{　　　　} 　 ／　　 　 ／　〈(　　　　　　)(　　　　　 )〉　＼　　　　＼　　 {　　　　}{　| 〉
　　　｀フ∠ 　 　 　 　 └L∧ 〈⌒Lﾉ　ﾉ　つ　 Y´　　／≧====　 　 　 ===≦＼　　 ＼,　 /　 ｀ヽ L/⌒〉 ∧_l┘
　　 └'⌒'┘　　　　 　 　 　 L/　　　〈　└^Y　}　 ／::〈](　　 　 　 Y　　　 　 )[〉::＼　　ﾉ 〈_ﾉ⌒}　}　　 〈_/
　　 　 　 　 　 _ｎ_ｎ__oo　　　　　 　 　 Y　／〉ﾉ..::´:::::::〈](　　　　　　　　　　　)[〉:::::: ｀: :「!r「Lf∨ /
　　　　 　 　 └i_ｎ r┘ 　　. ──‐‐‐‐∨／7┐:::::::／)≧====　　　　====≦(＼::::::: : :¨｀ーヽノ ‐─ ‐‐
　　　 　 　 　 　 くノ　　 　 _ｎ_ｎ__oo::::: : ¨L/‐┘:／　 乂　　 　 　 }{　　　　乂,　　＼: : : : : : : :　:　: : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　└i_ｎ r┘ ￣ ￣ ￣　　　 ／: : }}≫==　　　 ==≪{{: :::＼　　 ￣￣ ￣ ￣
　　　　　　　　　　　 　 　 　 くノ　　 　 _ｎ_ｎ__oo ／. : : :人　　　　　　　　　人: : ::::＼＿_
　　　　　　　　　　　　　　_＿_ ____　　└i_ｎ r┘/: : :　::(( 　＼　　　　　　／　 )): : : : :｀Y　　　　　　 ＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　 と´　　　　　　 ＼　 くノ,　 |: : : : : (}≧===､　　　　r===≦{): : : : :::|　 　　　 ／///////////}〉
　　　　　　　　　　　 〈/し⌒u´￣＼　 ＞──┴──┤　 　 人　 　 人　 　 ├──┴──＜//／￣｀u⌒7//」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 Y　　 ＿＿＿＿＿[〉　　 ／ Y　Y ＼　　 〈]＿＿＿＿＿ 　　 ＼　 　 　 〈/┘
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿/　　/　　　|;;;;;;;;;／Y〉==(　　 　 　 　 )==〈Y＼::::::::|　　 　 ＼. : ::::＼　　‘
　　　　　　　　　　　　　　　 　 r「　　　　 Y,　　 |;;;／::::: 八　　＼　 ][　 ／　　,八:::::_ｎ_ｎ__,oo　 　＼:::::::::＼
　　　　　　　　　　　──‐‐と´ﾉ j　r‐-､__,つ‐───┴‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐┴└i_ｎ r┘ ──────
　　　　　　　　　　　　　 　 　 LノLﾉ　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽl〃　　　　　　 　 　くノ　　　_ｎ_ｎ__oo
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‘　　　　　 　 　 　 　 　 　 └i_ｎ r┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌────────‐＾───────　　　　　 くノ　　_ｎ_ｎ__oo
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　旦那、ダンナー！オイラですよぅ！　　　　　　　　　　└i_ｎ r┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　ダンナの一番の子分、　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 くノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　ラタトスクですよぅ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└────────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この怪物、名前はニーズホッグ。

　　　　　　　　　　　　　　　　なんでも昔、アース神と余所の神との大喧嘩で流れた

　　　　　　　　　たァくさんの『 力ある神々の恨みの血 』が、世界樹の根を伝って滴ったんだと。

　　　　　　　　　　　　　　その匂いに釣られ、血を舐め、根に齧りついて長じたのが、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　このデカブツってェ話だ。

　…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: : 　:　:　:　:　:　.　.　.
　　　　　　__ｎ__　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┌───────────────────
　　 　 　 └冖｜　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｜　あァぁああ？なんでぇ、ネズミのチビかよ。
　　　　　　　くノ　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜　相っ変わらず、腹の足しにもならねェ
　　　　　　　　　　　_ 　 __.　oo　　 　 　 　 　 ｜　木屑みてェな小ささだあぁぁああ。
　　　　　　 　 　 　 ヽ）/ /　　 _　　__　oo　　 └────┬──────‐v───────
　　　　　　　　　 　 ＜／　　　ヽ）/ / 　 _　　__ oo 　 　 　 人　 :_:　:　:　:　　.
　　　　　　　　　　　　　　　　　＜／　　ヽ）/ /　　 　 　 ／'⌒∨ 〉　:　:　:　:　:　. .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜／　　 　 　 /　　　　∨ 〉　:　:　:　:　:　: .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　 ∨ 〉: : : : : ::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　 　 　 　 ∨ 〉: : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　∨ 〉: : : : : . . . .
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 (ゝｒｒ＜7　　 　 　 　 /　　　 　 　 　 　 ∨ 〉　:　:　:　:　:　: . .
　　　　　　　　　　　　　　　 (=,,ﾟ∀‐)ニ　　　　　∧　　　　　　　　 　 ∨＞=====<＼:　:　:　:　.
　　　　 　 　 　 　 　 γ⌒ヽ/∩,,と)　　　 　 　 {　}　}　 }　　　　 　 　 }〉 ノ￣ Y'⌒' Yヽ;　:　:　:
　　　　　　　　　　　　(⌒Y ( ゛　 ''ﾉ　　　　　　　∨　'　 　 　 　 　 　 /／〉　 　{　 　 }　}: : :
　　　　　　三三三三三三三三三≧､,　ｷﾞｮﾛﾘ　 ∨　,　　　　 　 　 /⌒‘　　　乂_,乂 ﾉ:　:　: . .
　　　　　　　　三三三三三三三三三ヽ　　　　 　 ∨ ,　　　　　　 /　　　　　〈_____／. 　:　:　:　:
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 三三三三乂　 　 　 　 ∨　'　　　　 /　　　 . : : : : : : : : : : : : :
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 三三三Y　　　　　　 ∨ / 　 　 /　　.:_　　__　oo　:　:　:　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　三三三乂,　　　　　 　 ∨ ,　 　/　　　ヽ）/ /　　:　:　:　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 三三三Y　　 　 　 　 ＼ 　/　　　　＜／　　_　　__　oo
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 匕7　　　 :　:　　　　ヽ）/ /
　┌──────────‐＾──────　 　 　 　 Y　　.　:　:　:　:　　 ＜／
　｜　やーだなぁ、ダンナったら！　 　 　 　 　 　 　 　 　 |
　｜　怖いことは、言いっこなし、ですぜ！
　└─┬───────────────
　　　　｜　そんでもって、オイラはリ・ス！
　　　　｜　あんな臭いネズミどもと
　　　　｜　一緒にしねぇで下せーよ！
　　　　└───────────────

　・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…

　　　　　　　　　　　　　　『 怒りに燃えてうずくまるもの 』　『 嘲笑する虐殺者 』

　　　　　　　　　　　…なぁーんて、響きだけは大層な二つ名を持っちゃあいるが、ハん！


　　　　　　　　　　　　その実は、地の底の底で世界樹の根をクッチャラクッチャラと

　　　　　　　　　　　　　　　　　齧るしか能の無い、陰気で根暗な虫けらさ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　デカいのは図体ばかり。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アタマの方は……それこそ、だ。

…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　─
　　 　 　 　 　 ｎ　oo　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　 　 　 　 　 ／　 　 　 　 ＼
　　　　　　　⊆ ⊇　　　,⊆ 己　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ノ　 　 　 　 〈∨ 　}　　　　　　　∨〉
　　　　　　　￣Ｕ￣ゅ　 フ 广　　 ｎ　oo　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾉ}　　　　　　　 ||　ノ　　　　　　　　|ｌ
　　　　　　 　 　 　 　 　 ￣　 　 ⊆ ⊇　　　,⊆ 己　　　　　　　　　 ／⌒＼／〉　　　 }|　　 　 　 　 　 : : :|ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ￣Ｕ￣ゅ　 フ 广　　 　 　 　 　 ／　　　　 ∨ 〉　　〈∧　　　　　　 : : : :∧〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣　　　　 　 　 　 /　　 　 　 　 ∨ヽ,___　　＼　 　. : : : :／
　　　┌──────────────────　　　　/　　 　 　 　 　 ∨厂　 　 　 　 ‐-‐＜＼
　　　｜　で、ダンナ……。　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　/　　　 　 　 　 　 }/　　　　　　　　　　∧/
　　　｜　お呼び立てしたワケってヤツですがネ　　 　 　 ﾉ　　　 　 　 　 　 人　　　　　　　　　 /／
　　　｜　アイツ、空の上のあのヤローが……。　　　　 /　　　 　 　 　 　 〈＿ﾄ､　　　　　　　＜(
　　　└────────‐v───────── 　/　　　 　 　 　 　 　 厂ヽ〉　　 　 　 　 〈/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　 　 　 　 〈}　八　　　　r､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 　 　 ／7'　∨｀ v'⌒ Y〉
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 (ゝｒｒ＜7　　　　　　 　 　 {　　　　　　　　　　/　/　 ,〈　　}{　　ﾉ≧=========
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 (=,,ﾟｎｎ)　))　　　　　　　 ∧ 　 　 　 　 　 　 {　/ 　 　 ＼儿／⌒′
　 　 　 　 　 　 　 　 γ⌒ヽ/ 　 丱j　ｺｿｺｿ　　　　　 {_∧　　　　　　　　 ∨　　 　／⌒′
　　　　　　　　　　　　(⌒Y ( ゛　 ''ﾉ'　　　　　　　　　　　⌒ヽ,　 _ 　 　 　 /　 　 ／　 　 　 ｎ　oo
　　　　　　三三三三三三三三三≧､　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨ 〉　　 ／　　／　　　 　 ⊆ ⊇　　　,⊆ 己
　　　　　　　　三三三三三三三三三ヽ　　　　　 　 　 　 ＿ノ∨　 ／　　／　・　　　　 ￣Ｕ￣ゅ　 フ 广
　　　　　　　　　　　　　　　三三三三乂　　　　　　　　　〈＿／ﾉ‘⌒7　 /　　　　　　　　　　　 　 　 ￣
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 三三三Y　 　 　 　 　 厂￣∨ 　／⌒´　　 　 ，　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｎ　oo
　　　　　　　　　　　　　　　　　 三三三乂　　　　　　 〈{　　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⊆ ⊇　　　,⊆ 己
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 三三三Y　　　 　 　 ＼ﾉ⌒ﾚ′　‘　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ￣Ｕ￣ゅ　 フ 广
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌─────────‐＾───────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　ン……だとぉォ！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　あの埃っ玉がああぁぁああ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　何を言っていやがったぁ！言ってみろぉッ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└─────────────────────

////////////////////////////////////////////////////////////////
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//////////////////／￣￣￣∨￣￣￣∨￣￣￣＼////////////////////
////////／＼／∧∨　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨∧＼／＼/////////
///////　 　 　 ∧∨　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨∧　　 　 ∨///////
∨///∧　　 　〈//∧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧//〉　 　　∧////∨
　∨////＼　　 ∨/∧　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧/∨ 　　 ／/////∨
　　∨/////⌒,〉 ∨∨〉　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 〈∨∨ 〈,⌒/////////
　　　＼//////　　U´　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ⌒　 　∨//////／
　　　　 ￣￣　　 　 ﾟ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣
　　　　　　　　　　　　　┌───────────────
　　　　　　　　　　　　　｜　あのヤローは言ってましたぜ！
　　　　　　　　　　　　　└──────‐v────────

　　　┌──────────────────────────────
　　　｜　『 お前は所詮、地底を這いずり回る汚らしい××の××××！ 』
　　　└─────────────‐v────────────────

　　　　┌────────────────────────
　　　　｜　『 腐った樹の汁と泥を■■■■に詰め込んで
　　　　｜　　××どもを臭い○○〇に咥え込んでいるんだろう？
　　　　└──────────＼─────────────
　　　　　　　　　　　　　┌─────────────────────
　　　　　　　　　　　　　｜　恥ずべき▲▲▲の×とまぐわって
　　　　　　　　　　　　　｜　ひり出された臭いクサい×××め！ 』
　　　　　　　　　　　　　└────────／────────────

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (ゝｒｒ＜ﾌ　　　 　　　　┌─────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｎ‐∀ﾟ ,,) γ⌒Y　　　 <　 XXXX〜
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ゝ　 と,ﾉノ彡⌒}　　　 └─────
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 r(( 　 　))っ "'' ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　┌────／──
　　　　　　　　　　　｜　◯◯◯◯ !!××××××××××××××××××
　　　　　　　　　　　└───────
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ──＼───────┐
　×××××××××××××××××□？□□□〜〜 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ──────────┘

////////////////////////////////////////////////////////////////
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//////////////////／￣￣￣ﾉﾉ￣￣￣{ﾟ /￣￣￣＼////////////////////
////////／＼／∧∨　　　　　〈〈　　 　 　 し〉　 　 　 　 ∨∧＼／＼/////////
///////　 　 　 ∧∨　　　　　　　ゝ≧>ﾟ<≦彡　ｶﾞﾁ　　 　∨∧　　 　 ∨///////
∨///∧　　 　〈//∧　 　 　 　ｶﾞﾁ　‘　ｌ 　` 　ｏ　 　 　 　 ∧//〉　 　　∧////∨
　∨////＼　　 ∨/∧　　　　　　�V 　 ｌ　　､　　 　ｶﾞﾁ　 ∧/∨ 　　 ／/////∨
　　∨/////⌒,〉 ∨∨〉　　　　　 ｶﾞﾁ　 　 ｶﾞﾁ　　 　 　 〈∨∨ 〈,⌒/////////　 } }
　　　＼//////　　⌒　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ⌒}} 　 ∨//////／　　//
　　　　とノ ￣　　　　　　　　　　　　 　 　 。　　　 　 　 　 　 {ﾟ 　 　 ￣￣し　　ｷﾞｭﾁ
　　　　　　　　　ｷﾞｷﾞｷﾞ・・・・　　　　　　　|　　　　　　　　　　'　　　　　　ｷﾞｭﾁ
　ｏ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 し　　　　　　　　　　　　　　　　 　 。ｷﾞｭﾁ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ο
　　,


　　',




　　　　　　　　　　　　　 ┌────────────────
　　　　　　　　　　　　　 ｜　‐── ……って、言ってやしたぜ！
　　　　　　　　　　　　　 └─────‐v──────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　ﾌｩｰ!
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　(ゝｒｒ＜ﾌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 (=ﾟ∀ﾟ ,,) γ⌒Y
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　とﾞ　' " つ彡⌒}
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 r(( ﾞ　　"))っ '' ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　 ＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿
　　　　　 ≧
　　　　　 ＜　　グガアアアアァァァアアアアアーーーッ！！！
　　　　　 ＜　　ヂグジョウ！ヂグジョウゥゥウウ！！　　　　　　　　　　・．
　　　　　 ＜　　あの野郎ぅぅぅぅぅぅぅうううう！！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ο
　　　　　 ≧
　　　　　 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y　　　　　　　　ｏ　　　　ﾟ　 　 　 　 　 　 ,勹OO
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 L　　　　 ，＿　　　　 厂〉　　　　〈＼　　　‘　　　 　 　 く く
　　　　　 ,勹OO　 　 　 　 　 ,勹OO　　　　　 　 ﾉ　　＿／ 　 ` 　 　/　/／＞　 ＜∨L_　　　　　　　　　＼）　ﾈ
　　　　 く く　　　　　　　 　 く く　　 　 　 　 　 　 ＼／　　　rrrﾍｧ　/　:ﾄ≧=='v'==彡ｲ彡＼
　　　　　 ＼）　ﾈ　　　　　　　＼）　ﾈ　　　　　　　　　　 　 〈 　 つﾉ　　L ≦ミ八≧彡| と　　Y　 ｎ 厂ヽ　　　　グ
　　　　　　　　　　　　,勹00　　　　　　,勹00　　　　　　　　/　 /　＾Y　 ﾉ 　ノ‰%V//,|　 Y'　 } 　Y　ﾉﾉﾉ　　　　　　ね
　　　　　　　　　　　く く　　 　 　 　 く く　　 　 　 　 　 　 /　 /＿＿ゝ　》彡~ 　 ==≦{ヽ/　 /　　| 　 |
　　　　　　　　　　　　＼）　ﾈ　　 　 　＼）　ﾈ　　　　　　 L　＿＿＿＿}}(≧====､　　ヾ∨./､,____|＿_|_ｎ厂Y'〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぐ　　　　　　　　　　　　　＼ 　＼　 ﾉ≧ヽ　　　丶 　ﾉ∨＿＿＿＿___,ﾉ//　　,勹00
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾈ　　　　　　　　　　　　　＼　 Y´　 ∧}ヽ≧==､ ,　　＼　 / 　/ 　　¨¨　 く く
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼_____/／∨〉　　　　==彡∨　 / ＼　　　　　＼）　ﾈ
　　　　　　　　　　　　　　　 ┌────────　　　　　　　　　　　／　　／　nﾉ~Y　　 　 j{　/>　　}
　　　　　　　　　　　　　　　 ｜　旦那、ダンナ！　　 　 　 ┌ｧ── ､ {　　　´￣´　彡'　 }{　 ﾉ(ノ´　 ／rー‐ ､　　　　　,勹00
　　　　　　　　　　　　　　　 ｜　落ち着いて！ 　 　 　 　 〈{ﾉ　　　　 ＼=======＜_ 　 　／　j{　 ／　〈j_j_j_j_ﾉ　　　 く く
　　　　　　　　　　　　　　　 └─────‐v── 　 　 　 し⌒∪＼ 　＼__ﾉ7 ≧=､} ,　ﾉ 　 / <´　　 /　　/　　　　　　＼）　ﾈ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 r∩ｎ　　　　 ＼ 　Y′　　　 }(　　 人　 ＼__/　　/　 　 ｎｎｎ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ，　　　 　 └L　 ヽﾉ7, 　　/＼{　　　 ／八＼,{　 ＼　´　　∠＿∩ﾉ j j }〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　三三三三三三ヽ　　　　　`⌒ヽ　 ヽ,／　 人　　〈／　　Y(,}　 　 ＼　　　　　　　　 ノ´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三三三三ヽ　　　　　　　 ＼　　 ／　 ＼　　　 ／//＼　　　 ￣￣￣￣ ￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三三∧　 　 　 　 　 　 ≧彡　　 　 )Y=彡´/////≧=､　　　　nﾉ〉〉
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : : : : : : ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; , ,ヽ　｀===彡　　八////////,人; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; : : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;≧======彡;;;;)/////////∧;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

　　　　＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿
　　　　≧
　　　 ＜　　おい、ネズ公ッ！　あァの糞っタレに伝えろや！
　　　　≧　　　　　　　　　　　＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿
　　　　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒≧
　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　　風が吹きゃ飛ぶカビっ玉が、
　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　　このニーズホッグ様にデカい口を
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＜　　利くンじゃあ無ぇええええええ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　≧
　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　　お望みならその貧相な体ッ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　　このアゴでズタズタにしてやる、とよおぉ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　　覚えたか！伝えてこいッ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉ　　　 　 　 　 　 人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　 　 　 　 　 〈＿ﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　 　 　 　 　 　 厂ヽ〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　　　 　 　 　 〈}　八　　　　r､
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 　 　 ／7'　∨｀ v'⌒ Y〉
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 (ゝｒｒ＜7　　　　　　 　 　 {　　　　　　　　　　/　/ 　 〈 　 }{　　ﾉ≧=========
　　　　　　　　　　　　　　　(=,,ﾟДﾟ)ゞ そ　　 　 　 　 ∧ 　 　 　 　 　 　 {　∧　/´＼,儿／⌒′
　　　 　 　 　 　 　 γ⌒ヽ/ 　つ,ノ　　　 　 　 　 　 {_∧　　　　　　　　 ∨　∨ 　 〈⌒′
　　　　　　　　　　　(⌒Y ( ゛　 ''ﾉ'　　　　　　　　　　　⌒ヽ,　 _ 　 　 　 /j　　 ∨　∧
　　　　　三三三三三三三三三≧､　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨ 〉　　 ／}{　 　 /} /　ﾉ
　　　　　　　三三三三三三三三三ヽ　　　　　 　 　 　 ＿ノ∨＿／ 　jﾟ 　／/匕乙
　　　　　　　　　　　　　　三三三三乂　　　　　　　　　〈＿／　「ヽ__r==≦彡/{/／　 ＿|￣|＿＿_ ◯◯
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 三三三Y　　　　　　　 　 　 　 　 ＼≧＝＝＜rイ　　 |＿　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　 三三三乂　　　　 　 　 ο　 　 　 　 ∨￣￣　¨し 　 　 　 |＿|￣|　 |
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 三三三Y　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾟ　　　 __　　　　_　 |＿|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾟ　　　　　　　 　 　 　 　 。　　　| l　ｒ､ ((_))
　　　　　　┌──────‐＾───────　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |_|　＼>
　　　　　　｜　へい合点承知でさァ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 あ　・．
　　　　　　｜　このラタトスク、旦那の一声で
　　　　　　｜　なんなりとォーッ！
　　　　　　└──────────────

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈ヽ_／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Y　　　　　_ _　 )/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　　　/　　　　7　ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _　　 ／＼　　'　　　　　　　　Y
　　　　　　　　　　　　　　　 rﾉ｡ヽ,/　'　　Y　　　 　 /　　 　 }!
　　　　　　　　　ﾄｺｺｺ　　　 (llll''ﾉ'´　　　 }{　　 丶　　´
　　　　　　　　　　　ｺｺｺ...　 ﾉ{´゛　　　　人　　／/l　￣　ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 (＠　　　　／　　〉== ､　　　　 ))　　　　　 /／
　　　　　　　　 　 　 　 ・‘ノﾞ　===≦ 　 　 ///// ≧===＜　　　 ＞=<
　　　 　 　 　 　 　 　 ・ ∧.　 　 }{　　ヽ　ﾉ///}厂　　 {{⌒ヽ,　／///ﾉ
　　　　　　　　　　　 ‘　{　ヽ　__八　　　Y////　　　　　　　　Y/////}
　　　　 　 　 　 　 　 　 厂￣ /　　＼　ﾉ///ﾉ　 　 　 　 　 　 }/////
　　　　　　　　　　　 ／　　 ノ　 　 　 }(////　　　　　　　　　宀√7
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　　　ﾄｺ
　　　　　 ﾄｺ
　　　　　　　 ﾄｺ
　　　　ﾁｮﾛ　　　ﾁｮﾛ　　　　　 　 ,,　　(ゝｒｒ<7
　　 　 　 　ﾁｮﾛ　　　　　　γ⌒Y ´⌒(=,,ﾟДﾟ)っ
　　 　 　 　 　 γ⌒､___ 　 { ⌒Y⌒つ,,,　,つ
　　　　　 　 　 (':..　ﾉ￣　　ゝ='^⌒´Lﾉ'´
　三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
樹樹獣樹獣樹獣樹獣樹獣樹獣樹獣樹獣樹獣樹獣樹獣樹獣樹獣樹獣樹獣獣》
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｸﾘｯ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (ゝｒｒ＜7　))
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 =(ﾟД ﾟ,,=) "
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 γ⌒ヽﾉu　,,u'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(⌒Y ( ゛　 ''ﾉ　l/／
　　　　三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　見たか見たかい、あの怒りよう！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして聞いたかい、あの情けない言い返し！

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　x‐　　 　 ‐x
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　X 　 　　　　　X
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (ゝｒｒ＜7　　ﾌﾟｩｰｯ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 =(ﾞｎｎﾞ,,=) =3　ｹﾀｹﾀｹﾀ
　　　　　　　　　　 　 　　　　 　 　 　 γ⌒ヽﾉ八　Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(⌒Y ( ゛　 ''ﾉ
　　　　三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三



…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…

　　　　　　　　　　　　　　　　頭の足りないバカをからかうのはこれだから面白い！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｾﾝﾅ
　　　　　　　　　　　　　　 だがな、あんな脅しじゃあ、口喧嘩にもなりゃしねぇやい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そいじゃあ、行こうか！

　　　　　　　　　　　　　　　義理固いオイラは、ちゃあーんと、お伝えして差し上げるってワケよ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　下から上へ、それから下へ。　託された言葉にイロ付けて、な！

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ♪
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (ゝｒｒ＜7
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 (=,, ﾟ∀)っ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 γ⌒ヽﾉ　っ ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒ヽ　'⌒` v'⌒`　　 (⌒Y (　つ ﾉ
　　　　三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三　三三三　　　　三三

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ノ　. :）ノ⌒　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,　 __..ﾉ⌒)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒て ＿ノ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . : : : : .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : ; 　　　　　; : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : :　 　 　 　 　 　 　 : +: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: :　　　　ﾟ　　　　　　　　　　: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : ,　　 　 　 　 ,,,　　　　　: :　　　: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : .　 * 　< ﾟ　)　　　　, :　　　: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : ,　　　　 　 . .　〈''＾ミ , : :　　　　: :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : .　 * 　 　 　 ﾄ┘,, 　 　 　 　, :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : . .　r栃嫐匕
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,彳嫐ｨ燐嫐嫐ｯ燐ｯ"龠､　　　　　　 　 　 ｒ　イ⌒ ー..､
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　　　　　　　　　　彡炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;彡燐 ｯ燐嫐ｯ燐嫐ｯ燐嫐龠龠
　　　　　　　　炎彡炎炎o;ゞ;爻彡炎o;o;ゞ;爻炎炎o;ゞ;"燐嫐棗欟�E欟�E棗
　　　　　　　炎炎o;ゞ;爻彡　炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;ゞ;彡欟欟炎欟�E欟棗
　　　　　　　炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;ゞ;爻彡o;炎o;ゞ;爻彡彡ｯ燐嫐;;燐嫐龠}
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　　　　　　＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿
　　　　　　≧
　　　　　＜　　大空の王よ！おられませぬか！
　　　　　＜　　偉大なる、大空の王よーーーッ！
　　　　　　≧
　　　　　　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y


　　　　　　　　　　　　　　　彡 三 ミ
　　　　　　　　　 　 　 (ゝｒｒ＜7　(ゝｒｒ＜7
　 　 　 　 　 　 　 　 r(ﾟ口ﾟｎ=三=ｎ ﾟ口ﾟ)
　　　　　　　　　彡炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;彡
　　　　　　　炎彡炎炎o;ゞ;爻彡炎o;o;ゞ;爻炎炎o;ゞ
　　　　　　炎炎o;ゞ;爻彡　炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;ゞ;彡
　　　　　　炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;ゞ;爻彡o;炎o;ゞ;爻彡彡
　　　　炎炎o;ゞ;爻彡炎炎o;ゞ;爻彡炎o;ゞ;爻彡o;o;ゞ彡炎彡
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人.:.:;;: 八　　　 　 　 ｢l｀ﾆ′
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼.:.:.:. ;､;;: ::Y,'
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　:　　:　:　　 　 ;彡炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;彡　　　　　　　　　　　.　　:　　:
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　　　　　　　　　　　　　　　　 '⌒丶　　　　　　　,　　 ／　　　ﾉ　 .:: }　　 　 　 　 　 　 ,　'
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　ヽ　　　　　　　／　　　　乂___.ノ　　　　　 /　/　　 　 ／
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　　　　…　　　 ‐ ‐　￣lゝｒｒ＜7　　　　　　　　(　　 ﾉ (　　　　　 ⌒)　 j{　 乂　　　)
　　　　　　　‐‐ ─　　三=｀ ＾とヽ　ミ　　　　　　ゝ -‐　`　　　　　　{　 八　　　　　ｿﾘ　}　　　　　　　　　　‘
　　　　　　　 　 ;彡炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;从　　　　　　　　　　　 　､　　　‐--　彡　ノ　　　　　　　　／
　 　 　 　 　 炎彡炎炎o;ゞ;爻彡炎o;o;ゞ;爻炎从从　　・　　．　　　 ﾉ≧　==　　　　´
　　　 　 　 炎炎o;ゞ;爻彡　炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎 (　　　　　　　　(　　　　　　　　　　 　 　 　 　 Y(
　 　 　 　 ,炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;ゞ;爻彡o;炎o;ゞ从从从　　　 　 ゝ､ 　 　 γ⌒ ､　　　　　　　{　:｀ヽ
　　　　炎炎o;ゞ;爻彡炎炎o;ゞ;爻彡炎o;ゞ;爻彡o;o;ゞ彡炎从　　　⌒Y⌒ ヽﾉ　　　 ヽ　　　　　　｀ヽ　 }
　　　　炎炎o;ゞ;爻彡炎彡炎炎o;ゞ;爻彡炎o炎o;炎ゞ;爻彡o从从　　　､　　,::　　　 ﾉ　　　　　　 　 )ノ
　　 　 炎炎o;ゞ;爻彡炎o;ゞ;爻彡炎炎o爻炎o;ゞ;爻彡o;彡炎炎 圦　　　　⌒　　　"　　　　　　　‘
　　　炎炎o;ゞ;爻彡　炎炎o;ゞ;彡炎炎o;ゞ;爻彡爻彡炎o;ゞ;爻彡oト

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　　　 　 　 　 　 　 　 　 くノ　ッ　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,.ｲﾂ"　　　　彡ミﾐｭ＞三ミミミミミ三ﾆ＝=＜,,､､,=- '"´,,.　'"´　,､-'"-ｧ
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　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 くノ　ッ　　　　　，　 ＼{/　　　　　　　　　　　{｀"ー二三三ミミミミミミミミ彡"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀　　　　　　　　　　　 {::::ミミミ彡ミミ ):::ミミミミ彡つ 　 _
　＼ | ｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜ | ／／　　　　　　　　 　 　 　 ∨::ミミ彡ミ.〆ﾐﾐミミ彡"¨´　　　| l　ｒ､ οο
　三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三　　　　　　　　　　　　　 }:::ミミ＞'":.:.:r'"""　 　 　 　 　 |_|　＼>　_ｎ_ｎ__
三　　　低き所より、我を呼ぶものは誰か？　　三　　 　 　 　 　 　 　 　 ノ｀"ﾌ"/:.:.:.:.:.:.'}　　　　　　　　　　　 　 　 └i_ｎ r┘
三　　　　この大空の覇者、フレスヴェルグを　　三　　 　 　 　 　 　 ,.＜:.:.:ヾ'´ 〈_/:.:.:y.:.}　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 くノ　ッ
三　　　呼び立てる恐れ知らずは誰か！　　　　三　 　 　 　 　 　 r':.:ヽ:};:､:.:＼〈ｿy-ｲr'"
　三　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三　 　 　 　 　 　 /(,,,､ﾐ'"　｀ﾞゝﾁ V 　｀　　 _＿__　　　_ｎ_ｎ__
　／ | ｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜｜ | ＼＼　　　　　　　　　 Vrヽ(　　　　}'　　　　　　└‐ｫ | 00└i_ｎ r┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 弋_ ｀　　　　　　　　　　　　くノ　ワァ .くノ

　　　　　　　　　　　　　　，
　　　　　　　　　　　　 ｨ燐棗、　　　＼───────────────────
　　 　 　 　 　 　 　 ｨ燐燐ｯ棗、, 　 ｜　大王様、大王サマ！　私でございますッ！
　　 　 　 　 　 　 ｨ燐燐蟲蟲棗、　 ｜　貴方様だけに忠誠を誓った、
　　　 　 　 　 　 {燐燐蟲蟲%,燐}! 　｜　栗鼠のラタトスクでございます！！
　　　　　　　 　 ﾉ燐燐蟲蟲%燐気　└───────────────────

　 ./７ |｀! |] |]　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿＿
　/ /　|｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ._＜__／/／　＼___ 　 　 　 　 　 　 　 　 ／(　　　＞==／
.く_/　 L,l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. =-‐ ´ 　 Y　｀　､_／　, ヽｲヽ　　　　 　 　 　 ／(　　＞==='／
　＿l´ｌ＿l´l＿　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ′ミﾐ　　 __}{ /／ ｿヾ}　=≦　 ∨l}　　 　 　 ／{　　＞===,／　　　　/７ |｀! |] |]
└┐r‐┐ｒ‐┘　　　　　　　　　　　　 　 ／ 　 　 r==/{ ==/´￣　}ﾄ＼彡' /　＼｀　､ ー=ﾆ二ﾆ=-´彡 ≧〈l }　／　　　　　/ /　|｜
　 └'　 |｜　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ/７ﾉ　,ｲ 　 　 _ﾉ≧/＼ ' ｨ'´/　＼　⌒≧ ===､ヽ≧= 彡ﾘ,〃　　　　　 く_/　 L,l
　　 　 ノノ [| [|┌i　　　　　　　　　 　 　 　 　 ///ﾏ-彡　　 ｒ匕ゝ '　 　 ＼, /　　ﾉf⌒≧==､　==＝ニ二彡/　　 ＿l´ｌ＿l´l＿
　　　 　 　 　 _ノ /　　　 　 　 ／ 　 　 　 　 ﾉ//ノ　　 　 　 |ｌｌノ　　　　　/{＼／　}　　 } ,ｲ≧== 　 ____　.ｲ(,　　 └┐r‐┐ｒ‐┘
　　　　 　 　 `ｰ'"　　　　　　 　 　 　 　 　 〈/／　　　　　　 ﾚ　 　 　 　 ,化'´ ＼ ﾉ ,'　/ /厂≧==　￣／⌒'　　　　└'　 |｜
　┌────────／───────　　　　　　　　　　　 　 /ノ　　　　ヽ,　/ ﾉ/ ===＝＝{{`　　　　　　 　 　 ノノ [| [|┌i
　｜　ラタトスク……？　あぁ、貴様か。　　　　　　　　　 　 　 　 　 ′　　　　　 ∨ 〈}{ ((　｀ｰ== 八　　　　　　　　　　　　　_ノ /
　｜　我が羽の一枚分にも満たぬ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 �Z八 ﾉ≫==／／　　 　 　 　 　 　 　 　 `ｰ'"
　｜　小さきものよ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 }}　ﾉ)＞==､,／ 　/７ |｀! |] |]
　└┬───────────────　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ノゞ､　≧乂ノ　 　/ /　|｜
　　 ｜　何用あって、不遜にも我を 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉ!　　　　 　 　 .ﾆ=-' ＼丶 丶,／　　　く_/　 L,l
　　 ｜　呼び立てるか！　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,ｲ(　　　　　　／八ヽ＼ 　丶 ／　＿l´ｌ＿l´l＿
　　 └───────────────　 　 　 　 ﾉ乂　　　　ノ/乂≧==ﾉ⌒7／　　└┐r‐┐ｒ‐┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八//≧=彡////≧==≦彡'´　　　　 └'　 |｜
　　　　　　 　 　 　 `　。 (ゝｒｒ＜7　．´　ｻﾒ　　　　　　　　 ≧======彡イ´ﾟ¨　　 　 　 　 　 　 　 ノノ [| [|┌i
　　　　　　　　　　　 　 ，(=ｎTД)ｬ　､　　ｻﾞﾒ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _ノ /
　　　　　　　 　 ;彡炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;彡　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `ｰ'"
　　　　　　　炎彡炎炎o;ゞ;爻彡炎o;o;ゞ;爻炎炎o;ゞ
　　　　　　炎炎o;ゞ;爻彡　炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;ゞ;彡

　　　　　　　　　　　　┌─‐＾───────────────────────
　　　　　　　　　　　　｜　あぁっ！お許しください、フレスヴェルグ帝！
　　　　　　　　　　　　｜　私めは、脅されてこの場に馳せ参じた次第でゴザイマス！
　　　　　　　　　　　　└─┬───────────────────────
　　　　　　　　　　　　　 　 ｜　あの恐ろしい、ニーズホッグに脅されたのです！
　　　　　　　　　　　　　 　 ｜　貴方様を呪う、罵りの言葉を伝えねば
　　　　　　　　　　　　　 　 ｜　私は奴めに磨り潰されてしまいます！
　　　　　　　　　　　　　 　 └───────────────────────

…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コイツの名前はフレスヴェルグ。

　　　　　　　　　姿かたちはただの鷲だが……ま、ご覧のとおり、トンでもねぇ巨大鷲だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　テメェのことを大空大帝、猛禽の長

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　……なぁーんて呼ばせて偉ぶってるのさ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかしてその正体は……ケケッ！

━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　　　　　　　,　斗＜,,　"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ≧==く　　　　　 　 　 ,　/'⌒ヽ::::::::Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ≫‘ 　 　 　 ＼　　、　 ,,　'　 {　　 　}::::::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ≫‘　　　　 f⌒!,　　 ＼　 /7　 ､,,ム　　ノ.:::::ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞´ 　 　 　 　 丿ノ 　 　 　 ∨〈／〉　 〈/゛ﾞ≧=彡'ﾞ/〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／(　 　 　 　 　 　 ｀　　　　　　　�Y／　　　　　　　 　 ″,,／〉
┌──────────────────　　　 /: : : ＼　 　 　 　 　 　 　 , : : : : : :: : {　　　　 　 　 　 　 　 '⌒
｜　ああっだけれども！　　　　　　　　　　　　　　　　/: : : : : : .≫＝､　　 　 　 ノ: : : : : ::j{: ::≧､
｜　私にはとても口に出来ませぬ！　　　　　　　　 ,.: : : : : : : : : : : : :＞ー‐＜　 : : :: ,イ≧≧､ ＼＿___
｜　あのような、口汚い罵りを！？　　　　　 　 　 　 ,: : : : : : : : : : : /　 　 　 　 ¨¨ ¨　　　　ﾉ⌒≧===｀,ー'つ
└┬───────────────── 　 　 ,: : :::::::ﾉ⌒＼ﾉ　 　 　 　 　 　 ノ⌒ フ//// ≫='´¨¨
　 ｜　例えこの小さな身を裂かれようと、　　　　　　 ∨::／　 　 　 　 　 　 　 　 ,ィ　　　ん＜ぞ´
　 ｜　王の耳にお入れするなど……ッ！　 　 　 　 　 ∨　　　　ﾄ､　　　　,へ f´　　　,ｨ/////ん≫‘⌒ヽ
　 └─────────‐v───────　　　　　　　　　 乂≧==彡//≧==＜///////≫‘　　　　 　',
　　　　　　　　　　　ｵｰｲ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ‘≪/////////////// ≫‘⌒＞そ
　　　　　　 　 　 　 `　。 (ゝｒｒ＜7　．´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‘ ≪//////////／　　　　　 彡
　　 　 　 　 　 　 　 　 ，(=TｎｎT)　､　ｵｲｵｲ　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ￣￣￣　 　 　 　 　 　 　 ':,
　　　　　　　 　 ;彡炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;彡　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 彡
　　　　　　　炎彡炎炎o;ゞ;爻彡炎o;o;ゞ;爻炎炎o;ゞ
　　　　　　炎炎o;ゞ;爻彡　炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;ゞ:;彡　　　┌──────‐＾──────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｜　えぇい、泣いておっては判らぬわい！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｜　いいからとにかく、申してみよ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ┌──┴─────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｜　あの悪虫が、ぬかしおったことを！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 └────────────────────
━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━・━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんとなんと、変身の魔術を齧った巨人サマであらせられる！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大きな鷹に化けたは良いが、空を飛んでるうちに

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　元の姿へ戻れなくなったってんだから笑わせらぁな！

　　　　　　　　コイツは元に戻れないことを。　己の正体を知られることを恐れ、秘密にしている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だからこそ偉ぶり、踏ん反り返る！

　　　　　　　　　　　　が、ね？　コイツの翼は、噂話の風を止めることも出来ゃしねぇのさ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　ミ≧ミゝ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,ｨ彡≦彡
　　　　　　　　　　　　 / ≧＞＜＼　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／＞＜≦∨
　　　 　 　 　 　 　 　 ≫‘　　　　＼＼　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／／　　　　‘≪
　　　　　　　　　　　　{ 　 　 　 _　　 ∨ヽ,　　 　 　 〈＞====＜〉 　 　 　 ,ノ∨　　____　　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　　__ノ:::ヽ　　}:::::}〉　　　 ,／　　　 　 　 ＼　　　〈{:::::{　 /::::::::(__ 　 /
　　　　　　　　　　　 　 ＼{:::::::::::::::}　∧::八　　　'　　　　　　　　　 ' 　 　八:∧　{:::::::::::::::}／
　　　 　 　 　 　 　 　 　 〈＞====爪彡´　　〈∨　／〉　　　　 〈＼　 ∨〉 　 ミ≧====＜〉
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ‘　　　　　　　　　　〈∨　〈／　　　　　　＼〉　∨〉　　　　　　　　 `
　　　　　　　　　　　ミ,,　　　　　　　 　 　 〈∨　　　／⌒｀´⌒＼　　　∨〉　　　　　　　　　　　彡"
　　　　　　　　　　 　 ''　　 　 　 　 　 　 〈∨　 　∨:::::::::::::::::::::::::::∨　　∨〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ノ乂　 　∨::::::::::::::::::::::::::::::::∨　　乂ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　r==‐<乂　 　∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨　　乂>.‐==､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミ≧=====<⌒＼::::::::::::::::::::::::::::::::／⌒>=====≦彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ　∨〉::::::::::::::::〈∨　　ノ
　　　　　　　　　　　　　　　彡 　 　 　 　 　 　 ‘＞､Y:::::::::::::::::::::Yｧ＜‘　　　　　　　　　彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　彡　　　　 　 　 　 　 {::::::::::::::::::::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彡'',,　　　 　 　 　 ,::::::::::::::::::.'　　　　　　　　　彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,:::::::::::::.'　　　　　　　　　､､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 '" ; ; ,　 　 　 ∨:::::∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 人:::::人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∨

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 彡彡'　　, '" " ,,　　　ミミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌───────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜　では……申し上げます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └────‐v──────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (ゝｒｒ＜7　　　　　　，
　　　　　　　　　　　　　　´　　　　 　 　 　 　 从　　 =(,,　 　 )ｎ　　　　从　　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. : : : : : ;彡炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;彡: : : : . .
　　　　　　　　　　　 　 　 ．・　. : : : 从 炎彡炎炎o;ゞ;爻彡炎o;o;ゞ;爻炎炎o;ゞ: : :从　　`
　　　　　　　　　　　　　　, ; ; ; ; ; ; ;炎炎o;ゞ;爻彡　炎炎o;ゞ;爻彡彡炎炎o;ゞ:;彡彡炎
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バレてないと、思っているのは己のみってなぁ！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　だからこそ、手玉にとるのも容易いってこったよ！

　　　　　　　　　　　　　　┌────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　｜　あの毒虫は、口汚く、こう言い捨てたのでございます！
　　　　　　　　　　　　　　└────────────────────────

　┌───────────────────
　｜　『 知っているぞ、貴様の卑しい正体を！ 』
　└───────────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌───────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜　『 その無様な飛び方！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜　　生まれついての鳥の業のはずが無い 』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └───────────────────
　　　　　　　　　　　　ミ≧ミゝ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,ｨ彡≦彡
　　　　　　　　　　　　 /　　＞＜'＼　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　U　　 　 　 ／'＞＜　　∨
　　　　　　　　　　//　　　/:::::::::(_＼＼　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／／_)::::::::ヽ
　　　　　 　 　 　 {{{　{　　{::::::::::::::::}　∨ヽ 　ｎ　　　〈＞====＜〉 　 ､__, 　ノ∨　{::::::::::::::::} 　 }jj
　　　　　　　　　　　　　　 乂::::::::ノ　　}:::::}〉ﾉﾉ　　／ 　 　 　 　 ＼　 　 〈{::::::{　 乂:::::::::ノ　 /ﾉﾉ
　　　　　　　　　　　 　 ＼　　　　　　∧::八　　　'　　　　　　　　　 ' 　 　八:∧　　　　 　 ／　　　し
　　　 　 　 　 　 　 　 　 〈＞====爪彡´　　〈∨　／〉　　　　 〈＼　 ∨〉 　 ミ≧====＜〉
　　　　　　　　　 　 ‘，　　　　　彡'""　　　〈∨　〈／　　　　　　＼〉　∨〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 〈∨　　　／⌒｀´⌒＼　　　∨〉　　　し
　　　　　　　　　　　 |!　　　　　　　 　 　 〈∨　 　∨:::::::::::::::::::::::::::∨　　∨〉
　　　　　　　　　　　J　　　　　 　 　 　 ノ乂　 　∨::::::::::::::::::::::::::::::::∨　　乂ヽ､
　　　　　　　　　　　　　　　 ((　　r==‐<乂　 　∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨　　乂>.‐==､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミ≧=====<⌒＼::::::::::::::::::::::::::::::::／⌒>=====≦彡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ　∨〉::::::::::::::::〈∨　　ノ　　　　　　　　ノノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　u　　　　 　 ‘＞､Y:::::::::::::::::::::Yｧ＜‘
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 し　{::::::::::::::::::::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　u　　　　　 　 　 ,::::::::::::::::::.'　　　┌────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,::::::::::::.:.'　　 　｜　『 貴様は、すえたXXXXXの穴倉で育った
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∨:::::∨　　u 　|　　　■□■□が親を●●●して出来た息子！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 人:::::人 ,　 　 └────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ∨

　　　┌─────────────────────────────
　　　｜　『 その○○〇に詰まった▼△▼を口から引き裂きブチまけて
　　　｜　　XXXどもの慰み物にしてやろう 』
　　　└─────────────────────────────

　　　　　　　　　　　　　　　┌────────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　｜　『 虚言と○○○〇で塗り固めた貴様の羽は
　　　　　　　　　　　　　　　｜　　〃〃〃〃と混ぜられて宙に舞うのがお似合いだ 』
　　　　　　　　　　　　　　　└────────────────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼人＿人＿人＿人＿人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　　おッおのれッ！
　　　　　　　　　　　ｎ　_ｎ__ｏｏ　　　≧
　　　　　　　　　　　l |└i七　　　　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
　　　　　　　　　　　ＬK⊆T　ｻｻｻ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｎ　οο
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,　_,, -=彡　　　　　　⊆ ⊇　　　　　 ＿　　 　 /〉
　　　　　　　　　　　　　　　　＿,,,､、　　 ,／ く―＝三彡　　 　 　 ￣Ｕ￣ ｮｰﾝ　 └┘/7　〈/
　　　　　　　　　　　　　　　三彡/　`ヽ　i'　　j'-=三彡　　　　　　　　　　　　　　ギｮ ＜ノ　Ｏ
　　　　　　　　　　　　　　　　三彡,,,ヘ iトl､　く＝彡　　　　ミ､
　　　　　　　　　　　　　　´　 　 　 ｀'" l、　　＼'"　　　　　ミ､　　　　　　　　 　 , １
　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　 　 ＞　､＿ _,ー=　　　　 　 ヽ　ヽ　　 　／; /
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／´ 　 `ゞ､,､　　 ,､ノ　　　＿　　　 　 　 　 /　/'′
　　　　　　　　　　　､、､ヽ、　//　　　　　　　`´｀´　　　　｀ヾミー--　､＿/　〈ｧ
　　　　　　　　　　　ミﾐ　ﾞ　＼　　　　'　‘　　　　　　　 　 　 　 ｀＾ヽ　　　{　 /
　　　　　　　　　　　　ミﾐ、　　 `ヽ　　　　　　　　　　　 　 　` 　 　｀¨アi{　冫
　　　　 ｎ　οο　　　　ミ､　　　　＼,,＿＿　　。ﾟ　　　　 　 　 　 　 くム‐ '　　　　＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿
　　　 ⊆ ⊇　　　　　　　　彡,　 　 r-ヾ　 ,,.ﾉゝ　　　　　　　　　ﾉﾉﾉ　　・　　　　　 ≧
　　　￣Ｕ￣ ｮｰﾝ　　　　　"彡,,　l　　／　　　　丶　　‘　 　 　 　 彡　ﾘ　　　　　 ＜　　おのれおのれおのれッ！
　 　 　 　 ＿　　 　 /〉　　　ノ''"i',_,メκ　　＼　､　　　　　 　 　 　 　 /　'　　　　　≧
　　　　　└┘/7　〈/　　　"´　 /´`π　　　､　　　　　 　 　 彡　　 ／／　　　　 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
　　　　ギｮ ＜ノ　Ｏ　　　　ｰ−'　ｎ　_ｎ__ｏｏ　　　≧==　　　ｻ　 彡
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l |└i七　 _ｎ_ｎ__さ　　(
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＬK⊆T　└i_ｎ r┘　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 くノ
　　　　＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人　　 　 　 　 　 ・．
　　　　≧
　　　 ＜　　おのれぇえェ〜〜〜〜ッッ！！　　　　　　　　　　　　　　　　,
　　　 ＜　　根虫ごときがァッ！
　　　　≧
　　　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒　　　　　　　　　　　　　　　　,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─────────／ �ｬ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 あぁっ王よ！　　　 ｜ �ｬ�ｬ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 お気を確かに！ 　 ｜ｲ�ｬ�ｬ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ─────────┘

　　　 　 い::. ヽ　　　　　　　　＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿人
　　　　　 V}:.:..∧　　　　　　　≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／/}/ﾚ'
　　　　 　 i､:.:.. ∧　　　　　　＜　　　リスよ！！　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,. :=≠..::/
　　　　　　ﾄ､ヽ.　∧　　　　　＜　　　あの俗悪な根虫に伝えよ！　　　　　　,/〃^.:..:::/
　　　　　　辷ﾊ:..　 ヽ.　　　　＜　　　我が怒りを！ 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾑイ. .:.:.:.::/
　　　 　 　 V,人::.. 　 ＼　　　≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　厶' . ..::.::/
　　　　　 　 Ｖ{ミx:::.:...　 ＼　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒　　　　ｙ'/ ..:.:.:.::/
　　　　 　 　 込Vﾍ､:.:.:..　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(^Yｿ ..:.:.:.:/
　　　　　　 　 '弋_V¬::.:.　　　｀'＜　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 rfア　 .:..:.:/
　　　 　 　 　 　 ,（三＞､:.:...　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　 　 　 厶ｲ　.:..:.:./
　　　　　　　　　 　 匕Ｖﾍヾ:...　　　 　 ,　　　　　　 　 　 　 　 　 r＜^Y　..:.:.:.:::/
　　　 　 　 　 　 　 　 ｀亡≧ｘ:..　　　　}　　　　　　　　　　　　　ﾒ}/⌒´:.::..:.:.:::/
　　　　　　 　 　 　 　 　 てで_::..　　　 {　　　　　　　　　　　f文V　..:..:.::.:.:::::ノ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 〉=ｯ､::.　 　∧　　　　 　 　 　 ,n[VY´ ..:.:.:::::,.　'´
　　　　　　　　　　　　　 　 了八_:.:.:.　 ∧　　　　　　　 ,ﾊ「ﾚ'" ..:.:.:.:／
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヾ (⌒:.:..　　 ＼─--ｯﾍﾊ〈　V　.:.:.::∠　　＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｀Y＞-::.:.　､　｀ﾞ＜｀'　　 ＼　.:.:::/　　　　≧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 乂＿＿:.:..ヾ　　　＼::.　　 ＼:/　　　　 ＜　 樹の股座に潜り込み、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 x仁ﾆ＝=:.:..　 　 ｝}　　　 ヽ　 　 　 ＜　 腐った汁を啜るだけの虫が、
　　　　　　　　　　　　　　 x‐=＝≠/r≦≫x:.:.:::.:.:. .　 　 　 　 ∧ 　 　 ＜　この空の覇者フレスヴェルグに
　　　　　 　 　 　 　 　 ／.:／.:／.:/..{.:.:././ /＞x::.:.:.:..　　　　　,ﾊ　　　＜ 　口を利くなどと、笑止ッ！
　　 　 　 　 　 　 　 ／.:／.:／:.:::/ .::ﾊ/ 〈 〈　〈 〈￣｀ヾ:.＼:.　/　}　　　≧
　　　　　　　　　 ,　'.:／.:／.:.::／.::, ' :/ 　 Vﾊ　〉=ﾍ　　 }:.　Ｖ:.　 j　　 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
　　　　　　 　 ／::／.:／.:::,.イ.::／.:.:/　　　 〉=ﾍ.'Vﾊ}　 ｛:.:...:|:.　 j
　　　　　　　/:::∠=彡7／/ ,.ｲ八 /　　　 〈ﾊVﾊ}　 　 　 }::.. 　 /
　　　　 　 ,/.::厶イ　/　　{/　j　 ｿ 　　　　　　　　　　　 {:rfﾒ._/　　＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿人
　　　　 　 {:../ //i　{　 　 !　　　　　　　　　　　 　 　 　 〈_ﾊ.＾}　　　≧
　　　　　　}/　{:′　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾑｲ　　 ＜　　その邪悪を振り散らす口！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＜　　閉じぬなら我が爪と嘴に
　　　　　　　＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人　　　　　　＜　　引き裂かれると知れ！
　　　　　　　≧　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ≧
　　　　　　　＜　　貴様の体は地にばら撒かれ、　　　　　　 　 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
　　　　　　　＜　　カラスどもについばまれるのが
　　　　　　　＜　　お似合いだ！！
　 　　　　　 ≧
　 　　　　　 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒


　　　　　　　　　＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人
　　　　　　　　　≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ，
　　　　　　　　 ＜　　以上のこと！あやまたず伝えよ！　　　　　 　 ｨ燐棗、
　　　　　　　　　≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｨ燐燐ｯ棗、,
　　　　　　　　　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ┌────‐＾─────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │　ははぁ！王のご命令ならば！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 └──────────────

　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　 ┃　 とまぁ、これがオイラの『 お勤め 』ってェこった。 　 ┃
　　 ┃　　　　　　ニーズホッグとフレスヴェルグ、　　　　　　　┃
　　 ┃　　　離ればなれの怪物どもの、言葉を繋ぐは　 　 　 ┃
　　 ┃　　　　　　　　　　　　このオイラ！　　　 　 　 　 　 　 　 ┃
　　 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　　　　 　 r､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　く(＼
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　 〈⌒＼　　　r寸　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 〈〈 ⌒＼厂 ﾟ/　　　　┃　　 『 悪口雑言の伝達者 』　　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ) 　 　 　 く,　 　 　 ┃ 　 『 敵意と悪意の媒介者 』 　 ┃
　　　　　　　　　　　　 　　　　 　 　 　 　 　 rー个r<＿　　 　 　 Y〉　　 ┗━━━━━━━━━━━━━┛
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ⌒ﾉﾚ八厂ヽ`爻, 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<／〈_/ 　　　くゝ彡|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 く 八|　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 〈ﾉ　　 ┃　それがこのリス、　ラタトスク！　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／／〉　　　　　 (ゝｒｒ＜7　．・
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／／／〉　 　　　　(=,, ﾟ　＾)ｎ　　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈／／厂　　　γ⌒ヽ( つ　'' ﾉ　　[〉　　 　　　　 ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 〉　「　　　　　{ ⌒Y(__ ,つ ｿ　　[〉　　　 　 　 　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／／　　　　　　ﾞ'ー''ﾞ　〈__ノ　　[〉 　 　 　 　 　 　 ∨
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／／　　 　 　 ／〉　　　　)
　　　　　　　　　　　　　　〈∨∨ 　 　 　 　 〈／　　　 ，
　　　　　　　　　　　　　 〈∨∨ 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉム
　　　　　　　　　 　 　 　 〈Lノ　　　　　　 　 　 　 　 ((＿

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣))　　　　　／〉　　　　　　厂〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 フﾉ　　　　 〈／　　　　　　∧/〉
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ‘　　　　　　　　　　　　　 ∧/〉
　　　　　　　　　　　　　　∧　　　　　　　　　　　　 　 (　　　　　　　　　　　　 ／／
　　　　　　　　　　　　　　￣　　　　　　　 　 　 　 　 ノ⌒ヽ　　　　　　　　 ／／
　　　　　　　　　　　　　　∧ 　 　 　 　 　 　 　 　 ｎ{　(__　}　　　　 　 　 ﾉ 〈
　　　　　　　　　　　　　　￣ 　 　 　 　 　 　 　 　 } 乂,,__ノ┐,　　　 厂／／〉
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　　 　 　 　 ﾉ　　　r⌒ 　　　 〈／／／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 〈]　(ゝｒｒ＜7　}　　　　　 〈／／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 〈]　と(。 。,,=)ノ　　　　　 〈／
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 〈] 　 　 　 　 し'

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ．・　　　　 　 　 　 　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 r[〉〔〉〔〉＜]L　　，　 　 　 ┃　　 一度と言わず、何度でも。 　 　 .┃
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 fr┐┐┐　　　∨〉，　　 　 ┃　 罵倒を詰め込み、上に下に！　　.┃
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 └'凵凵L厂＼　　∨〉　　　┗━━━━━━━━━━━━━━━┛
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 f冖f冖f冖个 　 ∨〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 Y⌒Y⌒Y＾　　　 ∨〉
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 儿ﾉLﾉLイ⌒ヽ　・ }f
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ，・匚}} ： (
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ， 〈＼人　　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　， 〈＼厂巛ヽ,ノ　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 〈＼厂。　ﾟ 〉∨　　 ┃　　　　　オイラが運ぶ言葉ひとつで 　 　 　 .┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜}＜}＜こr==≦彡'　　　 ┃ 　 　 怪物どもが眼を白黒させやがる！ 　 .┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　 ／}　　,､
　　　　　　 V::}_／::::〉
　　/｀ヽ、　 ＼:::＞ '　, ､　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 〈』
　　 `'､::∧　　 ¨　　 /:::/　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 〈』　　　　 __　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__
　　　　V::::}　　　　　{::::'--､　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈』　　　／ /　,⊆⊇、　イ　　　　　　　　　　／ /　,⊆⊇、
　　　　 }:::::}　　　__　` ─‐'　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈』　　 └1_|　 ￣ア/　　　　ラ　　 　 　 　 └1_|　 ￣ア/
　　　　/:::/　 ／:::∧　　ミ≧ミゝ　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈』　　　　　　 　 └′　　　　　　　　　いら　　　　　 └′
　　 　 '- '　 /:::/　V:',.　/　　＞＜'＼: : : . . . . . . ,.'　　　　　〈』　　　　　　イラ　　　　　　　　　　　　　　　いら
　　　　　 　 {:::/　　{:ﾘ　　　/:::::::::(_＼＼; : : : : : : }: : : : : : :...〈』　　　　　　　　　　　┏━━━━━━━━━━━━━━┓
　　 　 　 　 　 　 　 　 {　　{::::::::::::::::}　∨ヽ ; ｎ_ノ, ;:::〈＞== 〈』　ｲﾗ　__　　　　　　 ┃ 　 そしてご覧よ、奴らの顔色。　 .┃
　　　　　　　　　　 　 　 　 乂::::::::ノ　　}:::::}〉ﾉﾉ.: : :／　　 　 〈』　　／ /　,⊆⊇、 ' ┗━━━━━━━━━━━━━━┛
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　 　 　 　 ∧::八; : : .. '　　 　 　 〈』　└1_| 　 ￣ア/　　　　　__　　　　　　　　 ＿
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈＞====爪彡´　　〈∨　／〉　　 〈』　　 　 　 　 └′　 　 　 l |　 ｎ　ら　　　｢l｀ﾆ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 〈∨　〈／ 　 　 〈』　　　　　　　　　　　　　　Ｌ.ﾕ U　　　い └'つ ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 〈∨ 　 　 ／⌒｀〈』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈∨　 　∨:::::::::::::〈』
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ノ乂　 　∨:::::::::::::::〈』
『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉『〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈』　　　　　　　 〈Y「Lｎ　////
　　 　_＿__　00　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 〈』　　 　 　 　 　 〉　 ⌒////
　 　 └‐ｫ |　　　　　　　　　ブチッ　　　 　 　 　 　 　 　 　 〈』　　　 　 　 　 (,/ ⌒////
　　　　 くノ　 ,⊆ 己　　　　　　　　　　　　 　 ぶ 　 　 　 　 〈』 ───／〉 　 　 ////L
　　　　　　　　フ 广　ッ　 　 　 _＿__　「」　　　　ち　　　 　 〈』　 0　／／ ＼,　∧/////＼
　　　　　　　　￣　 　 　 　 　 └‐ｫ |「」 _ _　　　 　 　 　 　 〈』　∵:(⌒　　　 ∨//∨⌒＼ ＼
　　　　　　　　　　　ブツﾝｯ　　　くノ　　ＵＵ/7　　　　　　　 〈』　　　　　　　　　∨,'/　　 　 )　 ｀ｰ‐っ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 くノ 　 　 　 　 　 〈』 : }{　　 　 　 　 ,｡∨　　　 /　　　 ＼┐
　　　 　 ┏━━━━━━━━━━━━━━┓ 　 　 　 〈』　八　　　､_:::::o　∧　 　 〈_つ⌒しヽ_〉
　　　 　 ┃ 　 　 　 　言葉の応酬、 　 　 　 　 ┃ 　 　 　 〈』　 ; 　 　..:::::o==〈{　}　　 　 　 ┌.┐___
　　　 　 ┃ 　繰り返すうちに…… ── 。 　 .┃ 　 　 　 〈』　:}{　　 0: : ::. .　 ∨　　　　　　|　 l│└ ┐
　　　 　 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛ 　 　 　 〈』　:＾⌒Y　＼v‐┐人,　　　┌‐┘ ﾉ./ｰ─┘
　　　　i＾l「|　　 　 　 　 　 　 _＿__　00　　　　　　ぶち　 　 〈』　⌒')∧　 〈 　∧＼〉　　 └―〃/　|￣￣|
「￣￣}|/|/　〈＼　 ∧　　　└‐ｫ |　　　　　　　　　　　　 　 〈』　　　’〈)>〈 ∨'///　　　　 ／￣￣|│ ｢￣
￣７ /　＿.　 ∨／ /　　　　　くノ　 ,⊆ 己 　 　 　 　 　 　 〈』　 　 ＜__,∧_〉≦{＞ 　 　 ヽ/￣| │.ヽ_>
　/ / ／ ／　／ ／ ｎ ｎ　　　　　　 フ 广ｲ　ｨｯ　　　　　　 〈』　　　　　 　 　 )〈]　　　　　　　 └┘
　|/ _L／┐　|　/　 ∪∪ﾉ}　　　　　￣
　.' └ｧ 厂'　 |,/　　　　くノ　　ﾌﾞﾂﾝ
　　　 |,/

.　 　 　 　 　 /７　　 /7
.　　　　　　 / /　　 ///7
　　　　　　/　〈　　////　 /７　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｨうry
　　　　　/ ∧ .〉　l///　 / /　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／／／フ_
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　　　　L/ / /　 　 ＞　__コ／＼//　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /　/ / ／／ ／ﾗ
　　　　　　 /　 ＜_／l /　 ＞ 　__コ　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /`ﾊ / / / / ／／ﾗ
　　　　　L/　　 　 　 l/＜_／| //７　　　　　 'ｎ、　　　　　　　　　　　　/｝｝｝｝/ / / /／∠っ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l/ L/７ ＿　　　{ ｝ﾍ、　　　　　 　 　 　 /｝｝｝｝ ｝/ //　／r≦
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 L／／　 　 { ｝ノ�_､__　 　 　 　 　 ,'）））））入／ィ´ィ´ン
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |／　 　 　 { ｝ﾉノノ／�d､ 　 　 　 { ）））））） ｝"_,二斗
　　　 ＼人＿人＿人＿人＿人＿人 , 　 　 ∨ﾉノ／ィ´ィ'�j、 　 　}　) ) ) )　｝=ニ二}
　　　≧　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 `＜ィ´ィ´ィ´斗�d.　/　) ) ) )彡｝＝ﾆ7′
　　　＜　　貴様ッ、地を這う虫が！　　　　　　　＼-=ニ二三=y′爻爻彡"＝ﾆ7′
　　　＜　　図に乗るなよッ！！　　　　　　　　　　　 ＼＝ニ二/　爻爻彡へ＞'"_,.っぅ
　　　≧　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞'"下≧､爻爻ﾐ＜,.ィブ／／う
　　　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y　　　　　　 　 　 ,／　　　　 ﾆ三三三三ﾆ／／／
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　 ＿　　　 　 　 {彑_...._　　 三三三三三三r'´
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 L/　　＞　／`　〈'〈⌒7/￣`ﾄ､三､三三ﾆ７′
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 L／ 　´ 　 ` 　‘　 　 |ニニ〉)ﾆﾆ≦
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 人_r‐'了￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ‘　　　　　r'´,､〈ﾄﾄﾄ｣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈〈〈　V`` ’
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　```


　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈￣＼　　　。ﾟ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 r<7　　＼　 Y>
　　　　　　　　　　　　　　 　_/ /　　　 /　/〉　　　　　　　　　　 ＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／〔_儿_　　 /　/　　　　　 /＼　　　　≧
　　　　　 　 　 　 　 　 /　ｏﾟ'　 ∧__/　/　　　　　 /　 └──＜　　上ぉおお等だぁアアアっ嘴野郎うぅううっ！！
　　　　　　　　　　　　/　ο 　八＿__ノ＼ 　￣￣　　　　　　　＜　　引きっ裂いてやらああああ！！！
　　　 　 　 　 　 〈＼_{⊂⊃　Lノ　}{　　ノ　　 　 　 　 r「ﾄ､　　 ≧
　　　　　　　　　　＼_＞，　　　　ﾉレ^ﾚ　　　　　 ｎ_ノ　| |┐　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒⌒Y
　　　　　　　　　　　　}{　〕〔　 ／ /　　　 　 　 　 乂　　　/　　　 ｎ　　 　 _＿_　　　＿_
　　　　　　　　　 　 　 ∨　 ∨∠ 〉　 　 　 　 　 　 /　　/　　 　r| ﾄ､　 　 |　 ｢　　｜　/ ＿
　　　　　　　　　　　　　∨//〉／∧　　　　　　　　/　　八　　 r{ | | l 〉 ＿|　 |_＿_ |／　|　/　　　　　　　 __
　　　　 　 /「「「ﾉ7　　 　∨/〈／ 人　　 　 　 ＿/　　r､::::＼ノ::::::／　 |＿　　＿／　 　 ∨　　　 　 　 ／ /　イ　　ｨｨｨ
　 　 　 　 {　　 '　＼　　　八 (　 ( 　)≫==＜　　 　 /　ヽ;:::::: :／ 　 ＿＿|　 |＿＿_　　　　　　　　　 └1_|　　　ｲ
　　　 　 　 ⌒｀ヽ 　 ＼／　　八ﾉ ((　　/⌒7＼,＿/　　　 ⌒)　　　|　　 　 　 　 ／　　 　 　 ,⊆ 己
　　　　　　　　　　＼　　　 ／⌒＼　　/　 / 　 }{_,ｎ　　　　，‘　　　 ￣￣|　 ｢￣　　＿＿_　　フ 广
　　　　　　　 　 　 ノ::＞＜二二二) ／ ／}}　 人彡}　 　 　 　 　 　 　 　 |　｜　 　 |___　/ 　 ￣
　　　　　　　　　 /::::/'　　 　 　 ／〈/ 〈／　 ｨ彡 Y´　　　　　　　 　 　 　 |　/ 　 　 ＿_] |＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |/　　　 └──‐┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 人　ノ　,ｊ}　　　,〜'⌒〜〜'⌒〜'⌒〜⌒〜〜〜''⌒ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　Y　　)ｿ彡斗　　 (　 そうら、ソレ、ヤれ！組み付け！
　　　　　　　　　　　　　　　　彡イ　i!　　介}　　 (　 怪獣大決戦を、見せてみろい！
　　　　　　　　　　　　　　　　i::ｲ　;'　 ／::ノ'　　　`〜ーｏ〜ー 〜ーー 〜ー 〜ー 〜ー'
　　　　　　　　　　　　　　　　iﾚ　ﾐﾐﾐ((　:::{{　　　　　　｡ﾟ
　　　　　　　　　　　　　　　　// 　 )):;　ﾉﾉｒｒ＜ﾌ　　　 ，
　　　　　　　　　　　　　　　　彡　 i!ﾄ、（((}∀ﾟﾆ)γ⌒Y　　　　 　 ,ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾐヽ!,, ヾY⌒7とヽ,ﾉ(彡ﾉ 　 　 　 r≧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : :lｒ'ｲ !{ヽ{　 ))っ"´ 　 　 　 rｹ(爻　　　; ; ／:　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミ{ﾄ''　ﾍ　厂￣￣≧=､＿,,ィ'''　＿ 　 ; ;,／:　:　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　=ｭ''　 ヾﾊ　,,ィ´　　 __ ==--'´　炎炎; ; ;/　:　:　:　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヾ｀　ﾐ Y/j/　 ィ　�E�E�E�E�E; ; ;;;/　:　:　:　:　
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ_ｒィY　　ミ }!j/j/　j:ゝ====栃炎 ; ; ; ;/　:　:　:　:　:
　　　　　　　　　　　　　　　　ｿxfyヾ ￣ヾﾐ!|-__厂　〈/⌒爪(; ; ; ; ; /　:　:　:　:　:　
　　　　　　∧',　∧,∧,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　; ; ; ; .'　:　:　:　:　:　:
　　　　　　|　|i　|　||　i|＞──､　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ; ; ;|　:　:　:　:　:　:
　　　　＿.ﾉ .从,.∨ V/└──‐'　　 r──､　　　　 　 　 　 　 ; ; ｌ:　:　:　:　:　:　:
　　|￣＿,,.　　.．-‐┘ く￣￣＼ 　 /　　／　 　 　 　 　 　 　 ; ; ; ｌ　: 　: 　: :　: :　: :　: :／
　　 ￣ ＿）　 ((,,.．-┐￣二二_／　 r─､　 　 　 　 　 　 　 ; ; ; ; |　:　:　:　:　:　:　／￣ ＿＿　　ｱ　　 ;　:
　　 |￣＿,,.　　.．-‐┘∠´＿＿＿／|　く＿　　　　　　　　　　; ; ;;|　:　:　:　:　:　::(　　　└Tﾏ丿　　　　;　:
　　 .￣　　）　（(　　　　　　　　∠二_　　　　 ￣ヽ　　　　 　 ;; ; ; ;;|　:　:　:　:　:　:　}　　　 くノ　　　 ＿ﾉ　:
　　　　　　' ,　//　　　 　 　 　 　 　 ｀}　 /´フ_／ ＿＿　 　 ; ; ; ; ､　:　:　: :　:厂 ＿＿　　　　 　 〈　:　:　:
　　　　　　　Ｖ/　　　 　 　 　 　 　 　 | ,/　　　　 └Tﾏ丿 　 　 ; ; ;＼　: 　::::/　 └Tﾏ丿　　　　 ノ　:　:　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 }/　　　 　 　 くノ　　　　 　 ; ; ; ;＼　:::{　　　くノ 　 　 　 ／　:　:　:　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　; ; , , ,　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ; ; ;＼ﾉ　　　　　　　　∠　:　:　:　: :
　　　　　　　　　　　　 　 　 　; ; ;「＞､　;　; ;
　　　　　　　　　　　　　　; ; ; ; ／: : /＼; ; ;　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /`l
　　　　　　; ; ;厂￣＞; ; ;　; ; 〈／∨:　: :＼; ; ; ;　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,､. 　 l　 |/ 〉
　　　; ; ; ; ;／: : ／;　; ;　 　 ; ; ; ／　: : : : : ＼; ; ; ,　　　　　　　　　　　　　　　 ,l |　　l　 |ﾚ'
　　; ; ; ; ;∧: :: フ;　;　;　　 ;　; ;〈／⌒＼　:　: :＼; ; ; ;　　　　　　　　　 　 　 　 ,!　L.-ヾi=,'
　　 　; ;∧: :∨;　;　;　　　　　　　　;; ; ; ; ＼　:　: :＼; ; ; ; ,　　　　 　 　 　 _,.-'´　 _, - '_´
　　; ; ;∧: :∨;　;　　　 　 　 　 　 　 ;　;　;　;＼　:　:　:ヽ; ; ; ; ;　　　　　 　 |_,.- '´|　L-'´_|
　　; ;∧: :∨;　　　　ｨ　　　　　 　 　 ; ; ; ; ; ; ; }}　:　:　:}}; ; ; ; ;＞´: :　　　　　,.-'´　 ,.-'"
　; ; ;{{: : ((;;　　　 　 　ｲ　 　 　 　 　 　 ; ; ; ; ;∧　: : ／; ; ＞´: : : :　　　　|,.- '´| |
　; ; ;∨: ∧;　;　;　　　　イ　　　__　　　; ; ; ／: : : ／　＞´　:; ;∠二＞　 ,.イ　　|,i
　　; ; ∨: ∧;　;　;　　 　 　　／ / 　; ; ;;／:　:: ／＞´　::: __ ∠二＞　／_/
　　; ; ; ):　: ;　;;　;　;　,　　　└1_|　; ;／　 ::;／ ノ: : : : ／ /　　　　 ／／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 1_| 　 　 ∠／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 人　ノ　,ｊ}　　 　 　 　 -‐-
　　　　　　　　　　　　　　　　　Y　　)ｿ彡斗 　 　 　 / 　 　 　 ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　彡イ　i!　　介}　　　　 {　　あ。　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　i::ｲ　;'　 ／::ノ'　　　　　ゝ 　____ ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　iﾚ　ﾐﾐﾐ((　:::{{　　　　／´
　　　　　　　　　　　　　　　　// 　 )):;　ﾉﾉｒｒ＜ﾌ　　　 ，
　　　　　　　　　　　　　　　　彡　 i!ﾄ、（((}Дﾟﾆ)γ⌒Y　　　　　 ,ｲ７　　/7
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾐヽ!,, ヾY⌒7とヽ,ﾉ(彡ﾉ 　 　 　r≧=彡う　炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�Ew ／〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : :lｒ'ｲ !{ヽ{　 ))っ"´ 　 　 　 rｹ(爻　炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�E}　 ｨ�E�E
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミ{ﾄ''　ﾍ　厂￣￣≧=､ ,,ィ'''　＿ _三ﾆノ　炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�Ew (,,イ笊�E気,
　　　　　　　　　　　　　　　　　=ｭ''　 ヾﾊ　,,ィ´　　 __ ==--'´　炎炎炎炎炎炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�EYｿﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヾ｀　ﾐ Y/j/　 ィ　�E�E�E�E�E�E�E　　　炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�Ew≧====彡
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ_ｒィY　　ミ }!j/j/　j:ゝ====栃炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�Ew �E,ﾉ厂
　　　　　　　　　　　　　　　　ｿxfyヾ ￣ヾﾐ!|-__厂　〈/⌒爪(　　｀⌒ヽ炎炎o;爻爻爻ゞ;爻彡'´

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭》
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


　　　　　　　　　　　　　　　　　　 人　ノ　,ｊ}
　　　　　　　　　　　　　　　　　Y　　)ｿ彡斗
　　　　　　　　　　　　　　　　彡イ　i!　　介}
　　　　　　　　　　　　　　　　i::ｲ　;'　 ／::ノ'
　　　　　　　　　　　　　　　　iﾚ　ﾐﾐﾐ((　:::{{　ｻｯ
　　　　　　　　　　　　　　　　// 　 )):;　ﾉﾉ　　　))
　　　　　　　　　　　　　　　　彡　 i!ﾄ、（((}　 彡　　ﾟ‘　　 　 　 　 ,ｲ７　　/7
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾐヽ!,, ヾY⌒7　´　　　　　　 　 　r≧=彡う　炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�Ew ／〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : :lｒ'ｲ !{ヽ{　　　　　　 　 　 rｹ(爻　炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�E}　 ｨ�E�E
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミ{ﾄ''　ﾍ　厂￣￣≧=､ ,,ィ'''　＿ _三ﾆノ　炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�Ew (,,イ笊�E気,
　　　　　　　　　　　　　　　　　=ｭ''　 ヾﾊ　,,ィ´　　 __ ==--'´　炎炎炎炎炎炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�EYｿﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヾ｀　ﾐ Y/j/　 ィ　�E�E�E�E�E�E�E　　　炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�Ew≧====彡
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ_ｒィY　　ミ }!j/j/　j:ゝ====栃炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�Ew 炎 ｯ�Ew �E,ﾉ厂
　　　　　　　　　　　　　　　　ｿxfyヾ ￣ヾﾐ!|-__厂　〈/⌒爪(　　｀⌒ヽ炎炎o;爻爻爻ゞ;爻彡'´

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　　　　　　 ＼　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　|_厂　　シュｳ　　　ヽ＼
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　＼人＿人＿人＿人　　　　　　 ＼　 ＼　　　　　　/:::::|＼/　　　　 　 　 　 ／　 ／　´ィ´ィ´斗�d.　/　) ) ) )彡｝＝ﾆ7′
　 ≧　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼　　 　 /:::／＼|'　 　 　 　 　 ／　 ／　 '＼-=ニ二三=y′爻爻彡"＝ﾆ7
　＜　　ぐえっ！？　　　　　　　　 　 　 ＼　 ＼　 〈∠＿／ ﾋﾞｼｭ 　 　 ／　 ／ 　 　 　 ＼＝ニ二/　爻爻彡
　　≧　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼　 ＼ ￣￣ ,　　　　　 ／　 ／　　　　　　 　 ＞'"下≧､爻爻ﾐ＜
　　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y　　　　　　　　　　 　 　 ＼　 ＼ `'　　　 　 ／　 ／　　　　　　ﾟ。,／　　　　 ﾆ三三三
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　＼　 ＼＿＿／　 ／　　　 　 　 /／ { X_...._　　 三三三三
　　　　　　　 　 　 　 〈￣＼ 　 て／　ﾊﾞﾁﾝ! 　 　 　 ＼　　 　 　 ／　 　 ﾊﾞｷｮｵ! ⌒ヾﾋ#'〈⌒7/￣`ﾄ､三､三三
　　　　 　 　 　 r<7　　＼　＃> }(そ‐　　　　　 　 　 　 ∨　　 ∨　 　 　 　 　 　 ．‘　}(　`　 ‘　 　 |ニニ〉)ﾆﾆ
　　　 　 　 　 _/ /　　　 /　/〉 ⌒ヽ　　　　　　 　 　 　 ｜　　 ｜　　 　 　 　 ／　 　 　 　 　 　 　 人_r‐'了￣
　 　 　 　 ／〔_儿_　　 /　/　　　　　　､　 　 　 　 　 　 ｜　　 ｜　　　　　　　 　 　 　 i　　　 　 r'´,､〈ﾄﾄﾄ｣
　　　　　/　ｏﾟ'　 ∧__/　/　　　　　　　　． ,　　　 　 　 ｜　　 ｜　　　／　　　　　　　　　　　 〈〈〈　V`` ’
　 　 　 /　ο 　八＿__ノ＼　　　　　 　 ,∠》　　　　　　｜　　 ｜　　　　　　　　　　　　i　　　 　```
　 〈＼_{⊂⊃　Lノ　}{　　ノ　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｜　　 ｜　　　　 　 　 　 　 　 r､　　　＼人＿人＿人＿人
　　'＼_＞，　　　　ﾉレ^ﾚ　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｜　　 ｜　　　　 　 　 　 　 　 Lﾉ　　　≧
　　　　}{　〕〔　 ／ /　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｜　　 ｜　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　　グワァー！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y

　　　　　　　　　　　＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿
　　　　　　　　　　　≧
　　　　　　　　　　　＜　やめんかッ馬鹿垂れども！
　　　　　　　　　　　＜　全く、毎度まいど！！
　　　　　　　　　　　≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ; : :
　　　　　　　　　　　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒　　　　　　　　　　　　　　　　　' : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. : : : .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 (々::::)⌒ヽｎ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 （　⌒⌒　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　し(。。:::::)⌒ 厂〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 | | | |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と(。Д:::::)⌒'つ(::::::::::)　: : .
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ､∧,,∧　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　(Д:::::と⌒つ:::(::々:::)::::: : .
　　　　　　　　　　　　　　　　　 (#・ω・´)G，　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 (。。:::::)⌒ 厂:〉::::(д::ﾟ::　: : .
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈　　y　 ﾉ　。　　　　　　　　　　　　　と(。Д:::::)⌒'つ(::::::::::):::::::(::::　　: : : .
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　}====={　 　_ 　 　＿ｏοｏ　　　(Д:::::と⌒つ:::(::々:::):::::匚!。)::::　　: : : :
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 〈＿＿＿〉　<ﾉr､ (⊂⊃)　　0 0o《三三三三三三三三三三三三三三三三: : :
　　　　　　　　　　　　　　　　…・　¨￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ：
　　　　　　　　　　　┏━━┻━━━━━┓
　　　　　　　　　　　┃　　死と霊感の神.　┃
　　　　　　　　　　　┗━━━━━━━━╋━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┃　オーディン　 ┃
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┗━━━━━━┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'　　　 :: : .　 /.((Yi::ｲ　;'　 ／:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 // 　 　(ﾟ:::。):: :}　::iﾚ　ﾐﾐﾐ((　:::{{
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∧∧　　　　　　 //　　(::々::): : :ﾉ彡)) -､ﾉ　　::^
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ( ．．')　. : : 　　 //　と(。:::)⌒::〈// 　 )):;　ﾉﾉ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈 y　Go。: : :　 // (Д::と⌒。::　 Y; ; ; /彡　 i!ﾄ、（
　　　　　　　　　　　　　　　L　　ゝ: :оо《〈三三三三三 　 ||ﾉノ　　ｿ´　ﾐヽ!,, ヾY
　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾘ《 ﾉ　彡　　 : :lｒ'ｲ !{
┌───────／─────　　　　　 　 　 　 　 　 {{"/V　　　ミ{ﾄ''　ﾍ
｜　……ほら、今日の配分だ。　　　　　　　　　　　　　　 }}儿I,ィ　=ｭ''　 ヾﾊ
｜　争いを止めねば、渡さんぞ。　　　　　　　　　　(ゝｒｒ＜ﾌ　　ﾉﾉ｀ヾ｀　ﾐ Y
└─────────────　　　　　　　　 =(`ﾟ ﾆ　,,) 　((　 ミ }　ノ八
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ﾞ　゛ﾞ　つ　yヾ ￣ヾﾐ!　　〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 r'γ⌒ヽっ　"´　ｿfﾐ｀ヽィ ミ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,r=≦彡三三三三三 ｀乂こノ"　　ヾ//7／/}{
　　　　　　　　　 　 　 ＿ｧ===≦八＼　::iﾚ　ﾐﾐﾐ((　::。　　　　　｀≧===彡ミ ﾉ彡￣ヾ
　≧===＝ニ二Ξ三ﾉﾉﾉ厂≧彡　 )　＼　≧ノ　ゝ''　　　￣ミ　≧三ゝ,ｨ'´/／丿　)(
　　　===＝ニ二Ξ三ﾉﾉ　　　　　　　　　　　　　　ﾟ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｏﾟ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　,〜'⌒〜〜'⌒〜'⌒〜〜'⌒〜'⌒ヽ、
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 （　　ちぇっ……いつもいつも、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　　いい所で邪魔ぁしやがって！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　`〜ー 〜ー 〜ー 〜ー 〜ー 〜ー'

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まただ。　まァた、もう少しのところでアイツが止めやがる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オーディン！　オーディン！　お節介焼きな神め！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アイツが食いモン持って間に入りやがるせいで、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　単純なバケモノどもが、すぐになぁなぁにしやがるのよ！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,ｨ幺／
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,ｨ幺／
　　　　　　　　　　　　　　　 ｧ-=ニ≦彡≧∠}〉
　　　　　　　　　 　 　 　 ／ 八＼ヽ}{/ｲ／ﾉ⌒
　　　　　　　　　　　　　/ ,r'　ｱｲ≧==≦{八
　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ　ﾉ　/ ⌒(:ﾟ::::::::)Y/ﾉ}　　 　 ┌─＼──────────
　　 　 　 　　　　　 　 ∨(　〈[]。:::)n(::::::::}≫}　　　　｜　ふ、ふん！　その無礼、
　　　　　　　　　　　　　∨〉┘:::д。)つノミ,ﾘ　　 　 ｜　いずれ償わせるぞ……。
　　　　　　　　　　　　　　　(々:(。:::＜こ}/ノ　　　　 └────────────
　　　　　　　　　　　　　　　し　∪⌒∪￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‘
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 と⌒とヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丿　　}
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 r(д::::∪　　　　 　 　 rー─､__＿＿＿＿＿＿＿　_ _ . . : :
　　　　　　　　　　　　　ザ　ﾊﾞ　　 　 　 　 　 　 　 　 〈{ﾉLﾄ､
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ザ　ﾊﾞ　　　　　 ‘　　　　　　 (々::とノ⌒ﾞー────　‐　‐ . : :; '
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ:::::∪　　　　　　　　　　　　　　／:　:　:　:　:　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∪∪　　 　　　　　　　　　　 ／　／￣7￣￣: /
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾞ　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　／　　 /: : : : ::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 厂￣｀ー──── ´　 ／ 　 　 '　: : : : '
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈〈〈⌒し^ー────　´　 　 　/　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r(Д:::。)､＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿／　　　 /＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒{彡とし: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ／　 　 　 /: : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ー‐´￣￣￣￣￣￣￣￣￣ /　 　 　 ／￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　 　 r(Д:::ヽ, ──' 　　 ／
　　　　　　　　　　　　　┌─────────／─　　　　　　`(。;:::〈　 ｒ＿.ノ　 ｒ'
　　　　　　　　　　　　　｜　ちっ……！　　　　　　　　　　　　　 　 └しく ヽ）-､　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　｜　今日は見逃してやらぁ！　 　 　 　 　 　 　 ヽ_. ノﾉ´「
　　　　　　　　　　　　　└───────────　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ -'´:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 グｲｨｨ　と::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾉ::::::::|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｍ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 (( と(Д。::)|
　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧ ,,∧　ﾉ　　　　　　　　　　 　 　 　 .　　　 　 　 　 　 　 し' ﾉﾉ
　　　　　　 　 　 　 　 (,, ｀・ω)　　　　　　　　　　　　　　　 　 (。。:::::)⌒ 厂:〉　 ・
　　　　　　　　　　　　 (} 　 y 〉　　　　　　　　　　　　　　　と(。Д:::::)⌒'つ(::　　：
　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉ====|　　　　　　＿ｏοｏ　　　(Д:::::と⌒つ:::(:::::匚!。):::
　　　　 　 　 　 　 　 〈　　　　〉　　　　(⊂⊃)　　0 0o《三三三三三三三三三三三三三三三三: : :
　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　食いモン。　そう、食いモン……。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アイツは毎度、持ってくる。　

　　　　　　　　　　　戦場から、病死者の家から、墓場から！　かき集めたのは、ニンゲンの死体さ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　『 戦士の魂はヴァルハラへ、それ以外はニブルヘイムへ。 』

　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　『 ならば残るのは、ただ肉の塊のみ 』
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ……なーんて、ゾッとしないよ！

……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧ ,,∧
　　　　　　 　 　 　 　 (::｀::::ω)　　　　　　　　　　　　　　　 　　(
　　　　　　　　　　　　 (} ::::y:::〉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､　　　　　　　　　'
　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾉ====|　　　　　＿ｏοｏ　　
　　　　 　 　 　 　 　 〈:::::::::::::::〉　　 　(⊂⊃)　　0 0o《三三三三三三三三三三三三三三三三: : :
　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……

　　　　　　　　　　　　　　　　　　命が溢れる世界樹で、いっちばん死臭をまき散らしてるのは

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　他ならぬ奴自身さ！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オイラの嫌いな……湿った、冷たい、死のニオイ！！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿人
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 , １　　　　　　≧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／; /　　　　　　＜　　あぁッ！？　オイ嘴野郎！！
　　　　　　　　 　 　 ＿　　 　 　 　 　 /　/'′　　　　　 ＜　　テメー、肉の取り分を誤魔化して
　 　 　 　 　 　 　 　 ｀ヾミー--　､＿/　〈ｧ　 l/_　 　 　 ＜　　いやがるな！？
　　　　　　　　　　　　　　 ｀＾ヽ　　　{　 /　　 i`　　 　 　 ≧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀¨アi{　冫ﾟ:)　　　　　　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
　　　　　　　　　　　　　　／　 　 くム‐ ':::)　　　　　　　　　　　　 |　　　　 　 　 　 　 　 r‐､_
　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　　　(::::::::)っ　　　　　　　　　 　 　 L／＼　　　　 　 (д:::)ﾉ /77､
　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　し　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　 　 　 　 `rぅ　 　 ﾉ
　　　　　 　 　 　 　 　 ＿／　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ､!　　 　 乙＼　　　乂 　 イ
　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ￣ 　 　 　 「∨ |l 　 　 |　 　|
　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 〈＼　 「＼　　　ﾉ i|,丿　　 __|　 　|
　　　　　　　 ＼人＿人＿人＿人＿人＿　　　　　　　　　　＼￣＞x≧=彡≦≧=､ 〈/　　,人
　　　　　　　 ≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞==､　　ノ　　ﾉﾉ　∨　　/::::::＼
　　　　　　　 ＜　　知ったことかッ！！　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 Y≧==彡　 ﾉ{　　/　ヽ:::::::Y
　　　　　　　 ≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }　　　　 ／,人, /　 ／::::::ﾉ
　　　　　　　 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒　 　 　 　 　 　 (::::n＿＿／l|≧== 彡　　 ∧／.:::::／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 〈彡 ,＿＿_八　　　 　 　 ﾉ,∧:::／
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ─==＝＝＝==─　　　　　　　｀⌒　　　　ノ＼≧=== 彡　　≧､
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∧,,∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 (,,#　　)G
　　　　　　　　　＿＿＿＿(⊂⊃)＿＿＿＿　 　 　 〈 ｀¨¨´r┘　 ￣￣＼＿／ヽ
　　　　　　　　//≧============≦77Z/　　 　 　 〉=== {　 　 　 　 　 　 　 　 |
　 　 　 　 　 //　　　　　　　　　　 　 //Z/　　　　　〈　　　,」┐　　　　　＼人＿人＿人＿人＿人＿人＿人＿
　　　　　　 //　　　　　　　　　　 　 //Z/　　　　￣￣￣￣￣￣　　　　≧
　 　 　 　 //　　　　　　　　　　　　//Z/　　　　　　　　　　　　　　　　　＜　　えぇいっ
　　　　　// 　 　 　 　 　 　 　 　 //Z/　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＜　　やめいと言っておるだろうが！
.　　 　 //　　　　　　　　　　　　//Z/　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ≧
　　　 //　　　　　　　　　　　　//Z/　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
.　　 // 　 　 　 　 　 　 　 　 //Z/
　　〈〈三三三三三三三三三〉〉/

…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんで奴さん、手ずから餌付けまでして

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニーズホッグとフレスヴェルグの諍いを止めるのか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんで奴さん、ご自慢の軍力で

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニーズホッグとフレスヴェルグを倒しっちまわないのか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オイラにゃ分かるぜ、神様のセコいお考えが。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　憎悪に塗れた神の血を、吸って長じたニーズホッグ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コイツが流した血から、次はどんな怪物が？

　　　　　　　　 　 　 　 　 　 コイツを退治するために流れた神の血で、次はどんな化物が？

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 j!　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 :;{　　　　 　 　 ．
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 l::,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `　　|::!
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　‘Ｊ::| 　, ‘
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／: : : :しｎ　ｎ　‘
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 / : : : : : :　(_丿し'⌒ヽ，
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 __ノ : : : : : ; ; ; : : : : : : : : : :｀. ｰ─‐　- ー─ っ
　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣し¬!::|￣￣し￣￣￣￣￣|:|￣し￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |::|　　　　　　　　　　　 J
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 l::
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 し　，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 r{＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ．　 　匚}〈∧
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ・　　　 匚} 〈∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 匚ﾄ、〈∧
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _r冂冂冂冂彡}　〈∧
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 {こここここイノ　r＜}
　　　　　　　　　　　　　　　 r､　　　　 　 　 　 て≧====､　　 f⌒＼
　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ::ﾉ'7　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾉ　　ﾉ　　　}　　 　 r─== ､
　　　　　　　　　　　　　 lヽl:/::/,- '"フ　　　　　　　　 ／　 ／　　　/　　　r┴:::::::::::::Y
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽl::::/::::/'´r--ｧ_　 　 　 　 〈　　((　　　／　　　　｀⌒と::::::::}{
　　　　　　　 　 　 　 　 　 l::::::::::::::r'⌒´f::ﾄ,　 　 　 　 ｀＜} } }／　r､ｲ┐　　　　　⌒):!
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l::::::::::::::l ｎ_,ノ:::|:ﾄ,　 r「| ﾄ､ｎ　 ￣　 　 ﾉ }:!::ﾄ,　　　 　 ／.'
　　　　　　　 　 　 　 　 ／::::::::::ノ　{:::::::'::::::::}〉 乂::::::::ﾉ　　　　 と:::::::::::ｿ　　　，‘
　 　 　 　 　 　 　 　 ／:::::::::／　　　Y:::::::::ノ　　　｀ヽ:＼　　　　ノ::::::ノ´　　 /(
　　　　　　　　　　／:::::::(⌒　　　　 /:::::::(　　　　　　 ＼:ヽ__,／ノ⌒　 　 　 {::::.＼
　　　　　 　 　 　 {::::::::::::::＞=====<::::::::と＞ーっ, 　 　 ):::::::::::(　　　　 　 　 Y::::::}
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな危ない橋渡るくらいなら、このまま変らず

　　　　　　　　　　　　　　　　根を齧り、鳥とにらみ合っててくれた方が都合がいい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そう、神様方は、きっと恐れているのさ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『 今が変わっちまう 』ことを！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だけど、それじゃあ退屈さ！

　　　　　　　　　　　　　　　　　だからオイラは、怪物どもに発破をかけてやってんのに！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なのに、なのに、それだってのに！

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'　　 　 　 　 /.((Yi::ｲ　;'　 ／:
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｍ　　　　 //　 　 　 　 :: :}　::iﾚ　ﾐﾐﾐ((　:::{{
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∧∧　ノ　　　　 //　　 　 　 　 :ﾉ彡)) -､ﾉ　　::^
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ( ．．')　. : : 　　 //　　　　　　 ::〈// 　 )):;　ﾉﾉ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈 ∽ 〉: : : 　 　 //　　 　 　 　 　 Y; ; ; /彡　 i!ﾄ、（
　　　　　　　　　　　　　　　L　　ゝ,。0о 《〈三三三三三 　 ||ﾉノ　　ｿ´　ﾐヽ!,, ヾY
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾘ《 ﾉ　彡　　 : :lｒ'ｲ !{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {{"/V　　　ミ{ﾄ''　ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 }}儿I,ィ　=ｭ''　 ヾﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 (ゝｒｒ＜ﾌ　　ﾉﾉ｀ヾ｀　ﾐ Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 =(皿´=#) 　((　 ミ }　ノ八
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ﾞ　゛ﾞ　つ　yヾ ￣ヾﾐ!　　〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 r'γ⌒ヽっ　"´　ｿfﾐ｀ヽィ ミ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,r=≦彡三三三三三 ｀乂こノ"　　ヾ//7／/}{
　　　　　　　　　 　 　 ＿ｧ===≦八＼　::iﾚ　ﾐﾐﾐ((　::。ﾟ　　　　　｀≧===彡ミ ﾉ彡￣ヾ
　≧===＝ニ二Ξ三ﾉﾉﾉ厂≧彡　 )　＼　≧ノ　ゝ0　　　￣ミ　≧三ゝ,ｨ'´/／丿　)(
　　　===＝ニ二Ξ三ﾉﾉ　　　　　　　　　　　　　ｏ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,〜'⌒〜〜'⌒〜'⌒〜〜'⌒〜'⌒〜'⌒ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 （　　それだってのに、またこのザマ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(　　また最初っから、やり直し！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 `〜ー 〜ー 〜ー 〜ー 〜ー 〜ー ーー'

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'　　　　　　 /.((Yi::ｲ　;'　 ／:
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 //　 　 　 　 :: :}　::iﾚ　ﾐﾐﾐ((　:::{{
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∧ ∧　ﾁﾗｯ　 　 //　　 　 　 　 :ﾉ彡)) -､ﾉ　　::^
　　　　　　　　　　　　　　　 (｀・ω・) ﾉﾉ　　　//　　　　　　 ::〈// 　 )):;　ﾉﾉ
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈 ∽　〉: : 　 　 //　　 　 　 　 　 Y; ; ; /彡　 i!ﾄ、（
　　　　　　　　　　　　　　　　L　　 ゝ,。0о《〈三三三三三 　 ||ﾉノ　　ｿ´　ﾐヽ!,, ヾY
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾘ《 ﾉ　彡　　 : :lｒ'ｲ !{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {{"/V　　　ミ{ﾄ''　ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾊﾞﾊﾞｯ ／ ' ‘}儿I,ィ　=ｭ''　 ヾﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ( (　　ﾉ　(ゝｒｒ＜ﾌ ｀　ﾐ Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾞ＝= (；il!ﾟ∀ﾟ) 　 ノ八
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 γ⌒とﾞ　゛ﾞ　つヾﾐ!　　〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {⌒7r((　"´゛))ｧ ﾐ｀ヽィ ミ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,r=≦彡三三三三三彡 ''ｰ ' ｀'⌒ ￣ﾞ"　／/}{
　　　　　　　　　　 　 　 ＿ｧ===≦八＼　::iﾚ　ﾐﾐﾐ((　::。ﾟ　　　　　｀≧===彡ミ ﾉ彡￣ヾ
　　≧===＝ニ二Ξ三ﾉﾉﾉ厂≧彡　 )　＼　≧ノ　ゝ0　　　￣ミ　≧三ゝ,ｨ'´/／丿　)(
　　　　===＝ニ二Ξ三ﾉﾉ

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　圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭》
　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
｀ヽィ ミｌ!
ｲｊ　　ﾐl|!:
彡￣ヾ!|
''　￣ミｌ!
　　　ﾞ''ヾ!
!ﾄ、（￣7イ　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ┌───────
　ヾY⌒7　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｜　…… ……。
ｒ'ｲ !{ ヽ{ﾞ) ﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　└──‐v────
{ﾄ''　ﾍ　｀ヾ＞===､＿,,ィ'炎炎炎}
,,ヾﾊ　,,ィ´==-- ￣￣气棗棗來　　　　　　　　　　　 　 ,ﾍ　　　　 ／ Y
｀　ﾐ Y/j/　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /. : ',　　／　　 |
｀ヽィ ミｌ!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /. : : . ,／　　　　|
ｲｊ　　ﾐl|!:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´ 　 ￣￣ ｀　＜　 　 |
彡￣ヾ!|::　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　 　 　 　 　 　 　 ｀ 　 |
i ﾄ　　ノ|　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　 　 . :　　　　　　 ∨
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'､人　__.　　. : : : : :　　　　　　/
　　　　 ;　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀＞ ､__ 　　. : : : : : :.　　 , 仆､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (,,　　)　　　 //　　　 　 : :}　::iﾚ　ﾐﾐﾐ((　:::{{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈 ¨¨G。　 //　 　 　 　 :ﾉ彡)) -､ﾉ　　::^
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 (( 〈＿__,　0 //　 　 　 　 :〈// 　 )):;　ﾉﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾞ　=　 ο// 　:　 　 　 　 Y; ; ; /彡　 i!ﾄ、（
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾟ《〈三三三三三　||ﾉノ　　ｿ´　ﾐヽ!,, ヾY
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｼﾞｬﾗﾘ.....　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ《 ﾉ　彡　　 : :lｒ'ｲ !{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｽﾞｽﾞｯ....　　　　　{{"/V　　　ミ{ﾄ''　ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }儿I,ィ　=ｭ''　 ヾﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 `　(ゝｒｒ＜ﾌ　｀　ﾐ Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ε=　(ﾟД-；=)　　 ノ八
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 γ⌒∩ﾞ　゛ﾞつ 'ヾﾐ!　　〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {⌒7r((　"´゛))ｧ ﾐ｀ヽィ ミ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,r=≦彡三三三三三彡 ''ｰ ' ｀'⌒ ￣ﾞ"　／/}{
　　　　　　　　　　 　 　 ＿ｧ===≦八＼　::iﾚ　ﾐﾐﾐ((　::。ﾟ　　　　　｀≧===彡ミ ﾉ彡￣ヾ
　　≧===＝ニ二Ξ三ﾉﾉﾉ厂≧彡　 )　＼　≧ノ　ゝ0　　　￣ミ　≧三ゝ,ｨ'´/／丿　)(
　　　　===＝ニ二Ξ三ﾉﾉ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‐── ま、まぁ……今日はココマデ、時間切れ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また今度、怪物どもを焚き付けてやるさ！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いつか、きっと！　次だ、次！

　　　　　　　　　　　　　...................　　　　　　........:::::::::::........　　　　　　　j(　ﾉノj/jｨ　 ｿ　　||　ﾉノ; ; ; ; ;
　　　　　　　　　　 ....::::"　 ......... ゛:::...　　　　　　⌒^⌒　 　 　 　 　 　 j≧j /jｨ　 ｿ'{丿　}ﾄ、((　; ; ; ; ;
　.......::::::::::::..... 　..:::::"　　　............　゛:::...　　　　　　　　　　　　　　　　　|// j/jｨ　 ｿ'　≧　l|　　; ; ; ; ; ;
　　　⌒^⌒　　.:::::"　:::::::::::::.　　 　 ゛::::..　　　　........:::::::::.......　 　 　 　 {_ﾉj/jｨ　 ｿ' イ三ヾ!≫､　; ; ; ; ;
　　　　　　　　 .::."...........　　　:::::::::::　 ::::..　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ､j/jｨ　 ｿ'乂　　　i!　 ﾐ　; ; ; ; ;
　　　　_,. - ''"~゛~` - ''""~゛` - ''""~゛~`''` ‐- ,._　　　　　　　　　　　 Yj/jｨ　八 　　　rｧj|ﾐ　 　; ; ; ; ;
,. - ''"~　　.,.　　　　　　'''　　　,.,　　　　'''゛　　　　 ` ‐ - ,._　　　　　　　}j/jｨ　ノ丿　ﾉミｿ )i　Y_　　; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /j/jｨ　 ｿ' ｲ彡≧　l|　＝‐; ; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (ゝｒｒ＜ﾌ /ｊ/lj/j/イ　｀''　三ヾ!　; ; ; ; ; ; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (ﾟ ＝,,:::) {j/i/ｊ!/ ｿ　　ﾐ 　 　 i!　 ﾐ≧; ; ; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈　　;;::::つヾ!ｊ/ ｨ /: :　　　　 j|ﾐ　 ﾌ; ; ; ; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r( 　γ⌒ヽ　,ソｲ/ｊ彡!:: j　　ミｿi　Y_≧; ;
　　 　 　 　 ,ィ爻≧===彡仁三三 三三ミll≧三 ≦気三´ミ゛゛乂fこﾉ ／ｲｊ ｌ: :ｲ　　ﾐ|l|j:; ｨミｭ　,,; ; ; ;
　 r ==≦爪うﾉﾉ八≫== 八ヽ＼≧彡彡jl　ﾉノ彡イﾉ}{ヽ＼＼　　ﾞﾞ": :..::jﾉ丿彡 _,．､ヾl|jﾊ ｀ｰﾐ　; ; ; ; ;
≧彡≧/j八ヽﾉノフﾉｲｿﾉ jL＼＼ゝ≧==彡 ｲj(( ﾉ| }j||　≧} }＞ニニ==丿//: : : : :; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▲━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　時間が切れて、日も暮れて……あーあーぁ、フギンとムニンも帰ってきちまった。

　　　　　　　　　　　　　　もう間もなくに、太陽とスコールの追いかけっこが終わって、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　兄弟狼のハティが月を追いかけだす頃だ。

　　　　　　　　　　　　繰り返し、くりかえし……今日も変わらない、一日の終わりだ。チェッ！

　　　　　　　　　　　　　　　　　まったく、もう。　この樹に起きる、同じ出来事、同じ景色！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そしていっつも、なんにも起きない！

　　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　オイラはここから、新しい眺めが見たいだけだ。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　........:::::::::::........　 　 　 　 　 j(　ﾉノj/jｨ　 ｿ　　||　ﾉノ; ; ; ; ;
　　　　　　　　　.:.:.:.:.:.:.:.:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　j≧j /jｨ　 ｿ'{丿　}ﾄ、((　; ; ; ; ;
　.......::::::::::::..... 　　　　...................　　　.:.:.:.:.:.:.:.:　　　　　　 　 　 　 　 　 |// j/jｨ　 ｿ'　≧　l|　　; ; ; ; ; ;
　　　　　　　　　....::::"　 ......... ゛:::...　　　　　　　........:::::::::......　　　　　　 {_ﾉj/jｨ　 ｿ' イ三ヾ!≫､　; ; ; ; ;
　　.:.:.:.:.:.:.:.:　 : :::::"　　　............　゛:::...　　　　.:.:.:.:.:.:.:.:　　 　 　 　 　 　 ﾄ､j/jｨ　 ｿ'乂　　　i!　 ﾐ　; ; ; ; ;
　　　　_,. - ''"~゛~` - ''""~゛` - ''""~゛~`''` ‐- ,._　　　　　　　　　　　 Yj/jｨ　八 　　　rｧj|ﾐ　 　; ; ; ; ;
,. - ''"~　　.,.　　　　　　'''　　　,.,　　　　'''゛　　　　 ` ‐ - ,._　　　　　　　}j/jｨ　ノ丿　ﾉミｿ )i　Y_　　; ;
　　　　,:,:,:,:,:　　　　　　,:,:,:,:,:,:,:　　　　　';';';';';';';　 　 　 　 　 　 　 　 　 /j/jｨ　 ｿ' ｲ彡≧　l|　＝‐; ; ;
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,:,:,:,:,:　　　　　　　　　　　,:,:,:,:,:,:,:　　　　　 　 　 ;';';';';';';'　　　 　 ´ 　 {j/i/ｊ!/ ｿ　　ﾐ 　 　 i!　 ﾐ≧; ; ; ;
　　　　　,:,:,:,:,:,:,:,:,:　　　　　:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　((　 　 l　,: : 　: : : : : ｨ /: : j|ﾐ　 ﾌ; ; ; ; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ 　 (ゝｒｒ＜ﾌ : :　!:: j　　ミｿi　Y_≧; ;
　　 　 　 　 ,ィ爻≧===彡仁三三 三三ミll≧三 ≦気三´ミ : : ＝(,, ‐Д‐)=　　　　 ﾐ|l|j:; ｨミｭ　,,; ; ; ;
　 r ==≦爪うﾉﾉ八≫== 八ヽ＼≧彡彡jl　ﾉノ彡イﾉ}{ヽ: : : :γ⌒ /　つと､　　 _,．､ヾl|jﾊ ｀ｰﾐ　; ; ; ; ;
≧彡≧/j八ヽﾉノフﾉｲｿﾉ jL＼＼ゝ≧==彡 ｲj(( ﾉ| }j||　: : : : {⌒7((　"´　0　 : : : : :; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;
ヽ＼jｲｿ/／／ﾉ}===彡仁三三 三三ミ==≦彡/／/}}ｊ儿: : : ..''ｰ ' ｀'っ"ﾞ　　. : : : : ;≦彡 ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;; ; ;
ﾉ丿/j}{(,ｨ'´　 { j≧===彡爪≧彡彡jl　ﾉノ彡イﾉ}{/lj/j/イ≧==: : : :: : : : : : ｰ==≦彡 : ;; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;

　　　　　　　　　　　　　　　　　どうすりゃあ、このグルグルの繰り返しが終わるんだ？

　　　　　　　　　　　　　　　　　どうすりゃあ、神様方の仕込みから抜け出せるんだ？

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　それこそ、世界樹がぶっ倒れでもしねぇ限り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この世界全てが、震えて崩れでもしねぇ限り。

　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 その日まで…… ─‐‐ なぁーんて、まさか、な。

. . : : : : : ; ; ; ;.
. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;.
. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;
◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　今度こそ、今度こそ……。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もう一度、もう一度……。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆
; ; ; ; : : : : : . .; ; ; ; : : : : : . .; ; ; ; : : : : : . .; ; ; ; : : : : : . .; ; ; ; : : : : : . .; ; ; ; : : : : : . .; ; ; ; : : : : : . .; ; ; ; : : : : : . .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ; ; : : : : : . .; ; ; ; : : : : : . .; ; ; ; : : : : : . .; ; ; ; : : : : : . .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 . .; ; ; ; : : : : : . .

　【幕間ノ二・終】

今回の投下は以上です。
お付き合いいただきありがとうございました。

以下補足。

北欧神話にはさまざまな動物・怪物が登場し、
ニーズホッグ(ニドヘグ)やフレスヴェルグ、ファフニールやフェンリルなどといった名前は
ゲームなどから日本でも馴染みがあると思います。

しかしこれら動物たちの中には、名前と設定だけがポンと存在し、
神話中でどのような活躍をしたのか、その登場に何の意味があるのか、が
語られないものたちが多くいます。

そこで今回は、神話エピソード中であまり活躍しない動物たちの紹介を兼ねた
短い話となりました。

【ヴィゾーフニル】

ある武器でなければこの鶏を殺せないが、
その武器を手に入れるにはこの鶏を殺す必要がある。

いわゆる「矛盾」の謎かけをしてくる、黄金のニワトリです。
この矛盾を乗り越えなければ手に入らない炎の剣というのが
かの有名な『 レーヴァンテイン 』である、という説もあります。

というのもレーヴァンテインが神話中のどの物体を指すのかは諸説あり、
神話中でそれらしいものがとりあえず３つほど出てきたりするのです。

他の「レーヴァンテイン候補」については、またその折に。

【フギンとムニン】

オーディンの眷属の賢い二羽のワタリガラス。

・主人の肩に止まって、一日で見て来たものをソッと囁く、
・先に帰ってきた一羽は、もう一羽の無事をオーディンと一緒になって心配する
などと、妙に可愛らしく描かれている、カワイイペットです。
カワイイですね。

その象徴するものはオーディンの知性であり、
また戦場ではカラスが死体を啄むことからも
死と戦場の神であるオーディンと関連付けられたそうです。

なおオーディンはこの二羽の他にも、自室で二匹の狼を放し飼いにしていたり、
スレイプニルをはじめとした多くの名馬を所持したり、と
なにかと動物を飼いたがるようです。

【ニーズホッグ　ラタトスク　フレスヴェルグ】

世界樹の根元と頂上に位置し、両者の間をグルグルと走るリスによって
罵倒を投げ合う二匹の怪物。
彼らは『 善良なる世界樹 』に悪意を塗り広げ、
根や葉を齧って世界樹の力を弱らせる存在、と解釈されることが多いようです。

本編中で神々が彼らを放置する理由について触れましたが、
これは完全に私の自己解釈であり、実際はどういう思惑があったのかは謎です。
この怪物たちは神々に放置されたままで神話は進み、最後にはどこかに飛び立ってしまいます。

オーディンやトールあたりが一戦交えていても良さそうなのですが、
そういったエピソードも(現存する物には)ありません。

その理由は一体なんだったのか…。
もしかすると、死体処理に困ったオーディンがポイ捨てするために生かされていた、
なんて真相かも知れませんね。

ちなみに、ゴーイン、モーイン、グラフヴィトニルの蛇親子はニーズホッグの眷属らしく、
この蛇たちもニーズホッグと共に根を齧って世界樹を弱らせている、という説があるそうです。

【四頭の鹿　ダーイン、ドヴァリン、ドゥネール、ドゥラスロール】

ひたすら世界樹の新芽を齧り続ける四頭の鹿。
彼らの役割は、ニーズホッグ達と同じく
『 世界樹を食べて弱らせる 』ことにある、とする説もあります。

しかし個人的には、そんな邪悪よりなものではなく
齧られても新芽を生み出し、死と再生を繰り返すことで寄り添う動物を育み続けるという
世界樹の生命力・永遠性を象徴しているんじゃないかなー、と考えています。

しかしやっぱり、よくわかりません。
この鹿たちと似ている、というかよく混同される存在に
『 ヘイズルーン 』という山羊がいます。
この山羊も、レーラズという植物(世界樹と同一視される場合もあり)の葉を齧っているのですが
こちらの場合は植物の見返りに乳から蜜酒を出し、神や戦士にふるまうという役目を持ちます。

一方で鹿たちは、特に神に見返りも渡さないし、神も鹿たちに関わりません。
ただひたすらに芽を齧り続けるのみです。
よく分かりませんね。　はい。

個人的な解釈により、世界樹に集まった動物怪物は皆
『 死と再生をグルグルと繰り返す、世界樹の生活環の一部として組み込まれたもの 』
として今回の話に登場させました。

その為、いつも以上に間違った神話知識を述べているかも知れませんので、
ご留意いただければ幸いです。

◆UriumsB.Tk　でした。

投下乙！！
オリジナル三頭身ＡＡたちがヌルヌル動いてて三頭身ＡＡ技術の高さがすっごい感じられました！
ラタトスク達の台詞もテンポよく　内容も読んでて面白い！
三頭身だけじゃなくニーズホッグ達のような巨大なＡＡも素晴らしくうまい！
ＧＪ！

乙です
私は二匹の怪物が生かされてたのは
二匹が強大すぎるゆえだと思ってました
死体処理のためってのも面白いですね

大きい奴から小さい奴までドコドコ動いてて迫力が凄かった
ラタトスク可愛い

今回もすごいわぁ

ニーズホッグとフレスベルグの仲が悪いということは、
メガテンの悪魔事典でなんとなく知っていたけど、
ナルホドこういうことだったのか。

ラタトスク可愛い〜と思ったら､結構な腹黒だったでござるｗ

すみません。一つ気になったことが
フレスヴェルグは鷲と鷹の二つの表記があるんだけど､どっちなんでしょう?
→「姿かたちはただの鷲だが…」｢大きな鷹に化けたは良いが〜｣

役割と解釈｡話に出てくるということは何か意味があるってことか｡
自分なりの解釈で考えてみるのも楽しいかも｡
次回も楽しみにしています｡

いいなあ！面白い！

UFC 102 - : アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs. ランディ・クートゥア
https://www.youtube.com/watch?v=tpvWLa7SJ-c

UFC 105 - : マイケル・ビスピン vs デニス・カーン
https://www.youtube.com/watch?v=KHwj_1Jn8L4

UFC 146 - : ロイ・ネルソン vs. デイブ・ハーマン
https://www.youtube.com/watch?v=qJA16o7tCt4

UFC Fight Night 31 - : ティム・ケネディ vs ハファエル・ナタル
https://www.youtube.com/watch?v=e-x0ijoxsv8

乙でした。
ラタトスクの蝙蝠っぷりがニーズホッグとフレスヴェルグの両方にバレて
二人から締め上げられる展開かと思ったがそんなことはなかったぜ。
ラタトスクは無限ループから抜け出したくてしょうがないんだろうなぁ。

縦長のエッダのニーズホッグの絵のいい加減さは一見の価値がある
お前らの腹筋に効くぞ

感想ありがとうございます。

>>67
すみません、単純に鷲の打ち間違いですね。
フレスヴェルグはワシです。

まあ鷲、鷹、鳶、隼といった猛禽類の区分ってのは実質成長する大きさで適当に分けてるだけで
全部「タカ目タカ科」だそうだからあまり気になさらず

ハヤブサは遺伝的にはインコやオウム、スズメに近いそうな。正面から見た顔は確かに似ている

>>72
おお！ご丁寧にありがとうございます｡
お手を煩わせてすみません。

>>73-74
なるほど〜そうなんですね｡為になりました｡

乙
ラタトスクこ憎たらしいがＡＡが可愛いから許す

おつううううううううううう！！！！！

>>71
今見たけどラタトスクの方が酷かったぞ

テステスです。

　
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　ねぇ、ネ！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　次のお話はどんな……
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　コホッ！　ケホッ！？
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　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,ｲ ﾘﾍ,ﾉ从
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　　　　　　　　　　　　　　｜　あら、マァ、いけない。
　　　　　　　　　　　　　　｜　喉を冷やしちゃったのね。
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜　さぁ、ショールをしっかり寄せて。
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　温めなおしたミルクに……
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　　　　　　　　　　　┌──────────────┐
　　　　　　　　　　　｜　あるところに「 壺 」がひとつ、　 .｜
　　　　　　　　　　　｜　 　　 　ありました……。 　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　└──────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　┌───────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　｜　その中には、全てのアース神とヴァン神の　.｜
　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　　『 唾 』が貯めこんであります。　　 　 　 　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　└───────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　┌───────────────────────┐
: : : : : : : : : : : : .　　　　｜　　二神族が戦争を終え、和平を結んだその証に、　　 .｜　　　. : : : : :
: : : : : : : : : : .　　　　　 ｜　　　それぞれが何か身体の一部を捧げよう、と。 　 　 .｜　　　: : : : : .
: : : : : : : : .　　　　　 　 └───────────────────────┘　　　　: : : : :
: : : : : : .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : : :
: : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : : : :
: : : : . 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　: : :
: : .　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: :
:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 . :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 . : : :
　　　　　　　　Α Α　∧∧　Α Α　∧∧　　 ﾌﾟｯΑΑ　　 ∧∧　ΑΑ　∧ ∧　　　　　　　. : : : : : : :
　　　　　　　: : : :: : :) (: : : :) (: : : : : ,(,,ﾟДﾟ) ﾍﾟｯ　(．． ,,)　 (:::　::::) (::: ::::) (: : : : :)　　　　　. : : : : : : : : :
　　　　　. : : : : : : : ::∨: : : :∨: : : ::/　/ﾟ|　丶　 ,　 ヽYij｀ヽ /:: ::: ∨: : : :∨: : : : : : .　. : : : : : : : : : : : : :
　　　　: : : : : : : : : : : ｌ: : : : ::l: : : : :し=='}　　 」L　　ﾉ===∪: :　:: :::ｌ: : : : : ｌ: : : : : : : : : : : : : : : : . . .
　　　　　　: : :U: : : :UU: : ::UU: : : :. し' Ｊ 　 (亞) 　し´＼_〉 U : : U U : : UU : : :U : : : . .　: : : : . . . . .
　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌─────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　　宴の席で、そう誓い。 　 　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　皆で吐き出したものでした。　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└─────────────┘

　　　　　　　　　　　　　┌───────────┐
　　　　　　　　　　　　　｜　 　 男神も、女神も。　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　｜　 　 戦神も、詩神も。　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　└───────────┘
. . : : : : : ; ; ; ;　　　　　　　　　　　　　　　　. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;
. . : : : : : _＿__　(O)　: ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;
. . : : : : └‐ｫ |　　　　 ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;
　　　　　　くノ　っ
　. . : : : : : ; ; ; ;　　　　　　　　. . : : : : : ; ; ; ;　ぺ　. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;
. . :ﾍﾞｯ :: : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　ぴっ　　　　　　　　　　　　　ﾊﾟｼｬ
　　　　　　　　　. . : : : : : ; ; ; ;　　　　. . : : : : : ; ; ; ;　　　. . : : : : : ; ; ; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;
. . : : : : : ; ; ; ;　　ﾋﾟﾁｬｯ　　　　　 　 　 　 　 　 . . : : : , ヘ　(O)
　　　　　　　　　　　　　　. . : : : : : ; ; ; ;　　　　　　　くｒヘ ＼　ｯ
　　　　　. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : ￣　　;. . : : : : : ; ; ; ;
. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ; ; ; ;. . : : : : : ぷっ; ; ; ;
　　　　　　　　┌───────────────────┐
　　　　　　　　｜ 　 　 血族の違いも、役割の違いも無く　　　　.｜
　　　　　　　　｜　皆が一つの壺に己の一部を捧げる……。　 ｜
　　　　　　　　└───────────────────┘

　　　　　　　　┌───────────────────┐
　　　　　　　　｜　　それはアース神とヴァン神との間での、　　｜
　　　　　　　　｜　　　　美しき友情の具現物でした。　　　 　 　 ｜
　　　　　　　　└───────────────────┘

　　　　　　　　　　　　‘】━━━━━━━━━━━━━━━┐
　　　　　　　　　　　　｜　誓いを交わした日より時は流れ、 .｜
　　　　　　　　　　　　｜　 　 城壁の傷跡も消えたころ。　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　└───────────────┘


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌─────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ 　 　 ある神が、フ、と思いつきました。 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└━━━━━━━━━━━━━━━━━【，



　　　　　　　　　　　　　　　　┌─────────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　│　‐── さて。　崩された城壁の修繕も終え、
　　　　　　　　　　　　　　　　｜　目に見える、先の戦乱での傷跡は
　　　　　　　　　　　　　　　　｜　癒えたと言って良いでしょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　｜　そこで、です。皆々様がた ‐───
　　　　　　　　　　　　　　　　└───────‐v─────────────


　　　　　　　　　　　　┌───────────────────────────
　　　　　　　　　　　　｜　この唾から、新たな仲間を造り出す、というのは如何でしょう？
　　　　　　　　　　　　└──────────‐v────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : : : : .　'　　　　　　: : : : :　　　　　　‘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : :: : '　　　　　　　　. : : : : 　．・
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 : : :.　　　　 ､('∀｀ )　………┓━━━━━┓
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 : :　 　 」L　 Yﾃ　 〉 　, : : : : ┃　詩歌神 　 ┣━━━━┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : . .　(亞) 　L　　ゝ . : : : : : ┗━━━━━┫　ブラギ　┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　 　 ┗━━━━┏

　　　　　　　　　┌────────────‐＾───────────
　　　　　　　　　｜　我々全員の、和睦の誓いを集めて生まれたその者は。
　　　　　　　　　└────────────────────────


　　　　 　　　　　　　┌──────────‐＾──────────
　　　　　 　　　　　　｜　きっと、きっと。　優れた命となることでしょう。
　　　　　　 　　　　　｜　必ずや、必ずや。　我らアースとヴァンの、
　　　　　　　　　　　 ｜　恒久に続く平和を、象徴する神となることでしょう。
　　　　　　　 　　　　└─────────────────────

: : : : : : : : : :　'　　　　┏━━━━━━──────────┐
: : : : : : : : '　　　　　　│　『 それはいい考えだ 』神々は頷き、 .│
: : : : : .'　　　　　　 　 │　 　　　　　壺を掲げました。　　　　　　　|
: : : : '　　　　　　　 　 └──────────━━━━━━┛
: : '　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 。,
:,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｏ　 ﾟ　 ο
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｡ﾟ 　 　 　 　 ┏━━━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 , ﾟ　　 　 」L　　　 　 　 ┃　創造神オーディン┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ♪　　　　。　　 　ｒ(亞)と丶　…　━━━━━━━━━┛
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 (　　　　　。　　　 (ω・´ 厂ﾉ　 j !
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾉ　　　　　。　　 　 〉ｙ´　,/　　ﾉﾉ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ( '∀)ァ　　+.　　　iｈ　　　 {====(　　　　　　　 ,:
　　　　　　　　　　　　　　　　 d,　ﾃ〈　　　　 ∩　ｌ::l,*:　 　y　　_,ゝ　　　　　. : '
　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾉ=== 〉　　　rＪ:lし':: {ｎ　　 〈＿ノ┘　,　　　. : : :
　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　 ┏━━━━━━━━━━━……────────────┐
　　　　　　 ｜ 　 まじないを掛け、祝詞をささやき、秘術を溶かし込み。 　　.|
　　　　　 　｜ 　 　　　 神々の唾は泡立ち、脈打ち、熱を放ち。　　　　　 　 ｜
　　　　　 　└───────────……━━━━━━━━━━━━┛


　　　 ┌─────────────────────────────┐
　　　 │　　　　　　　　　　　水滴は踊り、くねる度に肉をまとい、　　　　　　　　　 ｜
　　　 ｜ 　 　 　 　 　 　 　 ソレは見る間に、生き物の姿へと ‐──　　　　　　 　 |
　　　 └─────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　┏─────────────────────┐
　　　　　　　　　　┃ 　 命が宿り、ゆっくりと上げられたその顔は。　 　 ┃
　　　　　　　　　　└─────────────────────┛

　　　┏━━━━━━━ ・
　　　┃　賢いミーミル　　：
　　　┗━━━━━┓
　　　 　 　 　 　 　 　 ：　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ，　　 l
　　　　　 　 　 　 　 ∧ ∧　ｌ /　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　 　 '　|i　|　　　　/
　　　　　　　　　 　 (,, ・∀) 　‐　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ､　 　 　 　 l　　　'　　/
　　　　　　　　　　 　 ヾヽ〃　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ､　 　 　 　 ∧,, ∧　　　'　／
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ））⌒　　　　　　　∩＿∩　　 　 　 　 　 　 　 　 (（＾ω＾´/ﾞ) 　 ,
　　　　　　 　 　 　 ⌒（（　 　 　 　 　 　 （・∀・u ）　　　 　 ‐‐　 (ﾉ'∀)ﾉ　ヽ, y　　〈　　　　‐ -
　　　　　　　　　　　　　））⌒　 　 　 　 _.. lu　ﾟｒ‐と).. ..　　　　　　丿ﾃ {　　　ﾉ==(⌒ﾉ)　　､
　　　 　 　 　 　 　 ⌒（（　　　　 　 (　 　（し'（＿uﾉ　。 )　　／　ゝ、_丿　　 L ノ ⌒　　､
　　　　　　　　　　　 　 : : : : : : : : : . ｀ ¬J　──　-‐'. ,　'.　: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :

　　　　　　　　　┌─────────────────────━┓
　　　　　　　　　｜　　　　奇しくも、神間戦争最後の犠牲者となった　　　｜
　　　　　　　　　｜ 　 ミーミルに、とてもよく似た造りとなっていました。　｜
　　　　　　　　　┗━─────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　┌─┐
　　　　　　　　　　　　　└‐v┘
　　　　　　　┌─┐　　 　 　 　 　 ┌─┐
　　　　　　　└─＼ 　 ∧ ∧　　　└‐v┘　┌─┐
　　　　　　　　　　　 　 (,,・∀・) 　 　 　 　 　 ／─┘
　　　　　　　　　　　　 　 ヾヽ〃　　 ∩＿∩
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ））⌒　 r(∀・　 ) 　　　　　　　　　　r､
　　　　　　　　　　　 　 ⌒（（　　　 乂　　　 つ　　　　(∀｀;) r'⌒丶_　　　'
　　　　　　　　　　　　　　　））⌒　　　 )　 　 )O　　　　 Y'つと⌒Y_ノ　‘
　　　　　 　 　 　 　 　 ⌒（（　　　　　〈ノ⌒∪　　　　　rゝ== 〉
　　　　　　　　　　　　　 　 : : : : : :　:　:　::: : : : . .　　　　: 　:　:　:　. .
　　　　　　　　　　┌──────────────────────┐
　　　　　　　　　　｜ 　 　 新たに産まれた神は、クヴァシル ─‐ ‐ 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　｜　　　　 　 　 　 『 賢いクヴァシル 』。 　 　 　 　 　 　 　 │
　　　　　　　　　　└────────┬─────────────┘
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 �U
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |∩
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∪|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 �U
　　　　　 　 　 　 ┌─────────┴────────────┐
　　　　　 　 　 　 │　　　　 クヴァシル、という名を与えられました。　　　　 |
　　　　　 　 　 　 └──────────────────────┘

　　　　　　　　　　　 　__　　　　　　　　　 　 　 　 ＿__
　 　 　 　 　 　 　 , ´ 　 　 ＼　 　 　 　 　 　 ／　 　　ヽ
　　　　　　　　　 / ／⌒ヽ 　 ＼ ＿＿___　 / 　／⌒丶 }
　　　　　　 　 　 {　; : : : : : )　　　　　　　　 ｀ <: : : : : :　ﾉ
　　　 　 　 　 　 乂乂: : : '　　　　　　　　　 　 　 ､: : ,　 　 　 　 ┏━━━━━━┳┳━━━━━━┓
　　　　　　　　　 　 ヽ Y　　　　 　 　 　 　 　 　 　 Y　　　　　　 ┃　神話四章 　 ┃┃　詩の蜜酒 　 ┃
　　　 　 　 　 　 　 　 '　　　　　　　　　　　 　 　 　 l:　　　 　 　 ┗━━━━━━┻┻━━━━━━┛
　　　　　　　　　　 　 l 　 　 ､.___　　　　　　　　　　 l:　　　　　　　　　　〇
　　　　　　　　　　 　 l　　ﾞ　'^冖＾ 　 　 　 　 　 　 ,.:　　　　　０ ┏━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　　　 辷ﾗ 　,.:　 　 　　 　 ┃i　第一話　：　クヴァシルの旅路　i┃
　　　　　　　　 　 　 　 ､　　　　 ､　　　　　　　 "/.:::. 　 　 　 O ┗━━━━━━━━━━━━━━┛
　　　　　　　　　　　　 ﾉ)＼ 　 　 ｀　　一　　 ／. :
　　　　　　　　　　　　{ﾉｲ彡＞====┐　rr＜(. : : :　　。　　　o
　　　　 　 　 　 　 . : :乂/／ﾉﾚﾙ'7/└‐'ｳ//ﾉ. ' ; : . ,　　　　　　　　　　　o
　　　　　　　　, : : : : : : ＼(_ﾉ儿{/r=＜(⌒¨. : : : :　: : :　: : : . ,
　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ`＜(　　　　ﾉ　　 0　:, : : 　　: : . . 　 . : : 　。
　　　　　'　　　　　　　　 {ﾉ丿 ﾉ＼　／(　　ﾟ　ｏ　､: : . . .　ﾟ　　　　: : : : . . .,.
　　　　: : .　　 　 　 　 　 Y ﾄ､{　　ﾉ}{　 ＼　　。　　　　ｏ　 　。　　　　　　,ヘ
　　　 ; : : : . .　　 　 　 　 乂}　＼(ノう七⌒` 　　　o '　　 　丶: . .　　 　 /　　＼　　◯
　　　 : ; :　　: : . .　　　　 ﾚ´⌒　　　　　　　 　 　 　 　 　 。 　 　 　 　 /　　　　ﾉ
　　　　､　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 。　 　 　 　 ０　 　 　 　 ｀: : . /　　　 イ　　　　　ο
　　　　　　: . . .　　　. . : : . .　　　 　 r‐､ 　 　 __r‐､　　0 　 　 　 　 '〈　 ／　　l
　　　　　　　､　: : : . .　　　　　　 　 /　ﾉ　　　ﾉ　}　ﾄ ,　　　　　　　 　 Y´　　　 ;　ｏ
　　　　　　　 　 . 　 ◯　 　 　 　 ／ 　(___。イ　,ﾉ　,j |　o　　　ﾟ 　 　 ,ﾉ　 　 　 {
　　　　　　　　　　: : .r､　　　　 /　　 　 　 　 ／　 / ﾉ　　　　　 　 ,'´　　　　 　 ヽ
　　　　　　 　 　 　 〈∨｀ー─´　 　 　 　 　 ﾟ　 ／ /　　　　　　 ノ　　　　　　　　 ｌ
　　　　 　 　 ､. : ◯ /{　　　　　　　　　　　 　 　 ／o　 〇'　　　{__／⌒ヽ,　　　　j|
　　　　　　　 ' : : : .〈_∧____＿＿＿＿＿＿__ ,／　　　　　ｏ　　 。　O　　}　　　 /,'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿　０　　　　　Ο　　 　ノ　 j ／ﾉ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Ｙ´￣ｏ　 .　ﾟ　　　　　f｀'Y 　／/／
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 八　　　 ＼　　　　　　 ＼_／　/'
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／ヽ ＼　　。Ο 　　　　〇 　｀ｰ'
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 イ　 　 }　､＼ 　 　 }}
　　　　　　 　 　 　 　 　 「ゝ､__.　 ,ィｲ　l　　　,　　}　j＞=彡′
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＾ﾏi　　　 ﾉﾉ　ﾉ　　ノ　 ノ　ノ⌒
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾞマ`≪_／　イ　七つ)´
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ‘≪》,　　人_ノ⌒
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ￣￣

　
　　　　　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　┃　　　　　　 ゆったりとした服をまとい　　　　　　　　　┃
　　　　　┃　くつろいだ、柔らかい物腰で佇むクヴァシル。　 　┃
　　　　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
　/ し　　 　 　 　 〃/　　! ./ 　　　　　　　　 ,． ／し'"　　 　　　　 ＿z-ｰ¨¨¨⌒´　　　⊇ﾆﾆ二二二二
/゛ 　 　 　 　 　 /　/ 　,iソ゛　　　　　　　,..‐/,／　　　　 ＿z─-‐'"
　　　　　　 　　 " / 　 i./ 　　　　 . ,..-'"゛　″　　 　／
　　　　　　〃　 / 　　 　　　　　.／ 　 　 　 　 _..i　/　　　.;　　　　　┏━━━━━━━ ｷﾞﾝﾇﾝｶﾞｶﾞｯﾌﾟ.━━━┓
　　　　　./.!　　!　　　　　　　　/ ,,／　　　　ｒ'"〃　　　　 :Ｏ　　　　┃ 　 その体内には、原初の谷で　　　　 .┃
　　　　.i.l",!　 i′　　　　　　　i!''/　　　　 ./ 　l′ 　 　 　 : 　 　 　 ┃　　炎と氷が交じり合って以来の 　　　 ┃
　　　 .,ill　|　 l　 /{　　 　 　 　 / 　　　 ./　　　　　　　 　 i　　　　　┃　全ての神秘が込められていました。...┃
　　　./ﾘ　,! ./　 }/　　　 　 　 i! ._　　 /　　　　　 .+: .,　　 ;　　　 　 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
　 .i''i.! 　　.ｌlﾞ　　　　　　　　　 |, .!l.　 ,!　 　 　 　 。　　　　|　　*:
　 |　|　 　 .!　　　　 /l、　　 　 リ ヽ .l　　　　　　　　　∩＿∩　,+
　││./ ｌ　　　,,　/゛│　　　　　　 ｀'廴　　　+: . 　 ｈ( -∀- )　　ﾟ　　　　　　 　 　 　 　 'ﾆｰ　,,_
　 .ｌ 　 l　.!　　 .ﾈ !　　|　　　　 　 　 　 　 　 　 '　　 乂　 ﾉ勿ﾟヽ　:　:　　　　　 　 　 　 　 　 ｀'-､ .｀''-､
　　!　　ｌ l　　　 ! .}　　{　　　　　　　　　　　 　 : .　　　爪ﾟ,彡}'┘　　. :　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　　廴＿_
　　ヽi　.||　　　 l、.ｌ　/　　　　　　　　　　 　 　 　 。　└‐Lノ　.+ :　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ﾞ''-、
　　　|　 ″　　 ‖ .ｌ/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :|　　　　　　　　　　　　　　-..＿、　　　　　　　 ﾞ''-、
､　　│　　　 .､ .!|　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 :　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀'､｀'-､ 　 　 　 　 　 ゛
..ヽ、i,,ﾄ　　　 .ｶ, | ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:!　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　ヽ,　.i
　 .ﾞ!//!　　　　l ｌ ! ヽ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.;:　｡　　 　 　 　 　 /{　　 　 　 　 }　　ﾞ'､|し
　　　ｌ ﾚl　　　 ｌ !ゝ　 .!　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ､　　.　 |　　 .｡　　　　　　/　!　　　　　ｌ.!ｲ 　　　　{
i　　　!､.ｌ　　　　ヽ　　 �_.�＝@　　　　　　 　 　 　 　 ﾟ　,､人,､'　　　　　　　/ 　│　　　　,}|′　　　　}　　
ヽ　　　�_、　　　 ヽ.　　｀乂ヽ　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｀^⌒^´　　 ,i}　　　/ 　　 ,!　　　 ./ ゛　　　　　ｲ 　
、.＼　　　丶　.'ト,　 ヽ　　 　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　_ //　 ／　　　/　　　　/ 　　　　　　.{　　
. ｀-..｝　　　　　　ｌ＼　ヽ　 　 　 ｀'-..,_ 　 　 　 　 　 _,,〃 ._..-'"∠z-'"　 　 　 {　ィ　　/　　　　 　 　 ｲ　　
　　　　　　　　　　　　　　　┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　　　　┃　　　その眼差しと唇は、そよぐ風のように　　 　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　┃　　　　　静かに、柔らかく言葉を紡ぎ　　　　　　　┃
　　　　　　　　　　　　　　　┃　　　　 　 相手の心を安らげました。　 　 　 　 　 ┃
　　　　　　　　　　　　　　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

　　　　　　　┌─────────────────┐
　　　　　　　｜　　クヴァシルの舌から生まれる詩は　　 ｜
　　　　　　　｜ 　 神々の心を大いに楽しませ─‐‐ 　 　 ｜
　　　　　　　└─────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ∧ ∧　　 　 　 　 　 　 ＿_
　　　　　　　　　　　　　　♪　　 (,,・∀・)　　　　　　　　 d冖d
　　　　　　　　　　 　 　 (　　　 　 ヾヽ〃ノ　　　 　 　 　 (
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　））´　∩＿∩　　丿
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ⌒（（　　（‐∀‐　）
　　　　　　　　　　　　　(　'∀)Ｏ　　））⌒ /っと ヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 r∪♂¨ ⌒（（　 (⌒,(⌒,,ﾉゝ　,,
　 　 　 　 　 　 　 　 　 乂_ｿｰっ　　　　　　　　　　　　　　　　　v,,
　 　 　 　 　 ､､,,　　 [￣￣]Ｊ　　　　　　　　　　　　　　　''


　　　　　　┌─────────────────────┐
　　　　　　│　知恵の神たちと語らい、詩の神たちと歌を歌う　 .│
　　　　　　│　　　 穏やかな日々を送っていた、といいます。 　 .│
　　　　　　└─────────────────────┘

　　┏━━━━
　　┃　そして、ある時に ─‐‐　　　　　　　　　　　　　　　　. . : :
　　┗━━━━━━━━━━━━━　……　　　. . . . . : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . . . . .
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . . . .
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . . . . . .
: : : : : : : : : : : : : : : . . . . . . .

　　　┌─────
　　　｜　父上！
　　　／─────

　　　　　 　 　 　 ∧ ∧　　ｌ/
　　　　　　　　　 (,, ｀・ω)　 ‐
　　　 　 　　　　 〈　　 y〉

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ┌──────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　∩＿∩　　 　 　 　 ｜　父上、時が参りました。
　　　　　　　　　　　　　　　( ・∀・ )　　　　　　 ｜　クヴァシル殿が、この国より踏み出し
　　　　　　　 　 　 　 　 　 〈　ﾉ勿ﾟ〉　　　　　　 ｜　広き世界を外遊する時が。
　　　　　　　　　　　　　　　爪ﾟ 彡ゝ　　　　　　　／─────────────────‐
　　　　　　　　　　　　　 　 ∪⌒∪　 n('∀｀)
　　　　　　　　　 　 　 　￣￣￣￣ 　 Y ﾃ　〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ===ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　∧　∧
　　　 　 　 　 　 　 　 　 (,,　 ｀・)
　　　　　　　　　　　　　 〈¨⌒¨∩
　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾉ====T
　 　 　 　 　 　 ＿＿＿〈＿＿__ｌ＿＿
　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣

　┌──────／──────
　｜　外の、世界へ……？
　｜　ふぅーむ ─‐‐
　└─────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ┌────────────────
　　　　　　　　　　　　　　　∩＿∩　　　　　 ｜　そう！そうです！
　　　　　　　 　 　 　 　 　 (,, ＾∀＾)　 　 　 　 |　 アースガルドでは見えない景色！
　　　　　　　　　　 　 　 　 〈　ﾉ勿ﾟ〉　　　　　｜　外の世界でなければ匂えぬ風！
　　　　　　　　　　　　　　　爪ﾟ 彡ゝ　　　　　／────────────────
　　　　　　　　　　　　　 　 ∪⌒∪　 (∀｀*)
　　　　　　　　　 　 　 　￣￣￣￣　と ﾃ　〉
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ===ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　∧　∧　　　　　　　　＼──────────────────────────
　　　 　 　 　 　 　 　 　 (,,　 ｀・)　　　　　　　　｜　それらを眼で見、肌で感じ、より素晴らしき詩を！
　　　　　　　　　　　　　 〈¨⌒¨∩　　　　　　　 ｜　外の人々には、美しき叡智に触れる喜びを！
　　　　　　 　 　 　 　 　 ﾉ====T　　　 　 　 　 ｜　作り、与えたいと。　クヴァシル殿が望んでおられるのです。
　　　　 　 　 　 ＿＿＿〈＿＿__ｌ＿＿　　　　　└──────────────────────────
　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌─────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　 ……。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　└─‐v───

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧ ,,∧
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 (,,｀・ω‐)
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 〈∩と[　〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〉====|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 〈, 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣
┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┤
互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互互〔
┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┤


　　　　　　　　　　　　　　　┌─────────
　　　　　　　　　　　　　　　｜　うむ、良いだろう！
　　　　　　　　　　　　　　　└───‐v─────

　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧ ,,∧
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 (｀・ω・,,)ｎ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈　　y 　ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〉====|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 〈, 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　┌────────‐＾────────────
　　　　　　　　｜　良き歌は、良き風の吹く場所で生まれるものだ。
　　　　　　　　└─┬───────────────────
　　　　　　　　　 　 ｜　世界の風をその体に吸いこみ、
　　　　　　　　　 　 ｜　世界の土をその足で踏破するが良い。
　　　　　　　　　 　 └───────────────────

　　　　┌───────────────────
　　　　｜　しかし旅立つは良いが……。
　　　　└─┬─────────────────
　　　　　 　 ｜　外の世界が気に入って
　　　　　 　 ｜　そのまま戻ってこない、などということの
　　　　　 　 ｜　無いように頼むぞ？
　　　　　 　 └──‐v──────────────

　　　　　 　 　 　 ∧,, ∧　　　 ┌────────────
　　　　　　 　 　 (｀・∀‐)　　　<　　お前の歌は、私も好きだ。
　　　 　 　 　 　 〈　]∽[〉　　　└────────────
　　　　　　　　　 ﾉ====ｌ
　 　 　 　 　 　 〈, 　 　 |
　　　　　　　￣￣￣￣￣

　　　　┌───‐＾──────────────────
　　　　｜　必ずや、この地へと帰り
　　　　｜　お前の血潮に染み込み、お前の魂へと刻まれた
　　　　｜　旅路の歌を聞かせてくれよ？
　　　　└──────────────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∩＿∩ ヾ　ｺｸｺｸ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 (∀＾　,,)　))
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 〈 つ勿〉　　　　　　　　 '
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉノﾟﾉﾉﾄ､　　 　 (∀｀ )　‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └‐Lノ⌒　 　 　 ﾉﾃ 〉　`
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ￣￣￣￣￣　 L==ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　: : : : : : : . . .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : : . . .

　　　　　　　　　　　　　　　　　　∩＿∩
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 (・∀・　)　　　　. .. : : : :
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 }イうヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾉﾉ彡し　　　　　　. : : :
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ´' し＼_〉
　　　　　　　　　　　　　　　｀｀　￣￣￣￣''　´´


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭〉
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　: : : : : : : . . .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : : . . .

　　　　 　 　 　 　 　 ﾍﾟｺｯ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ((　(　　　 )､　　　　. .. : : : :
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∪ ７∪ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾉﾉ彡し　　　　　　. : : :
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ´' し＼_〉
　　　　　　　　　　　　　　　｀｀　￣￣￣￣''　´´




　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧,,∧　l/
　　　　　　　　 　 　 　 (,,　｀・)　‐　　　　､l
　　　　　 　 　 　 　 　 〈⌒¨ 〉　　　　　 ‐　(｀　　)
　　　　　　　　　　　 　 ﾉ===ｌ　　　　　　　　 7⌒}
　　　 　 　 　 　 　 　 〈＿＿|　　　　　　　　〈ﾞ==|
　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |一|　　　　　 　 　 　 |二|　　　　ﾉｲノ彡ゝ'　　|三|
　　 　 　 ∩＿∩　 ))　　|一|　　 ∩＿∩　　　|二|　　 　　└Lノ`　　　|三|
　　 　 　 (・ 　 ,, )　"　　 |一|　　 (　　 ,, )　　　|二|　　 　　: : : : : : ::　　|三|
　　　 　 　 }イ爪,　　　　 |一|　　 〈 ,イ爪,　　　|二|　　 　　 : : : : :'　　　|三|
　　　　　　ﾉ し　ゝ'　　　 |一|　　 ﾉｲノ彡ゝ'　　|二|　　 　　　: ; : '　　　 |三|
　　　 　 ´' し`＼_〉 　 　 |一|　 　 └Lノ`　　　|二|　　　　　　　　 　 　 |三|
＿＿＿＿___＿____________|一|__________＿＿__＿|二|＿___＿＿___＿＿___|三|＿＿＿
四四四四四四四四四四四四四四四四四四四四四四四四四四四四四四四四〉
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　` ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｎ_ｎ
　　　　　　､　　　　　　　　　　　　　 　 ( 　 ,,) 　　　　　,　　　`
　　　　　　　　　　　｀　　　 　 　 　 　 ,,,ﾉ彡ゝ...　　　　　 '
　　　　　　 　 　 　 　 　 ,,　　-‐=＝゛'':' :':':':',´´゛゛'' ==　‐ - 　,,　　　・　．
　　　　　　　　　　 -‐''´゛゛　　 　 　 : : : : : : : :　　　　 　 　 　 　 ﾞﾞ ‐ -　 ,,　　　　　`
　　　　,,　-‐''´゛゛　　　 　 　 　 .　:　:　:　:　:　:　:　:　 .　　　　　　　　　　　''゛''‐-　　,,
-‐''´゛゛　　　　　　　　　　.　　:　　:　　:　　:　　:　　:　　:　　,　　　　　　　　　　　　　　　ﾞﾞ '' ‐ -


　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∧,,∧
　　　　　　　　 　 　 　 (,,　｀・) 　 　 　 　 　 　 　 　 ､
　　　　　 　 　 　 　 　 〈⌒¨ 〉　　　　　　　(｀　　)ｎ　))
　　　　　　　　　　　 　 ﾉ===ｌ　　　　　　　　 7⌒ノ
　　　 　 　 　 　 　 　 〈＿＿|　　　　　　　　〈ﾞ==|
　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　┏────────────━━━━━┓
　　　　　　　　┃　　　こうして、クヴァシルは野に降り、　　┃
　　　　　　　　┃　　　　世界中を旅する放浪神として　 　 .┃
　　　　　　　　┃　　　　 歩み始めたのでした。　　　　　 　 ┃
　　　　　　　　┗━━━━━────────────┛

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　 ＼　　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　 ヘ　(○)　　　　　　　　　　　 　 |　　　丶、　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　くｒヘ ＼　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　＼　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 　 ￣　　　＿_　　　　　 　 　 　 |　　　 　　　'＼　　　＼　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 く.�� |　　　 　 　 　 　 |　　　 　　 / 　 ＼　　　＼_　丶._
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 くノ　　・・　　　　　　|　　 　 　 /　　　　丶　　　 }　　 　丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　・・ 　 | 　 　 　 /　 　 　 　 !　　　　　 　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,'　 　 　 / 　 　 　 　 |　　　 　 　 　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,'　　　　 ;　　　　　　　j　　　　　　 ／ 　 ぺ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / 　 　 ,'　|　　　　　　　,　　　 　 ／　　　　　　ﾀ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 　 　 !　|　　　　　　 /　 　 　 /　　　　　　　　　‘　，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　 　 　 　 |　|　 　 　 　 /　　　　 /　　　ﾟ　: :　　　　　 　 ‘　，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,. 　 ´　　　　　　　/　〈　　　 　ノ, , , /　,.ノ　　　　. : :
　　　　　　　　　　　　　　　　 r'三´　　　　　　　　　　　　　　}　　　 / /// し'´　　　:ｏ: : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　 匕二､＿_,,..　 -―‐-　..,,＿_,.ノ　　　〈ノ-‐'´　　　. : : : : : : : : ,, ,
　　　　　　　　　　` ' ' ゛ﾞﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　"""　　　　　　　` ゛ ''　″ ""　 ' ´´

￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣Z＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

　　　　　　　　┌─────────────┐
　　　　　　　　｜　　ゆったりとした足取りで　　　｜
　　　　　　　　｜　　 人界を歩くクヴァシル。　 　 .|
　　　　　　　　└─────────────┘

　　　　　　┌──────────────────┐　　　　　　　　　 '
　　　　　　｜　　　当ての無いその旅は、しかし　 　 　 　 ｜
　　　　　　｜　　迷いを感じさせることなく確信に満ち、 　 |　　　　　 　 　 ‘
　　　　　　｜　　　それでいて自由なものでした。　　　 　 ｜　　　　　　　　　　　　　　　．・
　　　　　　└──────────────────┘　　　　 . :´　　　　　 　 '
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　: :　　　　 +
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∩＿∩　　　　 　 　 ﾟ　　　　． ・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(∀・　,,)　　　　　. : :　'　+:
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈 ,ﾉ勿ﾟ〉　) ) )　'　. . . : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }ﾌﾉ彡ゝ　　　　　　　　　. : '
　　　　　　　,,　,,　 ,,　､,, 　,,　 　 ,,､ 　 ､､　,, 　 　 'し＼_〉　　,,　、　,,　,,　　　,,　　　.. ,,
　　　　　　　　　　　　　　　 　'' 　 　 　 　 　 ''　　　' ´´

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∩＿∩　　　'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ( ・∀・ )　 　
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 〈　 ﾉ勿ﾟ〉 　 ┌───────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 爪ﾟ,彡}' 　 . ｜　　彼が足を止める時。　　.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 └‐Lノ　.+　└───────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　それは、悩みや悲しみに囚われた人々が　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　　 　　　彼の行く道に現れた時。　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　､,,　　　 　 　 　　　　　 └────────────────────┘
　　　　　　　　　　　r(::: ´Д)　= 3
　　　　　　　　　　 ﾉ　]つ∩
　 　 　 　 　 　 ＿(　　___]つ　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｨr弋ミ､ 彡≡≡ミ ,ｨr弋ミ､
　　　　　 　 　 |７７７７し: : . . .　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 （ﾞДﾞ｀；,）彡≡≡ミ（,；´ﾞ〜ﾞ）
　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　　 （つと_　）彡≡≡ミ（　_つと）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 . : : : :Ｙ　　人彡≡≡ミ ヽﾉ　Ｙ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 . : : : : : : : :（＿_）`Ｊ彡≡≡ミ（＿_）_）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ┌────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜　クヴァシルはその度に立ち止まり、　.｜
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ゞﾐﾐっｨﾉ　　　　 　 ｜　　　　　　人々の声を聴き、　　　　　　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　;:（；Д；　）。:;　　　　 ｜ 　 親身に助言を与えるのでした。 　　.｜
　　　　　　　　　　　　 　 　 . : : ::L,L　　｀ヽ 　 : . .　 └────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　 。 ﾟしし (,＿,.､_） : : : : . . .
　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　┏┓　　　　　　 　 　 　 ┌─────────────────────┐
　　　┗┛　┏━━┓　　　　│ 　 　 　 　 クヴァシルの助言。　それは、　　 　 　 　 |
　　　　　 　 ┃： 　：┃　　　　│ 直接的な解決策を与えるものではありません。 　 │
　　　　　 　 ┗━━┛　　　　└─────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 …・
　　　┏━━━━━━━━━━━━━━━╋┓
　　　┃　　　　　 ､,,　　　 　 　 　 ∩＿∩　　　┃ ：
　　　┃　　　　 r(∩ ´Д)つ　 　 (∀‐　,,)　 　 ┃　 　 ┌──────────────┐
　　　┃　　　　ﾉ └ Yノ　　　　　と ﾉ勿ﾟつ 　　┃　 　 │ 　 　 優しく巻き付けた衣服。 　 　 |
　　　┃　　＿(　___]丶　　 　 　 　 ｲﾌﾉ彡ゝ 　 ┃ ‘・　│　　　　閉じられた瞼。　　　　 　 　 ｜
　　　┃　　|７７７７し'.　　　　 　 　 し⌒Ｊ　　　┃　 　 ｜　深く、ふかく蓄えられた知恵。　 .｜
　　　┃ ￣￣￣￣￣￣￣　　 　 　 　 　 　 　 ┃　 　 └──────────────┘
　　　┗━━━━━━━━━━━━━━━┛ ：
　　　　‘　　，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　┏━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　 　 　 　 　 ‘　　，　　┃┏━━━━━━━━━━━━┓┃　　┌────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃┃　　 　 ｨr弋ミ､∩＿∩　　　 　 ┃┃　　｜　　彼は人々の問題を理解すると、　　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃┃　 　 （　 ﾞДﾞ）(∀・　,,) 　 　 　 ┃┃　　｜ 　 　 そっと取り出し、 より大きな 　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃┃　 　 （つと_ ) (つﾉ勿〉 　 　 　 ┃┃　　｜　枠組みの中に置いてみせるのです。.｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃┃　　 　 Ｙ　 人　Ｙﾉノ人,　 　 　 ┃┃　　└────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃┃　　　 （＿_）`Ｊ└Lノ⌒　 　 　 ┃ ：
　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃┃ 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　 ┃┣…・　 　┌─────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃┗━━━━━━━━━━━━┛┃　 ：　　 │　　より大きく、調和のとれた　 .｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　┗━━━━━━━━━━━━━━┛　 ：　　 │ 　 　 枠組みの中へ ─‐‐。　　 ｜
　　　　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛i 　 └─────────────┘
　　　　 ┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 �V`
　　　　 ：：
　　　　 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　 ┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃　┌───────────────────────┐
　　　　 ┃ 　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓　　 ┃　｜　　　暗い夜道を照らす、灯の明かりのように。　　　　　 ｜
　　　　 ┃ 　 ┃　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┃　 　┃　｜　　クヴァシルは暗示し、また別の問いを投げかける。　｜
　　　　 ┃ 　 ┃　　 　 　 　 ∩＿∩　 ゞﾐﾐっｨﾉ　 　 　 　 　 ┃ 　　┃　｜ 　 　 　 　 　 彼にとって、人々を助けるには　 　 　 　 　 ｜
　　　　 ┃ 　 ┃　　　 　 γ（　 ‐∀） （；∀；　）　　　　　　　 ┃　 　┃　｜　　 　 　 　 そうするだけで十分だったのです。　　　　　　.|
　　　　 ┃ 　 ┃　 　 　 ノ　つ　 ｨつと[___　　｀ヽ　　 　 　 　 ┃ 　　┃　└───────────────────────┘
　　　　 ┃ 　 ┃　　 　 (´_,.ノと_,ノ 　 　 し (,＿,.､_）　　 　 　 ┃ 　　┃
　　　　 ┃ 　 ┃ 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　 ┃ 　　┣━┓∧
　　　　 ┃ 　 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛　　 ┃　 ┃￣
　　※　┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃　 ┃＿　�W�W
　　┃　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫　 ┃∨
　　┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ： 　 ┃
　　┃　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ┃
　　┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━，　 ┃

　　　　　　　┌────────────────────┐
　　　　　　　｜　　　 　 クヴァシルの噂は野に広まり、　 　 　 　 ｜
　　　　　　　｜　　巨人、人間、小人……種族を問わず　　　 　 ｜
　　　　　　　｜　 言葉を持つ者たちは、彼の知恵に感謝し　 　 ｜
　　　　　　　｜　　　　　　彼の言葉を求めました。　　　　　 　 　 ｜
　　　　　　　└────────────────────┘

　 　 　 　 ∧＿∧
　　　　　（　 ´∀｀）　 ,-っ ∧＿∧　　　　　　 　 ┌─────────────────────┐
　 　 　 ／⌒ヽ/　　 / _） （ 　 ・∀）　 　 　 　 　 ｜　 クヴァシルの姿を見た人々は仕事の手を止め 　 |
　　 　/　　 ＼＼／／　／　 　　 ヽ　 　 　 　 　 ｜ 　 喧嘩をし、泣き騒ぐ子供たちですら静かに 　 　 ｜
　　　/　　　 /.＼／　 /　/　 　 　 ∧＿∧　　　 ｜　　 　 彼の言葉に耳をそばだてるのでした。　 　 　 |
　　 /　　　∧_二つ　 | 　|　　 　 （　 ´Д｀）　 　 └─────────────────────┘
　　/　　　/　　　　　　| 　|　　 　 /　　　 ヽ
　 /　　　 ＼　　　　　 ヽ_）　　　/|　|　 　 | |
　/　 /~＼　＼　　　　　 |　 　 /　＼ヽ,／| |
./　 /　　　>　 ）　 　 　 /　　 /　 　 ＼＼| | ≧==ﾉ 彡ト　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ∩＿∩:　,　 ´
　 ノ　 　 /　／　　　　 ﾉ　　/　/⌒＼ し(メ (* ﾟД) ´ f) ,ィﾉﾉヾﾐ　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 (∀‐　,,): : , : ' 　:
／ 　 　 / ./　　　　　/　 ／ ／　　　 >　）　 （|　/ﾟ| 　y 儿*・∀从 ,ﾍﾍ,ﾍﾍ　　　　　 　 　 　 〈　ﾉ勿ﾟ〉 : :　,　: '
　　 　 （　ヽ､　　 　 /　 /　/ 　　　　/ ／　 　/∨''| ==| 　ﾉ∩∩　( ・v) ・w)　　　　　　　　　　Ｙﾉノ人,:　　. : : '
　　　 　 ＼__つ　　 {　　し'　　　 　 （＿つ　 〈／　J　∪ ⌒Lﾉ┘　(, 　)　 )　　　　　　　 　 　 └Lノ⌒. : : , '
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　　　 　 ￣￣￣￣￣￣

　　/　　　/　　　　　　| 　|　　 　 /　　　 ヽ
　 /　　　 ＼　　　　　 ヽ_）　　　/|　|　 　 | |
　/　 /~＼　＼　　 　 　 |　┌───────────────────────┐
./　 /　　　>　 ）　 　 　 /　│ 　 　 　 妙なる叡智と、 思慮深き言葉による和。 　 　 　 |
　 ノ　 　 /　／　　　　 ﾉ 　│クヴァシルは、正しくそれを体現できる神だったのです。│
／ 　 　 / ./　　　　　/　　 │　　彼は微笑みを浮かべ、世界を歩きつづけます。　 　 │
　　 　 （　ヽ､　　 　 / 　 .　└───────────────────────┘
　　　 　 ＼__つ　　 {　　し'　　　 　 （＿つ　 〈／　J　∪ ⌒Lﾉ┘　(, 　)　 )　　　　　　　　。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´　　　　　　　ο
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　　 　 　 ο
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∩＿∩　　　　　:　　　　　　Ｏ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ( ‐∀‐,,)　　　.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈　ﾉ勿ﾟ〉:　　　⊂⊃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙﾉノ人.:
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └Lノ⌒
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ￣￣￣

　　　　　　　　　┌────────────────────┐
　　　　　　　　　｜ 　 　 　 酒宴の席に。　晩餐の語らいへ。 　 　 　 |
　　　　　　　　　｜　　　　　　　多くの人々がクヴァシルを　　　 　 　 ｜
　　　　　　　　　｜　 　 　 　 　 自分たちの家へと誘い ─‐　　 　 　 ｜
　　　　　　　　　└────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /´￣￣｀Ｙ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∩＿∩　l/　　　　　　 {　　　　　}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (　・∀‐)　‐　　　　　　 ゝ ＿___ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈　ﾉ勿ﾟ〉　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｙﾉノ人　　 　 ∧ ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └Lノ⌒　　　(◎　 ,,)
　　　　　　　　　　　　　 _____　　　 　 　 ￣￣￣　　　 (　　　)
　　　　　　　　　　　γ　 　 　 Y　 　 　 　 　 　　　　　 ￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　 {　　　　　 }
　　　　　　　　　　　 乂_____　乂
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 丶　∧∧
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 (,,・∇)
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 (　　)
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ￣￣￣￣

　　　　　┌───────────────────────────┐
　　　　　｜　　　　　　　クヴァシルも喜んで誘いを受け入れ、　　　　　 　 　 　 ｜
　　　　　｜　　知識を語り、酒を飲み、詩を歌い、料理を口に運び……。　 　 .|
　　　　　｜　　　　　　　　　翌朝にはまた、歩き始める。　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　　｜ 　 　 　 　 　 そうして、また旅を続けるのでした。　 　 　 　 　 　 　 ｜
　　　　　└───────────────────────────┘

ｨv!yミ,,ｨvvy,,ミ.yvｨv!y　,,,,ｨvvy,,,,.yvｨv!y
.:ﾞ;;oゞ :. .:ﾞ; ;ﾐﾞ':,:"y'; ;y' ;; ﾐo:.ヾ.:ﾞ;;.:ﾞ;;ﾐo:.ヾ.:ﾞ;;ﾐz_
　ﾐﾞ'':;”v:";v;oy;:,.ﾐxvﾐﾞ'':;”v:";v;oy;:, .ﾐx;∠⌒￣＼
ﾞ;;ﾐo�XTﾐﾞ'':;”v:";v;oy;:,.ﾐxv广}}￣{{￣∨　　　　　 〉
⌒＼:;∧:";v;oy;.ﾐ厂}}/⌒{{　{{　 ｡}}　/　　　　　／,vｨv!y,,,
＿_／"ﾐ}}⌒}}_／　 {{。　｡}}　}}　　厂＼＿＿∠;.:ﾞ;;ﾐo:.ヾ.:ﾞ;
"⌒∨ {{。　　|　　 8ﾟ　∨8。{{==く　　　|ﾞ" ""⌒＼ﾐﾞ':,:"y':ﾞ;;ﾐ
　　/　　 }}　　＼＿＿ノ　　　}}　　　 　 |　　 　 　　}ﾐﾞ':,:"y.:ﾞ;;.:ﾞ;;ﾐ
⌒＼　　8　　　　　｀ﾞ|　／￣￣＼＿／　　 　　 ∠ﾐﾞ':,:"y'ヾﾞ;;.:ﾞ;;ﾐ
　　　|　　　　　　　　 ∨　 　　　　|┴───＜ﾐﾞ':,:"y'; ;y.:ﾞ;:ﾞ;':,ミ,,
　　 /　　 　 　　 　　　|　　　―＜_　　　　　　　 ＼　厂}}＼ﾐﾞ':,:":;＼
　／＼＿＿＿＿＿／　　　　 　　⌒＼　　　　　　∨ {{ﾟ　　}}""{{　｜
く　 　 　　　 　 |　　＼　　　　　 　 　　 ∨ 　 　 　 ∧8o　 {{　　}}　∧
　 〉　 　　　　　|　　　 ∨　　　　　 　　　| 　　　　/}}ﾟ|　　　 }}　｡}}rく⌒＼
∨　 　　　　 ／　　　　 ＼　　　　　　　/　 　 　 Ｌ{{人　　　{{｡　8　_〉　　|
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　　　　　　　　　　　｜ 　 　 ─‐‐ ただひとつ……。　　　 .|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　ﾞ (д◎ 三◎д) ﾉﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 (　,,　 　 )　　　　　　　　　 ,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 .. : ;; w ,　''


　　　　　　　┌──────────────────────────┐
　　　　　　　｜ 　 ただひとつ、クヴァシルに落ち度があったとするのなら。 　　｜
　　　　　　　｜ 　 　 それは、彼の知恵を悪用し、奪い取ろうと画策する　　 　 ｜
　　　　　　　｜　　 　 『 悪意 』に対して、あまりにも無防備であったこと。　　 　 |
　　　　　　　┗━━━━━━━━┰━━━━━━━━━━┰┰━━━──┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ・　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 し
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ・
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 l　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ‘
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 i
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ．

　　　　　　　　　　┏━━━━━━┷━━────━━━━┷━━┓
　　　　　　　　　　┃　　　　　　　　 　 　 ただ、ひとつ。 　 　 　 　 　 　 ┃
　　　　　　　　　　┃　　　　　　それだけのことだったのでしょう。　　　┃
　　　　　　　　　　┠───────────────────┳┛
　　　　　　　　　　 ．　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　，
　　　　 　 　 　 　 ・
　　　　　　　　　　 ，
　　 　 　 　 　 　 ●‘

「ヽ,,wll;;w::,,w,,,
〈＼}{　 }＼r,,ww　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,j{ノ　/ ﾉﾉ＞⌒
, 厂ﾉ＼ﾉ　ゝ､w,,w　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 人 ヽｲ　　((　(
＼r＜「＼＞‐＜ﾄ､,,w　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 {　／〉 ＞‐‐┐　ノ
. /｀Y＼/;;;;;;;;;;;;;;;;∨:;;w,　　　　　　　　　　　　_,.-─-､　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∨∨⌒7　// j/jｨ
::{　〈;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;├〈ﾄ､{　　　　　　　　　　　/;;Ｏ:::;;::;;;;;＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 j{ /　　 // j/jｨ
∧_人;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |　／}　　　　　　　　 ,イ⌒ヽ;;;;;;;:;;;;;;;;;;;ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 }/　　// j/jｨ　 ｿ
__/＿_};;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ 〈　人,,,........... ＿＿└─一<;,;;;;;;::;;;;;;;;;:ﾊ.....,..,........... ...　　　 ,.;　　　　　　　　　　　. .......j(　ﾉノj/jｨ　 ｿ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣:.,"'`::'::',:'':'`::'::',:'':`　ﾉ;;;;;;;;;:;:::::::::::ﾊ'.''"　'::',:'':';:;..,"'`::'::',:'"'`,.;'"　'::',:'':';:;..,"'`::'',:j≧j /jｨ　 ｿ'{丿
　"''　　　　::':'::'　" '''.''"'"　　''"'"' "'''.'''　"'''.' j;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::ハ'''.　,.,;:　　　"''"'"' 　"'''.'''　"'''.　,　;　　;　|// j/jｨ　 ｿ'　≧
'::',:'':'`::'::',:'':'`::':'::',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::''::',:'':';:;..,"'`,:|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::＼:'::',　　　　'`::'::',:'':'::',:'':';:;..,"'`::'::'　　;　 {_ﾉj/jｨ　 ｿ' イ三
'::',:'':';:;'"'"''::',:　'"'"''::',:::'::',:'':'`::'::',:'':';:;..,"'`' ',:' |;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::＼:;..,":　;..,"'`'::',:'':';:;..,"'`'::',:'':'　　　　 ﾄ､j/jｨ　 ｿ'乂
',:'':';:;..,"'　　`',:'':'`::':　　:''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`::　 　 ∨;;;;;:::::::::::;;;;;;;;:::::::::;;;;;;;;＼:'::',:'':　　　　'`::'::　'::''::',:　　　 　 Yj/jｨ　八 　　　r
"'''.'''　"'''.''"'"''　　　"'"' " "'''.'''　"'''.'"　　　　 ∨;;;;;;;;;;;;;::::::::;;;;;:::;;;;;;;;;;;;;;;＼　::''::',:'':';:;..,"'`,:'':'`::'::　　　 　 }j/jｨ　ノ丿　ﾉミ
:::　　　　　　　;..,"'`',:'':'`::''"　;;　　　　　　　　　　 ＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::;;;;;;＼　　　　　:::;..,"'`',:'': ;:;:　. 　 j/jｨ　 ｿ' ｲ彡≧
'':'`::'::',:'':';:;..,"'`',:'':'`::'::'.,"'`',:'':'`::':' "'`:　　　 　 　 :'::'＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼　　　　　:',:'':';:;..,"'`', 　 /ｊ/lj/j/イ　｀''
　　'':'`::'::',:'':';:;..,.　　　　　　　 　 　 ';:;:;..,"'`',:''　 　 　 　 ＼_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;辷　　 　'':　';:;..　,"'`:',:'{j/i/ｊ!/ ｿ　　ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'':'`　　　/ 厂｀'‐-;;;;;;;;;;;;;,.::::::::::::;;;;;＼　　　 　　　　　　 lヾ!ｊ/ ｨ /: :
　"'"'''　　　　　　　':'`::':;:;..,"'`'　　　　　　　,:'':'`::'::'':':';:"／ﾉく　　 　 　 ￣￣,ゝ＼＼＼＼　　:　　　　 　 'ﾉヽ　ソｲ/ｊ彡!:: j
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ィ爻 「ノ⌒ヽ∨≧==========　＼ ヽ ､ 〉ミ≧=≦ヽ_丿≧===彡　ﾐ|l|j:;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r ==≦爪うﾉﾉ/ ⌒ヽ〈_ﾉヽ＼≧彡彡jl　ﾉノ彡イヾゞ　　　ﾞﾞ": :..::jﾉ丿彡 _,．､ヾl|j
　　 　 　 　 　 　 一= ==ニニ三三三≧彡≧/j八ヽﾉ⌒フﾉｲｿﾉ jL＼＼ゝ≧==彡 ｲj(( ﾉ| }j||　≧} }＞ニニ==丿//: : : :
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:
　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'
　　　　　　　　　　　　＼─────────　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.
　　　　　　　　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　｜　　‐── 父上。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,
　　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,
　　　　　　　　　　　　└─────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿＿＿＿___
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Y r ´, 　 ────　､ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 {从 (: : : : : : : : : : : ; ; ; } }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 乂 ＞─── ──＜イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 })＞冖冖冖冖冖冖/|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 / 〈／匚 己}⊥冂 厂}
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /フY〉∠/厂コ 丁　∨
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 「＼ 　 　 　 　 　 　 ／　　 　ﾉﾉ 　} } 　YY /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨ﾉ＼　　　　 　 ,イ　===≦イ　　ﾉﾉ 　 } },'
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∨ノ;＞──＜「〉　　　　===≦イ　　ﾉ,/
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼」＼__／〉　　　　 　 　 ===≦イ ／
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ｀ ≪斗＜〉　　　「＼ 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ ≪「〉　厂/// | 　 , ..イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀＜//////＞´L/: : : : . , ,
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨/∨::　:　:　:　:　:　:　:　:　:　.　　,　,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |//j|　:　:　:　:　:　:　:　:　:　: : ; ; ; ; ; ; : . . ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |//j|　: : : : ; ; : :; ; ; : ; : :' : ; :: : : : : : : : : : : : . .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿＿＿八 八＿＿＿＿　　: 　:　:　:　' : : ; : : :' : : : : : : : . . , ,
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣´　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣

　　　　╋┓
　　　　　 ┣━━━━━━━━━━┓
　　　　　 ÷　 神界　アースガルド　 ÷
　　　　 　┗━━━━━━━━━━┫
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┗╋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　　.　.　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 Ｙ　　, ,::;　　r/ﾌz　　 　;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀　　,　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 爻　　　 :: ;;4ﾟ ,;'ヽ /7　; ;
　 ┌────────────────────　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 从　　;; 爻`wv､::ゞ'　 爻
　 ｜　父上、クヴァシル殿は……。　クヴァシル殿は、　　　　`　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ゝ:; '':;;:: ::;ﾉ´´｀/´-､ ｊ　ﾐ
　 ｜　今頃どうしておられるでしょうね。　　　　　　　　　　　　　 　 　 : , ,　　 　 　 ,,_ 　ﾁﾁｯ　 　 {:;:: :;:;;: r'ﾐY彡yｨ彡　ｲ{　Y｀�W, ; ;
　 └────────‐v───────────　　　　　　　　　　　　 　 ﾐｼ�n　　　 　 　 ｀ヾ:;: '-yｲ!/´ｒｲ>=ｭ､　''　　;; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ;　'＾"　　　　　　 　 　 　 "'ﾞ斗　j/jｨ i! ｿ' ｲ彡≧　l|
　　　┌──────────────────── 　 　 　 　 　 ,　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾄｊ/lj/j/} f//／　 ´　l;
　　　｜　無事、旅を続けておられるだろうか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 j{ｊ/lj/j ,仆　(　(　　　,
　　　｜　息災であらせられるだろうか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,ｊｊ/lj/j　/　}== ､ ヽ
　　　｜　このごろとみに、私はそんな心配ばかりを。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,ｲｊ/ lj/j /　ﾉ　⌒ヾ
　　　└───────‐v────────────　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 └ﾄ/ｊ/lj//イ　｀''　三ヾ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　从ノ∨　人　　))　　} }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧,, ∧　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /j/i/ｊ!/／ 彡ヽ( i!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿_　（・ω‐ ´）　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ミヾ!ｊ/ ｨ /: :　　ヾ　j|ﾐ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 (　' A)　　　　　　　 　 　 　 _厂ノ　（'＾)　r_,〉　　　　　　　　　　　　　　　　, イ´ミヾソｲ/ｊ彡!:: j　　ミｿi
　　　　　　　　 　 　 　 　 /Lﾃ} 　 　 �凵@　 　 　 　 ⌒}{´　 _ノ====ヽ,　　　　　　 　 　 　 　 　 r≦´ミヾ､ ソｲ/／ｲｊ ｌ: :ｲ　　ﾐ|l|
　　　　　　　　　　　　　ノ===〈_,　　夙三三三三三三三夙 ゞ ___ﾉ⌒つ　　　　　　　　　　　　 ノ　　　 ソｲ/シ/: :;'　ｊｿ彡 _,．､ヾ　 ｀
　　　　　　　　　 　 　 " 〈】：【 ｀　 《_ 冂＞=======＜冂 _》　〈】：【t_/　　　　　　＿＿r==≦彡⌒ﾌ ソｲ/!／//:_ノ　/_ ｿ'　　　)　)､
　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　 　 　 ￣￣￣￣　　イソ/!l//／r''´;_:_::　r-'j　__,ィ''
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿　　　　 rﾄ/　 /!ｲ,ソ´ヾﾐ}　　ヾ!/イ≦'´}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　┌───‐＾──　　　 　 　 ((⌒ー‐‐=彡´　　ヾミｲ　彡ｿ　　 ﾊ　川イx ､.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜　　ふむ？　　　　　　　　 　 `　　　 　 　 　 : : : :) :::／　;;:'ｿ: : ∨ｲ: : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └──────　　　　　　　　　　　　　　 　 : :rイ彡／　　彡: : : : :ヘ!: : : : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ノ'¨¨
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 Ｙ　　, ,::;　　r/ﾌz　　 　;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌───────────　　　　　　　　　　　　 爻　　　,,_ ;;4ﾟ ,;'ヽ /7　; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　ふふ、実はな、ブラギ。　　　　　　　　　　　　 　 从　彡ｼ�n `wv､::ゞ'　 爻
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└───────‐v───　　　　　 　 　 　 　 　 　 ゝ:; '':;;:: ::;ﾉ´´｀/´-､ ｊ　ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{:;:: :;:;;: r'ﾐY彡yｨ彡　ｲ{　Y｀�W, ;
　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌───────────────────────　　　 ｀ヾ:;: '-yｲ!/´ｒｲ>=ｭ､　''　　;; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜　そろそろ、お前が心配する頃合いだと思ったのでな。　　　　　　　 "'ﾞ斗　j/jｨ i! ｿ' ｲ彡≧　l|
　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜　今朝、使い烏たちに命じておいたのだ。　　　　　　　　　　　　　　　 　 ﾄｊ/lj/j/} f//／　 ´　l;
　　　　　　　　　　　　　　　　 └┬──────────────────────　　 　 　 　 　 j{ｊ/lj/j ,仆　(　(　　　,
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｜　人界のクヴァシルを見つけ、様子を報せよ、とな！　　　　　　　　 ,ｊｊ/lj/j　/　}== ､ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 └───────────‐v──────────　　　　　　　,ｲｊ/ lj/j /　ﾉ　⌒ヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └ﾄ/ｊ/lj//イ　｀''　三ヾ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　从ノ∨　人　　))　　} }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∧,,∧　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /j/i/ｊ!/／ 彡ヽ( i!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿_　ｄ（ω^´,,）　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／ミヾ!ｊ/ ｨ /: :　　ヾ　j|ﾐ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 (　'∀)ﾉ　　　 　 　 　 　 　 _厂ノ　乂　 y　〉　　　　　　　　　　　 　 　 　 , イ´ミヾソｲ/ｊ彡!:: j　　ミｿi
　　　　　　　　 　 　 　 　 /bﾃ} 　 　 �凵@　 　 　 　 ⌒}{´　 _ノ====ヽ,　　　　　　 　 　 　 　 　 r≦´ミヾ､ ソｲ/／ｲｊ ｌ: :ｲ　　ﾐ|l|
　　　　　　　　　　　　　ノ===〈_,　　夙三三三三三三三夙 ゞ___ﾉ⌒つ　　　　　　 　 　 　 　 ノ　　　 ソｲ/シ/: :;'　ｊｿ彡 _,．､ヾ　 ｀
　　　　　　　　　 　 　 " 〈】：【 ｀　 《_ 冂＞=======＜冂 _》　〈】：【t_/　　　　　　＿＿r==≦彡⌒ﾌ ソｲ/!／//:_ノ　/_ ｿ'　　　)　)､
　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　 　 　 ￣￣￣￣　　イソ/!l//／r''´;_:_::　r-'j　__,ィ''
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿　　　　 rﾄ/　 /!ｲ,ソ´ヾﾐ}　　ヾ!/イ≦'´}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　((⌒ー‐‐=彡´　　ヾミｲ　彡ｿ　　 ﾊ　川イx ､.
　　　　 　 　 ┌────‐＾─────────　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 `　　　 　 　 　 : : : :) :::／　;;:'ｿ: : ∨ｲ: : :ヽ
　　　　 　 　 ｜　　！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 : :rイ彡／　　彡: : : : :ヘ!: : : : :
　　　┌──┴──────────────　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /ノ'¨¨
　　　｜　それは、待ち遠しい！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ
　　　｜　無事の便りを、早く聞きたいものです。
　　　└─────────────────

　　　　　　　　　　　　　　　　　｀
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ))
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ´
　　　　　　　　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　((　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 Ｙ　　, ,::;　　r/ﾌz　　 　;;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 爻　　　,,_ ;;4ﾟ ,;'ヽ /7　; ;
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 从　彡ｼ�n `wv､::ゞ'　 爻
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ゝ､　　　　ﾊﾞｻｻｯ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ゝ:; '':;;:: ::;ﾉ´´｀/´-､ ｊ　ﾐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミﾐ、`ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 {:;:: :;:;;: r'ﾐY彡yｨ彡　ｲ{　Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミ､　　＼,,＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｀ヾ:;: '-yｲ!/´ｒｲ>=ｭ､　''　　;; ;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 彡,　r-ヾ,,.ﾉゝ　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 "'ﾞ斗　j/jｨ i! ｿ' ｲ彡≧　l|
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 "彡,l　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾄｊ/lj/j/} f//／　 ´　l;
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / , i',,メκ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 j{ｊ/lj/j ,仆　(　(　　　,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 <ｲﾚ´`π　　　ﾉﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,ｊｊ/lj/j　/　}== ､ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,ｲｊ/ lj/j /　ﾉ　⌒ヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 └ﾄ/ｊ/lj//イ　｀''　三ヾ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 从ノ∨　人　　))　　} }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ､ﾍ 　,　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /j/i/ｊ!/／ 彡ヽ( i!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　l/　　　　　　　　　　　 ＿_ ｎ（ω・　,,＞　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ミヾ!ｊ/ ｨ /: :　　ヾ　j|ﾐ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ( 　' ^)　‐　　　　 　 　 　 　 _厂ノ 乂　　y　〉　　　　　　 　 　 　 　 　 　 , イ´ミヾソｲ/ｊ彡!:: j　　ミｿi
　　　　　　　 　 　 　 　 〈　 ﾃ〉 　 　 �凵@　 　 　 　 ⌒}{´　 _ノ====ヽ,　 　 　 　 　 　 　 　 　 r≦´ミヾ､ ソｲ/／ｲｊ ｌ: :ｲ　　ﾐ|l|
　　　　　　　　　　　　　ノ===〈_,　　夙三三三三三三三夙 ゞ ____ﾉ⌒つ　　　　 　 　 　 　 　 ノ　　　 ソｲ/シ/: :;'　ｊｿ彡 _,．､ヾ　 ｀
　　　　　　　　　 　 　 " 〈】：【 ｀　 《_ 冂＞=======＜冂 _》　〈】：【t_/　　　　 　＿＿r==≦彡⌒ﾌ ソｲ/!／//:_ノ　/_ ｿ'　　　)　)､
　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　　 　 ￣￣￣￣　　イソ/!l//／r''´;_:_::　r-'j　__,ィ''
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿　　　　 rﾄ/　 /!ｲ,ソ´ヾﾐ}　　ヾ!/イ≦'´}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌─────‐＾────　　　 ((⌒ー‐‐=彡´　　ヾミｲ　彡ｿ　　 ﾊ　川イx ､.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　ほうら、噂をすれば。　　　　　 `　　　 　 　 　 : : : :) :::／　;;:'ｿ: : ∨ｲ: : :ヽ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ┌──┴──────────　　　　　　　　 　 　 　 : :rイ彡／　　彡: : : : :ヘ!: : : : :
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 │　戻って来たぞ、私の烏が。　　　　　　　　 　 　 　 　 /ノ'¨¨
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 └───────────── 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾚ

　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ．＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　 ､
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 丶　､
　　　　　　　　　　　　'　 　 ﾄ､　　　　　　　ﾉ),、　　　 　 ﾊﾞｻﾊﾞｻ
　　　　　　　　　　　 ((　 ＿> ＼.ｧ⌒'､　ノ　ノ、　　‘
　　　　　　　　　　　　 　 ＞‐　ヽ!-.ﾟ, ヽﾉl　　 ﾉ　　 |l
　　　　　　 　 　 　 　 　 ⌒>‐ 　ﾚ'"　< ﾒ 　 （　　ノﾉ
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ⌒^'＾''）、 　ヾ'-'´　　　　　　('д｀ )
　　　　　　　　　　　∧ ,, ∧　 　 }-'/ i-ヽゝ __ ＿＿�凵@ L ﾉ ヽ __
　　　 　 　 　 　 　 (　 　 　 )　　＾ .^　 　 　.三三三三三三三三/ ｌ
　　　　　　　　　　 / ¨⌒¨｀ー─┬ｧ　　 r=┐: : : :三三三三三/ /|: : : .
　　　　　 　 　 　 / 　 　 　 　 　 ﾉ´ : __丿__ﾉ: : : ;三三三三三/ /l ﾄ､; : : : .
　　　　　　　　　 ,　　　　　 Y⌒´　　 ⌒]j[´　: : 三三三三三/ /〈/〉ﾉ: : : : : : : . . .
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　　　 　 　 　 　 ゝ､ ＿　 　 ヽ__＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|/|
　 　 　 　 　 　 ∧三三ヽ､　　|: : : : : : : . . .　　　　 　 　 | 　|. ﾄ､;　:　:　:　:　.　.
　　 　 　 　 　 〈　】　：　【 ﾄ､__}: : : : : : : : : : : .　　 　 　 ∧ ∧' /〉　:　:　:　:　:　:　:　.　.
　 　 　 　 　 　 ∨三三三Ｌノ. : : : : : : : : : : : : : : . .　　〈////〉ノ.　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　.　.
　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　┌──────‐＾────────
　　｜　よし、よし。　よく戻ったなムニン。
　　｜　大義であった。
　　└─┬─────────────
　　　 　 ｜　実の詰まった麦を、
　　　 　 ｜　タップリ食べさせてやろう。
　　　 　 └─────────────

　　　　　　　　┌──‐＾────
　　　　　　　　｜　だが、まずは。
　　　　　　　　└───────

　　 ┌──────‐＾───────
　 　｜　聞かせてもらおう。
　　 ｜　お前の翼が運んだ報せを。
　　 └──────────────

　　　　　　　　　　　､　　　，
　　　　　　　　　　　　　　　　．　!　'
　　　　　　　　　　　ｸｯｸｪｰ　　　　　ｷﾞｮｯｷﾞｮｯ　'
　　　　　　　　　　　 `　　 　 ｧ⌒'､
　　　　　　 　 　 　 　 ‐　((　!-.ﾟ,　ヽ　　ｸｪｰｯｷｮ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾚ'" 　 入　　　ｸｪｰｯｷｮ　　 r('〜｀n)
　　　　　　　　　　　∧ ,, ∧　{'' ,,　乂_〉　＿＿＿＿_�� 乂　ﾃ ﾉ __
　　　 　 　 　 　 　 (　 　 　 )弋,,__ｧﾐヽゝ　 ::三三三三三三三三/ ｌ
　　　　　　　　　　 / ¨⌒¨｀ー'＾^┬ｧ　　 r=┐: : : :三三三三三/ /|: : : .
　　　　　 　 　 　 /　　　 　 　 　 ﾉ´ : __丿__ﾉ: : : ;三三三三三/ /l ﾄ､; : : : .
　　　　　　　　　 ,　　　　　 Y⌒´　　 ⌒]j[´　: : 三三三三三/ /〈/〉ﾉ: : : : : : : . . .
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　　　 　 　 　 　 ゝ､ ＿　 　 ヽ__＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__|/|
　 　 　 　 　 　 ∧三三ヽ､　　|: : : : : : : . . .　　　　 　 　 | 　|. ﾄ､;　:　:　:　:　.　.
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圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭》
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 __
　　　　　　　　　　　 /〉/〉　　　　　　　　　 　 /´　＞　,.イ
　　　　　　　 ,.ｲ　 ,,〈/〈/∠二＞　,.イ　　　　´￣　 ／_/
　　　　　　　 | |／ .!　∠二＞　／_/　　 　 　 　 ／／
　　　　　　.／ ,／! |　　　 　 ／／　　rz＿ 　 ／／
　　　　　　ﾚ'.| |　.| |　　　 ／／　　r‐'　rz/　 |/
　　　　 　 　 | |　.|/　　　 |/　　　　￣.|_〉
　　　　 　 　 |/


　　　　　　　　　　　　┌─────────────────┐
　　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　｜ 　 クヴァシルが首を斬られ、死んだ。　　｜
　　　　　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　└─────────────────┘




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／/⌒L_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 ';;;;;:∠_「＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 r＜7　　 　 　 ／　　 }{;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}{
　　　　　　　　　　　　　　　　「＞─┐ 　 ＼〉　　　 ∠＿/〉　∧⌒ヽっ ｿﾘ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｀＜_／ 　 　 　 ...:: :::::::::::::∠＿＿,＞==::彡': . . : :: : . . . . .
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...::::::::::::┌─ｹ: ::::::::::::｀￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　 　 　. . .:::: . . ..　　　　⌒´　　　:∠＼_:: :: : :..　.　.
　　　　　　　　　　　　　　　　　((〉　　　 　 　 　 　 　 ..::: ￣￣　　:: ..
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.. :::　　: : . . .. : :

　　【四章・一話　終】

以下補足。

神々の唾から生まれた新しい神クヴァシルは、
出自について曖昧なところがあります。

本スレのようにアースとヴァンの神から生まれたというものもあれば、
もともとヴァン神で、和平の時にフレイたちと一緒にアースへ渡ってきたとも言われています。
「賢い神」、「賢い人間」と書かれたり、種族についてもブレが見られます。

また、和平の証となる重要なクヴァシルが、なぜアースガルドに居を構えず
人界をふらふら放浪していたのかについても、おそらく詳しい記述はありません。

どの場合のクヴァシルにも共通することとして
同じく賢者である「賢いミーミルとよく似ている」ことが挙げられます。

おそらくはこの設定のために、ミーミルとの交換使者に用いられたり、
賢者の属性を得たり、同じく最後には首を刎ねられて死亡する…
といった事柄へと繋がったのではないでしょうか。

当スレでは「顔の似たミーミルとの交換人員」という役目は
フレイに務めてもらいましたが、これは当スレのみの設定変更です。
念のためご留意ください。

謎の多いクヴァシルについては、章の終わりにまた少し
解説を入れたいと思います。

今回の投下は以上です。
お付き合いいただきありがとうございました。

乙　シリアスな場面なのに「ｸｪｰｯｷｮ ｸｪｰｯｷｮ」の部分で笑ってしまった

いきなりどろっとした展開が来たな
台詞が一切ないのが気になったが、はてさて

唾壺から生まれるとか親近感あるな
下界には巨人も小人も生きてるんだなぁ

やはり死がついてまわる物語なんだよな・・・

まさか死んじゃうなんて…
AAが相変わらず素敵

北欧神話血生臭過ぎィ！

乙でしたー。
みんなの唾から生まれたってのは面白いなぁ。
そしてそんな面白い神様がいきなり死んでしまうとは・・・。
>>121のブラギの笑顔が辛い。

>>95
おいプラギ！！お前人前で何やってんだしまえ！！！

>>134
楽器！！それ多分リュートかなんかの楽器！！！

>>134のせいでそういうアレにしか見えなくなった

スットゥングの糖蜜酒の話か。
これ結構好き。

みんな
おてぃんてぃんが
すきなんだなぁ

みつを

御珍々乱怒開園

今回もおつおつ！

保守

どうも、どうも。ごぶさたしておりました。
これから投下しますが、どうも最近「さくら規制」という
仕組みのよく分からない書き込み規制が頻繁に起きているそうです。

もし途中で規制されて投下不可になったら、
時間をあけて人の居る時間帯に代理投下などをお願いして再開しようと思います。

皆様が読むときにご不便をおかけするかも知れませんが、ご了承をお願いいたします。

　　　　　　　　　　　 　__　　　　　　　　　 　 　 　 ＿__
　 　 　 　 　 　 　 , ´ 　 　 ＼　 　 　 　 　 　 ／　 　　ヽ
　　　　　　　　　 / ／⌒ヽ 　 ＼ ＿＿___　 / 　／⌒丶 }
　　　　　　 　 　 {　; : : : : : )　　　　　　　　 ｀ <: : : : : :　ﾉ
　　　 　 　 　 　 乂乂: : : '　　　　　　　　　 　 　 ､: : ,　 　 　 　 ┏━━━━━━┳┳━━━━━━┓
　　　　　　　　　 　 ヽ Y　　　　 　 　 　 　 　 　 　 Y　　　　　　 ┃　神話四章 　 ┃┃　詩の蜜酒 　 ┃
　　　 　 　 　 　 　 　 '　　　　　　　　　　　 　 　 　 l:　　　 　 　 ┗━━━━━━┻┻━━━━━━┛
　　　　　　　　　　 　 l 　 　 ､.___　　　　　　　　　　 l:　　　　　　　　　　〇
　　　　　　　　　　 　 l　　ﾞ　'^冖＾ 　 　 　 　 　 　 ,.:　　　　　０ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　　:　　　　　　　　　　　 辷ﾗ 　,.:　 　 　　 　 ┃　第二話　：　巡る蜜酒、そして到来 　 ┃
　　　　　　　　 　 　 　 ､　　　　 ､　　　　　　　 "/.:::. 　 　 　 O ┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
　　　　　　　　　　　　 ﾉ)＼ 　 　 ｀　　一　　 ／. :
　　　　　　　　　　　　{ﾉｲ彡＞====┐　rr＜(. : : :　　。　　　o
　　　　 　 　 　 　 . : :乂/／ﾉﾚﾙ'7/└‐'ｳ//ﾉ. ' ; : . ,　　　　　　　　　　　o
　　　　　　　　, : : : : : : ＼(_ﾉ儿{/r=＜(⌒¨. : : : :　: : :　: : : . ,
　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾉ`＜(　　　　ﾉ　　 0　:, : : 　　: : . . 　 . : : 　。
　　　　　'　　　　　　　　 {ﾉ丿 ﾉ＼　／(　　ﾟ　ｏ　､: : . . .　ﾟ　　　　: : : : . . .,.
　　　　: : .　　 　 　 　 　 Y ﾄ､{　　ﾉ}{　 ＼　　。　　　　ｏ　 　。　　　　　　,ヘ
　　　 ; : : : . .　　 　 　 　 乂}　＼(ノう七⌒` 　　　o '　　 　丶: . .　　 　 /　　＼　　◯
　　　 : ; :　　: : . .　　　　 ﾚ´⌒　　　　　　　 　 　 　 　 　 。 　 　 　 　 /　　　　ﾉ
　　　　､　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 。　 　 　 　 ０　 　 　 　 ｀: : . /　　　 イ　　　　　ο
　　　　　　: . . .　　　. . : : . .　　　 　 r‐､ 　 　 __r‐､　　0 　 　 　 　 '〈　 ／　　l
　　　　　　　､　: : : . .　　　　　　 　 /　ﾉ　　　ﾉ　}　ﾄ ,　　　　　　　 　 Y´　　　 ;　ｏ
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　　　　　　　　　　: : .r､　　　　 /　　 　 　 　 ／　 / ﾉ　　　　　 　 ,'´　　　　 　 ヽ
　　　　　　 　 　 　 〈∨｀ー─´　 　 　 　 　 ﾟ　 ／ /　　　　　　 ノ　　　　　　　　 ｌ
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　　　　　　　 ' : : : .〈_∧____＿＿＿＿＿＿__ ,／　　　　　ｏ　　 。　O　　}　　　 /,'
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　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 八　　　 ＼　　　　　　 ＼_／　/'
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　　　　. . : : : : : ; ; ; ;　　　 　 爪ﾟｨ彡}　　　　; ; ; ; : : : : : . .
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　　　　　　　　. . : : : : : ; ; ; ;　; ; |ｌ; ; : : : : : . .
　　　　　　　　　　　. . : : : : : ; ; ; ;; ; ; ; : : : : : . .
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |ｌi
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ! l||　'
　　　　　　　　　　　　　　　　∩＿∩　　ﾎﾞﾄﾞﾝ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ‘，(　Д　),

　　　　　┌────────────────┐
　　　　　│　　　　　クヴァシルを殺めた者。　　 　 │
　　　　　│ 　 　 　 『 最も不愉快な兄弟 』。　　 　 │
　　　　　│　　　小人のフィアラルとガラール。　　 │
　　　　　└────────────────┘

　┌────────────────────────┐
　｜　　 　 二人はもとから、妬みと強欲の心でもって　　　　　　│
　｜ 　 　 　 クヴァシルに近づき、洞窟へと誘い込んだ。　 　 　 |
　└────────────────────────┘

　　　　　　　　　　∧ ∧　　　 　 　 　 　 　 ∧ ∧
　　　　　　　　　 (・∇::::)　　 　 　 　 　 　 (::::д◎)
　　 　 　 　 　 　 (　.::::::)　　と ((:::::)) つ　 (::::... 　)
　　　　　　 　 　￣￣￣￣ ￣￣￣￣: :￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : .

　　　　　　　　　　　　　　　∩＿∩
　　　　 　 　 　 　 　 　 ‘，(　Д　)

　┌────────────────────────┐
　│　　　　　晩餐の席で、一夜の語らいを……。　　 　 　 　 　 │
　│　　これまでの旅路と変わらぬ、善意からの申し出。　　　　.|
　│　　クヴァシルは疑いも無く、そう思っていたのだろう。　　 .│
　└────────────────────────┘

　　　┌──────────────────────┐
　　　│　　　　　　　──‐‐ だが、違った。　　　　　　　　 　 　 │
　　　│　　　胸には不誠実のナイフが突き立てられ　　 　 　 .│
　　　│　　悪意と共に振り下ろされた斧が首を飛ばした。　　│
　　　└──────────────────────┘

　　　　　　　 ┏━━━━━━
　　　　　　　 ┃┏━━━━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　 　 ┃ 　 　 　 そうして……　　　　　　 　 ┃
　　　　　　　 　 ┃ 　 クヴァシルは、 命を落とした。 ┃
　　　　　　　 　 ┗━━━━━━━━━━━━━━┛┃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　━　━━━━━━┛

　　　　　　　┌────────────────────┐
　　　　　　　｜　　　　　　　二人の目的は何か？　　　　　　　　　｜
　　　　　　　｜　 　 奪おうとしたのだ、クヴァシルの全てを。　　 .|
　　　　　　　｜　　　　クヴァシルの身体に溶け込んだ、　　　　　｜
　　　　　　　｜　　　　　　　　 その神秘の全てを！　　　　　　　　｜
　　　　　　　└────────────────────┘

　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　:　,
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 �V　　 ...:::,r'ー‐-､
　　　　　　　　　　∧ ∧　＿　　｀　，　,.:'.,.，' ヽ, Y 　 ＼ ∧∧
　　　　　　 　 　 (　＾∇) (С[≫ーzzzzzzzz┐ しｌ　　 と(Д'◎)
　 　 　 　 　 　 　( 　 っ 　￣＼/〉/〉/〉/〉／ 　　L　ーっ(　　　)
　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿_　 　 ＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 >＝< 　 >＝<
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∩＿∩ 　 〈 　//〉 〈 　//〉
　　　　　　　 　 　 　 　 ‘，(　Д 　)　　 V___/ 　 V___/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　┌────────────────────┐
　　　　　　　｜　 　 　 　 落とされた首の根元から。　　　　 　 　 ｜
　　　　　　　｜　ナイフを突き立てられた心臓の裂け目から。 　 |
　　　　　　　｜　 　　　 　 ゴロリと転がる頭から。　 　 　 　 　 　 ｜
　　　　　　　└────────────────────┘

　　　　　　　　　┌─────────────────┐
　　　　　　　　　｜　　　溢れ出るクヴァシルの血液は、　 　 ｜
　　　　　　　　　｜　　　　　二つの壺と一つの釜に　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　｜　　　　　 　 残らず注がれた。　 　 　 　 　 .|
　　　　　　　　　└─────────────────┘

　　　　 　 　 　 　 　 　 　 (　 　 　 丶: : . 　 ●
　　　　　　　　　　　　'　　　､ 　 　 　 ): : .;　　　　┌─────────────────┐
　　　　　 　 　 　 　 　 ＼ 　 ＼　　 /: : ０　　　　｜　 集めた血液に、兄弟は蜂蜜を足し　 　 .|
　　　　　　　　　　　 　● ＼ 　 ＼/: : ,: ′ 　 　 ｜　　ゆっくりと、ゆっくりとかき混ぜた。　 　｜
　　　　　　　　　　　　　　 　 丶 　 ＼/　o　　。　└─────────────────┘
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 人.　　 ＼__rっ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /:::/⌒ヽ 　 Y‘　　　　　┌──────────────┐
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,'::: :!　　 :　　.'　　　　　　｜　　 　 釜の中で、壺の中で。　　　 .|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 i: ::八　/ 　 ﾉ ． 　　　 　｜ 　　　やがて液体は発酵し、 　 　 ｜
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 八:::::::∨　／,　　　 　 　　｜　黄金色に輝く蜜酒へと変じた。　｜
　　　　　　　　　　　　 　 ﾉｨ⌒丶/　人　　 。　.　 　 └──────────────┘
　　　　　　 　 　 　 　 　 し　　　{　(｀ヽ｀つ
　　　　　　　　　　　　 　 　 O 　}ﾄ、V　ﾉ　　　　　　 　 ┏━━━━━━━━━━━┓
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /::f´Y ｲ　,　 　 　 ・・┫┃　　『 詩の蜜酒 』 ─ ‐‐　　┃┣・・
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 {: :∨ノ ・． ﾟ 　　 　 　　┗━━━━━━━━━━━┛
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 人: :＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　/＼:::＼　　 　　 ┌─────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　 /　　,'　 　＼ノ ，　　　｜　 　 クヴァシルの─‐ ‐ すなわち 　 　 　 ｜
　　　　　 　 　 　 　 　 ， {ﾄ、　{ 　 　 ∧∧.，　　｜　彼の誕生に立ち会った神々すべての 　 |
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ∨〉　' ,　 　|::人/〉　　 ｜　　　　知識が溶け込んだ霊酒。　　　　　 ｜
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨ﾄ､ﾉi!　　ﾚ⌒7{ 　　 └─────────────────┘
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ﾉ(__　　　 /::|　｡'
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼_,)　　/: ├───────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　 +: . 　ﾟ 。,.:: :｜ 　 口にした者は誰でも、その神秘の叡智を覗き見、 　 ｜
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 i:　　 {::: :;｜ 　　 賢者の閃きと詩人の言葉運びを体得できる 　 　 　 |
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 乂: ｜　　　　　　　　　　　知識の結晶物。　　　　　 　 　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　◇　　 　 　 )┝───────────────────────┘
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 +J
　　　　　　　　　　　　　　　　　・　　〈〉　: : .　　◆
　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　　　。i, 　　┌───────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /〉　　　　　　｜ 　　　　　　この知識の蜜酒は。　　　　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　‘，　　　 〈/　*　　 　　 ｜ 　 そこに溶け込んだクヴァシルの知識は。 　 .|
　　　　　 　 　 　 　 　 　　 　 ■　　　　　・　　 ｜　　 　 今や、二人の小人のものなのだ。　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　　└───────────────────┘

　　　　　　　　　┏━━━━─────────────┐
　　　　　　　　　｜　　霊酒は二人の間だけに秘匿され、　　｜
　　　　　　　　　｜　　彼らはその恩恵を、己の楽しみを　　 ｜
　　　　　　　　　｜　 　 満たすためだけに使用した。　 　 　 ｜
　　　　　　　　　└─────────────────┘

　　　　　　┏━━━━──────────────────┐
　　　　　　｜ 　 　 『 行方知れずのクヴァシルはどこへ？ 』 　　 　 ｜
　　　　　　｜　 　 　 消えた賢神の身を案じる人々の中には　　　　｜
　　　　　　｜　兄弟の洞窟まで、その行方を尋ねに行く者もいた。.｜
　　　　　　└──────────────────────┘

　　┏━━─────────────────────────┐
　　｜　　兄弟の口からは、いつも変わらぬ言葉が返される ─‐‐ 。　　 ｜
　　└────────┬──────────────────┘
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |／//　/////　　　　/////　//
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀＜／//////////////////　　/////
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ￣￣￣＼∨////////////////////////
　　　　: : : : : : : : : : : : .　　　　　 　 　 　 　 ￣ ￣　｀ 　= =≦///////////
　　　　: : : : : : : : : : .　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼∨//////
　　　　: : : : : : : : .　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨/////
　　　　: : : : : : .　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ∧∧　　　　　　 ∨///
　　　　: : : : ,　　　　　 　 　 ＿＿＿＿＿___ 凵r(д◎)　　　　　　 |///
　　　　: : : . . 　 　 ＿＿　【/〉/〉/〉/〉/〉/〉/〉/〉(　　'っ　))　 　 　 !|//
　　　　: : .　　　 　 ｀工´　 ￣￣]　[￣￣]　[￣　｀工´　　　　　 　 |//
　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ‐x／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧∧　 X
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 (＾▽＾) 　 =
　　　　　　　　　　　　　　　　　　(　　)

　　　　┌─────────‐＾──────────┐
　　　　｜　 　 　 あのお客人なら、ご自身の知恵に 　 　 　 |
　　　　｜　　喉を押しつぶされて、死んでしまわれた！　　｜
　　　　└────────────────────┘


　

　　　　　　　　　　┌──────────────────────┐
　　　　　　　　　　｜　　　　こうして、詩の蜜酒は秘密のまま　　 　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　｜　大釜オードレリル、二つ壺ソン、ボドンに蓄えられ、 ｜
　　　　　　　　　　｜　　　　　　　暗い洞窟の奥に隠されて……　　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　└──────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : . 　: :.　　:　 . : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　:　::. .　: :　.:　:　: ,′
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,′//＞──＜//　　//
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ///／　　 　 　 　 ＼///
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /∨　　　　　　　　　　∨/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,　 |: : .　　　　　　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /|:　　　　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ///|　 ,ﾍﾍ　　　　 ,ﾍﾍ　|/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / //|　(: :ｦ)d」　Lb(∀:: )|, /
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / ///|　(:::::::)エエエ.(::::: ) |/
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 //二二三三三三三三二二
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 二二二三三三三三三三三二二二
　　　　　　　　　　　　　　　　二二 二 三三 三三三三三三三 二二 二二
　　　　　　　　　　　　　　;　;　;　;　;　; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; 　;　;　;　;　;
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　　　　　　　　　　　　　　:　　:　　:　　:　　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. 　 　. 　　.　　.　　.　　.　　.　　.　　.
　　　　　　　　　　　　　　　 /〉　　　　　　 ＿__
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　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼; ; ; ; ; ; ; ;／
　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　┌─────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　　　　‐── いや……。　 　 　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　└─────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : : . 　: :.　　:　 . : :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:　:　::. .　: :　.:　:　: ,′
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ///|　　,ﾍ　L;ﾉ 　 ,ﾍﾍ;;;;|/
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　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / ///|　(:::::::)エエエ.(::::: ) |/
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 //二二三三三三三三二二
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 二二二三三三三三三三三二二二
　　　　　　　　　　　　　　　　二二 二 三三 三三三三三三三 二二 二二
　　　　　　　　　　　　　　;　;　;　;　;　; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; 　;　;　;　;　;
　　　　　　　　　　　:　:　:　:　:　;　;　;　;　;　;　;　;　;　;　;　;　;　;　;　;　;　;　:　:　:　:
　　　　　　　　　　　　　　:　　:　　:　　:　　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. 　 　. 　　.　　.　　.　　.　　.　　.　　.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. 　:　.　:　:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　:　:　:　:　:　'
　　　　　　　　　　　　　　　　　.　:　:　:　:　:　;
　　　　　　　　　　　　　　　　,　:　　:　　　:
　　　　　　　　　┌────────────────────────┐
　　　　　　　　　｜　 　 隠され、静かに眠っていれば、まだ良かったのだ。 　 .|
　　　　　　　　　｜ 　 　 だが状況は、死せるクヴァシルを、休ませない。　　 .｜
　　　　　　　　　└────────────────────────┘

　　　　　　　　┌──────────────────────┐
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　兄弟はそれからも　　　　　　　　　　　｜
　　　　　　　　｜ 　 珍しい物を持つ者や、兄弟の機嫌を損ねた者を。. |
　　　　　　　　｜　 　 　 　 　 あるいは、ただの気紛れに。　　　　 　 　 ｜
　　　　　　　　└──────────────────────┘

　　　　　　　　　　┌───────────────────┐
　　　　　　　　　　｜　　招き入れた旅人を、密かに殺し続けた。　　|
　　　　　　　　　　└───────────────────┘
　　　　　　　　　　　 vWWnxw　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ___
　　　　　　　　　vvWW::: ::从Www　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /_:::__ Y
　　　　　　r─栃Www　人　　　　从≧=wwvv 。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Y_八_Ｙ}
　　　　/「＼　/　　厂「＼＿＞──∠／＞==＜ゝ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _{ﾄrrnｲﾉ
　　　 厂　　＼　 / ／＞┘:::＼＿／ ∨　　　 /∧从ミw　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 r00 ﾉ宀{⌒丶
　　　 |l　　　 　〉 {　／: : : : : : : : ::＼_/|　　　 〈/　 ||　≧从　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ﾄr<〉ﾉ冖廴o .♂
　　　 ||　　　／　∨ : : : : : : : : : : : : :|　 ＞┬< 　 人　　 ミY　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 r‐ -くノr<〉 非__圭r′
　　　 ＞ ┐ 　 ／ﾄ､: : : : : : : : : : : : :.∨　 ノ　 |／|　/＼　从Ww,,＿..v__　　　　　 　 　 　 　 　 　 _r00 rﾉー､＞‐く　;: ::ヽ⌒丶
　　　 |　／＼ﾉ| 　| | : : : : : : : : : : : : ├＜　　/　/∨ 厂 ミ≧三三三三】 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾄｪiｪ「00 ｲ}::00::}οοﾉ０;;０}
　　　/Y 　　/｜ //.: :: : :: : : : : : : : : ::|　／∨　/l　 | |　／/　　 〈　/∧∧　　　，⌒　､γ⌒ヾ　　r　丶冊llr―辷γ⌒ヽ ミ皿rゝ､
　　　|∧　　 ∨〈人: : : : : : : : : : : : : :人l| 　l|　 | |　ﾉﾉ　|l　|　　／∨( ◎д)n　　　　　　廴o ♀　ll__ 0..0ｌ(　○ Cﾘ廴o .♂0::､Ｏ Ｏ}
　　　L　＞─| / 　|: :∧∧: : : : : : : :|ﾚ人／ﾄ､//∠　／ /lレ儿　/〉(　　 っ' 　 　 ,､vw　 └ll┘ {。｀ l冊 ｀ﾄｪiｪiｲ込皿ｊﾄ ｰﾄｪｪrWw
　　　￣￣￣￣￣￣(＾▽＾)ｎ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣´´　　　　ﾞﾞ　'' " ｀｀￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　 　 　 　 　 c(　　 ノ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧∧　　　　　　　　┌──────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 (　　 ) 　 　 　 　 　 ｜ 　 小人、人間、時には巨人も ─‐ ‐ 。 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　(　　)　　　　　　　　└──────────────────┘
　　 　 　 　 　 　 　 　 　ゞv ､,,〃
　　 　 　 　 　 　 　 　 cﾘ;:::::::ﾉ) 　　∧∧
　　　　 　 　 　 　 　 　 〈｀´　 |　　 (　　 )　　　┌─────────────────────┐
　　　　 　 　 　 　 　 　 ﾊ===U　 　(　　 )　　　│　　生来の邪知と、詩の蜜酒で得た知恵でもって　 │
　　　　　　 　 　 　 ∧_∧∪∪　　　　　　　 　 │　　　兄弟は己らの欲と嗜虐を楽しんだ。　　　 　 　 .|
　　　　　　　 　 　 (　　　)　　　　 　 　 　 　 　 └─────────────────────┘
　　　　 　 　 　 　 /｀´　ヽ　　　　　　　　　　　
　 　 　 　 　 　 　 |　　 　 l
　 　 　 　 　 　 　 | 　 　　|
　 　 　 　 　 　 　 |　　 　J

　　　 　 　 　 　 　 　 　 ゞ､ww
　　　　　　　　　── ‐　亠辷≧===､vwW ､,, w
　　　　　　　　　　　　 　|　|　　 ＼�E�E炎W。炎炎�E�Eぷ､
　　　　　　　　　　　　　 |　|/　　　 〉＞──f＞───＜　＼_
　　　　　　　　　　 　 　 厂＼　 　/　　　　　|　　　　　 　 ∨ ∠L_
　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ　 　 ＼/　　 　 　 人 　 　 　 　 丿　　　＼
　　　　　　　　＿＿＿＿　　　　|＿＿＿∠ 　 　 ──＜　　　　　　＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣＼ 　 ＼　 ＿＿∠ ＼
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　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　 　 ┌─────────────────┐
　　　　　　　　　　　 　 ｜　　　　疑うものを知恵で出し抜き　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　　 　 ｜　　　証拠を掴ませぬ悪事で詰まった　　　|
　　　　　　　　　　　 　 ｜　　　　　　　薄暗い洞窟は ─‐‐ 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　 　 └─┬───────────────┘
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　　 　 　 　 └――――――――――┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｜
　　　　　　　　　　┌──────────────┴─────┐
　　　　　　　　　　｜　　　　　　　二人の兄弟にとって　　　　　　　　 　 ｜
　　　　　　　　　　｜　　　完成された知識の城であったが ─‐‐ 　　　｜
　　　　　　　　　　└────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /⌒i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _,,..､　.|　 / ,..-､　　　 　 　 　 　 /`l　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l 　 l　| /´ l,､_ノ　　　　　　　　　l　 |/ 〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 i'　'´_,,、　　　 . ,-､,-‐'''"＼　l　 |ﾚ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 し''´　」　　　 . l　　._‐t　 .|　 ヾ'　　　　　 ／ i}　　　 ,ﾉ７ /¨”7
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 ,,.-''´　　　　　 ヽ┘　l　 /　　　　　　　　 }　/＿＿ /　//　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　.|　 　 　 　 　 　 　 　 !　.!　　　　　　　　 ﾉ　　　　　L,/ {　　/
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　　　　　　　　　── ‐　亠辷≧===､vwW ､,, w　　ﾉ((　　 　 　 ‘， / ／／　／　. : :L／　　/　/　／
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　　　　　　　　 　 　 　 ﾉ　 　 ＼/　　 　 　 人 　 　 　 　 丿＞┐　ll i '　 / 　 / ／／,　 ／ 　／ 　 くノ　　　．
　　　　　　　　＿＿＿＿　　　　|＿＿＿∠ 　 　 ──＜　　／　　l| i　 / 　 /　 ／　,　'　　　　 　　　　ﾔ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ￣￣￣￣￣￣￣￣＼ 　 〕⌒７　　 　 _/ 　 / 　' ／ 　 -‐ 　 　 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨⌒＼〕 　 Y'　　　 }　'　,　 ' -‐　　 　 　 └Tﾏ丿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　匚〉　　　　　　　　　　 」{　 Lj_j_j_乃　　，‘　　'　　　　　　　くノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　／〉 そゝ､＿_ノj　　 　 -‐　彡 　　 /〉　/〉
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　　　　　｀フ∠　　 ＿　 └┘/7 　 , ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ,.　 └'⌒'┘　辷j /7　＜ノ
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　　　　　　　　 　 　 　くノ　　　　, ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ,　　　ｽﾞｽﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　, ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ,

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///＼//////　レ′　 　＞　　テメェら、俺の親父とお袋を　 ＜　　　　　　////'∧///
∨　　∨///　　　　　　　＞　　 　 殺しやがったな！？　 　 　 ＜　　　　　 {//／　 ∨
　　　　∨,/　　　　　　　　≧　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≦　　　　　 ﾚ´
　　　　 ∨　　　　　　　　 ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧＿＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 (: ＠益＠#)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-‐=彡ﾄ　　　 ｲ≧=‐-＜j　　　　　　　　　ﾟ
　　　　〈〉　　　　　　　　　　　 　 ィ´　　　　　≧==≦　　　　　ﾉヽ,
　　　　　'　　　　　　　　　　　／　そ　　　　　　【：　　　　　 Y　 　 ＼　　　　　 。
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　三三三　　　三三三　　　　　　三三三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三三　　　　　　　　　　　三三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三三三三三三三三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三三三三三三三

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それは真実であった。

　外部板に代理投下しました
ttp://aaug.s203.xrea.com/test/read.cgi/unko/1142066299/251-275

代理乙
こんだけ啖呵切ったのになぁｗ

小人の罪は不問になるのだろうか・・・相応の報いがあることを祈る

なにこれすごい