終止線のペル Encore

　　　　ﾖﾛ

.￣===__,,,　　　ﾖﾛ
.　　　∬∧∫=＿
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.　　 く/_|j〉 ]iiii[　　　　　　　 　￣===＿
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　┌────────┐
　｜ あっあっあっ、
　└─‐ｖ──────┘


　　　　　　┼､
.￣===__,,,　　 X　　ｹﾗｹﾗ　　　┌────────────┐
.　　　∬∧∫=＿　　　　　　　 ＜ おおあああぁ。ああいあ。
.　　　∩*∀) 　￣===＿　　　 └────────────┘
.　　　「f　lﾉ[�V]　　　　￣===＿
.　　 く/_|j〉 ]iiii[　　　　　　　 　￣===＿
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　　頼りないリボンに身を任せ、
　　手すりから空中へ飛び出す。

　　　　　激しい摩擦音、

　　　耳にかかる風切り音。


　　　声にならない叫び声。

　　　10秒も経たずに摩擦音は消える。


　　リボンが耐え切れずに焼き切れたからだ。



　　　　体がどこかへ投げ出された

　　　　　　　　　　　　　　　　　　██████
　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　　　　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　 夢 　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　 か 　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　 ら 　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　　　　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　 醒 　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　 め 　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　 る 　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　　　　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　██████
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i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|
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　　　　　　　　　　　　　「感謝している、能生君。」
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███████████▓█████▓███████▓████▓██████████
███████████▓█████▓███████▓████▓██████████
████████████████▓█████████▓██████████████

　　　　　　　　　　　「喋れないのか。」

　　　　　　　　　　　「待て、トカゲの舌で悪いがこれでどうだ。」

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　▓▓　　　　　　　　　　　　　　　　　▓▓
　▓▓　「あﾞ……　おﾞおﾞおﾞ…。」　 ▓▓
　▓▓　　　　　　　　　　　　　　　　　▓▓
　▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓

　　　　　　　　　　　　　　　▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓██▓██▓██▓██▓██
　　　　　　　　　　　　　　　▓▓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　██
　　　　　　　　　　　　　　　▓▓　　「茂名、そこにいるのか？」　  ██
　　　　　　　　　　　　　　　▓▓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　██
　　　　　　　　　　　　　　　▓▓██▓██▓██▓█████████████

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「　ああ　」


　　　　　　████████████████████████████
　　　　　　██　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　██
　　　　　　██　　暗くてよく見えない。もっと近くに。　  ██
　　　　　　██　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　██
　　　　　　████████████████████████████


　　　　　　　　　　「目も取ってしまったか。片方ですまないが、僕のをやろう。
　　　　　　　　　　　何せずっと子供だったからな。サイズはピッタリだろう。」

██████████████▓████████████████████████
█████████████▓█▓█████████████▓█▓███████
█████████████▓█▓████████████▓█▓████████
██████████████▓███████▓████████████████
█████████████████████▓█▓███████████████
█████████████████████▓█▓███████████████
███▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓████▓███▓██████████████
███▓▓「い、いたい。」 ▓▓████▓███▓██████████████
███▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓▓███▓█████▓█████████████
███████████████████▓█████▓█████████████
█████　我慢しろ。  ██████▓▓▓▓▓▓▓█████████████
█████　もう片方入れる時が辛いぞ。  ██▓████████████
██████████████████▓███████▓████████████

　　　　　　　ブチッ









　　　　　　　　ｸﾞﾁｭｯ

　　　　　　　　　　　　　　█
　　　　　　　　　　　　　█　█　　　　　　　　　　　　　█　█
　　　　　　　　　　　　　█　█　　　　　　　　　　　　█　█
　　　　　　　　　　　　　　█　　　　　　　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　　　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　　　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　　　　　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　　　　　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　███████
　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　　　　　　　█
　　　　　　　　　　　　　　　　　　█　　　　　　　█

　　　　　　　　　　ふら
　　　　　　　　　　　　　　　　-―^―-
　　　　　　　　　　　　　 ◞◜　╱　 | 　╲　◝◟
　　　　　　　　　　　　　╯⌒　⌒丁⌒　⌒╰
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　⌒ ⌒|⌒ ⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　∧＿∧　　　〜
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ⌡（　"∀｀∧∧　　　　ふら
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼::::：::::::(A"　♭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:::/::::::ﾉ[　 ｽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （＿（＿ﾉく/_|jU
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈/〈/

　　　　　　　　　　　　　　　┌───‐^────┐
　　　　　　　　　　　　　　　｜ 少し　話をしよう。
　　　　　　　　　　　　　　　└────────┘

　　　　　　　　　　　　┌──────────────┐
　　　　　　　　　　　　｜ 残念ながら　問題は　外れだ。
　　　　　　　　　　　　└────────‐ｖ─────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ₍､　 -―-　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ◞-◜　　　　◞◜⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　 ◞◜⌒◞◜⌒
　　　　　　　　　　　　　　　 /　 ◞◜⌒〵◞◜⌒　　　　　　ゆらっ
　　　　　　　　　　　　　　　 ◞◜⌒◞◜⌒〵
　　　　　　　　　　　　　　　　　⌒　　　〵　∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ʅ（　"∀｀∧∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼::::：::::::(A"　♭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ⌒-ｌ⌒ー::ﾉ[　G
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└‐└─　く/_|j〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼]ヽ]
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌─‐＾────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ ふ……、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└──────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌‐＾───┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ ふ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　└────┘

　　　　　　　　　　　　＼_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人_／
　　　　　　　　　　　　　≫　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ≪
　　　　　　　　　　　　≪ 　　 ふ　っ　ざ　け　る　な　！　！　　 ≫
　　　　　　　　　　　　　≫　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ≪
　　　　　　　　　　　　／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ＼
　　　　　　　　　　,　-―-　､
　　　　　　　　　⌒◝◟　　　　　ｸ
　　　　　　　　　⌒◝◟⌒◝◟　　　　＼
　　　　　　　　　　　⌒◝◟／⌒◝◟　　╲
　　　　　　　　　　　 　／⌒◝◟　⌒◝◟ ｝
　　　　　　　　　 ∧∠∧　　　⌒
　 　 　 　 　 　 （∀｀(#⊂∧∧　　　ゴフッ
　　　　　　　　　 ＼::::：::::::(A"#♭
　　　　　　　　　　 〈:::〈:::::::::l"ｃ_ｽ_
　　　　　　　　　 　（＿（＿ﾉく/_|jノ⊃
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼）
＼_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人_／
　≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ≪
≪ 　 どうやったって正解は二択にしか絞れないだろうが！　　　 ≫
　≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ≪
／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ＼
　　　　　　　　　┌─‐^────────────┐
　　　　　　　　　｜ はっはっは、揺れると危ない。
　　　　　　　　　｜ そうだ。それで正解だ。
　　　　　　　　　└──────────────┘

┌────────────────────┐
｜ 正解が無いのが正解。
｜ 世界にはそういうものもあるのではないか。
｜ 間違いの無い世界の何が楽しい？
└────────‐ｖ───────────┘
　　　　　　　 ₍､　 -―-　､
　　　　　 ◞-◜　　　　◞◜⌒ヽ
　　　　／　　　 ◞◜⌒◞◜⌒
　　　 /　 ◞◜⌒〵◞◜⌒
　　　 ◞◜⌒◞◜⌒〵
　　　　　⌒　　　〵　∧＿∧
　 　 　 　 　 　 　 ʅ（　"∀｀∧∧
　　　　　　　　　　 ＼::::：::::::(A"　♭
　　　　　　　　　　　く::く:::::ﾉ[　 G)
　　　　　　　　　　└‐（＿）く/_|j〉
　　　　　　　　　　　　　　　　＼]ヽ]

┌───────‐＾────────────┐
｜ 僕は茂名だ。君と軌道は描けない。
｜ それ故に共にいがみ合い、争う。
｜ しかし、衝突無くして今の僕らがあっただろうか？
└────────────────────┘

　　　　　　　-―^―-
　　　　 ◞◜　╱　 | 　╲　◝◟
　　　　╯⌒　⌒丁⌒　⌒　┌───────────┐
 　　　　　　⌒ ⌒|⌒ ⌒ 　　｜ ……別れないでくれ。
　　　　　　　　　 |　∧＿∧ └‐y──────────┘
 　 　 　 　 　 　 ⌡（　"∧∧
　　　　　　　　　 ＼:::::("　 O
　　　　　　　　　　　⊂[　 ｽ
　　　　　　　　　　　（_〈l_|_ヽ>
　　　　　　　　　　　　　 ヽ〉)

　　　　　┌────‐^─────┐
　　　　　｜ なんだ、しおらしい。
　　　　　└──────────┘
　　　　　┌──────‐^────────────┐
　　　　　｜ いやだ、
　　　　　｜ 何のためにこの世界を作ったと思うんだ。
　　　　　｜ お前とずっと一緒にいる。
　　　　　└───────────────────┘

┌──────────────────────┐
｜ 僕はそういう色恋で別れようと言ったのではない。
｜ 君に目覚めて欲しいという意味で言ったんだ。
└───────‐ｖ──────────────┘
　　　　　　　-―^―-
　　　　 ◞◜　╱　 | 　╲　◝◟
　　　　╯⌒　⌒丁⌒　⌒╰
 　　　　　　⌒ ⌒|⌒ ⌒
　　　　　　　　　 |　∧＿∧
 　 　 　 　 　 　 ⌡（　"∧∧
　　　　　　　　　 ＼:::::("　 O
　　　　　　　　　　 ⊂[　 ｽ
　　　　　　　　　　 （_〈l_|_ヽ>
　　　　　　　　　　　(ノノ
┌───────‐＾─────────────────────────┐
｜ ……、正解が枠外に存在する場合もある。
｜ 僕が君にとっておきの別解を用意してやろう。
｜
｜ 少なくとも、この世界にいる単細胞生物の僕よりも数ランク楽しい世界になるぞ。
└─────────────────────────────────┘

　　　　　-―^―-　　　　　　　　 ┌────────────────────┐
　　 ◞◜　╱　 | 　╲　◝◟　　　　　  ｜ ……、知っているさ。
　　╯⌒　⌒丁⌒　⌒╰　　　 　 ｜ こんなハリボテの世界。
 　 　 　⌒ ⌒|⌒ ⌒　　　　　　　｜ 所詮は私の小さい頭で作った人形遊び劇場だ。
　　　　　　　 |　∧＿∧　　　　　｜ だが、それでも。
 　　 　 　 　 ⌡（　"∀｀∧∧　　 └‐ｙ───────────────────┘
　　　　　　　 ＼::::：::::::(；ﾟA"♭
　　　　　　　　 /:::/:::::⊂[　ﾌ
　　　　　　　 （＿（＿ﾉく/_|j〉
　　　　　　　　　　　　〈/〈/

　　　　　-―^―-
　　 ◞◜　╱　 | 　╲　◝◟
　　╯⌒　⌒丁⌒　⌒╰
 　 　 　⌒ ⌒|⌒ ⌒
　　　　　　　  |∧＿∧
 　　 　 　　「（ ∧∧ ）
　　　　　　 ヽ(　　O））
　　　　　　　ヽ[ ^^ ﾌ|
　　　　　　　（く/_|j〉_）
　　　　　　　　　ヽヽ）
┌─────‐^──────────┐
｜ 目が覚めたら、何が待っている？
└────────────────┘

　　　　　-―^―-
　　 ◞◜　╱　 | 　╲　◝◟
　　╯⌒　⌒丁⌒　⌒╰
 　 　 　⌒ ⌒|⌒ ⌒
　　　∧＿∧|
 ∧（｀　　　）
　(「::::::::::::::::/
　〈　]つ::|::::|
　く/_（＿）_ﾉ
　　ヽ)ヽ)
┌─‐＾───────────────────────┐
｜ お前が居ない。
｜ それなら、私はこのハリボテの世界でもいい。
｜ 全部私のせいだ、なのにこの体たらく。愚かにも程がある。
└─────────────────────────┘

┌────────────────┐
｜ 君が殺したのでは無い。
｜ 僕が君を助ける為に死んだんだ。
｜ どうして、それを拒む。
└──────‐ｖ─────────┘
　　　　　-―^―-
　　 ◞◜　╱　 | 　╲　◝◟
　　╯⌒　⌒丁⌒　⌒╰
 　 　 　⌒ ⌒|⌒ ⌒
　　　　　　　 |　∧＿∧
 　　 　 　 　 ⌡（　"∀｀∧∧　ｸﾞｲｯ
　　　　　　　 ＼::::：::::::(；ﾟA"♭
　　　　　　　　 /:::/:::::⊂[　ﾌ
　　　　　　　 （＿（＿ﾉく/_|j〉
　　　　　　　　　　　　〈/〈/
┌─────────‐＾─────────┐
｜ それなら助けてなんていらなかった。
｜ 二人で居られない世界なんて必要ない。
└───────────────────┘
┌─────‐＾────────────────┐
｜ 僕はどのみち死んでいたさ。……能生君。
｜ 君と出会うまで、
｜ 心と体が離れきっていつ狂い出すか不安だった。
└──────────────────────┘

　　　　　　　　　　　┌────────┐
　　　　　　　　　　　｜　色々あったな。
　　　　　　　　　　　└───‐ｖ────┘

　　┌────────────────────────┐
　　｜ 自販機ゲームを覚えているか？
　　｜ 一人さえ生きていれば、それで勝ちということもある。
　　└─────────‐ｖ──────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　┌────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　……。
　　　　　　　　　　　　　　　　　└─‐ｖ──┘


　 　 　 　 　 　 　 　 　 -―^―-
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i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i /:::/::::::ﾉ[　 ｽi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i（＿（＿ﾉく/_|jU;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|〈/〈/.i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i
|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i
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　　　　　　　　　　　　┌──────┐
　　　　　　　　　　　　｜　君は猪だ。
　　　　　　　　　　　　└──‐ｖ───┘
　　　┌───────────────────┐
　　　｜　走り出さないその姿には違和感を感じる。
　　　└────────‐ｖ──────────┘
　　　　　　　　　┌───────────────────┐
　　　　　　　　　｜ ……うるさい。いちいちお節介なんだよ。
　　　　　　　　　└────────‐ｖ──────────┘
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i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i ⌒⌒|⌒⌒ ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ﾞ|　∧＿∧　　 ∧∧i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|⌡（　　"∀）　 (A" ,)ﾞ|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i
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　　_,,-''´　_,,- ''ﾞﾞ　　　　　　　　　　　7＜
-=つ　_-''´　　　　　　　　　　　　　 /　　 ﾞﾞ''-､
　ノ／　　　　　　　　　　 　 ┌────────────────────────┐
―--　＿　　　　　　　　　　｜ いつか誰かに矯正されるのだろうが。
　　　　 　 ﾞﾞ''-､　　 　 　 　 ｜ だがそれでも、君には自由に走ってもらいたいと思う。
　　　　　　　　　＼　　　 　 └────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　＼　　　　/　　　　　　　　 　 　 　 ',　 ',
　　　　　　　　　　　　　＼　/　　　　　　　　 　 　 　 　 ',　 ',
　　　　　　　　　　　　　　 ∨_　　-　-　_　　　　　 　 　 |　　',
　　　　　　　　　　　　　　//　　　　　　　　ﾞﾞ''-､　　　　::|　　 |
　　　　　　　　　　　　　,//　　　　　　　　　　　　ﾞ''-､　::| γヽ|
　　　　　　　　　　　　 //　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼ﾚ
　　　　　　　　　　　 ,//
　　　　　　　　　　　//
　　　　　　　　　　,//

　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿◞◟＿
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ◞◜ ╱　|　 ╲ ◝◟
　　 　 　 　 　 　 　 　 ╯⌒⌒丁⌒⌒╰
　　　　　 　 　 　 　 　 　 ⌒⌒|⌒⌒
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ⌡


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i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iﾞ（「::]"∀）　 (ﾟA" ,＞ﾞi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i|:::::::::：:〉　 〈l"　ｽ i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;

┌──────────────────┐
｜ それは……、
｜ 矯正してくれるのはお前じゃないのか。
└──────────────────┘

　　┌─────────────────┐
　　｜ 残念だがな。
　　｜ だが、それより重要なこともある。
　　｜ さあ、もう片方の目も。顔をこっちに。
　　└─────────────────┘



　　　　　　　 ₍､　 -―-　､
　　　　　 ◞-◜　　　　◞◜⌒ヽ
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　　　　　　　┌─────────────────┐
　　　　　　　｜ 　……、茂名。ありがとう。それと……、
　　　　　　　└────────‐ｖ────────┘

　　　　　　　┌────────────────────────┐
　　　　　　　｜ 悪かった。
　　　　　　　｜ せっかく助けてもらったのに変なことを言ってしまった。
　　　　　　　└────────‐ｖ───────────────┘

　　　　　┌──────────────┐
　　　　　｜　構わない。火の中水の中だ。
　　　　　└──────‐ｖ───────┘
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i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i; ∧＿∧　　 ∧∧ ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i（　　"∀）　 (Aﾟ ；)ﾞ|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i
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　　　　　　　　　　　　　　　┌───‐＾──────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　｜ 最後に一つ聞いていいか？
　　　　　　　　　　　　　　　｜ お前は私のことをどう思う？
　　　　　　　　　　　　　　　└──────────────┘
┌──────────‐＾────────────────────┐
｜ とても大切に思っているさ。君が居たから僕は前に進むことができた。
｜ それが死だとしても僕は嬉しい。感謝している。
└───────────────────────────────┘

　　　　＼_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人_／
　　　　　≫　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ≪
　　　　≪ 　 そうじゃないこの鈍い奴め！！！　　　 ≫
　　　　　≫　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ≪
　　　　／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　从乂ノ　　ﾎﾞｺﾞｯ
　　　　　　　　　　　　　 　 ∧＿∧　≪
　　　　 　 　 　 　 　 　　 （　　"∀）∧∧　 　　　　ﾄﾞｺｽｶ
　　　　　 　 　 　 　 　 　 （:」⊃（⊂(Aﾟ* )G､
　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼::::＼ー┘ く/_lj_〉　　　ﾄﾞﾝﾄﾞｺ
　　　　　　　　　　　　　　　　 （＿_）　　く／　U

　＼_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人_／
　　≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ≪
　≪ 　 ええい！私は好きだ！お前のことがたまらなく好きだ！茂名！　　 ≫
　　≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ≪
　≪ 　 そのいけ好かない部分も全て含めて！！　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ≫
　　≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ≪
　／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ＼

┌───────────────────────┐
｜ はっは……、目が見えないのが惜しまれる所だな。
｜ 君は今どんな顔をしている。赤に染まっているか？
└──────────‐ｖ────────────┘
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i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i; ∧＿∧ﾞ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i（　　"∀）　∧∧|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i
|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i（:::::::::::：:⊃(Ａ-* )⌒ヽ..i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i
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||||||||||||||||||||||||||||||||||||..し （＿_）　　　　 ((/ |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
　　　　┌──────────‐＾───────────┐
　　　　｜ ﾁｯ、腹が立つ。その通りだ。
　　　　｜ でも本当のお前にこれだけは伝えときたくてな。
　　　　└──────────────────────┘

　　　　　　　　　　┌────────────────┐
　　　　　　　　　　｜ 僕も君のことをそう思う、のだろう。
　　　　　　　　　　｜ 分かるか、顔が熱い。
　　　　　　　　　　└────‐ｖ───────────┘
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┌────────────‐＾────────────────┐
｜ きっと君が僕に対して思っていることと同じことを思っているから、
｜ そうなるんだ。
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┌──────────────────────────┐
｜ どこまでリセットされるか分からないが、元気で生きてくれ。
｜ それじゃあさよならだ。能生君。
└──────────────────────────┘

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≪ 　 待ってくださぁぁ〜〜〜〜いっ！！　　　≫
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　　　　┌──────────────────┐
　　　　｜ おいタカラ、五月蝿い！焦らず急げ！
　　　　└──────────────────┘
　ヾ"　;ゞヾ"ゞヾ　ゞヾヾ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　"ゞ; 　ゞヾ"　ヾ" ヾゞヾ;ヾ
ゞヾ　　"ヾ;ゞ"ゞヾ　ゞ;ヾヾ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 "ヾ　ゞヾヾ"; ; ゞヾ　ヾヾ: :ゞ;
　ヾゞ"ゞ;ヾ　ゞヾ〃;ヾヾ　ゞ;ヾ　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　"ゞ::ヾヾ"ゞ　〃ゞヾ　ゞ"ゞヾ::
ヾ　　ゞ; ゞヾ"ゞヾ　ゞヾ ; ヾ;ゞヾ　　　　　　　　　　　　　　　　　　"ゞ; ヾ 　;ヾゞ"ヾ; ; ゞヾ　"ゞ; ;ヾ
ゞヾ"ゞヾ; ゞゞ"ゞ〃ヾ　:ゞヾ 　　　 　 　 　 　 　 　 　 ├─┤　　　; "ヾゞ　;ゞ　"ゞヾ　:ゞ〃ゞヾ; ;ゞヾ;;
　ヾ＼ヾゞ;:::　y'ヾヾ; ;ゞ　ヾ ;　　　　　　　　　　　　　　|| ◎ ||　　　　"ヾ ;ヾ 　ヾ＼ヾゞ;:::　y'ヾヾ; ;ゞヾ
ゞ; ; ゞ;ヾii;;:::: ｲ;//ゞ; ヾ　　"ゞ　 ___┬┬┬┬┬┬┬|| == ||┬┬┬┬"ヾ;;"　ゞ";ゞ;ヾii;;:::: ｲ;//ゞ; ゞヾ
ヾ　ヾ;ゞiii;;:::　|/; "|￣￣|￣|　　|二二二二二二二二|| 田 ||::::|￣￣|￣|ゞ; ヽiii;;:::　|/;ヾ;ゞ "ヾ
￣￣￣￣￣￣￣|　 　 |　 |　　| 田　田 || 田　田||=:|| == ||ﾞ=|　 　 | ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　 　 　 　 　 　 　 |　 　 |　 |　　|――――――――|| 田 ||::::|　　　|　＿＿＿
　 　 　 　 　 　 　 |　 　 |　 |　　|￣￣￣ ||￣￣￣|| ;;|| == ||::::|　　　|　|　　　 |
　 　 　 　 　 　 　 |　 　 |　 |　　| 田　田 || 田　田||=:|| == ||ﾞ=|　　　|　|　卒　|
　 　 　 　 　 　 　 |　 　 |　 |　　|――――――――|| 田 ||::::|　　　|　|　　　 |
　 　 　 　 　 　 　 |　 　 |　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　|　|　業　|
　 　 　 　 　 　 　 |　 　 |　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　|　|　　　 |
　 　 　 　 　 　 　 |　 　 |　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　|　|　式　|
　　　┌───────────────────────────┐
　　　｜ ひぃぃ、卒業式に抜け出すなんて無茶ですよぉ。
　　　｜ それに能生先輩の卒業証書授与になったらバレちゃいますし
　　　｜ 僕ピッキングなんてできませんしぃぃぃ〜！
　　　└───────────────────────────┘

┌────────────────────────┐
｜ なんだ、手先が器用だからできると思ったんだがな。
｜ まったく、デジタル研究会の風上にも置けないな。
└────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　この学校の七不思議。


　　　　　　　　　　　目を開ける絵画「眠りの美女」
　　　　　　　　　　　　　　理科室　謎の視線
　　　　　　　　　　　　　開かずの４４番ロッカー
　　　　　　　　食堂のエレベーターに閉じ込められた男
　　　　　　　　　　　　中に吸い込まれてしまうパソコン
　　　　　　　　　　和室の掛け軸の裏には洞窟がある

　　　　　　　　　　　　　　そして最後の一つ、
┌─────────────────────────────────┐
｜ アナタが無理やり入れたんでしょうがぁ！！
｜ うぅぅ、来年から僕一人ですよ。どうやって部員勧誘しよう。
｜ オカルトの対義語でデジタル研究会とかセンス無……ああドア蹴破ろうとしてる！
└─────────────────────────────────┘

＼_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人_／
　≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≪
≪ 　 どっせぇええええええええええええっっ！！！！！！ 　 ≫
　≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≪
／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ＼

　　　　　　　　　「　飛び降り自殺した男子生徒。　」

　　　　　　10年程前にオカルト同好会を立ち上げた少年。
　　　とあるオカルトを試しに本当に屋上から飛び降りて死んでしまった。
　　　　　それ以来部室は施錠されて合鍵が無いから入れない。
　　　　　　　　　中に何があるのかは誰も知らない。

　　　　　　　┌─────────────────┐
　　　　　　　｜ ああああ……、僕知りませんよもう。
　　　　　　　└─────────────────┘
┌──────────────────────────┐
｜ バカ。興を削ぐことを言うなよ。
｜ ここマーク厳しいからな。こういう時しかチャンス無いんだ。
｜ 先生に何か聞かれても無表情だぞ。お前は顔に出すぎだ。
｜……、ケホケホッ。煙たい。
└──────────────────────────┘

┌────────────────────────────────┐
｜ 意外と殺風景な所だな、
｜ 黒魔術だとか魔方陣だとかフラスコなんてのが飛び出してくると思ったら。
└─────────‐ｖ──────────────────────┘



　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　|　l　 / 　  || |　|　|　|　|
　　　　　　　　　　　|　| / ∧∧ || |　|　|　|　|
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　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　┌────‐＾────────┐
　　　　　　｜ おい、何かめぼしい物は？
　　　　　　└─────────────┘

┌──────────────────────────────┐
｜ あっハイ。日めくりカレンダーの日付は丁度10年前の12月1日。
｜ 噂話とは合致してますですよ。
｜ あ……、何かカレンダーに端書がしてあります。読んでいいですか？
└──────────────────────────────┘
　　┌───────‐＾────────────────────┐
　　｜ 駄目だ。もしも幾何学模様が描かれていたら目を合わせるな。
　　｜ 私が読むから、お前は部屋の前を見張ってろ。
　　└─────────┌─────────────────────┐
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｜ ひぃぃん……いつも美味しい所ばっかりぃぃ。
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 └─────────────────────┘

┌────────────────────────────────┐
｜ なになに。
｜ 『この日めくりカレンダーを見つけた者へ投げかける問題集。
｜ 書かれた問題を解いて裏面を見る。答えが合っていたら次の日へ進む。
｜ 間違っていたら、その場でカレンダーを破棄して欲しい。』
└──────‐ｖ─────────────────────────┘
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　　　　　　　　  ||二二||
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┌──────‐＾──────┐
｜ 面白い。
｜ とことん付き合ってやるぞ。
└─────────────┘

┌─────────────┐
｜ 一問目。
｜ ふふふ、簡単。4本で踏破。
└──────‐ｖ──────┘

┌────────────────────────┐
｜ 二問目。
｜ 小賢しい。日めくりカレンダーを折ってしまえばいい。
└──────‐ｖ─────────────────┘

　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　|　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　|　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　|　　　 　　∧∧　　　　　　　　　　　　 |
　　　　|＿＿＿ (　　　) ＿＿＿＿＿＿＿＿|
　　　　　　　　  ||二二||
＿＿＿＿__[三||､/_|j_||]＿＿＿＿＿＿＿＿
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　　　　┌───‐＾──────────────┐
　　　　｜ ……あれ、私こんなに頭良かったか？
　　　　└──────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　・

　　　『おめでとう。次で終わりだ。12月30日の問いは、』


　　　　┌──────────────┐
　　　　｜ 『この問題を解いた君の名は。
　　　　｜ Yes、Noで答えたまえ。』
　　　　└──────────────┘

　　　　　　┌────────┐
　　　　　　｜ の……のー？
　　　　　　└───‐ｖ────┘

　　　　　　　　　　　　＿＿
　　　　　　　　　　　 ||∧∧|　ﾌﾝﾌﾝ
　　　　　　　　　　 m(◦ ,､ ◦*)m
　　　　　　　　　　[三三三三]
　　　　　　　　　　 || ｛/_/　 ||

　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　・
　　　　　　　　　　　　　　・

　　　『そう、能生君。君しか居ないだろう。
　　　　全問解いた君にはこのリングを進呈。セロハンはセルフで外してくれ
　　　　ぬいぐるみを買うお金で一杯でチャチだが、太陽にかざすと綺麗だ。
　　　　君に似合うといいが。』

＼_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人_／
　≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ≪
≪ 　 なななななんだ？何のトリックだこれは？！　　　　　　　　　　　　　　　　 ≫
　≫　遺書にしては前衛的すぎるし、まさか同姓同名宛のラブレターでも 　 ≪
≪ 　 仕込んでいたのか？！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ≫
　≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ≪
／⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ＼
　　　　　　　　　　　　＿＿ っ
　　　　　　　　　 ＿ ||∧∧|　っ
　　　　　　　　　♭　」(ﾟAﾟ；)m
　　　　　　　　　　[三三三三]
　　　　　　　　　　 || ｛/_/　 ||

　　　　　　　　　　　∧∧　∧
　　　　　　　　　⊂(Aﾟ；三　；ﾟ)　⊃　
　　　　　　　　　　 ♭￣O｝|　　　　　　
　　　　　　　　　　[三三三三]
　　　　　　　　　　 || ｛/_/　 ||

　　　　　　　　　　　　∧∧
　　　　　　　　　　　 (｡　｡*) |
　　　　　　　　　　　　∩O｝ |
　　　　　　　　　　[三三三三]
　　　　　　　　　　 || ｛/_/　 ||

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　　　　　:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ┌────────┐:.:.:.::::::::::::::::::::
　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿ ｜ 　　……ほう。
　　　　|　　　　 　 　 　 　 　 └─‐y──────┘
　　　　|　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　|　　　 　　∧∧∩　　　　　　　　　　  |
　　　　|＿＿＿ (　　　) } 　＿＿＿＿＿＿＿|
　　　　　　　　  ||二二||
＿＿＿＿__[三||､/_|j_||]＿＿＿＿＿＿＿＿
:::::::::::::::::::::::::::||::||  UU ||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|

　　　　　　　　　┌─────────────────┐
　　　　　　　　　｜ 　確かに安っぽいが、なかなか可愛い
　　　　　　　　　└────────‐ｖ────────┘

　　　　　　　　　　　　　　 __ｎ　__
　　　　　　　　　　　　　　|_|| |/ /
　　　　　　　　　　　　　╲　　　└っ
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　f　　　,.-‐‐　-　__
　　　　　　　　　　　　　　＜ヽ＿ノ|γ〉　　　 ( )　＼
　　　　　　　　　　　　　　　＼::::::::::|l;;;; 　|_> 　 }　;;|　ヽ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ':,:::::::ヽ　　　 　　ﾟ　ノ￣
.　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ':,::::::::＞､_　_┌'´＿＿
　 　　　　　　　　　　　　　　　　　':,::::|_ﾍ厶 /::|::::':,　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ╲:::|:::|iii/::「:::::::':,　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l:::::＼::／:::::::::|:|　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l:::::::::|o:::::::::::::|::|　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ノ´:::::::::|o::::::::::':,|::|　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　|_::-''ﾞイ:::|へ┬イ|>::＞;
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼∠⊥⊥::::>_ノ_〉　つ