【発展】新生 ・ ログスト島興亡史 第九巻【滅亡】
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┃┃ (,, ・−・) (・皿・,,,,┃┃ 新生興亡史
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┃┃ i:::ハ:::::ヽ 〈_j:Y:::i ゙┃┃ ] ]し'`J し'.┃〜ノ,,,ノヽヽ | ヽ .| .゙┃
┃┃ lソ 、ヾ:::::> l::::,::::: .┃┃ ┃ .し'`J UU_,,)UU゙゙┃
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旧興亡史 四巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1209044267/ 第一巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1214218192/ 第二巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1216637131/ 第三巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1218765431/ 第四巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1223829687/ 第五巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1226158324/ 第六巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1229691105/l 第七巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1235297516/l50 第八巻:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1243959705/ 感想雑談スレッド:
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1209563355/ ■ログスト島 興亡史 保管庫■
http://rogst.suppa.jp/ (八巻まで)
九巻以降の保管庫様募集中!
,.;:""'"`""'""``´''"""`"`´""'"""''""`'"""`"";:.,
,.;: ':;.,
,.;:' ':;.,
,.;:' ':;.,
;:.,,.,.______________________,.,;:
;: ______[ ローカルルール ]________ :;
|∫| |∫|
| | 1、話の流れを 無にするようなことは 起こさない | |
|∫| |∫|
| | 2、種族を追加するときは 既存の ある程度有名な | |
|∫| キャラで、能力、場所は空気を読んで |∫|
| | | |
|∫| 3、時を一度に5年以上進めないこと |∫|
| | | |
|∫| 4、一方的過ぎる展開及び時間逆流.は禁止 |∫|
| | | |
|∫| 5、他国からの移民、技術協力は許可。 |∫|
| | 但し、現在の島の文化水準+α程度に収める | |
|∫| |∫|
| | 6、リレー物なので、設定はなるべく簡素に | |
|∫|_______________________|∫|
;:__________________________:;
種族情報ボード
物語の進捗ごとに種族の情報を記入してください。
旗 :その種族の地図上での表記です。
勢力名:勢力の名前を入れてください。
集団名:部族、民族、国家の名称です。統治者、支持率と共に記入してください。
★の数:現在、その種族に属している英雄の人数です。
:英雄が一人新たに登場するごとに☆を一つ★へ差し替えてください。
能力値:その種族の能力値です。各能力最大10まで、合計30までで設定してください。
身:生命力や、戦いの強さ、身体能力。
統:組織的行動のうまさ、団結力。
知:臨機応変さ、狡猾さ、頭の回転力。
政:物を生み出す力、育てる力や、外交力。
繁:子孫を増やしていく能力、繁殖力。
総人口:現在の総人口です。民間、政府、軍属の三人口を足した数とします。
新規参加者の初期総人口は
その種族の繁殖力×1000+繁殖力×参加時の経過年数×10
でお願いします。
状 況:現在の状況をかる〜く記入してください。主観、偏見の混入OK。
同 盟:同盟種族や、参加している同盟軍を記入してください。
仇 敵:こいつだけは絶対にブチ殺す!という不倶戴天の種族を記入してください。
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┓
┃旗┃勢力名 ┃☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆┃同盟:− 仇敵:−
┣━┻━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━╋━━━┳━━━━┳━┻━━━━━━━━━━━━┫
┃能 力┃身 00 ┃統 00 ┃知 00 ┃政 00 ┃繁 00 ┃合計 00 ┃統治者 支持率: 00%
┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┫
┃民:- - - -人+政:- - - -人+軍:- - - -人=総人口:- - - -人
┣━━━━━━━━─国土─┓0コマ0村 総収穫:- - - -石
┣━━━┯━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┠───┘00年00月:状況:
┃
┃ −状況を記入−
┃
┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
英雄情報ボード
その種族名と、その種族に所属する英雄の情報を記入して下さい。
能力は0から100まで設定してください。但し、100の能力を持つ
英雄は一種族に同時に一人までとします。また、100の能力を
複数所持することも禁止です。
英雄とは、つまるところ名前キャラです。その種族の能力傾向を無視
した能力を持たせる事が出来ますが、数に限りがあります。また、英雄
だからといって必ずしも有能でなくてはいけない、とは限りません。単なる
無能な名前キャラでも、名前を持つ以上は『英雄』の人数制限に入ります。
一種族に同時に所属できる英雄は10人、家系は7家までです。
家系や、一代と書かれている部分は、好きに書き直してしまってOKです。
例:「統治者」「奉 行」「教 皇」など
┌─┬──────────────────────┐
|旗|種族名 |
├─┴─┬────────────────────┘
│家 系|−−家 −−−−− −−才
├───┴───┐統: 武: 知: 政: 魅:
├───┬───┴────────────────
│家 系|−−家 −−−−− −−才
├───┴───┐統: 武: 知: 政: 魅:
├───┬───┴────────────────
│家 系|−−家 −−−−− −−才
├───┴───┐統: 武: 知: 政: 魅:
├───┬───┴────────────────
│家 系|−−家 −−−−− −−才
├───┴───┐統: 武: 知: 政: 魅:
├───┬───┴────────────────
│家 系|−−家 −−−−− −−才
├───┴───┐統: 武: 知: 政: 魅:
├───┬───┴────────────────
│一 代|−−−−− −−才
├───┴───┐統: 武: 知: 政: 魅:
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│一 代|−−−−− −−才
├───┴───┐統: 武: 知: 政: 魅:
└───────┴────────────────
ログスト島 現在の地形
−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−λ−μ−ν−ξ−ο−π−ρ−σ−τ−υ−φ−χ−ψ−ω−/
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐−
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│1
├─┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓─┼─┼─┏━━━━━━━━━━━━━┓─┼─┼─┤−
│〜┃山│山│山│山│山│凍│凍│凍│村│凍┃〜│〜│〜┃山│山│山│村│山│山│山┃〜│〜│〜│2
├─┃─┌───────┘─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┏━┛─┌───────────┗━┓─┼─┤− 冷帯
│〜┃火│ │ │ │ │村│凍│凍│凍│凍┃〜│〜┃山│山│ │ │林│村│林│森|村┃〜│〜│3
├─┃─│─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┃─┼─└───┐─┼─┼─┼─┌─┃─┼─┤−
│〜┃山│ │ │ │ │林│林│林│林│ ┃〜│〜┃山│山│山│山│ │ │ │林│山┃〜│〜│4
├─┗━┓─┐─┼─┼─┼─┼─┼─┼───┃─┼─┗━━━━━┓─│─┼─┌───┘─┗━┓─┤━━━
│〜│〜┃山│村│林│ │ │ │林│山│山┃〜│〜│〜│〜│〜┃山│; ; │村│山│山│山│山┃〜│5
├─┼─┃─│─┼─┼─┼─┼─┼─│─┏━┛─┼─┏━━━┓─┃─└─┐─└─────┐─┃─┤−
│〜│〜┃山│林│林│林│ │ │林│山┃〜│〜│〜┃ │ ┃〜┃火│山│; ; │ │林│林│山┃〜│6
├─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─└─┗━┓─┼─┃─┐─┃─┗━┓─└─┐─┼─┌─┘─┃─┤−
│〜│〜│〜┃森│林│森│林│村│ │ │山┃〜│〜┃鉱│村┃〜│〜┃山│山│ │村│山│山┃〜│7
├─┏━┓─┃─┼─┏━━━━━━━┓─└─┃─┏━┛─┘─┗━━━┛───´_,───┘─┌─┃─┤−
│〜┃森┃ ┃森│森┃〜│〜│〜│〜┃ │ ┃〜┃ │ │ │: : │: : │: : │: : │山│山│山│ ┃〜│8
├─┗━┛─┗━━━┛─┼─┼─┼─┗━┓─┗━┛─┼─┼─┼─┼─┼─┼─│─┌───┘─┃─┤− 温帯
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜┃ │ │ │ │ │ │: : │: : │ │山│ │ │ ┃〜│9
├─┼─┏━━━━━━━┓─┼─┼─┼─┗━━━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─└─┘─┼─┏━┛─┤−
│〜│〜┃山│山│山│火┃〜│〜│〜│〜│〜│〜┃村│ │ │ │ │ │ │ │林│林┃〜│〜│10
├─┼─┃───┐─┼─┗━━━┓─┼─┼─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┤−
│〜│〜┃林│村│山│山│山│山┃〜│〜│〜│〜│〜┃林│林│林│林│村│林│林│林│森┃〜│〜│11
├─┏━┛─┼─└───────┗━━━┓─┼─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┤−
│〜┃森│林│林│ │ │ │ │ │ ┃〜│〜│〜│〜┃林│森│森│森│森│林│林│林┃〜│〜│12
├─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┏━━━┓─┗━━━━━┓─┼─┼─┼─┼─┗━┓─┤━━━
│〜┃森│森│林│ │ │ │ │ │ ┃〜┃ │ ┃〜│〜│〜│〜┃森│森│森│林│林│山┃〜│13
├─┃─┼─┼─┏━━━┓─┼─┼─┼─┃─┃─│─┗━━━┓─┼─┗━┓─┼─┼─┼─│─┃─┤−
│〜┃森│森│林┃〜│〜┃林│林│林│林┃〜┃ │ │ │村┃〜│〜│〜┃森│森│林│林│山┃〜│14
├─┃─┼─┼─┗━┓─┗━━━━━┓─┃─┗━┓───┐─┗━━━┓─┃─┼─┼─┌─┘─┃─┤− 熱帯
│〜┃森│森│森│林┃〜│〜│〜│〜┃林┃〜│〜┃山│山│森│森│森┃〜┃森│森│森│山│山┃〜│15
├─┗━━━━━━━┛─┼─┼─┼─┗━┛─┼─┗━━━━━━━━━┛─┗━━━━━━━━━┛─┤−
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│16
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘−
拡大マップテンプレート
上記のログスト島地図1マスを10×10マス/1マス10km四方の中地図で表しています。
物語の過程で大きな地形・施設の変化などがあったときに変化後の地形を書き込んでください。
┏━┳━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃旗┃ α−16 ┃場所名 ┃総人口: 総収穫:
┣━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━┫総兵力: 総生産:
┃−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−/ ┣━━━┯━━┳━━━━━━━━━━━━┫
┃┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐− ┃元地形|地形┃統治者:
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 1 ┣━━━┷━━┻━━━━━━━━━━━━┫
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 2 ┣━┓データ:
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 3 ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┓データ:
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 4 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 5 ┣━┓データ:
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 6 ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┓データ:
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 7 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 8 ┣━┓データ:
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 9 ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┓データ:
┃│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 10 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘− ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃├─┤10km 000年00月 現在┣━┓データ:
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃特性:
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総生産:
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総備蓄:
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
拡大マップ・全島マップのマス
┌─┐ ......┌─┐ ......┌─┐ ......┌─┐ ......┌─┐ ......┌─┐ ......┌─┐ ......┌─┐
│ │:平原 │林│:林野 │森│:森林 │山│:山岳 │: : │:砂漠 │; ; │:荒野 │火│:火山 │〜│:海など
└─┘ ......└─┘ ......└─┘ ......└─┘ ......└─┘ ......└─┘ ......└─┘ ......└─┘
┌─┐ ┌─┐ ....┌─┐
│村│:人口0〜50000人 │街│:人口50000〜500000 │都│:人口500000〜
└─┘ └─┘ ....└─┘
.┌─┐┌─┐┌─┐
その他 │鉱││畑││砦│などなど…
.└─┘└─┘└─┘
FAQ─参加希望さんは目を通すとよろし─
Q.文明スレとの違いは?
A.文◆LiWish2aKA氏率いる文明スレが、その名の通り「一つの文明が出来上がる過程」に注目するのに対し、
ログストは「文明ができて、滅ぶ事を繰り返す過程」、いわば「興亡の歴史」に注目しています。
また、文明スレとは違い「魔法OK」です。さすがに制限なしとは行きませんが、魔法ファンタジーのシナリオも書けます。
Q.新しい種族を出してもいいの?
A.ローカルルールにありますように、「既存のある程度有名なキャラで適切な能力」の種族ならば問題ありません。
現段階ではログストの歴史が始まってからまだ三十年ぽっちですから、
島の奥地に元からいた未開の民族という設定もアリですし、
船で外界からやってきたという描写をしていただいてもかまいません。
※何の描写もナシにいきなり登場するのは流石にアレなんで止めてください。
Q.新しい種族に未登場の技術を持たせてもいいの?
A.とりあえず蒸気機関や銃以前の技術じゃないと現段階では無理ですが、
細かい所は議論して決める運びとなります。
Q.パラレルはあり?
A.基本的にはナシです。
どうしてもパラレルが必要な場合はやはり要議論です。はい。
Q.二つの種族間のお話(外交、通商、戦争など)はどうやって書くの?
A.これも議論の元に二人の書き手で場面を分担して書いてゆく事になります。
前回の「遭遇」においてはキャラクタがどちらの種族国家の領域に居るのかで分担しました。
Q.議論議論ってそれしかねぇのかゴルァ!
A.申し訳ありませんが、ログスト島興亡史は旧シリーズの時代から徹底的な議論の下に作られてきたスレなので、
「困ったときはとにかく議論中心で」という方針を変えることはありません。
現在ログスト島に生活する種族・勢力名・担当書き手
・呆:アフォしぃ族:アフォシリア王国:担当なし/共有種族
∧∧ 。 ∧∧ ∧∧
| ̄ ̄/ ̄ ̄/ ̄ ̄| ̄ ̄| (゚ぺ;) (゚- ゚;) (゚0 ゚;)
|___/__/__.:|__| ノx)∞∞∞∞∞∧∧∞∞∞O∞と )∞∞O∞と )∞∞O∞と )∞
(二二二((二二((二二二二二二ノ (゚- ゚;) ,,)〜 / ,,)〜 / ,,)〜 / ,,)〜
@三三@三三@三三@三三@三三三三三) @三U三U三三)(,/´(,/ (,/´(,/ (,/´(,/
原生種族。
少数の村落が漁業と狩猟で生計を立てていたが、ログスト暦16年に武王ハナンが全ての村を併呑して王国を建設。
以降ハナン王による度重なる戦争と重税により民の不満は鬱積し、農民反乱が絶えない。
東ログスト南方に位置する三都連合との国交締結如何によっては窮地に立たされることとなるだろう。
・飯:おにぎり族:三都連合:白茶 ◆1gz0SP9xx2(たまに◆SIROEqquJ6と名乗ったりします。)
/■\ /■\
( ´Д`) ( ´Д`) ヽヽ_
( ⊃、) l|l ( つつ――|::::| ザック
/ /> >.\_ノノ / /> > .ノ:::ノ ザック
(__)__) /__从し'( (__)__) \_ ̄
ノ:::/∴:・
遥か東の大陸から気候変動によりログスト島に民族移動してきた。
ログスト上陸後は盆地、南方、半島の三つの村に定着しそれぞれ独自の文化を発達させる。
悪夢教徒やアフォシリアとの関係といった内憂外患を抱え、科学技術の進歩も最も遅れている。
巨大な勢力圏を維持しているが、その国力基盤は未だ脆弱である。
・璽:ジサクジエン族:ジェルティス教国:担当なし/共有種族
___ ___
/貴\ 〉 -☆-| /軍\ /╋\ ヽ ж |
(,, ・∀・) (,, ・−・)ノ (,, ・∀・) (,, `∀´) (,, ゚∀゚)
/ ̄ ̄ ̄) ./ ̄ ̄ ̄) /:i:i:i:i:i:i:i:i| ./ ̄ ̄ ̄| |~~~|†|~|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
出自不明の外来種族。
極めて強力な魔法による神権統治体制の下に国家が運営されていたが、
国内の軍人・神官・貴族達による政争が激化し、その内政基盤は斜陽に差し掛かっている。
・模:モララー族:ウルテ朝:担当なし/共有種族
∧_∧ ∧_∧∧_∧ ∧_∧
( Д ) (・∀・ ;);・Д・)(・Д・ ;) ∧_∧
と''~ヾ::::::l ( ) つ つ ( ヽ(・∀・ )
| ヾ::j | | || | | | | | ( )
(_ノ 、__) (_(__)__)_)(_(__) ∪ ∪
原生種族。
西ログストの離島に長らく平和な村落を営んでいた少数民族だが、ログスト暦前8年に起きた大地震により村を追われ北進。
その後ログスト暦30年にシギ・ウルテがウルテ朝を建国、
移民政策を開始し、西ログスト内海を制覇する勢力圏を得たが、人口の少なさもあいまって国力は纏まるにいたっていない。
以下、元おにぎり担当/一応現スレ管理者、白茶◆1gz0SP9xx2によるTips
・ルールが巨大かつ細かすぎて訳がわからないと評判のログストですが、
ぶっちゃけルールの全てを一字一句完全に守ってもらう必要はありません。
テンプレに書いてある事は絶対のルールですが、
それ以外の細かい項目は徹底的に議論して作り上げるのがログスト流です。
参加希望の方が現れましたら議論(感想雑談)スレを立てようと考えています。
・ルールについて…
上記「ログスト島興亡史 保管庫」様の「感想・雑談スレログpart1」がルール議論のログです。
参加希望者さんはちょっとだけでもいいから目を通して頂けると嬉しい。
・最大火力の制限:テンプレにはありませんが守ってもらわないとスレが崩壊するので守ってください。
以下初代スレ主 エストック ◆XZKy/CKmxk のレスより抜粋
>また、魔道士など、現実に存在しない兵科には最大火力制限がかかってます。
>これは、バランスを崩し過ぎないように調節するもので、
>例えば、修行を積んだ魔道士1人が呪文で敵兵3〜4人を焼き払うのはアリです。
>(当然、魔道士が修行を積める様な環境がその国家に整っている必要がありますが)
>しかし、修行を積んだ魔道士1人が呪文で敵兵3〜40人を焼き払うのは禁止です。
>逆に、修行を積んだ魔道士10人が呪文で敵兵3〜40人を焼き払うのはアリです。
>要するに、1人で何十人も薙ぎ倒す無双の様な事は禁止、ってことです(但し、英雄なら
>多少は無茶しても構いません。敵軍を1人で壊滅、とかは流石にアレですが)。
・ログスト暦34年までは全種族の歴史を既に作ってありますゆえ、
そこまでは白茶◆1gz0SP9xx2に全種族書かせて頂きたい、と思っております。
が、もう待てないっ参加したいっ!!っていう方がいらっしゃいましたら、遠慮せずどうぞ。
そこから一緒に新しい歴史を作りましょ。
・現在書き手がいない種族は
アフォしぃ族(アフォシリア王国)
モララー族(ウルテ朝)
ジエン族(ジェルティス教国)
の三種族です。
・冒頭にも述べましたが本九巻以降の保管庫様を募集しております。
自分でhtmlを書くという発想もありましたが、ちょっと時間的にキツいかなーとか思ってます。
テンプレここまで…
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と;:;:::;;;ヽ.: : : : : : ヽ:;;::;:;:;::;つ: : : : `、:;;:;;:;::ノ: :\(Д:;:;;)ノ: : : : : (∧ ~''‐、: :
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: : しヽ ): : : : : : : l,_ノ `、_): : : : : : (_/: : : : : ( \: : : : : : : (___/): : : : :
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 心無き躯が踊り、心有る者が消え行く。 :::::|
||| 闇は、光を蔽い尽くした。 |
|」____________________|
,. '  ̄ `ヽ .,. '  ̄ `ヽ ./ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄
/  ̄ ̄`ヽ ', /::゙■■■■', ./ ̄ ̄ ̄\_____/ ̄\_____/ ̄\
! (二)- }.:. l | !■■ l / ̄\___/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄\_
、__ _,ノ.;/,.' 、.゙■■ ■,'..○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヽ . _ ..,. '  ̄ `ヽ、. _ .. ' ..┃ROGUSTO / STORY/ OF/
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!....|磊盾都| l / ̄\ !|\ |  ̄| ̄ / ̄\  ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
/、|\_/| ,' .| | | \ | | | _ | |_/ |
/ .゙ヽ . _ .. ゙' \_/ !| \| _|_ \_/ _|_ | \ _|_
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┃44:冱て墜ちる星・第三話 ┃30年11月
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ヽ l / _/、 \_ ヽ .....l ./
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||| 禍々しい影、一言で形容すればそうなるだろうか。 |
||| ティートマの後背には何やら得体の知れぬ影が付き纏っていた。 ::::::|
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: : タスケテー: : : : : : : : : : : : : : : : : :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |l
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: :((д゚;:;:ilili): : :: : : : : : : : (∀;:;;:): : : : : : : /■ヽ: : : : : : ( .(Д;;;::)./
: : : ヽ:;;::;:;:;::;つ: :: : : : : : : と;:;:::;;;ヽ. : : : : : (li'゚ο):ヒィ : ::: : `、:;;:;;:;::ノ:
: : : : /;:::_;:;:;:\: :: : : : : : : : :|;:;::;;:lー': : : : : / , O、: : : : : : 〈;:;,:;;;:): :
: : : : l,_ノ `、_):: : : : : : : ::: しヽ ): :: : : :⊂ノ、__つ): :: : : :(_(_/: :
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 彼の悪夢の徒は、今や魔術師達の築き上げた平和をたちどころに否定し、 :|
||| 正に蹂躙と破壊の最中であった。 :|
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/□\ ./□\
(´Д` ,,) .(=(, ゚∀゚) /三三\ /三三\ /三三\
./ |/ | /''''||'''''''| (´Д`\_| (・Д・\_| (゚Д゚ \_|
..| | | .|'''''||''''''''| |三三三|) |三三三|) |三三三|)
..| | |'''''||''''''''| ||||| |||| | ||||| |||| | ||||| |||| |
.〈二〈二=〉 (_(_:) |三三三|) |三三三|) |三三三|)
_ ̄ ̄ ̄ ̄_ ̄ ̄ ̄ ̄__ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_ ̄ ̄ ̄ ̄_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
;;;;;;;;;;;|\
;;;;;;;;;;;|: : \ ,――───────────────────────────
;;;;;;;;;;;|: : : : \ │分隊として敵の裏側に回りこむ、隊長はお前だ。名誉なことだぞ!
;;;;;;;;;;;|: : : : : : \ '────────────────────────────
: : : \__: : : 丶 ,――─────────────────────
: : : : : : : : : : : : : l │突撃だ!今こそ憎き悪夢を打ち払ってくれようぞ!
: : : : : : : : : : : : : | '──────────────────────
、__: : : : : : : / ,――──────────────────────
\_/: : : : : │戻れとの命令だ、どうやら敵の先遣隊が動いたらしい!
: : : : : : : : < '────────────────────────
,――─────── ,――──── ,────────────
│ととと、突撃ぃーー! │……? | 撤退か…助かった…ホゥ
'───────v─ '──v─── '─v──────────
/三三\ /三三\ /三三\
(゚∀゚;\_| (´Д`\_| |_/‐Д‐)
|三三三|) |三三三|) (|三三三|
||||| |||| | ||||| |||| | | |||| |||||
|三三三|) |三三三|) (|三三三|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 対する南方軍は、大師及び音人の下、 :::|
||| 然るべく戦に赴くまでは良かった物の、悪夢教徒に仕掛けられた偽報の計に惑わされ、 :|
||| 更には撹乱者まで紛れ込まされたらしく、大混乱の渦中にあった。 |
|」______________________________________|
./□\
(( ゚∀゚ )
と二/''''||'''''''|二つ
|'''''||''''''''|
|'''''||''''''''|
(_(_:)
ヽ ー-‐'^ー‐'`ー‐'`ー-‐'`-‐'^ー‐'`ー/
│おまえら止まれ! 待機しろ! │
│これは命令だ! 待機しろ!│
/ー-‐'^ー‐'`ー‐'`ー-‐'`-‐'^ー‐'`ー\
右 往 左 往
右 往 左 往
/三三\ /三三\ /三三\ /三三\ /三三\ /三三\
(・∀・\_| (´Д`\_| |_/・Д・) (ω・`\_| |_/´_ゝ`) (゚∀゚,,\_|
|三三三|) |三三三|) (|三三三| |三三三|) (|三三三| |三三三|)
||||| |||| | ||||| |||| | | |||| ||||| ||||| |||| | | |||| ||||| ||||| |||| |
|三三三|) |三三三|) (|三三三| |三三三|) (|三三三| |三三三|)
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 音人は自前の能力を用いて必死に陣の建て直しに当たったが、 |
||| 偽報に惑わされ勝手な散開を始めた軍を纏めるのは容易でなかった。 |
|」________________________________|
,――──────────────────
│おめぇら、総攻撃を掛けろぉぉ!!
│今ならあのクソ野郎どもの首を取れるぜぇ!!
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_________________________________
\ :::::::::::::::::;:;:/ |___| \ |赫|
\ ::::::::;:;:;:/ _/、 \_ :ヽ |赫|
\ :::::;:;:;:;::| ○ ´○ : :| ....|赫|
\ ::::;:;:::| : : :| .|赫|
\ ::::;:;| `二二‐' : : :/ ..|赫|
\ ;:;::\ ::: :/ .|赫|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /三三三/|三三三三三|\: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : /三三三/三|三三三三三|三\: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |l|: : : : : |l|: /□ヽ::: : : .|l|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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□二□二(。∀゚ ) 二二二二二二二二二二二二二二二二二二(。∀゚ ) 二二二二二二| ( ::
⊂ 三⊂ 三= ( :: ⊂ ⊂ 三= ( ⌒ ::
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||| 総崩れとなった南方軍に悪夢教徒は総攻撃を敢行する。 .....|
||| あれ程弱兵であると言われていた悪夢教徒を前に、南方軍は歯が立たなかった。 ..|
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 澄み渡っていた南方村の空が黒煙に包まれ、 |
||| 白昼にもかかわらず薄暗くなった戦火の村に、響く哄笑があった。 |
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:;::;│へぇーっはっはっはっはー!: ;: ; ;: ;;:);::;;;:;:;: ;: ;;: ;:;: ::;;:;::; :; ;::;:;:;:;;:;: ;: ;:; :; ;:;: ;: ;:; :; :; :; :;: ;: ; ;:
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| ティートマ、黒き影を背負いし狂魔術師は、 ..|
||| 護衛とはぐれたケーリュケイオンを前に哄笑していた。 ......|
|」_________________________|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 不気味な笑い声が止むか否かの内にケーリュケイオンは攻撃に出た。 |
||| ティートマの小柄な体が宙に浮かぶと同時に彼は苦悶に顔を歪ませた。 .|
|」________________________________|
___,,、
/、 `、ヽ
.ノ `、 ヾ\
/ . 弋_,..、-''''" `、
| 、 / l
| ○ ○ l
、 __,,,,、 '
\ 〈壬ノ / _,..-'''"
ヽ、 | ~""''' ‐- ...,,
/ \ギギギ
/ 、
ノ l
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'l | |
l l l
'‐‐‐' |
ノ / |
./ /| |
/ / l .|
'、 / l l
ヾ、__/ \__/
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┣¨┣¨┣¨┣¨
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\\''::、 ┣¨┣¨┣¨┣¨
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ヾ \\ l´~''''‐、
゙':、_:)゙、 ` ヽ \
\ ~'l // ̄ ̄ ̄,\
┣¨┣¨┣¨┣¨ 〉 | . / / ./ \
〈 ̄~ ト、 ,´ '___/ 、
 ̄ ̄`l / \ l \ / l
トv `ヽ |/二〉 〈二、 |
|/ ヽ | __ .l
.\ \ 、 ゝ,,_> : : : : /
\ `\ ヽ : : : :: :: :::/
\ .~''''‐──''´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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\
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| ケーリュケイオンの魔術は、学帝の魔法分類によると「ReMagi:Plz:LFor:無族」とされる。 ::|
||| 純粋極まりない念力、ティートマはその力で今まさに首を圧し折られんという所であった。 :|
|」_______________________________________|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 同じ分類に依るとティートマの魔術は「ReMagi:Plz:Psycho」となる。 :|
||| その名の通り、相手の精神に影響を及ぼす類の魔術である。 ::|
|」______________________________|
心性象子 紅色子心効果魔法:精神操作TT型
_,,,,..,,_/ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,. -''"´ `゙''-、 Plz魔法色子 .
,." / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ,. '  ̄ `ヽ/ `、 ...... / ̄\/ ̄\
,' / / , i....____|\ . | |
! ! l l | 〉 \ .Plz精神 /
', 、 ,' ,'  ̄ ̄ ̄ ̄|/ \ /
丶 ヽ . _.. ' / ..... \/
ヽ ,.' ....
`'-、_ _,.-'´ ※「第三次プラズム魔法分類論」より抜粋
`゙''ー-‐'''"´ __
,/~//
l |/ /| ̄ ̄ ̄|\ ,__ l`l ./`
| l /`l / | | \ ` `、 | l/ /
l `ヽ/ / / |___| \ `、ヽ// /l
ヽ l / ヽ .....l ./
ヽ l | | ...| /
| | | .| | |
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´  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ .〉
\___ ___/
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 本来ならば、純粋な戦闘には全く不向きな魔術であったが、一つだけ例外の場合があった。 |
||| 後の論理魔法科学者達の解明する所であるが、当時のティートマの魔術は、 |
||| 相手の魔術に乗せられた意思を経由して、相手の精神に致命打を与える事ができた。 ::::|
|」________________________________________|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 「肉を切らせて骨を断つ」、ティートマはまさにそれを狙っていたのであった。 :::|
||| 苦悶に歪んでいた表情が、歪な笑みを浮かべる、と同時に、ケーリュケイオンは地に伏した。 |
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||| 念力が効果を失い、ティートマは再び地に足をついた。 :::::|
||| 気絶したケーリュケイオンを尻目に、ティートマは嗤った。::::|
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||| 呼びかける音人に対して、ケーリュケイオンが反応する気配は無かった。 ::|
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デュラデュラデュラデュラデュラデュラデュラデュラデュラデュラデュラデュラ ,,
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│許さねぇ…許さねぇぞぉぉぉおおオオオ!!!
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||| 仮面の笑みが悪魔と見紛うような表情に変わった。 |
||| …ティートマの周囲の空気が異常な振動を刻み始める── ::|
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│へッ!?
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.ノ | | \ ./
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\ '‐二二´ / ./
ヽ、__,,.. .-‐ '''" バチッ / ,――──────────
/\/\/\ ノ | l| l| | /\/\/ │震えよ、我が敵を断て!!
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/ ヽ / ;: ; :;:;:;:;::/| ̄ ̄ ̄|\:;;::;: ;;: :;:;:;:;;
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||| ──刹那、ティートマの首が、胴体から離れていた。 ::|
||| 生首と化したティートマは、鮮血の軌跡を宙に描き、焦げた土の上に転がった。 :|
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.ノ | | \ ,――──────────
/ l____| `、 │あれ、何で空飛んでんだ?
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ヽ、__,,.. .-‐ '''"
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||| 神速の如き早業。ティートマが対抗魔法を仕掛ける間もなかった。 |
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||| 音人は地に伏したケーリュケイオンの元に駆け寄った。 :::|
||| 必死の呼びかけにも関らず、ケーリュケイオンは目を覚まさない。 :|
|」_____________________________|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| その様子を見つめる視線があった。 :::::|
||| 生気を失った生首が、目を覚まさぬ大師をじっと見つめている。 |
|」_____________________________|
ヽ´~~`.. .ー '''"
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| ´ ヘ l
ヘ .l ̄ ̄ ̄ ̄| ,.´
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ヘ´ ,.´
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 唐突に、それは聞こえてきた。 |
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 歪な笑い声だった。::::::|
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||| 間違えようも無かった。 :|
||| 笑い声は、ケーリュケイオンの肉体から発せられていた。 :::::|
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||| 叫ぶ。ケーリュケイオンの肉体が不気味な軌道で宙に浮かんだ。 :::::|
||| 黒煙で完全に闇の世界と化した南方村に、禍々しい咆哮が響き渡った。 ::::|
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||| ふと白く輝いていた双眸を閉じ、固く口を閉ざし、磔にされた聖人のような姿勢になったかと思うと、::::|
||| ケーリュケイオンの肉体は纏わり憑く禍々しい影の中に消えた。 ::::::|
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||| 漆黒の闇の中、自らが導くべき人間が眼前で消滅するのは、一体如何な心地であろうか。 ::|
||| 魔術師の仮面には、かつて彼が見せたことの無い、泣いている様な表情が写っていた。 |
|」_______________________________________|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 黒々とした影がその場から離れたとき、 ::::|
||| そこにあったのは輝ける賢者ではなく、変わり果てた化け物の姿であった。 |
|」_________________________________|
/二二二二二\
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||| 汚らしい包帯のような布で覆われた頭部、不思議な紋章が顔の中央に描かれたそれは、 :|
||| 最早人間とは言いがたい穢らわしさを醸しだしていた。 :::|
|」_______________________________________|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| この世のものと思えぬ冷酷な響きを持った声、 :::::|
||| それは今は亡きケーリュケイオンの声であった。 :|
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;:;:;; ::;:;;:;:;::; │この肉体に馴れるまでお預けだな、音人よ。;:;:; :;: ;:; :; :; : ;: ;: ::;;:;::; :; ;::;:;:;:;:;:;; ::;:;;:;:;::; ;:; ;: ;;;:;::;
;::;:;:;:;:;:;; ::;:; '──v──,――──────────────────────────────
:;: ;: ノ; ;: ;;:;::;;;:;:;: ;: ;;: ;: :│せいぜい余の軍に負けぬだけの魔法を身に付けておくのだな。フ、フ、フ、
:; : ;: ;: ::;;:;::; ;.:::/□\.....'───────────────────────────────
; :; :;: ;: ; ;: ;;:;::(三:;:;:◎).:. :;) : ;: ;:;:;:; :; :; :;: ;: ; ;:;:;:;:; :; :; :;: ;: ; ;: ;;:;::;;;:;:;:;:; :;: ;;:; :;: ;:; :; :; : ;: ;: ::;;:;::; :; ;::;:;:;
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 彼の軍を引き連れて、今は亡き賢者は村から出て行った。 |
||| 何度呼びかけようと、心優しき大師の姿は戻ってこなかった。 |
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/ To Be Continued ─────
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はい、ギルドの皆様にはご迷惑をおかけしました。
ログスト復活しました。
今回のケーリュケイオンの転化の話を書いたのは去年の夏ごろ・・・
精神がいろいろアレな時期に書くと内容もいろいろアレですね。orz
これからはおにぎりとアフォしぃの歴史を繋いで、
あとはジエン族の歴史を中心に展開していきます。
またぼちぼち歴史を描き出して行きたいと思います故、
これからもよろしくお願いします。
おお、久しぶりに見てみたら超懐かしいスレが復興しているww
おにぎり族はこれから先、大変な時代を迎えそうですな・・・・。
http://ameblo.jp/mknktanaka ってページの中の人がアメーバピグで
お手紙機能を使ってIDとパスワードを
聴きだそうとしてる。
見た人は広めて、気をつけて。
ちなみにこんな内容がおくられてきた↓
ワタシは3になるので、母親に
「もうやめなさい」ときつく言われています。。。
さすがに忙しくなるため、もうしないと
決めました((泣く↓
ですが私はアメGをかっていました。
つかわないのももったいないですし、つかってももう意味がありません。。。
そこで少しでも、初心者の方が、
楽しくピグを利用できるように
アメGをできるだけあげようとかんがえました((嬉↑
もちろん地震の地域に募金もたくさんしましたがあまりにあまっています。
アメGがあると好きな服、ほしいものがなんでも買えます☆
なのでぜひ始めたばかりの人、必見です!
10分以内に返事をください♪
ID・パスワードもお願いします♪
詳しい事はツイッター@mechamnに聴きに来て下さい!
復活したのかーめでたいな。
保守
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 泣いていた。 ::::|
||| 一人の男が、泣いていた。 :::|
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! (二)- }.:. l | !■■ l / ̄\___/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄\_
、__ _,ノ.;/,.' 、.゙■■ ■,'..○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヽ . _ ..,. '  ̄ `ヽ、. _ .. ' ..┃ROGUSTO / STORY/ OF/
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!....|磊盾都| l / ̄\ !|\ |  ̄| ̄ / ̄\  ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
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/ .゙ヽ . _ .. ゙' \_/ !| \| _|_ \_/ _|_ | \ _|_
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┃45:冱て墜ちる星・第四話 ┃30年11月
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 一片の光も差さなくなったその場所で、 ::::|
||| 音人は泣いていた。声を上げて、泣いていた。::::::|
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||| 濛々と上る土煙の中から、そそくさと姿を現したのは、いつか見た「叫ぶ男」。 :|
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/ |___| ヽ / │貴方が夢を諦めないなら………
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|___| ┃ ┃ | / | │………夢はいつか再び目覚める…
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/'''''''''''''''''''''''''''''''''''''||||||'''''''`、/ .| │………そうですよね………
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| / / ヽ
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デュラデュラデュラデュラデュラデュラデュラデュラデュラデュラデュラデュラ
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|_| l| | l| i!i! |_|
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/ |___| ヽ _人/ パチッ!
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;:;:;:; :;: ;:;;:; :;: ;:; :; ::; :;: ;: ノ; ;: ;;:;::;;;:;:;: ;:; :;: ;:; :; ;:; :;: ;:; :; :; : ;: ;: ::;;:;::; :; ;::;,⌒、:;:;:;:;:;; ::;:;;:;:;::; ;:; ;:;:; :;: ;:; :;
;:; :;: ;:; :; :; : ;: ;: ::;;:;::; :; ;::;:;:;:;:;:;; ::;:;;:;:;:; ,――──────────;: ;:; :; ;:;: ;: ;:; :; :; :; :;: ;: ; ;: ;;:
;:;: ;: ;:; :;: ;:; :; :; : ;: ;: ::;;:;::; :; ;::;:;:;:;:;:;; ;:;│おめぇ、名は何つーんだ? :;:; :;: ;:;;:; :;: ;:; :; ::; :;: ;: ノ; ;: ;
;:;: ;: ;:;: (;: ;:; :; :; :; :;: ;: ノ; ;: ;;:;::;;;:;:;: ;: ; '───v────────: :;;:;: ノ; ;: ;;:;::;;;:;:;: ;: ;;: ;: :;;:;:
;:; :;: ;:; :; ;:; :;: ;:; :; :; : ;: ;: ::;;:;::; :; ;::;,⌒、:;:;:;:;:;; ::;:;;:;:;::; ;:; ;:;:; :;: ;:; :; :; : ;: ;: ::;;:;::; :; ;::;:;:;:;:;:;; :::;: ;: ; ;: ;;:;::;;
;:;: ;: ;:; :; ;:;: ;: ;:; :; :; :; :;: ;: ; ;: ;;:;::;;;:;:;:;:; :;: ;:; :; :;) : ;: ;:;:;: ;: ;: ,――────────────:(
;:;:;:; :;: ;:;;:; :;: ;:; :; ::; :;: ;: ノ; ;: ;;:;::;;;:;:;: ;: ;;: ;: :;;:;:;: ;: ;:; ;: ;: ;:; :│僕…教えて欲しい?…本当に? ;:
;:;: ;: ;:;: (;: ;:; :; :; :; :; :; :; :; :;: ;: ; ;: ;;:;::;;;:;:;:;:;: ;: ;:;: (;: ;:; :; :; : '──v───────────: ノ;
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 仮面の魔術師は、もう泣いていなかった。彼は、「叫ぶ男」に言われて思い出した。 :::|
||| 彼は夢を継ぎ、拓くものとして生まれたのだった。 :|
|」____________________________________|
51 :
ここから代理:2011/05/13(金) 01:47:49.16 ID:3ZT4xQWN0
... . |
,──────────────────────────、
l わぁったよ。俺は、大師の見た夢を諦めるわけにゃいかねぇ。 l
//─────────────────────────'
 ̄ ̄|\ l ふふ、それでこそ、僕の友達だね…
| \ `────────l 火星の沼の皇子はねぇ…シナップって言うんだよ… l
__| ヽ .. .| `──────────v───────────'
 ̄ ̄ ̄ ̄~~`、 ...... | /
○ |_| | / l´ ̄l
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_/ ::::| | | | l_||l
/ :::// .| | |\__
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|||||| l . | /|| || ||
||||||''''''''''''''''''''''''| | .| ゙|| || ||──
,|\───────────────────────────、
l 気に入った。おめぇを俺の魔法官として招聘してやる。ついて来な。 l
`────────────────────────────'
l ふふふ、僕は…火星の…沼…とってもフレンドリー…
`───────────────────────
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| これが「叫ぶ男」が魔法の環の中に入った瞬間である。 ..|
||| 仮面の魔術師の精神を救ったのは、他ならぬ彼であった。 ..|
|」__________________________|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 三ヶ月が過ぎる。シナップは火星教徒の指導者的立場にある人物だったようで、::::::|
||| 当初は恐ろしがられていた火星教徒達も積極的に村民達と交わり、 |
||| 復興活動の非常に大きな手助けとなっていた。 ..|
|」___________________________________|
|
|
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| || || ||────// || |
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| ユラル・クェアの才能は寧ろ政治家としての能力に有ったと言って間違いは無いだろう。 .|
||| 三ヶ月という短い期間で、破壊され尽くした村は早くも復興の目途を立たせていた。 |
|」______________________________________|
,────────────────────────────────
| 見張り台がほとんど使用可能な段階まで完成しました。
| 半島村製の青銅の鐘でどれぐらいの音が鳴るか試すよう伝令を出します。
`─v───,───────────────────
| いや、必要ない。俺が呼びかけよう。
`─v───────────────
/□\
/■\ (=(, ゚∀゚)/\ ー-‐'^ー‐'`ー‐'`ー-‐'`-‐'^ー‐'`ー‐'^ー‐/
( '∀`) /''''''''||'''| │よーし、鐘を鳴らしてみろぉ!! │
( ) |'''''''''||''''| │俺が返事をするまで鳴らし続けろよお!│
三三三三三三三三三||l| / ー-‐'^ー‐'`ー‐'`ー-‐'`-‐'^ー‐'`ー‐'^ー‐\
三三三三三三三三三||l|
三三三三三三三三三||l| カンカンカン…カンカンカン…>
/|||::l|\
//|||::l| \
\ // |||::|| \ ー-‐'^ー‐'`ー‐'`ー-‐'`-‐'^ー‐/
\\ // |||::|| │ご苦労!!上出来だ!. │
\\// |||::|| │こっちまで良く聞こえるぜ!!│
ll//l |||::|| / ー-‐'^ー‐'`ー‐'`ー-‐'`-‐'^ー‐\
//\\ |||::||
// \\ |||::||
/ \\ |||::||
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 彼の「魔法の声」は村全体に響き渡り、その毅然とした態度とリーターシップが ..|
||| 荒れ果てた民心を宥め、復興へと導いていった。 |
|」__________________________________|
,────────────────────────
| あの見張り台はあと四つぐらいは欲しいな…
| 半島村に鐘をあと五つ注文してくれ、一つは予備用な。
`──────,───v──────────────────
| もう少し貢納を増やせないか?
| 今は何より、ここでとれる米が大の物々交換の種なんだ。
| 農民達にも負担をある程度担って欲しい。
`─────v─────────────────────
/□\
/■\ (=(, ゚∀゚) /■\
( ´∀`) /''''''''||'''|つ (・∀・ )
( つつ |'''''''''||''''| し し )
) ) ) .|'''''''''||''''| く く く
(__)__) .(_(_:) (_(_)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,――──────────────────────
│まったく音人様は大師様と違って人遣い荒いよなぁ…
'──v────,――───────────────
│そうか?まぁでも、一番悪いのはあの狂った連中(※)さ
│音人様が人遣い荒くても、村を復興するためにゃ仕方が無いさ。
'────v────────────────────────
/■\ /■\
l|三(; ´Д`) l|三(゚∀゚ ;)
||三(つ ||.) ||三(つ ||.)
人 Y 人 Y
し (_) し (_)
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 「輝ける賢者」を失ったこと。 ....|
||| 或いはそれは、新たな才能に開花のチャンスを与えたのかもしれない。....|
|」_______________________________|
(※)狂った連中…悪夢教徒の事。「悪夢教徒」という呼称は後代に生まれたものである。
┌─┬──────────────────────┐
|飯|おにぎり |
├─┴─┬────────────────────┘
│統治者|開拓王ラデル
├───┴───┐統:75 武:61 知:21 政:15 魅:88
├───┬───┴────────────────
│政務官|ラフハーン
├───┴───┐統:22 武:16 知:57 政:75 魅:38
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│統治者|ドートバルト
├───┴───┐統:89 武:41 知:72 政:90 魅:65
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│統治者|ユラル・クェア
├───┴───┐統:33 武:10 知:96 政:89 魅:48
├───┬───┴────────────────
│魔法官|シナップ・ヌマターロ
├───┴───┐統:42 武:4 知:73 政:79 魅:72
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│反乱者|ティートマ=ナイトメア
├───┴───┐統:21 武:18 知:96 政:12 魅:21
└───────┴────────────────
ログスト暦30年11月
・( ´∀`)ケーリュケイオン が死亡/ナイトメアに吸収されました。
・(=(, ゚∀゚)ユラル・クェア が南方村の統治者となりました。
・(=(, ゚∀゚)ユラル・クェア 統率力+1
・( 0∀0)シナップ・ヌマターロ が南方村に士官しました。
・(三:;:;:◎)ティートマ が ティートマ=ナイトメア へと転化し、能力値が上昇しました。
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓
┃飯┃三都連合 ┃☆☆☆☆☆☆★★★★┃同盟:− 仇敵:−
┣━┻━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳┻━━┳━━━━┳━━┻━━━━━━━━━━━┫
┃能 力┃身 04 ┃統 08 ┃知 05 ┃政 07 ┃繁 05 ┃合計 29 ┃ラデル他二名 支持率:86%
┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┫
┃民:31210人+軍:1610人=総人口:32820人
┣━━━━━━━─国土─┓4コマ3村 総収穫:小麦25100石/年 米11200石/年
┣━━━┯━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┠───┘30年11月:状況:ケーリュケイオンの「死」
┃
┃南方村の創設者で、オニギリ史最初の魔術師であったケーリュケイオンの「死」は、
┃オニギリ史全体で見ても非常な衝撃である。
┃
┃音人によって「戦死」と伝えられたその訃報は、風のように連合全体へと伝えられていった。
┃
┃「苦悶の季節」と後に評されるオニギリ史第U期は、
┃火星教徒の出現からケーリュケイオンの「死」に至るまでの一連の流れをもって明確に幕を開けた。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
___________________________ _ _ _ _ _ _
\
\ To Be Continued ─────
\______________ _ _ _ _ _ _
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/ /\
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ \
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/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄
/ 「 冱 て 墜 ち る 星 」 終 了 ! i ! i ! ! i ! !
/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄
どうも、白茶です。
某所でコテキャラを与えて頂いたので、ちょっとアレンジして使ってみる事と致します。
最近またAA長編板も活気を取り戻してきたようで、僕としてもその中に入れるように頑張りたいところです。
忍法帖のことはよく分かりません。11レベまでいったのにいきなりレベル1まで下がった。
土下座しますからもういい加減にしてください。泣きます。
代理投稿、ありがとうございます。泣いて土下座します。
>>40 おにぎり族はこれ以後ぐっちゃぐちゃ
>>42 ありがとうございます。嬉しいです。精進して参ります。
それにしても、これはアレでしょうか、僕がバカなんでしょうか、大学とは中々にハードな所ですね。
一日二十時間学習状態が五日間ぐらい連続した時はもう死ぬかと思いました。ええ全く。
/白\
( ´∀`) < この大空に〜翼はいらない〜
⊂ つ 睡眠時間〜ください〜♪
ノ ノ ノ
(_ノ、_ノ
彡
新作乙です!現在の所はやや魔法種族的な感じですねおにぎり族。
内憂を抱えた状態で、北には件の脳筋王、北西では何やら鳴動中……。
ぐっちゃぐちゃの乱世の中で、輝く星は誰なんだァー!
∧∧ 新生ログスト島
━ (*゚ー゚) ━===========================━━━━━
(`ー―---, (`ー――----, i'ヽ i´| (`ー―---,
 ̄ ̄´/ /  ̄ ̄ ̄`ー, ノ (`ー, ,-、 || | |  ̄ ̄´/ /
i`/ ノ ノ `(`ー, ノ ノ l_,,) | | i`/
| | // =i|=  ̄ // // | |
ノノ `ー' ,ノl| (二二ニノ ノノ ノノ
/-|- ノー-、 _ヽ_ ー,--
-l‐ ノ ノ | ニニ -ノ┐
| .ノ ノ l二二l 、三三,
,、 ト、ト、 'l`
//l\≧,,゚ w>,m | 王の治世編 Part.13
⌒^⌒/E⌒lー―――――――――――――――――
(^l:::::::| 順風外交
ヽ`ー'ー―――――――――――――――――‐
 ̄ソ┌──┘ Episode - 41
―― 30年7月下旬 アフォシリア城
━━━━━===========================━━━━━
__________________________________________
-――--、______________________________________
|l' ┌─────────────────────────────────
│…と言う訳でラデル王は不在でしたが、非常に誠実な対応を受けた次第です。
=∧= │両国の間の相互通行の自由も快諾して頂けました。
<l´ ̄`l┌───┴──────────────────v───────────────
=|li :† i|│ほう、あの腐れ外道の偽ラーラロの村とは違う、
|li:::::::i|│誠実な者もいるということか。
|li:::::::i|└─y───────────────────
|li:::<∧二ノ
|li::::(*゚ー゚)
|li::<´:):lil:(>
l´i⌒l_i_ヽiヽl⌒i
|_,l_l"し'し'l_l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄i ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| 。<:0:::∧> ∧∧
|○| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| |○| ii (゚ー゚*):`ヽ (゚- ゚;) ^ヽ
|┃| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| |┃| <つと::>i::i::ヽ (つと[ノ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| し'`J し'|_ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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-――--、______________________________________
|l'
=∧= ┌─────────────────────────────────
<l´ ̄`l │はい、その様にございます。しかし陛下、一つ要求があるとのことなのですが…
=|li :† i|┌───┴─────────────────v────────────────
|li:::::::i|│ん。苦しゅうない言ってみよ。
|li:::::::i|└─y───────────
|li:::<∧二ノ
|li::::(*゚ー゚)
|li::<´:):lil:(>
l´i⌒l_i_ヽiヽl⌒i
|_,l_l"し'し'l_l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄i ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| 。<:0:::∧> ∧∧
|○| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| |○| ii (゚−゚*):`ヽ (゚- ゚;) ^ヽ
|┃| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| |┃| <つと::>i::i::ヽ (つと[ノ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| し'`J し'|_ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__________________________________________
-――--、______________________________________
|l' ..┌──────────────────────────
│なんでもラデル王は冒険に生きるお人の様でございます。
=∧= │その政務官が言う所には、友好を結んだ暁にはラデル王が我がアフォシリアの地を
<l´ ̄`l │冒険のために訪れ、あまつさえ技術協力さえ申し込まれる可能性すらあります。
=|li :† i|┌───┴─────────────────v────────────────
|li:::::::i|│ほう、技術協力?
|li:::::::i|└─y───────
|li:::<∧二ノ
|li::::(*゚−゚)
|li::<´:):lil:(>
l´i⌒l_i_ヽiヽl⌒i
|_,l_l"し'し'l_l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄i ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| 。<:0:::∧> ∧∧
|○| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| |○| ii (゚−゚*):`ヽ (゚- ゚;) ^ヽ
|┃| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| |┃| <つと::>i::i::ヽ (つと[ノ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| し'`J し'|_ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
__________________________________________
-――--、______________________________________
|l' ..┌──────────────────────────
│半島村でひどく奇特なおにぎり族達と私は出会いました。
=∧= │その政務官曰く「研究家」とのことなのですが、彼らはアフォシリアの技術を狙っている
<l´ ̄`l │ようであります。彼の者達がラデル王に付いて来たら少々厄介です。
=|li :† i|┌───┴─────────────────v────────────────
|li:::::::i|│…
|li:::::::i|└y─
|li:::<∧二ノ
|li::::(*゚−゚)
|li::<´:):lil:(>
l´i⌒l_i_ヽiヽl⌒i
|_,l_l"し'し'l_l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄i ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| 。<:0:::∧> ∧∧
|○| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| |○| ii (゚−゚*):`ヽ (゚- ゚;) ^ヽ
|┃| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| |┃| <つと::>i::i::ヽ (つと[ノ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| し'`J し'|_ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__________________________________________
-――--、______________________________________
|l' ..
=∧= ┌────────────────────────────────
<l´ ̄`l │…ふむ、ダッテと相談してみた方がよさそうだな。
=|li :† i| │だが、とりあえずはそのラデルとやらの心意気、中々のものではないか。
|li:::::::i| │直ぐに返事はし兼ねるが、大方認めてやってもいいんじゃないだろうか。
|li:::::::i| └─y──────────────────────────────
|li:::<∧二ノ
|li::::(*゚−゚)
|li::<´:):lil:(>
l´i⌒l_i_ヽiヽl⌒i
|_,l_l"し'し'l_l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄i ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| 。<:0:::∧> ∧∧
|○| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| |○| ii (゚−゚*):`ヽ (゚- ゚;) ^ヽ
|┃| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| |┃| <つと::>i::i::ヽ (つと[ノ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| し'`J し'|_ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| 盆地村の裏切りに等しい行為に対して怒っていたハナン王だが、 ::|i|
|i| 半島村は打って変わって誠実であると分かると、 |i|
|l| その怒りは幾分か和らいだようであった。 |i|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●
●
●
●
●
●
-――--、______________________________________
|l┌─────────────────────
│おにぎり族にはもう一つ村が有るのだろう。
=∧=゙: │この機にそのもう一つの村にも使者を送ってしまったほうが良いのではないか?
<l´ ̄`l::::└─y─┬───────────────────────────────────────
=|li :† i|. | …畏れながら陛下、私が此度の外交の相手に半島村を選んだ事には理由がございます。
|li:::::::i|. | もう一つのおにぎり族の村である南方村は、奇怪な技で人々を治める法螺吹きの村にございます。
|li:::::::i|. | 半島村のようにそう単純に事が運ぶとは思えません。
|li:::<∧二ノ.. └────────────────y─────────────────────────
|li::::(*゚−゚)
|li::<´:):lil:(>
l´i⌒l_i_ヽiヽl⌒i
|_,l_l"し'し'l_l 。<::::■:::::>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄i ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ii (´Д` )
|○| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| |○| (:]つi`l::::)
|┃| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| |┃| |:::::|::::::|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|i|ー────────────────────────────────'|i|
|l| カルドはそもそも「魔術」の存在を信じていなかった。.. |l|
|i| |i|
|l| 小手先だけの詐欺師の集まりだとしか思っていなかったのである。. ||l|
`ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
|i|ー─────────────────────────'|i|
|l| 対するハナンは持ち前の好奇心と闘争心を心に... |l|
|i|.. |i|
|l| 溌剌とした面持ちで言った。 .|l|
`ー─────────────────────────‐'
-――--、______________________________________
|l┌─────────────────────
│…面白いではないか。是非我々に対してどのような反応を示すのか見てみたい。
=∧=゙: │お前の言うように奇態を見せる様であれば今度こそ私が斬り倒しに行ってくれるわ。
<l´ ̄`l::::└─y──────────────────────────────────
=|li :† i| ┌────────────────────────────────
|li:::::::i| │カルドよ、お前に命じる。使者を組織し、おにぎり族のその村に派遣せよ。
|li:::::::i| └y────────────────────────────────
|li:::<∧二ノ. . ┌──────
|li::::(*゚ー゚) │ハッ!
|li::<´:):lil:(> └──y───
l´i⌒l_i_ヽiヽl⌒i
|_,l_l"し'し'l_l 。<::::■:::::>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄i ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ii (´Д` )
|○| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| |○| (:]つi`l::::)
|┃| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| |┃| |:::::|::::::|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i ̄| (_(__)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌──────────────────────────────
|聞く所によると、非常に巧妙な詐術を使用する者達の村のようです。
|騙されぬ様にお気を付けください。
└────y─┬─────────────────‐──────
|分かった、気をつけるとしよう…
└─────y─────────
。<:0:::∧>
<:::::■::::>。 ii (−゚* )O
( ´Д`) ii (::]つ@三) ∧∧ ∧∧ ∧∧
(::::]つl:::) /::i::i::ミ ゚_') /⌒ヽ*) /⌒ヽ*) /(゚- ゚*)
|::::::|:::::| 彡(`U"" ノ / ヽ / ヽ / ヽ
(__)_) > ̄>^> (,,_____,,l (,,_____,,l (,,_____,,l
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
|i|ー───────────────────────────────────'|i|
|i| |i|
|l| その数日後、今度は南方村へ向けて再びアフォシリアから使者が旅立った。 、|l|
|i| |i|
`ー───────────────────────────────────‐'
┏━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┠───┘
┃半島村の友好的な対応により、気をよくしたハナン王は、
┃続いて南方村とも平和的関係を結ぼうとする。
┃
┃カルドは魔法への不信感から、南方村が詐欺師の集まりであるとの偏見を捨てられないが、
┃それでも平和関係を結ぶ事は必要と考えるハナン王に押し切られ、
┃使節団を派遣する運びとなった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/□\
( ´д`) < もうすぐブチ切れ展開。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
投下乙!南方村にはあの電波が服着て歩いてる様な魔法官が……w
さてさて何があるやら……乙です!
、_
::..: ::::..:::\ ):; ;:; .:: ; : .;:; ; ::; :; :;: :; .;: :. : ;;
─'´ ̄ ̄`'─、_::::::.... (::.::;.:.: :; : . :; .: : ;.:; ::.::; ;: ..: ,‐─´
`‐──、,,,,___(:.:; :.:; :;.; .:; . ) __,,‐───´
(:;.: :; :; .(
⌒):;.;/
(:;.:ノ
/W\
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\iii . ,/\/.;.; .;`‐´;::;; ;:;: '';:;:;:;:;:ヽ_
\──`──´: ;:; ; :;:;:;:;'':;:;:;: :;:;:;: ;:;:;: ;:;:;:;:;:;:;\__ ___ ___ ___
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\ ∧_∧:::::::::::::::::::::::.............. ...::::::::::::::::: :::::::::::::::::: ::::::::::::::: :::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ・∀・):::. .............. :::::::: ............ ...... ::::::::: ::::::::::::........ :::::::: ............. . .............
( )
ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄回二二コ、 ; . _; 。 、; . _ ; 。 、; . _;。、 ;._ ;。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/、 ;. _ ;。、 ; . _; 。、 ; . _ ; 。、; . _ ; 。
 ̄ ̄'' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄' ̄ ̄ /、;. _; 。、 ;. _ 、; . _; 。 ;。 、; . _ ; 。 、; . _ ;。
、;._、;._;。;。〜、;._;。、;._;。、〜;._;、 ;._、; . _;。、 ;. _; 。、 ;. _; 。、 ;._ ;。、 ; ._; 。、 ; ._ ;。 、; ._; 。
┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┏┥ 教国、連合、王国の三種族からは全く隔離された離れ島、
┃┃│
┃┣┥ 吹き渡る風と屈強な腕力で海原を駆ける海の民族、モララー族。
┗┛└──────────────────────────────────
│ │ │ ┃┃──、_ /´ ̄ ̄ ̄`'──、
━┓─┼─┼─┃┃ Y´ ̄ ̄ ̄`'────、_,、──────´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
〜┃村│ │ ┃┃ ,───────、__ `───、_______,──´) ̄ ̄`'──
─┗━┓─┼─┃┃ ) `'───────´ ´───、___,────
〜│〜┃林│林┃┃ (___,────´ ̄ ̄`────´ ̄ ̄
─┼─┗━┓─┃┃
〜│〜│〜┃林┃┃
━━━┓─┗━┃┃
│ ┃〜│〜┃┃
─│─┗━━━┃┃
│ │ │村┃┃
━━━━━━━┛┃"'" ̄'"":..:"'" ̄'"":..:"'" ̄'"":..:"'" ̄'"":..''"'"' "'''.'''"'"' "'''.'''"'"':"'" ̄'"":..:"'" ̄'"":.
━━━━━━━━┛
wiiw wwww wwwwiiiw
∧_∧ wwwwwww wwwwwwwwwww
( ・) ココガ アタラシイ フルサトカ… wwwwwwiiiwwwwiiiwwww
[三三[l )
| | |
(__)_)
┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┏┥ 彼らは内海を船で越えた先に新しい二つの港村を開設した。
┃┃│
┃┣┥ アルトピアニに勝るとも劣らぬ拠点、彼らはその建設を目指した。
┗┛└──────────────────────────────────
┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┏┥少数による急速な植民。正しくモララー族の進取の気性が顕現したというのは勿論だが、
┗┛└──────────────┬───────────────────────
│
│,.-───────────
│l 開拓しよう!!
│゙'ー-v---,.-───────────
│ l お金が無い。食料も無い。,.-────────
│ ゙'ー--------v---------- l やる気がない!
│ ゙'ー--v----------
│ ∧_∧
│ ∧_∧ ∧_∧ 、 ('(д・ ,)
│(, ・)') .(∀゚ ,,);l ヽ つ
┌────────┘( / し ヽ!| 〉 〉
┏━┯━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┏┥ それだけではこの移民政策は上手くいかなかっただろう。シギには無論、策があった。
┗┛└─────────────────────────────┬─────────
___ │
| >‐'、_ |
ト、 , ´ ヽ , |
|::}/ {:::::::ヽ |
∨ ー .:´、 |
| // _, `Y ....┌────────────┘
! 匸フ :::::;| 、 .│ ゼイキン ハラエネ サッサト デテイコウ
\ ..:::;/、 │ ∧_∧ ∧_∧
\_ノ ..::::;/、 │ ( ・∀・) カイタク デキルジャン (∩∩ )
: >─ 、 └、、 . . │ 〈 | | 〉
/`ヽ :: 、... .│ | ∪∪ | |
, / Y .::}゚ , │ Lノ^Lノ Lノ^Lノ
// ゙ .┏━┯━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
l/ 、 .. ┃┏┥ソプラノフルーテとテノールチェリス、
/ 、 . ┗┛│ この二村に於いて三年の間は民の貢納は無しにしよう。
./ / : : └───────────────────────────────
{ / ...::::;;{:::::::::::|
` ー ´{ ...::::;;;;/ヽ:::::::::::\
ノ ...::::::;;ノ:::::::`、:::::::::::``ー-、.,
┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┏┥ 税の優遇。新たな土地の開拓の際には常套手段とも言えるこの方法だが、
┃┃│
┃┣┥ シギの狙い通りアルトピアニの貧民層はこぞって移民の道を選んだ。
┗┛└──────────────────────────────────
┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┏┥だが一方で、この政策により中央と植民市の間に非常に歪な人口関係ができた。
┗┛└───────────────────────────────────
∧_∧
( ・∀・)
∧⊂ .∧_∧つ∧
(´∀/( ・∀・)∀・)
ヽ_(_と ノ⊂_ノ
) ) 人 Y 〉 〉
(_)__し(_)_)_)
┌─────┐
∧_∧ . │ │
( `゚Д゚) ... │ │
.o∧_∧o .... │植民市 │
) )´Д`) . │民間3200 │
(つ とノ . │兵員300. │
〉 〉 | . │ │
(_)_) │ │
┌─────┐ │ │
│ │ │ │
│王都 │ │ │
│民間1600 │ │ │
│兵員200. │ │ │
│ │ │ │
│ │ │ │
──┴─────┴───────┴─────┴────
┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┏┥植民人口が中央の人口の二倍という人口逆転をおこしてしまったのだ。
┗┛└──────────────────────────────────
┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┏┥後にこの歪みが民族を揺るがす大問題に発展するがそれはまた別の機会に語るとしよう。
┗┛└──────────────────────────────────────
├─┼─┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│〜│〜┃┏┥ともあれログスト暦31年の時点ではモララー族は急速にその勢力範囲を拡大し、
├─┏━┗┛└────────────────────────────┬─────
│〜┃森┃ ┃森│森┃〜│〜│〜│〜┃ │ ┃〜┃ │ │ │: : │: : ││
├─┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓─┗━┛─┼─┼─┼─┼─┼│
│〜┃〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜┃ │ │ │ │ │ │: : ││
├─┃─┏━━━━━━━┓─┼─┼─┼─┗━━━━━┓─┼─┼─┼─┼│
│〜┃〜┃山│山│山│火┃〜モララー族勢力圏...│〜┃村┃ │ │ │ ││
├─┃─┃───┐─┼─┏━━━┓─┼─┼─┼─┗━┃─┼─┼─┼─┼│
│〜┃〜┃林│村│山│山┃山│山┃〜│〜│〜│〜│〜┃林│林│林│林││
├─┃━┛─┼─┏━━━┛───┗━━━┓─┼─┼─┗━┓─┼─┼─┼│
│〜┃森│林│林┃ │ │ │ │ │ ┃〜│〜│〜│〜┃林│森│森││
├─┃─┼─┼─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┏━━━┓─┗━┓━━━┓│
│〜┃森│森│林┃ │ │ │ │ │ ┃〜┃ │ ┃〜│〜┃〜│〜┃│
├─┗━━━━━┛━━━┓─┼─┼─┼─┃─┃─│─┗━━━┃─┼─┗│
│〜┃森│森│林┃〜│〜┃林│林│林│林┃〜┃ │ │ │村┃〜│〜││
├─┃─┼─┼─┗━┓─┗━━━━━┓─┗━━━━━━━━━┛━━━┓│
│〜┃森│森│森│林┃〜│〜│〜│〜┃林┃〜│〜┃山│山│森│森│森┃│
├─┗━━━━━┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━
│〜│〜│〜│〜┃┏┥広大なログスト内海をを一夜にして支配した格好となったのだ。
└─┴─┴─┴─┗┛└────────────────────────────
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,/ \
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― ○ ‐── | V ̄ ̄ ̄l 「 ̄ノ|
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\、, \ /
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\, / | ヽ___ / l
 ̄ ̄ ̄ ̄\ / f| |
\、, / 八 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ / / ` |
\ ∧_∧
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ・∀・)
( )
ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄回二二コ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/、 ;. _ ;。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄' ̄ ̄ /、;. _; 。、
、;._、;._;。;。〜、;._;。、;._;。、〜;._;、 ;._、; . _;。、 ; :; :; ;:。
┏━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┏┥ Ulute dynasty
┃┣┥後にログストの歴史を席巻する事となる少数民族による、大型海洋国家の勃興である。
┗┛└──────────────────────────────────────
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┓
┃模┃ウルテ朝アルトピアニ王国 ┃☆☆☆☆☆☆☆☆★★┃同盟:− 仇敵:−
┣━┻━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━╋━━━┳━━━━┳━┻━━━━━━━━━━━━┫
┃能 力┃身 08 ┃統 06 ┃知 06 ┃政 05 ┃繁 03 ┃合計 28 ┃シギ・ウルテ 支持率:67%
┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┫
┃民:4800人+軍:500人=総人口:5300人
┣━━━━━━━━─国土─┓3コマ3村 総収穫:玉蜀黍8200石/年
┣━━━┯━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┠───┘31年04月:状況:移民の加速
┃
┃ これまでのモララー族の村社会においては当たり前とされてきた長者への貢納、
┃ シギはこれを原始的ながらも、「税制」として運用を始めることとした。
┃
┃ 植民市を統率していたマシキの手だけでは遅々として進まなかった開拓と移民の流れは、
┃ シギの策がもたらした明確なパワーをもって加速度的に推進されてゆく事となる。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━┳━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃模┃ ν−10 ┃植民市 .ソプラノフルーテ .┃総人口:1350人 総収穫:玉蜀黍 300石/年
┣━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━┫総兵力:150人 総生産:
┃−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−/ ┣━━━┯━━┳━━━━━━━━━━━━┫
┃┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐− ┃元地形|平地┃統治者:シギ・ウルテ
┃│〜│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ 1 ┣━━━┷━━┻━━━━━━━━━━━━┫
┃├─│─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┃模:δ−6:植民市ソプラノフルーテ:提督マシキ
┃│〜│ │林│ │ │ │ │林│ │ │ 2 ┣━┓データ:人口1200人 兵100人
┃├─└─┐─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│〜│ │ │ │ │林│ │ │ │ │ 3 ┃模:δ−7:貿易港:建設中
┃├─┼─│─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┓データ:人口150人 兵50人
┃│〜│ │ │ │林│ │ │林│ │ │ 4 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃├─┼─│─┼─┼─┼─┼─┼─┌─┐─┤− ┃
┃│〜│ │ │ │ │ │林│林│山│ │ 5 ┣━┓
┃├─┌─┘─┼─┼─┼─┼─┼─│─│─┤− ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│〜│ │ │村│畑│林│林│森│山│ │ 6 ┃
┃├─│─┼─┼─┼─┼─┼─┼─└─┘─┤− ┣━┓
┃│〜│ │ │港│ │ │ │林│林│ │ 7 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃├─└─────┐─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┃
┃│〜│〜│〜│〜│ │ │ │ │森│ │ 8 ┣━┓
┃├─┼─┼─┼─│─┼─┼─┼─┼─┼─┤− ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│〜│〜│〜│〜│ │ │ │林│ │ │ 9 ┃
┃├─┼─┼─┼─└───────────┤− ┣━┓
┃│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│ 10 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘− ┃
┃├─┤10km 031年04月 現在┣━┓
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃特性:
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総生産:玉蜀黍 300石/年
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総備蓄:玉蜀黍 1000石/年
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━┳━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃模┃ ο−14 ┃植民市 .テノールチェリス .┃総人口:2150人 総収穫:玉蜀黍 900石/年
┣━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━┫総兵力:150人 総生産:
┃−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−/ ┣━━━┯━━┳━━━━━━━━━━━━┫
┃┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐− ┃元地形|平地┃統治者:シギ・ウルテ
┃│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│ 1 ┣━━━┷━━┻━━━━━━━━━━━━┫
┃┝━┓─┏━┓─┏━┓─┼─┼─┼─┼─┤− ┃模:γ−3:植民市テノールチェリス
┃│ ┃〜┃ ┃〜┃ ┃〜│〜│〜│〜│〜│ 2 ┣━┓データ:人口2000人 兵100人
┃├─└─┘─┃─┃─┗━━━━─┐─┼─┤− ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│ │港│村┃〜┃ │ │ │ │〜│〜│ 3 ┃模:β−3:貿易港:建設中
┃├─┼─┼─┃─┃─┼─┼─┼─└─┐─┤− ┣━┓データ:人口150人 兵50
┃│ │畑│林┃〜┃ │ │ │ │林┃〜│ 4 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃├─┼─┼─┃─┃─┼─┼─┼─┼─┃─┤− ┃
┃│ │林│森┃〜┃林│林│ │ │林┃〜│ 5 ┣━┓
┃├─┼─┼─┃─┃─┼─┼─┼─┼─┃─┤− ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
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┃├─┤10km 031年04月 現在┣━┓
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┃特性:
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┃総生産:玉蜀黍 900石/年
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┃総備蓄:玉蜀黍 1000石/年
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77 :
白茶 ◆SIROEqquJ6 :2011/07/22(金) 19:35:11.99 ID:us12cRWf0
/白\
( ´д`)
 ̄| ̄ ̄ ̄ ̄
| |・twitterでアカウント作ったけど一ヶ月一回も投稿しないダメ屋が
| |AA職人たちの世界に参加していいのか分からない。
| |・東大でもないのに日本一忙しい大学の名は伊達じゃない。一年目からいきなり留年危機。
| |週に寝れない日が三日以上確実に存在するという鬼畜日程なのに留年危機とか…
| |・勉強し過ぎですげぇ充実、という意味では確実にリア充。
| |・友人とイデオロギー上強力な対立を起こしてかなり険悪ムード。
| |これについて悩みまくって一時期本気で心を病みそうになる。
| |・他にも人間関係全般全て上手くいかない。精神的に死にそうなライン。
| |・書きたいものを書こうとして技術力が足らず進まない。今回投稿したものはストックです。
|_____|・もしかしてエターなるフラグ立ってますか?がんばります、としか言えないですごめんなさい。
GJー、モララー族も一気に進出が進んでるね。遠からず他種族とも接触かな?
ジエン族の方は中々動きが無いけど、本拠地が本拠地だし、しかたないかもね。
>>73 やる気みなぎるAAですね!
長編板ですし投下速度は気にしなくて良いかと
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| FILE No.20 .| 南都反逆編 Part.10
└─┬────┴────────┬──
│ 陰謀の戦. │
└─────────────┘
── 24年8月 ネオアトラン砦
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│さて、ここからなら戦場が一望できそうだな。 .┃┃
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|┃| ログスト暦24年8月、教皇軍が布陣を終え、ネオアトラン砦に攻撃を始める。 ...|
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┃┃三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ミ (; ・∀・) ヤヴァイヨ
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┃┃
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 拠点残すところネオアトラン砦だけとなった反乱軍。 ...|
|┃| 殲滅する事は、決して難しくは無い筈であった。 .....|
|_|_________________________|
−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−λ−μ−ν−/
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│〜┃山│山│山│山│山│凍│凍│凍│村│凍┃〜│〜│2
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│〜┃火│ │ │ │ │村│凍│凍│凍│凍┃〜│〜┃3
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│〜┃森┃ ┃森│森┃〜│〜│↑│〜┃ │ ┃〜┃ │8
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│
反乱軍支配域;ネオアトランのみ
.._.
`"゙";':':';':.,.,_ _...:;;:''" ,.;:.,..,;:;:;:,.,._, ...,,,..
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,,..:;:;;:;;:;::;:; ,─´ヽ、 ./\
,,、/´ \/ヽ/ ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,,,,、、‐'''' / ノ `ヽ、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
~~'' . ┏━━━┓ ,,、‐' ,'、 / ::::┏━━━┓____
┃教皇軍┃ / `'─´ ..┃反乱軍┃;:;:;:;:;:;:;;;::;:;
~~'' ''''~ ┣兵力━┻━━┓ ''''~~ ┣兵力━┻┓700 ̄
''''~~ ~┣士気━┳━━┛1000 ''''''~~ ┣士気━━┻┓91/100
''''''''~~~ ~~ ┣━━━┛62/100 ''''~~ ┣城壁━━━┻┓100/100
~~~ ''''''''~~ ┃ ~~~'''''''''' '''',,,, ,,,,┣━━━━━━┛
~~~~'''''' #ノホ#~~~ ~~'''' |山|┃:山| '
''''''~~~ ~~~ ##ヨ#''''''''~~ ''''~~ |:;:;:|山|:;:;:| ~~~
~~~'''''' ''''~~~ ''''~~ ......|:;:;::;:;:;:::;:;:|t:;tltlt:;t;l:;ttt:;;l:;ttll:t
~~~~ ''''~~ ~~~'''''' ~~ ..´'''' ''' '''' '''`:;tl;ttl;t:;tltl;t;tl:tl;:;l;
''''''~~ ''''''~~ ~~ ''''~~ ~~~~''''tl;l;:l;:;tttl:tl;tttl;tl;tl;l;tl;t:tlttl;t:ttl;t;ltl;tl:ttl;
''''~~ ~~''''ttl;tl;tt:l;tlttl:l;tltlt;ltl;tltl;tl;tl;:t;lt:tltl;tlt;;ltl;tltl;tttl:l;tl;tl;tt:ttlt:;ltl;tl;tt:tl;:
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| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 反乱軍七百、教皇軍千。 ......|
|┃| 兵力差は大きくはないものの、キルヴァスには勝算があった。 ..|
|_|_____________________________|
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 篭城している軍を叩く。キルヴァスがとった方法は兵糧攻めであった。 .|
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|┃| 兵力を薄く伸ばし砦を包囲する事で、 .|
|┃| ネオアトランから伸びる補給線を断ち砦を飢えさせようとしたのだ。 ..|
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| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| しかし、一月を経ない内にバーンネルの軍勢は打って出てくる。 |
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│ い、今だ!魔法隊!私に続けぇ!
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ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ヽ ゛゛⌒´)ミ
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| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 誤算であった。バーンネルにも、勝算はあったのだ。 .|
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|┃| 三年前のネオアトラン進攻の際に、親兄弟をキルヴァス軍に殺められた者は砦にも多く、 ...|
|┃| 兵員こそ少なけれど、その士気は非常に高かったのである。 .|
|_|_______________________________________|
,――──────────────
│お袋…必ず仇は討って見せる!!
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│将軍!!攻撃を許可下さい! ,――───────
│我々には、最早何も失うものは無いのです! │復讐してやる!!
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│弟の仇めぇ!許さないぃ!
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》::::乂::《 士気UP! 士気UP!士気UP!士気UP!
(; ゚∀゚) /*\ /*\ /*\ /*\
/ニニニ<〉 (゚∀゚ #) (T∀T#)(T∀T#) (T∀T#)
ノ::::::::::::::::::〉 ( ̄ ̄ ̄\ ( ̄ ̄ ̄ ( ̄ ̄ ̄ ( ̄ ̄ ̄\
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,――^────────────────────
│これならば或いは…勝機があるかもしれん…!
'──────────────────────
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 当初こそキルヴァスに攻囲され怯懦していたバーンネルであったが、 .|
|┃| 士気を見るに、野戦に打って出るほうが勝算は高いと考えたのだった。 .|
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| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| と、ここまで動きを見せないコルベーユにとって全ては予測済みであった。 .|
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│ふむ、全て予想通りだな。宜しい。 .┃ ┃
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|┃| 彼は密かに手のものをネオアトラン砦に潜入させ、 .|
|┃| その報告で全ての事態を掌握していたのである。 ......|
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|┃| 激戦を経て、戦況は徐々に反乱軍に傾き始める。 ....|
|┃| 形勢は徐々に逆転してゆき、ついに戦力差は消滅する。 .|
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('_‐,, ミ ヽ. ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ヽ ゛゛⌒´)ミ
ヽ ゛゛⌒´)ミ /*\ 〈^〈 ̄〈 〈^〈 ̄〈 〈^〈 ̄〈
<~l ̄ > (XДX )
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|┃| 反乱軍、正規軍ともに五百五十。士気は圧倒的に反乱軍の方が高い。 .|
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┃教皇軍┃ ┏━━━┓ ┏━━━┓
┣兵力━┫ ┃反乱軍┃ ┃反乱軍┃
┣士気━┛550 .┣兵力━┫ ̄|_| ̄|┣兵力━┫100
┣━┛42/100 ┣士気━┛450 ゙┣士気━┛95/100
┃ ┣━┛89/100 ┣城壁━━━┓92/100
┣┣ ┃| ┣━━━━━┛
┣┣ <ゴ .┃ |二
┣┣ <| |
┣ コ |二
| |
 ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄
,――───────────
│このままではマズイな…
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(;`一´ミ ,,゚_') | ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
彡(`⌒"" ノ .|┃| キルヴァスが戦線が崩れてゆくのを感じ取っていたその時。 .|
l  ̄l ^l .|┃| 虎視眈々と機を窺っていたコルベーユが遂に動き出す。 |
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;│よろしい。そろそろ頃合いだろう。
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;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│キルヴァス・イェーガーにはご退場頂こうか。フフ。
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│司令、ここは既に危ない。私の麾下が先導するので避難して下さい。
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│…どうやらそのようだな、致し方ない。後退する。後を頼む。
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(,,・Д・ミ ,,゚_') (;`∀´ミ ,,゚_')
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|┃| 戦場の混乱に紛れて、コルベーユはキルヴァスを巧妙に罠にはめた。 |
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│畑│ │┃┃│ム!キルヴァスだな!その首貰い受ける!
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│★│砦│┃┃ │何ッ!!
┼─┼─┼┃┃ '──v────
│林│林│┃┃ /┼\ /┼ /┼\ハハ__ __ハハ /╋\
┼─┼─┼┃┃ (,, ゚∀゚ミ(,, ゚∀(,, ゚∀゚ミ ,,゚_') ('_゚,,ミ`∀´;.)
━━━━━┛┃彡(`⌒彡(` 彡(`⌒"" ノ ヽ ゛゛⌒´)ミ
━━━━━━┛ 〉 ̄〉^〉 〉 ̄〉^ 〉 ̄〉^〉 〈^〈 ̄〈
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| キルヴァスがコルベーユ麾下に先導されてたどり着いた先、 ......|
|┃| 西側の森林には、バーンネルの奇襲部隊が待ち構えていた。 ..|
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| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| その数二百。少数の手勢しか連れていなかったキルヴァスにとって、 ...|
|┃| ほぼ死線に叩き込まれたも同じである。 |
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│キルヴァス! │コルベーユめ、謀ったな!
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│その命、もらうぞ!
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|┃| 此処へ来て彼はコルベーユに嵌められた事に気が付いた。 .....|
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:; :/*\ハハ__彡(`⌒"" ノ :; :; :; :;:;:;:;:; l ̄l^l;:;:;;wwwwWWWwww:;; :('_゚,,ミ`∀´#.):; ;三= ::;〈^〈 ̄〈; :; ;
:;(,, ゚∀゚ミ ,,゚_') :; :;l ̄l^lW::/*\ハハ__:; :; ;: :;:; :; :; : ;; :; :; ; ;: :; :; ;:; :;:;:;:;;ヽ ゛゛⌒´)ミ:; :; :; :;:;:;:;:; :;:; : :;;: :; ;
彡(`⌒"" ノWWWW;: :; ;: :;(,, ゚∀゚ミ ,,゚_');:;:;:;;:;;;:;;; ; ;:;:;:;:;:;:;; :; :;:;:; ::; :; ;::;::; : 〈^〈 ̄〈:; :;;: :;:;:;:;:; ;::;;::;:;:; ::;:;; ; ;
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│ええい!ままよ!!
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|┃| 既に包囲されている状況下にも関わらず、彼は降服を由とせず、憤激に任せて戦う道を選んだ。 ....|
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,――───────、
│ 随分と手こずったが、`─────────、
'─────、 キルヴァスもこれで終わりだ…。 |
^lW /*\ハハ__`─────────────´
;: :;:(; ゚∀゚ミ ,,゚_');:;:;:;;:;;;:;;; ; ;:;:;:;:;: :;,-'/_:;:;:;:;; :; ;; :; ;: :;:; :;
:;;彡(`⌒"" ノ:; :; ; :;; ::; /╋\:; 〈━:::::::/:; :; :;:; :;:; :; :::;
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:; :;:; :; ::; :; :W/*\ハハ__:; :;| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
; ; ; ; :;;:; :; ::;(; ゚ミ ,,゚_'): :;|┃| 当然ながら、キルヴァスとその手勢に勝ち目はない。 |
:; :; :; ::; :; ;;彡(`⌒"" ノ:;:;;;:::;|┃| キルヴァスは全身に瀕死の重傷を負い、その場に伏した。 ....|
; ; ; :;;:; :; ;:; :;:;:;l ̄l^l |_|___________________________|
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…さて、コルベーユ率いる正規軍本隊はどうなったか。
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|┃| 彼が反乱軍に紛れ込ませたは、スパイだけではなかった。 |::::::
|┃| 数百名に上るアサシンを、敵軍に紛れ込ませてあったのである。 .|:::::::::::
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__ハハ /*\__ハハ./*\__ハハ /*\__ハハ /*.__ハハ/*\ :::::::::::::__ハハ /*\::::::
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ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ヽ ゛゛⌒´)ミ ::::::::::::::::::::ヽ ゛゛⌒´)ミ::::
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|┃| 軍規の甘い反乱軍など、コルベーユの策謀にかかれば赤子も同然だったのである。 .|
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│ 時は満ちた…合図を。
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|┃| コルベーユが正規軍陣中で合図となる狼煙を上げると、 ....|
|┃| 反乱軍中のアサシン達は一斉に行動を開始した。 ..|
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__ハハ /*\__ハハ./*\__ハハ /*\__ハハ /*.__ハハ/*\ _ハハ/*\ ギロリ
('_゚,,(゚∀゚ ('_゚,,(゚∀゚ ;('_゚,,(゚∀゚ ('_゚,,(゚∀゚('_゚,,(゚∀゚ ;) ('_゚,,ミ:゚:::::゚::::.)
ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ミ
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┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨………
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__ハハ /*\__ハハ./*\__ハハ /*\__ハハ /*.__ハハ/*\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
('_゚,,(゚∀゚ ('_゚,,(゚∀゚ ;('_゚,,(゚∀゚ ('_゚,,(゚∀゚('_゚,,(゚∀゚ ;) _____
ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ヽ ゛゛⌒´)ミ  ̄ ̄ ̄ ̄
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│ 行け行けぇー手柄はすべて私たちのものだぁー!
'──────v──,――──────────
│ん、お前は・・・
'─v──────
│ シュ!
__ハハ /*\ _ハハ/*\ ┼
('_゚,,(゚∀゚ ミ;゚∀゚) ('_゚,,ミ゚:::::゚::::)ノ
ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ミ
|^| ̄`| 〈^〈 ̄〈
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┃┃
┃┃
,――──────── ┃┃
│ 貴様!いったいな! ┃┃
'──────v──,―― ┃┃
│うぶ゛ブ、ベ! ┃┃
'─v────── ┃┃
┃┃
__ハハ /*\ドスッ!! _ハハ/*\ ヒュン!! ┃┃
('_゚,,( ;゚#┨) ____ ('_゚,,ミ゚:::::゚::::)彡 ┃┃
ヽ ゛゛⌒´)ミ  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ ゛゛⌒´)ミ ┃┃
|^| ̄`| 〈^〈 ̄〈 ┃┃
┃┃
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .┃┃
|┃| 従順な一兵卒が突如その指揮官を殺し、部隊の指揮を破壊する。 ┃┃
|┃| 当然反乱軍は大混乱に陥り、後は各個撃破されるを待つのみであった。 ┃┃
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┃┃
__ハハ ,_ハハ/*\ … ┃┃
('_゚,,ミ \ ('_゚,,ミ゚:::::゚::::) ┃┃
ヽ ゛゛⌒´)ミ \\ドサッ ヽ ゛゛⌒´)ミ ┃┃
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___( ;゚#┨)___ ┃┃
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| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 反乱軍有利に傾くかと思われた戦況は、あれよあれよと言う間に正規軍に押し戻される。 ::|
|┃| 砦内では恐慌が起こり、脱走兵が出るに至ってバーンネルは降伏を選んだ。 |
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┏━━━┓
┃教皇軍┃ ┏━━━┓ ┏━━━┳━━┓
┣兵力━┫ ┃反乱軍┃ ┃反乱軍┃恐慌┃
┣士気━┛300 .┣兵力━┫ ̄|_| ̄|┣兵力━╋━━┛100
┣━┛59/100 ┣士気━┛80 ┣士気━┛12/100/降伏
┃ ┣━┛28/100/降伏゙┣城壁━━━┓84/100
┣┣ ┃| ┣━━━━━┛
┣┣ <ゴ .┃ |二
┣┣ <| |
┣ コ |二
| |
 ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| バーンネルは生け捕りにされ、他の捕虜は全て正規軍の刃の前に散った。 :|
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,――───────────
│汚らわしい異教徒め…!
,――──'───────v─────
│バーンネル様ぁ…!
'──────v────
│
│
__ハハ /┼\ ┼ ,――─────────────────
('_゚,,ミ・∀・;.)ノ │さっさと歩け!コルベーユ様がお待ちだ!
/*\ ヽ ゛゛⌒´)ミ '─────v─────────────
(, ;∀;) 〈^〈 ̄〈
/┼\ハハ__
___ (,, ゚∀゚ミ ,,゚_')
》::::乂::《ノ(`⌒"" ノ
(; ゚∀゚) 〉 ̄〉^〉
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 南都反逆は、稀代の天才策士コルベーユにより血塗られた終焉を迎えた。 |
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|┃| 後の悲惨極まりない時代の始まりがここであるとは露知らず、 |
|┃| 罪深き天才は一人ほくそ笑むのであった。 ::::|
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|┃| ネオアトランはその働き手すら失い、クレパール家の夢は完全に潰えた。 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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|┃| 誰がこうまで悲惨な仕打ちを予期していただろうか。 ..|
,――───────,――──────::|_|________________________|
│全員…死んだよ… │みんな、殺された。
'──,――───── '────────
│俺以外、誰も… . (・Д(・Д・ ;)
'──────── (・Д・ ;)
(TДT ,,) (TДT ,,)
(##:;:Д'') (・Д・ ;)
(TДT ,,)
(TДT ,,)
,――─^───
│…そんな! ,――──────────^────
'─────│明日からどうやって生活すれば…
,――─────────^──────────
│ウソ…そんなのウソに決まってる…!
'────────────────
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|┃| 希望を失った女たちが二度と帰らない夫や息子たちを待ち続ける。 ....|
|_|_゙| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|_______|
|┃| 今やネオアトランは、失われた街となった。 .|
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三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
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┃ ┃ ┏━━━━━━━━━━┓時は24年8月、未だログスト史全体としては黎明の域で
┃閑┃ ┃ γ'⌒゙ヽ ┃あるが、各民族国家群の成立の歴史を考えてみると、
┃ ┃ ┃_(ili -ハ-) ┃どの民族もこのころは内乱の終息期である。モララー族
┃話┃ ┃,ヽ::]つ⌒⌒ ┃は派閥争いの末シギ・カムテが実権を握り、アフォシリア
┃ ┃ ┃〜〜〜〜〜〜〜〜/l゙:::┃ではモロシーの乱が終結、おにぎり族はラーラロ戦役と
┃休┃ ┃ ∧∧ / ┃悪夢教徒戦役の間の平和期である。その一方でジエン族
┃ ┃ ┃ (ili゚ 0゚)/O ::┃はコルベーユの招く災厄によってここから戦争に歯止めが
┃題┃ ┃ i:i:i つ`ヽ ::┃掛からなくなってゆく。ジエン族国家の完成はまだ先だ。
┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.._.
`"゙";':':';':.,.,_ _...:;;:''" ,.;:.,..,;:;:;:,.,._, ...,,,..
'"゙''゙" .,.,;:;゛:;:,.,.,_ ,,,......,,,,,;:;''"''':::..
.,;: _... .....,,,,,;:;'''"'''" ....,,_,,,...;:;::''""''''"
,.,;:;:;:;:;'''"""""" ..,.,;:':';',,,..;:.;:;';:;';''""
,,..:;:;;:;;:;::;:; ,─´ヽ、 ./\
,,、/´ \/ヽ/ ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,,,,、、‐'''' / ノ `ヽ、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
~~'' . ┏━━━┳━━┓, / ::::____\
┃教皇軍┃帰還┃ / `'─´ .;:;:;:;:;:;:;;;::;:;\
~~'' ''''~ ┣兵力━┻━━┫ ''''~~ ;:;;::;:;::\
''''~~ ~┣士気━┳━━┛300 ''''''~~ :;:;:;::;::;::;::;
''''''''~~~ ~~ ┣━━━┛42/100 ''''~~ :;:;:;:;;::;:;:;::;:;;: ''''''~
~~~ ''''''''~~ ┃ ~~~'''''''''' '''',,,, ,,,,
~~~~'''''' #ノホ#~~~ ~~'''' |山|. 山| '
''''''~~~ ~~~ ##ヨ#''''''''~~ ''''~~ |:;:;:|山|:;:;:| ~~~
~~~'''''' ''''~~~ ''''~~ ......|:;:;::;:;:;:::;:;:|t:;tltlt:;t;l:;ttt:;;l:;ttll:t
~~~~ ''''~~ ~~~'''''' ~~ ..´'''' ''' '''' '''`:;tl;ttl;t:;tltl;t;tl:tl;:;l;
''''''~~ ''''''~~ ~~ ''''~~ ~~~~''''tl;l;:l;:;tttl:tl;tt★tl;tl;tl;l;tl;t:tlttl;tl;t;ltl;tl:ttl;
''''~~ ~~''''ttl;tl;tt:l;tlttl:l;tltlt;ltl;tltl;tl;tl;:t;lt:tltl;tlt;;ltl;tltl;tttl:l;tl;tl;tt:ttlt:;ltl;tl;tt:tl;:
ttl;l;tl;tl;t;tl:tlt:;tll;t;ltl:tl;t;tl;tl;;tltl;t:tl;tlt:;ttl;tl;l;tltl;tl;tltltl;l;tl;tl;tl;tl;tl;t:l;tl;t:tlt:;t:t:;ttl;:;t:;tl:;ttt:;tl;
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| そのころ、キルヴァスの倒れ伏す西側の森林地帯。 .|
|_|________________________|
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:; ;: :|:;l:;|:; :; :; : ; ;:; :; :; ;: :; :;: |:; :; |l|:: |:; : :::|:; |:;|;: :; :; ; :; ; : ; :|┃| …静まり返った森… ...|
:; :; :|;:l:;|:; :; :; :; :; :; :; :;::;:; ;::::;|:; :; ||l:; |:; : :;:|: ;|:;|: ;; :: ; :; :;(⌒|_|___________|
:;:: : |:;l;:|:; :; :; :;:; ;: :; :; ; :;;::;;;:;|:; :; |l|:; | :;:; ::|: :|:;|⌒⌒>⌒); : ;: ; (⌒⌒\| :;l:;|
:; :; ;|:;|l;|:; :; :; : :;:; :; :; :;; ; ;:;:;:|:; :; |l|l ;|:; :; ::|: :l: |:; :; :; :: ;:; ); ::( :; :;:; ::; : ; : )⌒⌒>
:;: :; |:;|l;|:; :; :; :; :;:; :; ; ;: ;; ;:::::| :;:; |l|l :|:; :; ::|:; :; | :;::; :; :; ⌒⌒) ;: ; : ;: ; ;: ;; :;:;: :; : :: ;:; :; :;::;
:; ::; |;;|l:| :; ;::; ノ⌒⌒ヽ、:; :; :|:; :; |l|l ;|:; :; ::|:; l: |;: ; :; :;; :; :; :; :; :; :; :; :;:; :; :;; ::; :; : :;:; ; :; :; :;
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ノ:ll ;:;\:; :; :;:; :; ;;: ;;::;:;:;:ノ :; | ヽ:; \:; :; :; :; :; :; :;:; ;: ; : ; :; :; ; :;;:; :; :;:; :; :;:; :;:; :;:; ;:; ;:;:;:; :;:;:; ;:;;: ; :
:; ;: :; :; :; ; :; :; ;: ; :; :; :; :; :(⌒⌒):; :; :; :;:; :; :; ; :; :;: :; :;:;;:;:;;: :;: ;; :;:;:; :; ;:;::;:;;,-'/_:;:;:;:;; :;: ::;
:; :; :; :: WWWwwww:; :; :; :; :; :; :; :; :;:;:;:;:; ;: :; ;:;:;:;:;;wwwwW ; /╋\:; ;: :;〈━:::::::/:; ;:; ; :;:; :; ;::; :;
:; :; :;:; :; :; :; :; :; :; :; :;WWWWwww:; :;:; :;: :; ::; :; ;: :;:; :; :; : ; ; (。:;#:: #.); ;; ; ;:; :;:;:;:;; ;: ;::; ; ;:; :;:;:;:
:; :; :; :; :;wwwWWWW;: :; ;: :; : :; ;: :; :; :: :; :; :;:;:;:;;:;;;:;;; ; ;:;:;:;:;:;:;; :; :;:;:; :;:;:;:; :; :; ;::;::; :;::; :; :; :; :; :;;: :;
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
-'/_ ゴソゴソ…
〈━:::::::/ )
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| ふと、動き出す体があった。 |
|_|______________|
,─────────
( この鎧…脱げない… `─────────、
`────、 早くしないと…キルヴァス様… )
`──────────────'
./| ○
./ | 0
/|/ |/|_______ 。
/ `
/━━━ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`
/━━━━ | l
 ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,:¬:、 U
|∧ / i :.:j.} |
|∧ / U::::|
|∧ / ─一 ::::::;/
`、___________/___________,
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| コロナ・エルドウェイナー。教皇から借り受けた七騎士の紅一点にして、 .|
|┃| キルヴァスの愛弟子、娘のような存在である。 |
|_|________________________________|
,――────────
│…コロ…ナ…? ,――────────
'────v───── │まだ息がある!!
,――──────────── '─────────
│俺に…構うな…早く…にげ… ○
'──────v─────── о
。
/:; :; :;┃┃:;:::;: :;\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`
/:; :; :;━┛┗━:; :;; ::;\ l
/: ;: :; :; :━┓┏━; :;::;:;:; ::;;\,─、 / ,:¬:、 U
´:;:; :; : :; :;:; ;;:┃┃:; :;:;:;: :; :; ::; :;;`i:. i i :.:j.} ::::|
|; ; ; : ;: :;:; :; :;: :; \、: ; :; :;;:;:;;: :;:;:;:;:::: U::::|
|:; ──':; :; :;:;::;;:_、\:;;;;:;: :;:/ :; : :| ─一 ::::::;/
| :;:;:; :; :; :;:;::;:\l:;;::;/:; :; :;: : |________,
| ;:;:; :;:; :;:; :;:;:;; :; :; :; :;:/||:; :; :; :;; ::|
`、:;;: ──┰ :;:;; : :; ::;:;:; :;:;:; :; :; '
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´
,――────────────
│死んじゃダメ…間に合って!!
'─────────────
○
о
。 ,───────、
, ; ; ; : ;: :;:; :; :;: :; ; :;;:;:;;\
|:; ──':; :; :;\、: ; ::;: ::;:;:\
| :;:;:; :_、\:;:;::;:;:; :;::|
´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ;:;:; :;:; :;:; :;;:;::;:\l::; :;:/|||
| / ,:¬:、 `、:;;: \ :;:;; : :; ::;:;:; :;/
| i :.:j.} U \:;:; :; :; :;:; :; ;:; :; : / /:;:;::; :┃┃:;:::;: :;\
| U \:;:;: : :;; ::;;:;:;/ /:; :; :;:━┛┗━:; :;; ::;\
|─一 U  ̄ ̄ ̄ ̄ \\ /: ;: :; :; :━┓┏━; :;::;:;:; ::;;\,
、_________, \ ´:;:; :; : :; :;:; ;;:┃┃:; :;:;:;: :; :; ::; :;;`
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| キルヴァスを背負った彼女は、一人アトランジェスへの帰路を歩み始めた。 |
|_|_________________________________|
.,_ .,.;:;::'''""""''''''''"''''"'''''''''''''''':;:;:'''""''''"":;:;''"'';:;,.,., "":::::::::.
──悦に入るコルベーユが軍を帰還せしめる数十キロ後方。 ,.;:.,..,;:;:;:,.,._, ...,,,...,,,,,,,
.,;: _... .,.,;:;:;:,.,.,_ ,,,......,,,,,;:;''"''':::..
.....,,,,,;:;'''"'''" ....,,_,,,...;:;::''""''''"
.,;:,.'"" ""'''''''::::;:;:;;,..,,.,.,_ _,,...;:;:;;:'''""'''';:;;:,.,.,... ...
..... "''''''""""""''''';:;:;,.,_,. .....,,,,__...,,;:;'''""''''::;;;;.......,,,,...;:;:;;''''" ..,:
.,,.,;:;:;:;;:'""''''''''''''''"""" :::::::::;;;;;;;;;;;''''''"""'''"""" ::;
':., …'" "''':;:,.,,.,..,.,.,.,. __.,.,.;:'"';:,.__, ""''''''''':::::......"""''''''"""''''… ...::::::'''
::' .,;:'""""""""""'''''"""""" """"''''''''''':::::::::;;;;,,,,,..少女は己の大切な人を守ろうと、
;:,.,.,.,...._ 、、_....,,__,,,..::::;;;;;;;;;,,,,..... ....... 、、、、、.,;:'''"""
:t;tl;tlt;tl;tl;t:;ll;l;l;;lt:;t:;tlt:;tl;t;lt:;tl:t;;tl;t:t:;tl;;l:t:;;tl:;ttt;l:t;ltl:;t:;tl:t;l;tl;tlt:;t:t:;t;tl:l;tl;tlt:;tlt:;tl;:l;ttl;:ltl:t
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヨv#ノホ# ┣¨┣¨┣¨…
ホ##ヨv#ヨv
`───、___________________________,─────´ ̄ ̄ ̄ ̄
,‐‐‐──‐─‐─‐、 ヽヾ
......./;::;.〉 ; : ; ; ::;''‐、 ヾゞ゙゙`)、
,――────────────
│あれだけ遠ければ…大丈夫…
額に汗を浮かべながら '───────────── ,───
○ , ; ; ; : ;: :;:
о |:; ──':;
暗闇の大地を歩み続ける。 。 | :;:;:;
´ ̄ ̄| ;:;:; :;:; :;
|,:¬:、 `、:;;:
|i :.:j.} \:;:; :;
| U \:;:
|一  ̄
、_________
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 火種の尽きたかに見えた西ログストに、さらなる災厄の足音が近づいていた。 .|
|_|___________________________________|
┃┃┃下された決断は、即時開戦。残るは砦だけであり、よく策を練れば簡単のようで
┃┃┃あるが、なんともコンビネーションの悪い2人に託されてしまった。
┃┃┃
┃┃┃果たして、砦を陥落させることは出来るのか!?全ての終わりが今、始まる。
━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
↑Previous Episode
━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┃┃24年8月:南都の完全制圧
┃┃┣━━━━━━━━━━━━━━
┃┃┃南都反逆はコルベーユの策略によって完全に鎮圧され、ネオアトランは労働人口
┃┃┃の殆どを失うこととなった。ネオアトランの復興は致命的な遅れをなし、その完全な
┃┃┃復興が完了するのは「覇道の女王」が登場する時代を待つこととなる。
┃┃┃
┃┃┃目指す「軍司令」の地位への障害の一切を排除したと確信するコルベーユはこの
┃┃┃後、自分の才能のままに人心を操り、そのまま軍司令の地位まで上りきる、その
┃┃┃はずだった。
━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
↓Next Episode
━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┃┃24年##月:南#####根
┃┃┣━━━━━━━━━━
┃┃┃■■■多す■■■■■■■■が■■民■■■■の問題■■■■差■■■
┃┃┃いだろう。ホ■■■■■■■■、策■■■■■■■■■■自の信■■■づ■■
┃┃┃■■■「国家」■■■■■■■■■無い■■■戦争■■■■れば、■■■■
┃┃┃発生し■■■■■
See you next history...
/白\
( ´д`)
 ̄| ̄ ̄ ̄ ̄
|・書き始めてから初めてネオアトラン砦がどこにあるのか地図で示されていないと気づく。
|・案の定今までの人物関係だとか歴史を整理するのに一苦労。
|・Firefoxが一日に平均六回クラッシュする。
出来れば部族の境界を太線にした地図を作って下さい。
111 :
白茶 ◆SIROEqquJ6 :2011/12/08(木) 17:46:38.36 ID:l8+fHG/t0
/白\
(´∀` )
 ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|部族ごとの国家が完全に成立していない&国境が確定していないという状況なので、
|ログスト島の領域を部族ごとに分割して表示することは今の所できません。
|それぞれの部族が一定のテリトリーの中を自由に動き回っている状態なのです。
|
|というわけでログスト島全体のテリトリー図は次レスのように。
|飽くまで「テリトリー」ですので、集団から爪はじきにされた人物がその外に出ちゃったりすることはあります。
|国境だとか部族領域の境目というような硬い境界線ではなく、「大まかな行動範囲」として考えてください。
|
|※モララー族のテリトリーが海の上にも広がっているのは、
| ログスト暦31年の時点でモララー族が既に近距離海上交易を行っているためです。
112 :
白茶 ◆SIROEqquJ6 :2011/12/08(木) 17:48:29.49 ID:l8+fHG/t0
−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−λ−μ−ν−ξ−ο−π−ρ−σ−τ−υ−φ−χ−ψ−ω−/
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐−
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│1
├─┏━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━┓─┼─┼─┏━━━━━━━━━━━━━┓─┼─┼─┤−
│〜┃山│山│山│山│山│ ┃〜│〜│〜┃山│山│山│村│山│山│山┃〜│〜│〜│2
├─┃─┌───┌───┘ ┃─┼─┏━┛─┌───────────┗━┓─┼─┤− 冷帯
│〜┃火│ │ │ ┃〜│〜┃山│山│ ┃〜│〜│3
├─┃─│─┼─┤ ┃─┼─┃─┼─└───┐ ┌─┃─┼─┤−
│〜┃山│ │ │ ┃〜│〜┃山│山│山│山│ 呆 │山┃〜│〜│4
├─┗━┓─┌─┘ 璽 ┌───┨─┼─┗━━━━━┓─│ ┌───┘─┗━┓─┤━━━
│〜│〜┃山│ │山│山┃〜│〜│〜│〜│〜┃山│ │山│山│山│山┃〜│5
├─┼─┃─│ │─┏━┛─┼─┏━━━┓─┃─└─┐ ├───┐─┐─┃─┤−
│〜│〜┃山│ │山┃〜│〜│〜┃ │ ┃〜┃火│山│ │ │林│山┃〜│6
├─┼─┗━┓─────┐ ├─┗━┓─┼─┠───┨─┗━┓─└─┤ 飯 │─┘─┃─┤−
│〜│〜│〜┃森│林│森│ │ │山┃〜│〜┃ ┃〜│〜┃山│山│ │山│山┃〜│7
├─┏━┓─┃─┼─┏━━━━━━━┓─└─┃─┏━┛ ┗━━━┛───´_,───┘─┌─┃─┤−
│〜┃森┃ ┃森│森┃〜│〜│〜│〜┃ │ ┃〜┃ │ │山│山│山│ ┃〜│8
├─┗━┛─┗━━━┛─┴─┴─┴─┗━┓─┗━┛─└───┐ │─┌───┘─┃─┤− 温帯
│〜│ ┃ │ │ │ │ │ │山│ │ │ ┃〜│9
├─┤ ┏━━━━━━━┓ ┗━━━┓─┐─┼─└─┐ 飯 ├─┘─┼─┏━┛─┤−
│〜│ ┃ ┃ 模 ┃模│ │ │ │ │ │林│林┃〜│〜│10
├─┤ ┃ 模 ┗━━━┓ ┗━┓─┼─┼─│ │─┼─┼─┃─┼─┤−
│〜│ ┃ │山│山┃ ┃林│林│林│ │林│林│森┃〜│〜│11
├─┏━┛ ┌─┬─┘─┼─┗━━━┓ ┗━┓─┼─│ │─┼─┼─┃─┼─┤−
│〜┃ │ │ │ │ │ │ ┃ ┃林│森│ │林│林│林┃〜│〜│12
├─┃ │─┼─┼─┼─┼─┼─┃ ┏━━━┓ ┗━┯━┷━┓───┘─┼─┼─┗━┓─┤━━━
│〜┃ │ │ │ │ │ │ ┃ ┃ ┃ │〜│〜┃森│森│森│林│林│山┃〜│13
├─┃─────┏━━━┓─┼─┼─┼─┃ ┃ 模┗━━━┓─┼─┗━┓─┼─┼─┼─│─┃─┤−
│〜┃森│森│林┃〜│〜┃林│林│林│林┃ ┃ ┃〜│〜│〜┃森│森│林│林│山┃〜│14
├─┃─┼─┼─┗━┓─┗━━━━━┓─┃─┗━┓───┬─┗━━━┓─┃─┼─┼─┌─┘─┃─┤− 熱帯
│〜┃森│森│森│林┃〜│〜│〜│〜┃林┃〜│〜┃山│山│森│森│森┃〜┃森│森│森│山│山┃〜│15
├─┗━━━━━━━┛─┼─┼─┼─┗━┛─┼─┗━━━┷━┷━━━┛─┗━━━━━━━━━┛─┤−
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│16
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘−
113 :
白茶 ◆SIROEqquJ6 :2011/12/08(木) 17:50:19.21 ID:l8+fHG/t0
/白\
(´∀` )
 ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|璽:ジエン族のテリトリー
|模:モララー族のテリトリー
|呆:アフォしぃ族のテリトリー
|飯:おにぎり族のテリトリー
|
|となっています。
114 :
110:2011/12/08(木) 17:52:38.43 ID:St8pyaE90
有難うございます。
国境って近代くらいに出来たものだし、今なら上でいっているように
どこどこを中心に活動(テリトリーに)しているくらいでいいのかもね
生意気にもコテ名乗りました。さて、本題です。
種族情報ボード、世界情勢ボード、拡大MAPの引用おk?
/白\
( ´∀`)
 ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|えーと、「引用」とはどのような形式での使用を考えていますか?
|他のスレでログスト式のインターフェースを使ってやりたいってのは基本的に歓迎です。
|どんどん使ってください。コピ改してスレの目的に合うように改装して下さっても結構です。
|
|あと、世界情勢ボードとは一体どれのことを指していますか?
|
>>112のテリトリー図のことでしょうか?
他のスレでログスト式のインターフェースを使ってやりたいです。
世界情勢ボードとは、これです。↓
┌────┬─────────────────────┐
│世界情勢│ 0000年00月 現在│
├─┬─┬┴┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬────┤
|\│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │信頼 ◎ │
├─\─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │
| │\│ │ │ │ │ │ │ │ │ │好意 ○ │
├─┼─\─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │
| │ │\│ │ │ │ │ │ │ │ │中立 − │
├─┼─┼─\─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │
| │ │ │\│ │ │ │ │ │ │ │疎遠 ▲ │
├─┼─┼─┼─\─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │
| │ │ │ │\│ │ │ │ │ │ │険悪 × │
├─┼─┼─┼─┼─\─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │
| │ │ │ │ │\│ │ │ │ │ │支配 ∧ │
├─┼─┼─┼─┼─┼─\─┼─┼─┼─┼─┤ │
| │ │ │ │ │ │\│ │ │ │ │従属 ∨ │
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─\─┼─┼─┼─┤ │
| │ │ │ │ │ │ │\│ │ │ │ │
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─\─┼─┼─┤ │
| │ │ │ │ │ │ │ │\│ │ │同盟 ∽ │
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─\─┼─┤ │
| │ │ │ │ │ │ │ │ │\│ │交戦 乂 │
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─\─┤ │
| │ │ │ │ │ │ │ │ │ │\│不可侵∫│
├─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴────┘
│
├──────────────────────────┤
│
├──────────────────────────┤
│
└──────────────────────────┘
(旧ログストより)
/白\
( ´∀`)
 ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|ああ、それの事でしたか。
|初代スレ主が作ったものでしたが誰も使わないので忘れていました。
|どうぞどうぞ使用していただいて結構です。
|
|どこのスレで使っているのか教えていただければ見に行きます。
>>白茶さん
「歴史を紡ぐ島〜AA物語〜」と言う名前のスレになる予定です。
ギルドに依頼しました。
また、ひょっとしたらコテも変えるかも知れません。
第十巻はなさそうだな
>>859 さすが前科三犯 逆ギレで スルー耐性ゼロ
853 名前:銀狼 忍法帖【Lv=30,xxxPT】(1+0:3) ◆lT83dNUu06xi [sage] 投稿日:2012/11/29(木) 17:15:25.89 ID:FFz57scI [2/5]
無視無視(^^)
855 名前:銀狼 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(-1+0:3) ◆lT83dNUu06xi [sage] 投稿日:2012/11/29(木) 17:31:54.04 ID:FFz57scI [3/5]
無視無視(^^)
124 :
ininjya:2012/11/29(木) 18:21:21.33 ID:AlJUHlc20
125 :
!ninjya:2012/11/29(木) 18:22:06.95 ID:AlJUHlc20
127 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2012/12/02(日) 16:53:10.27 ID:HQ3KeZms0
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;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|┃| コルベーユ・ウェルデューゴ。 .|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|┃| ログスト史にその巨大な悪名を残す、稀代の策士である。 |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
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|┃| 或いは彼がもし、ジェルティスではなく、アフォシリアやオニギアに生まれていたら、 |
|┃| 恐らく歴史は彼の思うがままに作り変えられてしまったに違いない。 |
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;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|┃| その点においてコルベーユがジェルティスに生まれたことは、 |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|┃| 歴史の妙と言わざるを得ないだろう。 |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
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|┃| ジェルティスには、コルベーユには及ばずとも次ぐ実力を持った策士がひしめていた。 |
|┃| 自身が無自覚だったとしても、ホーカー・レンダールはその一人である。 .|
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| FILE No.21 .| 南都反逆編 Part.11
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│ 憎しみの凱旋. │
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── 24年9月 皇都ジェルティス
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|┃| 軍を率いて威勢よく凱旋したコルベーユは、 .|
|┃| いよいよ軍司令になるのだと意気込んでいた。 ...|
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~(,,・∀・ミ(,,・∀(,,・∀・ミ ,,゚ (,,・∀・ ミ(,,・∀(,,・∀・ミ ,,゚_')(,,・∀・ミ(,,・∀(,,・∀・ミ ,,゚_')
彡(`⌒彡(` 彡(`⌒"" ノ彡(`⌒彡(` 彡(`⌒"" ノ 彡(`⌒彡(` 彡(`⌒"" ノ
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;"' ,, ;"',,
,――────────────
;"',, │教皇猊下がお待ちかねです。
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;"',, 〉 ‐☆‐ハハ__ __ハハ /┼\ ;"',,
(,,・ー・ミ ,,゚_') ('_゚,,ミ`∀´ )
彡(`⌒"" ノ ヽ ゛゛⌒´)ミ
l  ̄l ^ 〈^〈 ̄〈
,――─^──────────
│ああ、直ぐに馳せ参じよう。
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,;,,| ||_||_||_||
,;, . |  ̄ ̄ ̄
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |:;じゅっとん: |
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:::.../ (;:;#:;:;Д゚)
/ /ベキベキ/
l ボキッ\
,――─────^────────────
│全て…ら…ライ!クレパー…の指図…だ…
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|┃| 凄絶な拷問の末バーンネルはライの手管であると吐いて死亡。::::::|
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,;, . |  ̄ ̄ ̄
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |:;じゅっとん: | ,――─────────────
/ ̄ ̄ ̄|_____| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ │ この件は事故として処理する!
:::.../ (;:;#:;:;Д゚) '──、 死んで良いぞ反逆者!
/ l バキバキ\ `────────────
,――─^────
│だ…だずげで…
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| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ,――───────────────
/ ̄ ̄ ̄|:;じゅっとん: | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ │ 拷問中に死亡っと…キタネーナ…
:::.../ ...|_____| ∠グチャッ '──、 この牢屋誰が掃除するンだよ…
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│う、うぼっ…!
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|┃| 憤激した教皇はクレパール家の完全な取り潰しを決め、 |
|┃| ライの皇帝権を剥奪し、コルベーユを新たに軍司令兼任の皇帝に任命しようする。 .|
|_|_____________________________________|
┌──────────────────
│クレパールめ!臣下の身にありながら
│ジェルティスに叛旗を翻そうとは許せん!
└───────v──────────‐
┌──────────────────────────
│コルベーユ!お前に我がジェルティスの行く末を預けよう!
│軍司令と皇帝の両役職にお前を任命し・・・ ┌────────
└──────────v──────────┤お待ちください!
___ └───v────
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_|__|__|_. / |と ̄ ̄ ̄\ ./| |__|__|__|__|_
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___ て (´Д`ヽヽ
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(,, ・) 〔____>
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<____) |┃| が、ここでホーカーが口を挟んだ。 |
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:;:;:;:;:;:;:;:;:│確かにコルベーユ殿の智略の程は私には及びもつかないものですが、
.;.;.;.;.;.;.;.;.│しかし、軍と民、この二つを一人の臣の手に委ねてしまうのはあまりにも危険です。
.;.;.;.;.;.;.;.;.│ジェルティスの民は、皆が皆戦争を歓迎しているわけではないのです。
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|┃| 軍事と行政の両権を一人に任せるのは良くないと、教皇に説いたのである。 .|
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|┃| 当時の教皇、ジェラエルという人物は、 |
|┃| ジェルティス全史で見ても類を見ない程の無能である。 |
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: : : : : : : : : : : : : : : : : :│何故だホーカー?
: : : : : : : : : : : : : : : : : :│私はコルベーユに戦をさせようというのではないぞ?
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|┃| 後の時代であれば当たり前の事である行政と軍事の分離という原則にすら、 ; |
|┃| 教皇は全く思い至らなかった。全てコルベーユに委ねれば良いと考えていた。; |
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:;:;:;:;:;:;:;:;:│しかし教皇猊下、軍政と民政の双方を一人が管轄するという事は、
.;.;.;.;.;.;.;.;.│戦争したい時に民を幾らでも使って戦争を始められるという事です。
.;.;.;.;.;.;.;.;.│多くの人々が傷ついてしまう可能性を捨てきれません。
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|┃| 対するホーカーは、民政の担い手としては一流の才能の持ち主だった。 ; |
|┃| 彼は、自らの愛する民が兵役によって無為に命を落とす事を危惧していた。 ; |
|_|___________________________________|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────
│成程、流石はホーカー!
│私の言わんとする所を汲み取ってくれたようだな!
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┌─────────────────────────────
│それではコルベーユ、お前には行政を統括してもらおう。
│コルベーユ・ウェルデューゴ!教皇の名において皇帝に任命する!
└────────∨────────────────────
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___ (Д`;ヽヽ アレー?
〉 ──| 〔 ̄ ̄ ̄\
(,, #・Д) 〔____>
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│…つ、謹んでお引き受け致します。
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|┃| ジェラエル、この無能がホーカーの進言を鵜呑みにした事は後の歴史にとって救いである。 ; |
|┃| 軍権を与えられなかったコルベーユは、後の戦争でその才能を発揮する手段を失って行く事となる。;; ;; ;|
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┗|┃| …コルベーユ・ヴェルデューゴは軍権を付与されない、「普通の」皇帝となった。; ; |
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;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|┃| 当然、彼はホーカー、今まで目にも留めなかった一民政官に過ぎぬ若者を、;; ;;;;|
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|┃| これ以上ないほどに憎んだ。 |
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.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;│ホーカー・レンダール… .;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;│民政官などという取るに足らない地位がそんなに大切か…! .;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:└──────────────∨────────────.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : _______________: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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|┃| 権力で物事を捉えるコルベーユにとって、 .|
|┃| ホーカーの諫言は民政官としての自分の立場を守るため以外の何者にも見えなかった。 |
|_|________________________________________|
┌─────────────────────────────
│コルベーユ、お前にはクレパール家残党の処刑を任せよう。
│至急ネオアトランへ向かい、彼らが再起不能になるまで根絶やしにせよ!
└────────∨───────────────────────
___
< ★ /
__|__|__|_. ♀(・∀・ ) __|__|__|__|__
_|__|__|_. / |と ̄ ̄ ̄\ ./| |__|__|__|__|_
__|__|__/ / | (____> // /|__|__|__|__|__
/ / // //
/ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ //
/ // ___
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___ (´Д`ヽヽ
〉 ──| 〔 ̄ ̄ ̄\
(,, #・∀) 〔____>
/ ̄ ̄ ̄)
<____)
o
┌───^───0───
│…御心のままに 0
└────────〇
┌─────────────────
│覚えていろよホーカー…
│確実にお前を消し去ってやる…!
└───────────────
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 彼は何とかしてホーカーを排除せんとまたもや策略を巡らせることとなるが、 |
|┃| そんなことは露知らず教皇は、彼にネオアトランでクレパール家の処刑指揮を任せた。 ;;; ;;;|
|_|_______________________________________|
●
┌──────────────┐
│そのころクレパール家では… .│
└──────────────┘
●
●
┌────────────────────
│こっ、コルベー、ユ!!? .┌────────
└───────────v─── │どうすれば…
┌────────── └──────────
│困った…奴が相手では賄賂も通用しないだろう…
│殺されてしまう…奴の魔法で氷漬けにされるのはごめんだ…
└────────∨────┌────────────
┌─────────────── │死にたくない…
│閣下、どうかご決断ください! └────────
│最早我々には逃亡以外道はありません!
└──────v────────┌────────────────────────
│ダメだ!!
│ここは私の街だ、ここにはクレパールの財産があるんだ!
└─────v───────────────────
┌──────────────────────
│しかし閣下!もうコルベーユは目と鼻の先です!
│今を逃せばもう私たちには生きる機会は与えられません!!
└──────v─────────────────────
┌────────────────────
│そ、そうだ!女、女達はどうする!
│私がいなければ皆路頭に迷ってしまう!!
└─────v──────────────‐
┌────────
│閣下ぁ…!!
└─────v──
, ────――‐ 、
/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ ヽ
//| ___ .//|
| | | | ж / .| | |
__ | | |(゚∀゚`;) ::::::| | | _____
/ // / |~|†|~~~| // | ./|
/*\ / | |/ ノ::::::::::::::::ヽ | | / //
( ; ゚) / |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |/ .//
/ ̄ ̄ ̄) | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/
<____)
\_人_从_人_/
≪ ≫
≪ ゲスい!! ≫
≪ \人_从_人_人_/
/`Y⌒W⌒Y⌒W ≫
≪ 実にゲスい!! ≫
≪ ≫
/`Y⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒\
.
, ────――‐ 、
/WW / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ ヽ
゚ ビリビリ //| ___ //| パチパチ
| | | | ж / .| | | 。ノ
__ | | |( ゚∀゚ ;) | | | __` __
/ // / |~|†|~~~| // | ./|
/*\ / | |/ ノ::::::::::::::::ヽ | | / //
(,, ;゚Д) / |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |/ .//
/ ̄ ̄ ̄) | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/
<____)
┌─────^──
│お、お前は!
└───────
┌─────────────────────────
│信じられないな。こんなのが私たちの主だったとは!
│喜べ無能!この私がお前を葬ってやるのだからな!
└────────∨───────────────
___
┣¨ | |
┣¨ (::::::::::::)
┣¨ /;;;;;;;;;;;;;ヽ
┣¨
┣¨
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┣¨
┣¨ \_人_从_人_/
┣¨ ≪ ≫∧ ∧ ∧ バリバリバリ
┣¨ ,‐、 ≪ 冥土の土産だ! ≫ ∨ ∨ ∨
〉`ヽ /ヽ/ / ≪ ≫
| |〈_/_/ /`Y⌒W⌒Y⌒W 人_从_人_从_人_/
| | ≪ ≫
| `ヽ ≪ 我が炎で灰燼に帰せ! ≫
| ト、 \ ≪ ≫ ビリビリ
| | ヽ/____/ ̄/ ̄/ /`Y⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒W´\/\/\/\
| | ヽ__ l ̄  ̄
`ヽ´ 〉 / ヽ ,
/ ̄ ̄ / \ . )\ /( / /
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 ̄フ 「 \ )ヾ:; :;;/: ;;;;:ゝ/(―‐ 、
〈 イ |l /( )\ /:;;:::; ::; ::;; ::::;; :::; :\.)\ ヽ ,
l`ヽ /l )Y:;;::`―-| ;:;(;;;:; :;;:::;;:; . .;: .. : :;;:: ;:/:;;;(/| /(
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ドサッ ( ×Д) <____) ,.-^─────、
l へ?あ!? l
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ヽ ,
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ドゴゴゴ \/;: ;:::)\/:;;: \ /
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( ×Д) <____)
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と;;;;;;;;;;;;;て
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l 名誉も… l
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l 栄光も… l ,.-────-、
゙'ー---------゙´ l 財産も… l
゙'ー--------゙´ ,
\ . )\ /( / / ゴゴゴゴ
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ドドドドド \ )ヾ:; :;;/: ;;;;:ゝ/(―‐ 、
/( )\ /:;;:::; ::; ::;; ::::;; :::; :\.)\ ヽ ,
)Y:;;::`―-| ;:;(;;;:; :;;:::;;:; . .;: .. : :;;:: ;:/:;;;(/| /(
(:;;..:: :; ;: :) ;;;;;::: ;;:;;: :; .:;:;ж;..:.;;;; :;::; :; / | )Y:;;:∨l
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(:;.:.; :;..:;) ): ;:; ;; ;;:: |~:;.:.:; .;:; ;:::;:: :(⌒| <:;: :;/
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( ×Д) <____) ,.-────-、
l 燃える… l
゙'ー---------゙´
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/;;;;;;;;;;;;;ヽ
,ゴゴゴゴゴ
\ . )\ /( / /
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ブォォォ \ )ヾ:; :;;/: ;;;;:ゝ/(―‐ 、
/( )\ /:;;:::; ::; ::;; ::::;; :::; :\.)\ ヽ ,
)Y:;;::`―-| ;:;(;;;:; :;;:::;;:; . .;: .. : :;;:: ;:/:;;;(/| /(
(:;;..:: :; ;: :) ;;;;;::: ;;:;;: :; .:;:;ж;..:.;;;; :;::; :; / | )Y:;;:∨l
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(:;.:.; :;..:;) ): ;:; ;; ;;:: |:;;:;.:.:; .;:; ;:::;:: :(⌒| <:;: :;/
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( ×Д) <____) ,.-──────-、
l クレ…パ…ル l ,.-──────-、
゙'ー------‐‐‐---゙´ l 全て…燃え… l
゙'ー------‐‐‐--〈 ̄ ̄
┌──── 〉 グシャッ!
│フフン?
└───‐┌──────
___ │安心しろ
| | └─────
(::::::::::::)
/;;;;;;;;;;;;;ヽ
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┌───────────
│クレパールの名は全て、
└───────────
●
───────────┐
私が貰い受けてやる│
───────────┘
●
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 手勢を引き連れてコルベーユが到着する前にライ・クレパールは自殺したと伝えられる。 :: :: : |
|┃| 到着したコルベーユが見た物は、何者かによって黒焦げにされたライ・クレパールの死体の残骸だった。 ::|
|_|_______________________________________________|
, ────――‐ 、
/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ ヽ
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| | | |.:;:;v .| | |
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___
〉 ──|
(,, #・∀)
/ ̄ ̄ ̄)
<____)
┌────────^────────────
│手段に事欠いて自殺か…バカバカしい。
└────────────┌───────────────────‐
│無駄足になってしまったではないか!
└──────────────────‐
ー┴ー[__] ─┴||─┴─:[__]─┴─┴─┴[__] ─┴||─┴─:[__] ─┴||─┴─:[__] ─┴||─┴
 ̄ ̄ ̄||: | :|l  ̄ ̄ || ̄ ̄ ̄ ||: | :||:: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||: | :|l  ̄ ̄ || ̄ ̄ ̄ ||: | :||::: ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ||: | :||::: ̄ ̄|| ̄ ̄
||: | :||: {}={}个{}.={} ||: | :||::.: . ||: | :||: {}={}个{}.={} ||: | :||::. {}={}个{}.={} ||: | :||: :.{}={}个{}.={}
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ΤΤΤ||: | :||::ΤΤΤΤΤΤ||: | :||::ΤΤΤΤΤΤ||: | :||::ΤΤΤΤΤΤ||: | :||::ΤΤΤΤΤΤ||: | :||::ΤΤΤΤΤ
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⊥⊥⊥||: | :||::⊥⊥⊥⊥⊥⊥||: | :||::⊥⊥⊥⊥⊥⊥||: | :||::⊥⊥⊥⊥⊥⊥||: | :||::⊥⊥⊥⊥⊥⊥||: | :||::⊥⊥⊥⊥⊥
──‐l二二二l:─────l二二二l:─────l二二二l:─────l二二二l:───── l二二二l ────
___
〉 ──| ガチガチ
(,, #・∀) /\ ミ ( ;゚д゚)コロサレルー!!
/ ̄ ̄ ̄つ (゚д/ /
<____) ┌─^──────
┌────────^────────── ....│おっお助け!
│逃げても無駄だ!全員凍死させてやろう! ......└──────
└──────────────────
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 無駄足を食らったコルベーユは、 : : : |
|┃| 腹立ち紛れにクレパール一族の女子供に至るまで全て氷魔法で自ら殺戮した。 |
|_|_____________________________________|
┌──────────┐
│;;;;;;;;;;;/ж\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ;│
│;;;;;;;;;(,, ゚∀゚);;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; │
│;;;;;/ ̄ ̄ ̄);;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; │
│<____);;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;│
│降神師アヒャエル │
│ログスト紀元前20〜18 │
└──────────┘
┌───────────┐┌───────────┐
│ ___ ││ ___ │
│ | Ф | ││ | Ф | │
│(゚∀゚ ,,) ││ (,, ゚∀゚) │
│〈~|†|~~~~\ ││ /~~~~|†|~〉. │
│〈_____>. |::::|<____.〉 │
│クェシアル・クレパール. ││ライ・クレパール. │
│ログスト紀元前7〜18. ││ログスト紀元前17〜24 │
└───────────┘└───────────┘
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ログスト暦24年: 正統クレパール家断絶 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ログスト暦??年: 僭称クレパール家創始. ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┌───────┐ ┌───────┐
│ ___ │ │ ___ │
│ | ж|.. │ │ /ж | │
│ (;;;;;;;;;;;;) │ │ (;;;;;;;;;;;;;;) │
│ /;;;;;;;;;;;;;). │ │ /;;;;;;;;;;;;;)... │
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 此処にログスト上陸以来のネオエクスデス教を率いていたクレパールは完全に消滅し、 .|
|┃| ネオアトランの信徒達は路頭に迷う事となる。 .|
|_|_______________________________________|
●
●
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| …さて、瀕死のキルヴァスと、健気にも彼を救わんと奮闘する少女はどうなったのか。 |
|_|______________________________________|
●
アトランジェス近郊 ┃;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
━━━━━━━━┛;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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......................................................... ....................................... .................
┌────
│!!
└───
(。:;#:: #.)
;;:.. ..,,., ..,;;iルv,.. ....,;;:;';,,(*;’-’).. ..,.,, ..,.,;;:: .,,.:;: ..,.,wiレノvv;,... .,, ;::,,:;' ,,.., .,,, .;;;;:, ..,.. ...,..,;; :;:,::,, ..,. :;;, ::;.,, ..,,.:.,
. .;. . . ,;;:.';'"" ' ., . . .;'' ' . ' ; :' . . ,( ・Д・)
(・Д・ )
┌─────────────^───────
│それにしてもキルヴァス様が寝返るとはなあ
└────┌────────────^──────
│キルヴァス様も私たちの敵だったとはね
└──────────────────
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| コルベーユの策略により、アトランジェスでは死んだキルヴァスを蔑む世論が流布していた。 : : |
|_|_________________________________________|
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 当然、瀕死のキルヴァスを背負って入ってゆく事などできず、 ::::|
|┃| アトランジェス南路にて立ち往生していた所… : |
|_|____________________________|
、、,......,_.,.,,,... ,,,.;-;;¨`'ー‐-.,..
(、 ;;.,.;: ";: ,-' _ , ,,... ..._ .:;,, :::.,,-'゙゚~^´
"`~`'ー~ _ ,... - ' "^ ^`- ......,, '`~"
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. : ..: .:. ::. :..:.. ::.:..: .:.: : .::.:. :....日ユ ::EロェΠュ::目 .. . .: . : . :. . :. : . .
. . . :. . . .. . .: . : . :. . :. . :. : . . :. r呂::ロロ::ロュllΠュェ品.龠:ロ::Π.: .: : :: . :. :. .: :.:.
:: .: : : :: : : :: : :: : . ... : :: . :. :. .: :.:. :. 呂:Π目ェロE| ̄|::Π ::. :: : :: . :. :. . : :.:. :. :
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,, ;.;" .;. ".'';;;" ~, .;"’ .:.:".'';;;" ,;'´ `';, ;;: : ; "' ; ~´ ̄ ̄| ;:;:; :;:; :;~
|,:¬:、 `、:;;:
|i :.:j.} \:;:; :;
| U \:;:
|一  ̄
、_________
o
○
┌──────
│何か来る!
└──────
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| アトランジェスから馬車がやってきた。 :::::|
|_|___________________|
┌────────────────────
│コロナ・エルドウェイナー!
└───────┌───────────────────
│事情は全て把握している!
│早く馬車に乗れ!医者を連れてきた!
└────────v─────────
/三三三/|三三三三三|\
┌── /三三三/三|三三三三三|三\
│! | |l| l l l l l l l l|三三三三||
└── | |~~~~~~|.|l| l l l l l l l l|三三三三||
__ハハ __ハハ __ハハ | (・∀・ ,,)|l|三三三三|(Д・ ) .||
(。:;#:: #.) ('_゚,,ミ ('_゚,,ミ ('_゚,,ミ _l二二 /:⌒ヽ__ _/_/⌒ヽ /⌒ヽ
;;:.. ..,,., ..,;;iルv,.. ....,;;:;';,,(*;’-’).. ..,.,, ..,.,;;:: .,,.:;: ..,.,wiレノv ヽ ゛ ヽ ゛⌒´ヽ ゛゛⌒´)ミ l::l.:::0:::|.__il|il:::i.:::0:::|二二i.:::0:::|=
. .;. . . ,;;:.';'"" ' ., . . .;'' ' 〈^〈 ̄〈〈^〈 ̄〈〈^〈 ̄〈 ヽ:._ノ _ヾ:._.:ソ ー三ヾ_ヾ;._.:ソ ヾ;._.:ソ
┌──────────────∧───
│コロナ様!キルヴァス様をこちらへ!
│貴女も早く!
└─────────────────‐
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| その主は、コルベーユに没落させられた大商人、サレンダー・ウォーリアであった。 :|
|_|_____________________________________|
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 読者諸氏の中には、こう思う者も居ることだろう。 :::::|
|┃| サレンダーといえば、物語の序盤でコルベーユに失脚させられた無能である、と。 |
|_|_____________________________________|
┌──────────────────────────
│分かった。やってやるよ。必ずお前を超えてみせる。(ドヤ顔
└───────v──────────────────‐
┌─────────────────────
│よく言ってくれたな。(引っかかったか、アホだな。
└────────v────────────‐
l∨∨∨∨∨|
|_____|
./ \ / \
___ / ⌒ ⌒ \
〉 -☆-| |ア (__人__) ホ|
(,, ・ー・) \ ` ⌒´ /
/ ̄ ̄ ̄) ( ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| <____) (____>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| しかし、ウォーリア家の大商人もまた、ホーカーやコルベーユには及ばずとも、 |
|┃| 物語を左右する力をもつ策士である。 ::: : |
|_|___________________________________|
|∨∨∨∨∨|
|_____|
/ :::─:::::::─\
/ <●>:::::<●> \
| (__人__) | コルベーユめ…何とかして奴を懲らしめる方法は無いものか…
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | | 先ずは奴の陣を探らせる事にするか…何か弱みがあるかもしれん…
.\ “ /___| |
\ /___ /
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 彼もまた、南都反逆の際にコルベーユの陣中に自らの手のものを紛れ込ませていたのだ。 |
|_|_________________________________________|
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ノ:ll ;:;\:; :; :;:; :; ;;: ;;::;:;:;:ノ :; | ヽ:; \:; :; :; :; :; :; :;:; ;: ; : ; :; :; ; :;;:; :; :;:; :; :;:; :;:; :;:; ;:;│キルヴァスの死体が無い!
:; ;: :; :; :; ; :; :; ;: ; :; :; :; :; :(⌒⌒):; :; :; :;:; :; :; ; :; :;: :; :;:;;:;:;;: :;: ;; :;:;:; :; ;:;::;:;;,-'/_:;:;:;:;└─────v───────
:; :; :; :: WWWwwww:; :; :; :; :; :; :; :; :;:;:;:;:; ;: :; ;:;:;:;:;;wwwwW ; /╋\:; ;: :;〈━:::::::/:; ;:; ; :;:; :
:; :; :;:; :; :; :; :; :; :; :; :;WWWWwww:; :;:; :;: :; ::; :; ;: :;:; :; :; : ; ; :;. :;..:;.:;;.:::; ;; ; ;:; :;:;:;:;; ;: ;::; ; ;:; :;:;:;:(::::::::::;)
:; :; :; :; :;wwwWWWW;: :; ;: :; : :; ;: :; :; :: :; :; :;:;:;:;;:;;;:;;; ; ;:;:;:;:;:;:;; :; :;:;:; :;:;:;:; :; :; ;::;::; :;::; :; :; :; :; :;;: :;
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┌────────────────────
│あれはキルヴァス…まだ生きているのか!?
└───v─────────────────
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;;:.. ..,,., ..,;;iルv,.. (::;::::::::::)....,.. ..,.,, ..,.,;;:: .,,.:;: ..,.,wiレノvv;,... .,, ;::,,:;' ,,.., .,,, .;;;;:, ..,.. ...,. :;;, ;;:;';,,(*;’-’):;.::;.;
. .;. . . ,;;:.';'"" ' ., .
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| コルベーユが退却した後に彼らはキルヴァスの死体が無い事に気付き、 |
|┃| 軍の後を追っている道中で彼等二人を見つけた。 |
|_|_________________________________|
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| サレンダー・ウォーリア、これもまたジェルティスの策士には多い、 ::::::|
|┃| 非常に執念深い人物であった。 |
|_|_______________________________|
{ ! .|
ィ彡三ミヽ `ヽ .|
彡'⌒ヾミヽ `ー l\ .|
ヾ、 l ̄ \.|
_ `ー―' _l ̄ /:::.}
彡三ミミヽ \ / ::::::〉
彡' ヾ、 __ノ\/ _:::::::|
`ー一 ' | ./●/:::::!
,ィ彡三ニミヽ .____ノ .|  ̄ :::::|
彡' .| ::::::::::i
__ __ ノ .\__;;!
,ィ彡'  ̄ ̄ |
┌───────────────^─────
│キルヴァスを味方に引き入れよう…
│コルベーユに復讐する時に使える人材だ…
└───────────────────‐
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 彼はコルベーユに裏切られたままの状況に甘んじる事を許さなかった。 ::::::|
|┃| キルヴァスが生きていると知るや、コルベーユへの復讐の同志として引き入れようとしたのである。 |
|_|___________________________________________|
||[ ;|
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二〈 |
||[; ; 〉二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
三三三三三 三三三三三 ||[; ; | |[|||||||][|||||||]|____________
| | | | ||[; ; | |[|||||||][|||||||]|____________
| | | | ||[; ; | |[|||||||][|||||||]|____________
三三三三三 三三三三三 ||[; ; |___________________
___________________________ ;||[; ; |_ ┌────────────────────
ΤΤΤΤΤΤΤΤΤΤΤΤ|三三三|ΤΤΤΤΤΤΤΤΤΤΤΤ||[; ; |_ │どけどけぇーい!サレンダー様のお通りだあ!
┣¨┣¨┣¨ ./|三三三三三|\三三三\゙ ||||||||||[; ; |_ └───v────────────────‐
⊥____ /三|三三三三三|三\三三三\ ⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥l|[/|_____|三三三|___________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ||三三三三|l l l l l l l l |l| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
___ ||三三三三|l l l l l l l l |l|.|~~~~~~| | ( ・∀・)
 ̄ ̄ ̄ ||. ( ・Д)|三三三三|l|(,, ・∀・) | ハハ__ ハハ__ ハハ__
) )、 ,r'⌒゙i ,r'⌒゙i_゙i_ __,r'⌒:゙i 二二l_ ミ,,゚_') ミ,,゚_') ミ,,゚_')二二二二二二二二二二二二二二二二
) `‐‐、,,.. =|:::0:::.i二二|:::0:::.i:::li|li__.|:::0:::.l::l ミ(`⌒"" ,r'`⌒" ,r' " ,r':.. :;;. :;..::. : ;┌────────────────────
( ) ) \ :._.;ッ ソ:._.;ッ_ッ三ー ソ:._.:ッ_ (,_.:,r' 〉 ̄〉^〉〉 ̄〉^〉〉 ̄〉^〉 ' '';. .;:.. :;;.::│この街で商売を続けたい奴はどけぇーい!
.::;:;..:;:;.:. :; ; . :;:.; .:.:.;:.;::;. :;. .:; : ; .:;. : :;.: ; :;.; :; ..:; .:; ;.: :;. : :;..:; .:; .: .:;. : .:; .: .;:; . :; :.: :; ..:; .: ;.:; .: .;:└─────v──────────────‐
.; :;. :.; .:;.:;:;.:;. ;; .;.:;;:;:.; :;.;.;::;..:;.:; .:;.:;.;. :.:;:;.:; .:;.;.:;.: .;;:;.:.; :;.:;.:;. :;. :;.:.;.:.:; .:;.:.;:;.;:;.:;:;.: .:;. .:;:.;:;. :;;.;.:; .:;:;.:;.:.;.:.;.;.:;;.: ..;.: .:;;.:;.:;.::;.:;.:;.:. :;(・Д・ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| キルヴァスはサレンダーの屋敷に荷馬車を装って運び込まれ、丁寧な治療を受けた。 :|
|_|_______________________________________|
●
┌────
│私は…、
└────
●
───────────┐
まだ、生きているのか…│
───────────┘
●
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 半年後のログスト暦25年3月… .|
|_|______________|
,――──
│ふぅッ…
'─v──
/╋\ ___
( `─´) 巛☆巛
/ ̄ ̄ |つ┼─── 巛巛
ノ゙ | ┃
"~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,――────
│はぁッ!
'──v───
シュッ
___ ___ /╋\
巛☆巛  ̄ ̄ ̄ ( `Д´)つ┼───
|!′ 巛巛 ___ / ̄ ̄ |
|从ノi// ┃  ̄ ̄ ノ゙ |
"~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/╋\
__ \ ( `Д´)つ┼───
巛巛 \ ___ ボトッ . / ̄ ̄ |
┃ 巛☆巛 ノ゙ |
"~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""
,――───
│ふぅ… ,――─────────────
'─v──│ありがとう、大丈夫だ、コロナ。
'v──────────────
/╋\ /┼\
(; `∀´) (’-’ ;) ___
___ . / ̄ ̄ | と(三三\  ̄ ̄ ̄
巛☆巛 ノ゙ | 〈;;;;;;;;;;;;;;;;\
"~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~"
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,――─────
│コ、コロナ!?,――───────────
'────v─│大丈夫、私は…大丈夫だよ。
'────────────
/╋\ /┼\ 。・゚
__ (; `ー´)(>Д< ) ___
巛巛 ___ . / ̄ ̄ | (三三\  ̄ ̄ ̄
┃ 巛☆巛 ノ゙ | 〈;;;;;;;;;;;;;;;;\
"~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙"""゙"~""
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 一時は命を取り落とすかと思われたキルヴァスも、 |
|┃| 生来の体の強さのお陰か、順調に回復していた。 ::::::|
|_|_______________________|
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| さて、歴史は次のシーンへと移ってゆく。. |
|_|_____________________|
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| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 南都反逆はこれをもって全て終結し、 |
|┃| 次の戦争への道をジェルティスは疾走することとなった。 |
|_|___________________________|
┌───────────────────
│ ___ コルベーユ・ウェルデューゴ
│ |-☆- 〈 . ┌───────────────────
│(・ー・ ,,) │ ___ ジェラエル・ジェルサーガ
│( ̄ ̄ ̄\ .│ < ★ /
│(____> .│♀(・∀・ )
└──┬────┤ |と ̄ ̄ ̄\
│ ___ │ | (____>
│ | ж /.└─┬────────
│ (゚∀゚ ). │ ___ ホーカー・レンダール
│ |~|†|~~l. │|‐Ψ─ |
│ノ::::::::::::::::ヽ. │(´Д`ヽヽ
└──────┤〔 ̄ ̄ ̄\
│〔____>
┌─────────┴─────
│ |~~~~~~| サレンダー・ウォーリア
│(・∀・ ,,) ┌────────────────
│( ̄ ̄ ̄\. │ /╋\ キルヴァス・イェーガー
│(____>. │ (`∀´ ,,)
└─────────┤ | ̄ ̄ ̄\
│ |____>
└──────────────
___
///∽l|
━━( ´‐∀)┌─┐━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/……:::) .|□| ,――─────────────
/___|ゝ| | │先生!多すぎて覚えらんない!
 ̄ ̄ ̄ ̄| : | |============ '───v───────────
,――─^──────
│私もそう思います…
'─────────
,―^―──────────────────────
│教科書を見てください…ジェルティスという小さな器には
│こんなに沢山の策士は収まりきらなかったわけです…
'───────────────────────
┃┃┃
┃┃┃目指す「軍司令」の地位への障害の一切を排除したと確信するコルベーユはこの
┃┃┃後、自分の才能のままに人心を操り、そのまま軍司令の地位まで上りきる、その
┃┃┃はずだった。
━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
↑Previous Episode
━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┃┃24年9月:南都反逆の禍根
┃┃┣━━━━━━━━━━━━━━
┃┃┃策士が多すぎるということ。それがこの民族の最大の問題点と言って差し支えな
┃┃┃いだろう。ホーカーにサレンダー、策士たちはそれぞれが独自の信念に基づいて
┃┃┃行動し、「国家」として行動することが無い。後の戦争は言うなれば、必然的に発
┃┃┃したと言える。
━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
↓Next Episode
━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┃┃##年##月:ジェ■■■■解■■■■■■り
┃┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┃┃と■■う■■■■■と■■■■崩壊の■■■■■■■■■教皇■■■■■■
┃┃┃ネオアトラン■■■■■ライトキースは■■■■■■■■■■■命令に■■■
┃┃┃各地で戦火■■■■■■■■■■■■
┃┃┃■■■■■「覇道の女王」■■■■■■■■■■■■■■筆頭に、■■■■■
┃┃┃歴史の転換点■■■人物■■■■■■■■■■■■■
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┌─┬──────────────────────┐
|璽|ジサクジエン |
├─┴─┬────────────────────┘
│教 皇|ジェラエル ・ ジェルサーガ
├───┴───┐統:82 武:10 知:97 政:40 魅:78
├───┬───┴────────────────
│二 代|ジェスター ・ ジェルサーガ
├───┴───┐統:90 武:05 知:85 政:75 魅:65
├───┬───┴────────────────
│家 臣|ホーカー ・ レタンダール
├───┴───┐統:30 武:20 知:85 政:85 魅:20
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│軍司令|キルヴァス ・ イェーガー
├───┴───┐統:68 武:87 知:76 政:70 魅:60
├───┬───┴────────────────
│七騎士|コロナ・エルドウェイナー
├───┴───┐統:78 武:86 知:62 政:21 魅:79
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│貴 族|コルベーユ ・ ヴェルデューゴ
├───┴───┐統:90 武:08 知:80 政:25 魅:25
├───┬───┴────────────────
│貴 族|サレンダー ・ ウォーリア
├───┴───┐統:70 武:06 知:55 政:40 魅:80
└───────┴────────────────
ログスト暦25年3月
・(,, ゚∀゚)ライ・クレパール が何者かに暗殺されました。
・(; ゚∀゚)バーンネル が獄中死しました。
・(* ’-’)コロナ・エルドウェイナー がキルヴァス・イェーガーの配下として登場しました。
, ────――‐ 、
/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ ヽ
//| ___ //|
| | | | ж / .| | |
| | |( ゚∀゚ ;) | | |
// / |~|†|~~~| // |
| |/ ノ::::::::::::::::ヽ | | /
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |/
墓誌: ライ・クレパール
綽名: 「愚かなる魂」
享年: 41
クレパール家の兄弟のうちの兄である。反逆罪を着せられたクレパール家の名誉失墜を回避し、
その後も弟の意思を継いで教皇の寝首をかくタイミングを虎視眈々と窺い続けたものの、
実際の軍務は全てバーンネルに押し付け、自身は策を練る他何も行動を起こさなかった。
その最期に至るまで司令官として無能な所を晒し続けた暗愚な人物であったが、
兄弟ともに願っていた教国転覆の切っ掛けを作ったのは最終的にはこの人物である。
その意味では、愚かしい人物が歴史を作り替えてしまう事のお手本のような存在ともいえる。
___
》::::乂::《
(,, ゚∀゚)
/ニニニ<〉
ノ::::::::::::::::::〉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
墓誌: バーンネル
綽名: 「無能な上司にこき使われて」
享年: 41
ライ・クレパールの腹心。軍略家としても策士としても二流以下の存在であったが、
彼の不幸はそこではなく、ライ・クレパールに忠誠を誓ってしまった所である。
何時の時代も無能な上司にこき使われる中間管理職は辛いものである。
正直、あきらめていたけれど、復活か。
復活なんだ。
ちょっと呆然としてる。
だが、乙
良く帰ってきてくれた。
λの9に種族がいたら面白いと思うんだけど、さすがに大胆すぎるかなあ
良スレだと思うんだが・・・
白茶氏復帰期待
文明スレからきますた。あっちも古参の書き手が減ったなー
一気に読んでしまった。再開するといいな
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|┃| 正統クレパール家の断絶、及びその後のジエン族国家の歴史は少々複雑である。 :::: |
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|┃| ここは歴史書の中でも特に見所となる部分のみを語る事としよう。 |
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│FILE No.22 / 氷原の帝国 part.1 └┐
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│教国の崩壊/次世代の登場 └┐
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│??年??月…アルドーストのジエン史学研究室 :::└┐└┐
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|┃| 他種族が内乱の果てに安定的な民族国家の体を形成し始めた時期、 |
|┃| ログスト暦25年末から31年までの間、 |
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|┃| ジエン族は教皇という権威の下に一応の形を保っていた国家としての形を崩壊させてゆき、 :|
|┃| 歴史の次のシーンを戦火により彩る事となった。 |
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|┃| 即ち、「ジェルティス解体戦争」の勃発である。 |
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━━━━|┃| 25年9月、ジェルティス市内を散歩していたホーカーを数人の暗殺者が取り囲む。.. │
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|┃| 身分を隠したキルヴァスの活躍により九死に一生を得た彼だが、 |
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│ゆ、許されん事だ!!
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│よりによってホーカー、
│お前に危害を加えようとは!!
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│ひいてはこの私を侮辱しているに等しい!
│私が直々に調査に乗り出す!神殿の全ての僧官を集めよ!
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|┃| 教皇は直轄の部下が襲撃を受けたとあって怒り心頭、すぐに調査に乗り出す。 ::|
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|┃| 案の定調査は遅々として進まず、26年6月。 :|
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│一体どうしたというのですか…?
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,――────────────────────────
│それが…先程からホーカー様に会わせろの一点張りで…
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| ─Ψ‐| ガシャン!!
//;´Д`)
/ ̄ ̄ ̄] 〈===〉て
<____] (・∀・; )そ
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,――──────────────────
│ホーカー・レンダール!お前に話があるのだ!
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,――─────────
│…また刺客ですか…?
'──────v─ ,――─────────────────────
│ほ、ホーカー様には指一本たりとて触れさせないぞ!
'───v───────────────────
,――──────────────────────
│小僧、今この場で剣の稽古を付けてやりたい所だが、
'─────────、
│生憎と時間が無いものでな!
___ '─────v────────
| ─Ψ‐| /三三l
//;´Д`) (`∀ミミ)
/ ̄ ̄ ̄] 〈===〉 (  ̄ ̄\
<____] (; ・∀・)つ┼── | \
,――──────────────────────
│久しいなホーカー!お前の活躍は聞き及んでいるぞ!
'──────────v─────────────
,――──────────────────────────
│ああっ!貴方様は!?
'──────v──、 キルヴァス殿!御存命でいらしたのか!?
`──────────────────
,――────────────────────────
│キルヴァスですって!?エクスデス神に楯突く裏切り者め!
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,――───────────────────────────
│ははっ!私も堕ちた物だな!
│ホーカー!私は丸腰だ!お前たちに危害を加えるつもりはない!
'────────────────v────────────
___そ
| ─Ψ‐|て /╋\ )\バッ!
//;´Д`) (`∀´ ,,) / 〈
/ ̄ ̄ ̄] 〈===〉 (  ̄ ̄つ ノ
<____] (; ・∀・)つ┼── | \
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━━━|┃| ホーカーの居宅にキルヴァスが現れ、事態は急展開を迎える事となった。. |━━━━━━━━━
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,――─────────────
│剣を納めなさい。今すぐにです。
'─────v── ,――─────
│し、しかし…
,――────────────
│剣を納めなさいと言っているのです。
'─、
│キルヴァス殿、詳しい説明をお願いできますね。
'───v────────────────── ,――─────────────
│勿論だ我が友よ、恩に着るぞ!
___ '──────v────────
| ─Ψ‐| /╋\
//;´Д`) (`∀´ ,,)
/ ̄ ̄ ̄] 〈===〉 (  ̄ ̄\
<____] (・∀・ ;)つ┼── | \
\从人从人从人从人从人从人/
< なんですって!!? >WWWWWWWWWWWWWW/
/WWWWWWWWWWWW 黒幕はコルベーユ殿ですと!? >
/WWWWWWWWWWWWWWWWWW\
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│そうだ。奴の最終目的は教国の転覆だ。そのためにあいつは軍権を得ようとしたのだ。
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` 、 '
‐― ○ − ‐
, ' ヽ
__ ,. ヾ
/ ★ \ , '
_ |i-i-i-i-i-i-i| _
________i´ n `i | l+l+l n l+l+l | i´ n `i________
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│ああ何という事だ!私が狙われる訳だ! `────────────────────────
'───────────、 彼が軍権を手にするのを阻んだのは他ならぬ私なのですから!
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│落ち着けホーカー、この事を一刻も早く猊下に知らせるのだ!
,――´
│時遅れれば真っ先にこの国の民が血を流す事になるぞ!!
'───── ,――─────────────────────────
│わ、分かりました…今すぐ神殿まで早馬を飛ばしましょう…。
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: : : : : : : : : : : : : : : : : :│コルベーユが黒幕だと?
: : : : : : : : : : : : : : : : : :│世迷い事を言っているのかお前は?
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│し、しかし、この通り!
│ホーカー様の、ホーカー様にしか書けないサインが入っています!
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│な、なんだって…
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|┃| 今までの事態の黒幕は全てコルベーユだというのだ。 .|
|┃| キルヴァスはコルベーユの動静を探りつつ彼が黒幕であると教皇に伝える機を探っていたのだった。 |
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.......:::::::::::::;;;;;;;;;ミミ:::;,! u `゙"~´ ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ
.......:::::::::::::;;;;;;;;;ミ::::;/  ゙̄`ー-.、 u ;,,; j ヾk'!
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│いや、だからホントですってば…
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│ゆ、ゆ、許せぬ!許せぬぞ!!
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│今すぐ神殿護衛隊を集め、
│アトランジェスに向かわせよ!
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/ ̄ ̄ ̄つ□
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│いえ…それが…
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│何だ!まだ何かあるのか!
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│キルヴァス殿が御存命らしく…
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┌────────────────────
│な、何を言っているのか分からんぞ!!
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┌──────────────
│キルヴァスがいるならば、
│奴をアトランジェスへ向かわせれば良い!
└──∨───────────┌──────────
│そうだ!そうしよう!
└──────────
┌────────────────────
│私は働きすぎだ!きっとそうに違いない!
│という訳で私は休息を取るからお前に任せるぞ!
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┌─────^─────────
│は、はあ…承知いたしました。
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| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| これを聞いた教皇は激怒し、キルヴァスに軍を率いさせアトランジェスに急行させる。 |
|_|______________________________________|
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| しかしアトランジェスにてコルベーユ邸を包囲したものの、既にもぬけの殻であった。 |
|_|______________________________________|
___ ハァ?
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│そ、それが、既に邸内には人っ子一人おらず…
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: : : : : : : : : : : : : : : : : :│布告を出せ!奴は今日をもって逆賊だ!
: : : : : : : : : : : : : : : : : :│皇帝の地位も剥奪!各市の警備隊に捕縛を手配するのだ!
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| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 着地点を失った教皇の怒りは頂点に達した。 |
|┃| ついにコルベーユから皇帝号を剥奪し、コルベーユを逆賊とする布告が出されるに至った。 |
|_|_________________________________________|
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 最早教国の崩壊は止められなかった。 |
|┃| ジェルティスへのキルヴァス帰還後、26年11月。 ::|
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//:.; :; .:.;: ;:; │やれやれ、僕の出番はまた無し、か。
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//.; :; :: ;.: ;. :. :.; :;.: ;.; : . ;.:
//.:;. ;:; .: ;.: ; .: ; .:┌────────────────────
//.; :; .: ;; .; :;. :;.│このような所に居ても最早意味はあるまい。
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//:;. :;. :;. :;. :;. :;.: .; ; :.: (,, ‐∀・) カンゼンニ ボツキャラダシ
//:;. ;.: ;.: ;. : ;. :. / ̄ ̄ ̄)
//:; .:; . :; . :;.: . ; : ;.: ; .:; . : ; .; /____.) ;.
//.; :.; :;.: ; .: . : . ;: ;.
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| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 教皇の一人息子であったジェスターが神殿の近衛隊を引き連れてコルベーユ側に寝返ったのだ。 :::::|
|┃| 父の権威に圧迫されるばかりで何一つ実権を持てない現状に愛想を尽かしての事であった。 .|
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二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二〈 |
||[; ; 〉二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
三三三三三 三三三三三 ||[; ; | |[|||||||][|||||||]|____________
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三三三三三 三三三三三 ||[; ; |___________________
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ΤΤΤΤΤΤΤΤΤΤΤΤ|三三三|ΤΤΤΤΤΤΤΤΤΤΤΤ||[; ; |_____|三三三|___________
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⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥|三三三|⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥||[/|_____|三三三|___________
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( ・∀・)
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
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/|三三三三三|\.;::;. :;. .:; : ; .:;. : :;.: ; :;.; :; ..:; .:; ;.: :;. : :;..:; .:; .: .:;. : .:; .: .;:; . :; :.: :; ..:; .: ;.:; .: .;: .:; ;: .:; .:; ;:.:; . .; ..:; .:;.:; :; :; :; . .: .:; .:;
三|三三三三三|三\.;.;::;..:;.:; .:;.:;.;. :.:;:;.:; .:;.;.:;.: .;;:;.:.; :;.:;.:;. :;. :;.:.;.:.:; .:;.:.;:;.;:;.:;:;.: .:;. .:;:.;:;. :;;.;.:; .:;:;.:;.:.;.:.;.;.:;;.: ..;.: .:;;.:;.:;.::;.:;.:;.:. :;(・Д・ )
l l l l l l l l|三三三三|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
l l l l l l l l|三三三三||
三三三|三三三三||
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__il|il:::i.:::0:::|二二i.:::0:::|=|\ |l ̄l|l ̄l| |l__l| l ̄ ̄l ....|l ̄l|l ̄l|l ̄l|l ̄ ̄l|
三ヾ_ヾ;._.:ソ ヾ;_.:ソ :|_\|l_l|l_l| ( ><)オモイー (`∀´ ) |l_l|l_l|l_l|l__l|
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|┃| ジェスターには父と違って政治の才能があった。 ::|
|┃| 冬期の食糧難に陥ったジェルティスを尻目に、アトランジェスは軍政都市として発展を遂げてゆく。 |
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|┃| さて、ジェルティスが身動きをとれず、アトランジェスが人口を増やしているその間に、 .|
|┃| 着々と次なる歴史が芽吹いていた。 ......|
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|┃| 28年2月、第三次ネオアトラン蜂起である。 |
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|┃| 強大な炎魔法の才能を背景に、ネオアトランにてカルト教団を築き上げた一人の少女。 ::::::|
|┃| アリーナ・バルツェル・クレパールは、その名の通りクレパール家の次期頭首を僭称していた。 ゙:|
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|┃| その名も「メリュジーヌ教団」と名乗る魔術師兵団を率いて彼女はネオアトランの立て直しを誓い、 ::::|
|┃| ジェルティス教国のネオアトラン総督の無能な役人たちを皆殺しにして武力蜂起したのである。 |
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教皇派(ジェルティス)
皇帝派(アトランジェス). |
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−α−β−γ−δ−ε−ζ−│−θ−ι−│−λ−μ−ν−/
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│〜┃山│山│山│山│山│↓│凍│凍┃村┃凍┃〜│〜│2
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│〜┃火│ │ │ │ ┃村┃凍│凍│凍│凍┃〜│〜┃3
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│〜┃山│ │ │ │ │林│林│林│林│ ┃〜│〜┃4
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│〜│〜┃山┃村┃林│ │ │ │林│山│山┃〜│〜│5
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│〜│〜┃山│↑│林│林│ │ │林│山┃〜│〜│〜┃6
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│〜│〜│〜┃││林│森│林┃村┃ │ │山┃〜│〜┃7
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│〜┃森┃ ┃││森┃〜│〜│↑│〜┃ │ ┃〜┃ │8
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ライトキース(中立) |
メリュジーヌ教団(ネオアトラン)
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| かくして皇帝派(アトランジェス)、教皇派(ジェルティス)、メリュジーヌ教団(ネオアトラン) ::::|
|┃| の三つ巴によるジェルティス解体戦争が幕を開けたのであった。 |
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●
●\从人从人从人/
< なんと!! >
/WWWWWWWW\
●
●
●
,――───────────────────────────────
│ではライトキースは、我らがメリュジーニカの救援要請を断るというのか!?
'─────────────────────v───────────
,――──────────────────────────
│ああ、そうだ。貴教団の司教には敬意を払う所だが、
│我々には騎馬軍を差し向けているだけの余裕が無い。
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( ´_ゝ) / /ll // (・Д・ #)
/=─二| ./ / // | \
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\_人_从_人_从_人_/
≪ この背教者め!! ≫_人_从_人_从_人_/
≪ メリュジーヌ様の怒りに触れて滅ぼされるがいい! ≫
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(; ´_ゝ) ./ /ll // (`Д´ #)
/=─二| ./ / // | \
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|┃| ライトキースには騎馬を目当てに各勢力からの同盟の申し入れが引っ切り無しに届くようになった。 ::::|
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(; ´_ゝ) ./ /ll // (# `Д´) カエル!!
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0
○
,――────────────────────────
│そもそもいつ私があんたらの信徒だって言ったんだよ…
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| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| その状況を冷厳に見つめる者が一人。 |
|┃| ライトキース総督ウーヴェ・エッベルスである。 ::::|
|_|_____________________|
,――───────────────────────
│さてはて、我々はどうすれば中立を維持できるかな…
│どうなってるんだこの国は…
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○
о
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|┃| ソードエクスデス教徒でありながら剣よりも学に才能を発揮した彼は、 :|
|┃| ライトキースの中立と平和の維持に絶妙な外交手腕を発揮する事となる。 :|
|_|_________________________________|
:| |
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〉 -☆-| :::| | < ★ /
(,, ・ー・) ::| | ♀(゚Д゚'`#,)
/ ̄ ̄ ̄) < ★ > | | |と ̄ ̄ ̄\ ___
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/ ̄ ̄ ̄) | | (´Д`ヽヽ
./____ ) :::| | 〔 ̄ ̄ ̄\
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________________| |________________
皇帝派 | | 教皇派
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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/=─二| ::::::| | (゚∀゚ *)
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________________| |________________
中立都市ライトキース.| | メリュジーヌ教団
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 初期のジエン族には、英雄たるに足る才能が過剰に輩出されすぎたのであろう。 ::::|
|┃| かくして三度目にして最大の内乱となり、ジェルティス教国は解体と分裂の道を進み始める。 :::::|
|_|_________________________________________|
┃┃┃策士が多すぎるということ。それがこの民族の最大の問題点と言って差し支えな
┃┃┃いだろう。ホーカーにサレンダー、策士たちはそれぞれが独自の信念に基づいて
┃┃┃行動し、「国家」として行動することが無い。後の戦争は言うなれば、必然的に発
┃┃┃したと言える。
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↑Previous Episode
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┃┃┃28年2月:ジェルティス解体戦争の始まり
┃┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┃┃とうとうジェルティスという器は崩壊の時を迎えた。皇帝派と教皇派の戦いに乗じて
┃┃┃ネオアトランも武力蜂起、ライトキースは中立都市として教皇の参戦命令に離反し、
┃┃┃各地で戦火の烽火が上がる事となった。
┃┃┃後の時代に「覇道の女王」と呼ばれるアリーナ・バルツェルを筆頭に、ジエン族の
┃┃┃歴史の転換点となった人物が数多く登場した時期である。
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↓Next Episode
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┃┃┃##年##月:■■■アトラン■■■■■
┃┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┃┃■■■■■■■■コルベーユ■増長■■■■■■■■■包囲■■■■降伏■
┃┃┃■■■■■■■■■■■■■■■■■■簡単な事実■■■■■■■■■■■■
┃┃┃■■■■■■メリュジーヌ■■■■■■■■■■■■■■展開■■■■■■■
┃┃┃■■■■■■■■■■■アトラン■■■■■■■■■■■■■奇襲■■■■■■
See you next history...
┌─┬──────────────────────┐
|璽|ジサクジエン |
├─┴─┬────────────────────┘
│教 皇|ジェラエル ・ ジェルサーガ
├───┴───┐統:65 武:10 知:63 政:40 魅:48
├───┬───┴────────────────
│家 臣|ホーカー ・ レタンダール
├───┴───┐統:33 武:20 知:92 政:89 魅:25
├───┬───┴────────────────
│軍司令|キルヴァス ・ イェーガー
├───┴───┐統:68 武:87 知:76 政:70 魅:60
├───┬───┴────────────────
│七騎士|コロナ・エルドウェイナー
├───┴───┐統:78 武:86 知:62 政:21 魅:79
├───┬───┴────────────────
│貴 族|サレンダー ・ ウォーリア
├───┴───┐統:70 武:06 知:55 政:40 魅:80
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│貴 族|コルベーユ ・ ヴェルデューゴ
├───┴───┐統:90 武:08 知:80 政:25 魅:25
├───┬───┴────────────────
│二 代|ジェスター ・ ジェルサーガ
├───┴───┐統:90 武:05 知:85 政:75 魅:65
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│僭 主|アリーナ・バルツェル・クレパール
├───┴───┐統:99 武:14 知:72 政:61 魅:92
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│総 督|ウーヴェ・エッベルス
├───┴───┐統:74 武:64 知:65 政:92 魅:52
└───────┴────────────────
ログスト暦28年2月
・(* ゚∀゚)アリーナ・バルツェル・クレパール が挙兵しました。
・( ´_ゝ)ウーヴェ・エッベルス がライトキース統治者として登場しました。
・(゚Д゚'`#,)ジェラエル ・ ジェルサーガ は狂乱し著しく能力が低下しました。
・(´Д`ヽヽホーカー ・ レタンダール は経験を積み、能力が上昇しました。
┌──────────────────└┐
│FILE No.23 / 氷原の帝国 part.2 └┐
└─┬──────────────────└┐
│第二次アトランジェスの戦い/術比べ └┐
└────────────────────└┐
│┃ ┃━┏━ ━ └┐
│┣━┫┃┗┓╋┣━┃┏━┏┫ └┐
│┃ ┃┃━┛┃┃ ┃┗━┗┫ └┐
│ ┏┓┏┓┏━━━┓┏━┓ ┏┓┏┓┏━━┓┏━━┓
│ ┃┃┗┛┃┏━━┛┃ ┗┓┃┃┗┛┃┏━┛┃┏┓┃
│ ┃┃┏┓┃┗━━┓┃┏┓┗┛┃┏┓┃┃ ┃┗┛┃
│┏┓ ┃┃┃┃┃┏━━┛┃┃┗┓ ┃┃┃┃┃ ┃┏┓┃
│┃┗━┛┃┃┃┃┗━━┓┃┃ ┗┓┃┃┃┃┗━┓┃┃┃┃
│┗━━━┛┗┛┗━━━┛┗┛ ┗┛┗┛┗━━┛┗┛┗┛
┌────────────────────└┐└┐
│??年??月…アルドーストのジエン史学研究室 :::└┐└┐
└──────────────────────└┐└┐
\ └┐└┐
\ └┐└┐
\ └┐└┐
/白\
(; ´Д`)へ
∩ ⌒つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※Win8環境で書いているので、環境によるズレがあったらすいません。
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| ジェスターが行政を管轄するアトランジェスは確実に都市としての富を蓄えてゆく。 :|
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\ /
\ < ★ > ☆ /
\ (,, ・∀・) /キュピーン /
\ ( ̄ ̄ ̄) /
\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ /
\ / \ /
\ / /★\ /★\ \ ./
\  ̄ ̄ ̄ ̄(,, ・) ̄ ̄(・;; ,,) ̄ ̄ ̄ /
\ / ̄ ̄ ̄l :l ̄ ̄ \ ../
\ ノ / ノ ) ./
\_______________/
│もっとキビキビ動け! |│軍需物資を割引して頂ければ、
│これも訓練の一環だぞ! |│商業税を軽減しよう。
└──────V───── |└──V───┬───────
| :│それは願ってもない申し出!
/★\ ..| :│ありがたいことです!
(# `Д´) ...| :└───V─────────
てl つ ...|
ノ \ ..|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| | | /★\ l ̄ ̄l
''''´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`~'' | (,, ・∀・) (`∀´ )
/巛 | / ̄ ̄ つ ( \ ...|l ̄l|l ̄l|l ̄l|l ̄ ̄l|
(;;・Д)/ (;;×Д)ツカレタ | ノ | l 〉 |l_l|l_l|l_l|l__l|
. |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
近衛兵を教官役にしての自警団の練兵 ...| 税の優遇により軍需物資調達に便宜を図ると同時に、
基礎訓練を兼ねた周辺地域の開墾 ...| 商業を大幅に活性化
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| これらの背景もあり29年1月、コルベーユはついに、 |
|┃| 巨大化したアトランジェス軍を率いて皇都ジェルティスへ至る街道を封鎖するに至った。 :|
|_|_________________________________________|
.. ...... . .... ..,..... ......... ._,.,、.、"^ `'.ヽ
.....-、、,.._ :::,:,,,.. ....... . . .... .. ..,,.,.、-‐ヽ"゙´
:::::::::::::::::``"'''、、.,,,_ ............. ,..,、゛;;;;;;;;;;;;;;;;;::,,,,,.... ┏━━━━━━━┓
:::::::: .:::::::::::::::::::::::::..```゙`゙゙`゙´ .:::::::::::::::::::::::::;;:;:;; ; ┃皇都ジェルティス┃
:::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.............┣兵力━━┳━━┛500
。 。 :::::::::::::::::::::::::::::::┣士気┳━┛64/100
。 ..: ::::::::;;;;;;;;;;;┣城壁┻━━━┓100/100
o ο о _ :;;:┣━━━━━━┛。
o o /★ \ ┃: 0 o o
0 0 0 |i-i-i-i-i| 0 О
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄::| ̄| i´~`i i´~`i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:|山| | ̄| :::| / ̄ ̄ ̄ ̄\|山| 0 〇
,,,,、‐''~|::;::| | ̄| | ̄ ̄| | ̄| | ̄ ̄| .|:;;::| o
、‐'' : |:;;::|\ ̄l | ̄├───┐ |:;;:;|_ o O O
、、‐'': |:;:;;|:;;:;\_ |山山山_____/:;;;/ `‐、,,,,_
_、、‐'' \:;::;:;;:|lllllllllllllll|:;:;;::;;:;::;;:;:;;:;:;;:;:;;/ `‐、,,,,,,
 ̄ \ \ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄`‐、
\ \
\ \ ム ム ム ム ム ム ム ム
\ \ |||| |||| |||| |||| |||| |||| |||| ||||
#ノホ#ホ#\ ム ム ム ム ム ム ム ┏━━━━━┓
##ヨ#ノ# \ |||| |||| |||| |||| |||| |||| ||||::゙┃食糧貯蔵地┃
┃ ┣貯蔵━━━┻┓3000
┣━━━━┓ ┗━━━━━━┛
┃皇帝派軍┃
┣兵力━━┻━┓700
┣士気━━━━┫96/100
┗━━━━━━┛
│我は神聖ジェルティス教国の正統なる後継者にして支配者!
│初代皇帝コルベーユ・ウェルデューゴである!
└────────V───────────────────
┌───────────────────────────────────
│旧き支配者に墜ちた教皇には最早権威はない!!
│今その法衣を脱ぎ捨て、恭順の意を示せば悪いようにはしないと約束しよう!
└────────V─────────────────────────
┌──────────────────────────────────
│新たな支配者である皇帝ヴェルデューゴの名の下に平伏すがよい!!
│我は神聖ジェルティス教国初代皇帝、コルベーユ・ウェルデューゴである!
└────────V─────────────────────────
___
〉 ‐☆‐ハハ__
(,,・∀・ミ ,,゚_')
彡(`⌒"" ノ
l  ̄l ^l
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 留まるところを知らないコルベーユは愚かにも教皇派に全面降伏を迫った。 |
|_|__________________________________|
┌────────────────────
│何だと!?あの逆賊の前に平伏せというのか!
│降伏など有り得ぬ!使者は今すぐに追い返せ!
└────────∨─────────────
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< ★ /
__|__|__|_. ♀(゚Д゚'`#,) __|__|__|__|__
_|__|__|_. / |と ̄ ̄ ̄\ ./| |__|__|__|__|_
__|__|__/ / | (____> // /|__|__|__|__|__
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/ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ //
/ //
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/★\ | ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
( ;・) |┃| もちろんこれに教皇が従うはずもない。 |
/ ̄ ̄ ̄|゙ :|┃| 氷と軍勢によって封鎖されたジェルティスは急速に食糧難に陥った。 |
<____| :|_|_______________________________|
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三三三三三 三三三三三 ||[; ; |__l__l__l__l__l__l__
___________________________ ;||[; ; |_l__l__l__l__l__l__l
|三三三| ||[; ; |__l__l_|三三三|__l__l__
|三三0||| ||[; ; |_l__l__|三三0|||_l__l__l
|三三三| ||[/|__l__l_|三三三|__l__l__
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ××) ( ×Д)ハラヘター
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
.. :;;. :;..::.:; .:;:..:.:; .:;:..:; :; :.:; .:;:..:; :.:; .:;:..:; :.:; .:;:..:.:; .:;:;.:;.;.:;. ..:;..:;..:;.:;.:;.:;.:.;..:;.:;.:;.:;.:;.:.;. :;.;..:;.:;..:;;:.:;.:;. .:.;.:;:.;.;.:;:;..:;;...: ..:..:;.:;.:..:;.:;...; ..
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( ii・Д)ゴハン…
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────
│啓典の民が我らに救いの手を差し伸べてくれるとは!
│この恩は忘れぬぞ!
└────────∨─────────────
___
< ★ /
__|__|__|_. ♀(・∀・`,) __|__|__|__|__
_|__|__|_. / |と ̄ ̄ ̄\ ./| |__|__|__|__|_
__|__|__/ / | (____> // /|__|__|__|__|__
/ / // //
/ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ //
/ //
.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
___
/ ж| .....| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
( ・) |┃| 3月。ジェルティスに飢餓と寒さで死の臭いが蔓延してきたころ、 .|
/ ̄ ̄ ̄〉 ..|┃| メリュジーヌの忍ばせた間者を通じて教皇派は彼らと同盟を結ぶ事に成功する。 |
<____| |_|____________________________________|
│ネオアトランを手に入れたとて我らの力は今だ微々たるもの。
│教皇を足掛かりにして中央を攻略する方が容易ですわ。
└───────V───────────────────
___
| ж|
(* ゚ -゚)
確かにその通りだな… :::│
教皇派を私たちの陣営に取り込めないか? ::::│
────V───────────────┘
│取るに足らない事ですわ。
│彼らの窮状に付け込めば良いのです。
└───────V─────────
…そうか、奴らの飢えを利用しよう! |
────V───────────────┘
│ご明察。それでこそ私たちの
│アリーナ・バルツェルね。ふふふ。
└───────V─────────
___ ___
| ж| |ж \
(* ゚∀゚) (;;;;;;;;;; =)
〈;;;;;;;;;;;;;つ (;;;;;;;;;;;;;;;)
/;;;;;;;;;;;;;;;;〉 〈;;;;;;;;;;;;;;;;\
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| この機に乗じて宗教権力者である教皇に恩を売っておくのも悪くない。 |
|┃| アリーナはそう判断したのだった。 .....|
|_|_________________________________|
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 彼女は氷原の中で秘密裏に間者を忍び込ませたルートを通じて、 ::::|
|┃| 少量ずつながらジェルティスに兵糧を輸送させた。 :::::|
|_|______________________________|
.. ...... . .... ..,..... ......... ._,.,、.、"^ `'.ヽ
.....-、、,.._ :::,:,,,.. ....... . . .... .. ..,,.,.、-‐ヽ"゙´
:::::::::::::::::``"'''、、.,,,_ ............. ,..,、゛;;;;;;;;;;;;;;;;;::,,,,,.... ┏━━━━━━━┓
:::::::: .:::::::::::::::::::::::::..```゙`゙゙`゙´ .:::::::::::::::::::::::::;;:;:;; ; ┃皇都ジェルティス┃
:::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.............┣兵力━━┳━━┛500
。 。 :::::::::::::::::::::::::::::::┣士気━━┫89/100(士気回復!)
。 ..: ::::::::;;;;;;;;;;;┣城壁━━┻━┓100/100
o ο о _ :;;:┣━━━━━━┛。
o o /★ \ ┃: 0 o o
0 0 0 |i-i-i-i-i| 0 О
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄::| ̄| i´~`i i´~`i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:|山| | ̄| :::| / ̄ ̄ ̄ ̄\|山| 0 〇
,,,,、‐''~|::;::| | ̄| | ̄ ̄| | ̄| | ̄ ̄| .|:;;::| o
、‐'' : |:;;::|\ ̄l | ̄├───┐ |:;;:;|_ o O O
、、‐'': |:;:;;|:;;:;\_ |山山山_____/:;;;/ `‐、,,,,_
_、、‐'' \:;::;:;;:|lllllllllllllll|:;:;;::;;:;::;;:;:;;:;:;;:;:;;/←─、 `‐、,,,,,,
 ̄ \ \ ̄ ̄ ̄ ̄ \  ̄ ̄`‐、秘密ルート
\ \ `───────────
\ \ ム ム ム ム ム ム ム ム
\ \ |||| |||| |||| |||| |||| |||| |||| ||||
#ノホ#ホ#\ ム ム ム ム ム ム ム
##ヨ#ノ# \ |||| |||| |||| |||| |||| |||| ||||
┃
┣━━━━┓
┃皇帝派軍┃
┣兵力━━┻━┓700
┣士気━━┳━┛64/100(士気低下)
┗━━━━┛
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 密輸された兵糧により教皇派は辛うじて都市機能を維持し続けた。 :|
|┃| こうなると皇帝派は凍える寒さの中で士気を減らしていくより他ない。 :::::|
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| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 5月、凍土での野営も疲労の限界となったころ、アトランジェスに急報が入った。 :|
|┃| ネオアトランのメリュジーヌ教団が教皇派と組み、アトランジェスに侵攻しているという。 |
|_|_______________________________________|
教皇派(ジェルティス)
皇帝派(アトランジェス). |
| |
−α−β−γ−δ−ε−ζ−│−θ−ι−│−λ−μ−ν−/
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬│┬─┬─┬│┬─┬─┬─┬−
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│││〜│〜│↓│〜│〜│〜│1
├─┏━━━━━━━━━━│━━━━┳━┳━┓─┼─┼−
│〜┃山│山│山│山│山│↓│凍│┌─村┃凍┃〜│〜│2
├─┃─┌───────┏━┓─┼│┗━┛─┃─┼─┏−
│〜┃火│ │ │ │ ┃村┃←─┘撤収│凍┃〜│〜┃3
├─┃─│─┼─┼─┼─┗━┛─┼─┼─┼─┃─┼─┃−
│〜┃山│ │ │ │ │↑│林│林│林│ ┃〜│〜┃4
├─┗━┓─┏━┓─┼─┼│┼─┼─┼───┃─┼─┗−
│〜│〜┃山┃村┃林│ ││侵攻│林│山│山┃〜│〜│5
├─┼─┃─┗━┛─┼─┼│┼─┼─│─┏━┛─┼─┏−
│〜│〜┃山│↑│林│林│└─┐│林│山┃〜│〜│〜┃6
├─┼─┗━┓│┼─┼─┼─┏│┓─└─┗━┓─┼─┃−
│〜│〜│〜┃││林│森│林┃村┃ │ │山┃〜│〜┃7
├─┏━┓─┃│┼─┏━━━┻━┻━┓─└─┃─┏━┛−
│〜┃森┃ ┃││森┃〜│〜│↑│〜┃ │ ┃〜┃ │8
├─┗━┛─┗│━━┛─┼─┼│┼─┗━┓─┗━┛─┼−
ライトキース(中立) |
メリュジーヌ教団(ネオアトラン)
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| ジェスターはコルベーユとその軍勢を呼び戻し、 :|
|┃| 即座にアトランジェス防衛の任に付かせる事にした。 :|
|_|________________________|
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
/★\ /★ /★\ハハ__/★\ /★ /★\ハハ__ /★\ /★ /★\ハハ__
~(ii・Д・ミ(,,・Д(#・Д・ミ ,,゚ (;´Д` ミ(ii・Д(ii・Д・ミ ,,゚_')(ii ゚д゚ミ(,,・Д(;・Д・ミ ,,゚_')
彡(`⌒彡(` 彡(`⌒"" ノ彡(`⌒彡(` 彡(`⌒"" ノ 彡(`⌒彡(` 彡(`⌒"" ノ
〉 ̄〉^〉 〉 ̄〉^ 〉 ̄〉^〉 〉 ̄〉^〉 〉 ̄〉^ 〉 ̄〉^〉 〉 ̄〉^〉 〉 ̄〉^ 〉 ̄〉^〉
___, ┏━━━━┓
〉 ‐☆‐ハハ__ ┃皇帝派軍┃
(,,・ー・ミ ,,゚_') ┣兵力━━┻━┓700
彡(`⌒"" ノ ┣士気┳━━━┛22/100(疲弊)
l  ̄l ^ ┗━━┛
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 29年5月、第二次アトランジェスの戦い ::|
|_|_____________________|
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ヽ ,
)\ /(
/;: ;:::)\/:;;: \ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
)ヾ:; :;;/: ;;;;:ゝ/( ___
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| ;:;(;;;:; :;;:::;; ;::;;:;; :;::;::;;:: ;:/:;;;( | ж\ (・∀・ *)
) ;;;;;::: ;;:;;: ;:;___;; :;::; / (・∀・ *) l \
\; ;;;:: ;;:;;;::;|ж |:;;: :;;:;:;:; ;:;\ l \ ___ | )
): ;:; ;; ;;(゚∀゚ *) :; ;:::;:: :(⌒ : | ) | ж\
ヽ:;; ::;;て;;;;;;;;;;;;;つ :;; ;;;: / ___ (・∀・ *) ___
ゝ ;::;〈;;;;;;;;;;;;;;;;\;::::/ | ж\ l \ | ж\
(・∀・ *) | ) (゚ー゚ *)
l \ :l \
| ) | )
┏━━━━━━━━━━┓
┃メリュジーヌ魔術師団 ::┃
┣兵力┳━━━━━━━┛150
┣士気┻┓110/100(高揚)
┗━━━┛
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 少数ながら強力な魔術師軍団を要するメリュジーヌと、 :::::|
|┃| 長らくの遠征で疲弊しきったアトランジェス軍では、元より勝負は見えていたのだろう。 |
|_|______________________________________|
│雑魚!雑魚!雑魚!
│もっと骨のある奴はいないのか!
└──────V─────────
ドガァーン!!
、 :::│
ヒエー!! )\〉\ :│
/★\ハハ__ ノ:;;:::;;:::〈★\ ┼
(;・Д・ミii;゚_') \×:;;:∀・;.)ノ ウギャアアア!!
(`⌒"" ノ ヽ ゛゛⌒´)ミ
〉^ 〉 ̄〉^〉 / /:;ミ 〈^〈 ̄〈
/l ___ ミ:;::;)ドゴゴゴ!!
/:;ノ |ж | // , 〉、 ゴオオオ!!
シュゴォォォ!! l:;( (゚∀゚ #) / /(/:;;:\/l
〈0) て;;;;;;;;;;;;;つ 〈:;;:;:::;;;:; ;:;:;:〈
〈;;;;;;;;;;;;;;;;\ \、〉: ;;/:; ;:;:;::ハハ__
):;;:;(:;;::;;:;゚:;;:ミi:;;:;;;::)
\(:;;:;;;:;:;:;:;:;ノ
/` ̄
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 圧倒的な兵力差でメリュジーヌ側が不利だったにも関わらず、 |
|┃| 見る見るうちにアトランジェス軍は陣を崩されてゆき、やがて潰乱状態へと陥った。 :|
|_|______________________________________|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アトランジェス城壁
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏━━━━┓
皇帝派軍(アトランジェス軍) ┃皇帝派軍┃
敗走 ┳┳┳┳┳潰┳┳┳┳┳┳┣┳┳┳┳┳潰┳ 敗走 ┣兵力━┳┛350
←─ ┳┳┳潰┳┳┳┳┣炎┣┳┳┳┣潰┳┳┳┳ ─→ ┣士気━┛8/100(潰乱)
┳┳┳┳┳┳┳┳┫炎炎┫┳┳┳┳┣┳┳┳ ┗┛
┴┴┴ ┏━━━━━━━━━━┓
┴┴┴┴ ::┃メリュジーヌ魔術師団 ::┃
┴┴┴┴ ::┣兵力┳━━━━━━━┛144
┴┴┴┴ ::┣士気┻┓122/100(高揚・強襲)
メリュジーヌ魔術師団 ┗━━━┛
ニゲロー!! モウダメダー!!
__ハハ /★\ __ハハ /★\
('_゚,,ミ・∀・;.)ノ ('_゚,,ミ・∀・;ii)ノ _______
ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ミ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〈^〈 ̄〈 〈^〈 ̄〈
___,
〉 ‐☆‐ハハ__
(#・─・ミ ,,゚_')
彡(`⌒"" ノ
l  ̄l ^l
┌────∧───────
│チッ!使えぬ雑兵どもめ!
└──────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
___,
〉 ‐☆‐ハハ__
(・Д・#ミ ,,゚_')
彡(`⌒"" ノ
l  ̄l ^l
__ハハ /★\ オタスケー!
('_゚,,ミ・∀・;.)ノ ____
ヽ ゛゛⌒´)ミ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〈^〈 ̄〈
┌────∧───────
│おい!止まれ!戦え!
└─┬──∧───────
│…このクズどもが!
└───────────
│フン!止まらぬならば今すぐ殺してくれる!
│軟弱者は我が軍に不要だ!
└──────V─────────────
___,
〉 ‐☆‐ハハ__
(#・─・ミ ,,゚_')
彡(`⌒"" ノ
l  ̄l ^
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
│かっ、身体が凍ってゆく!コルベーユ様!お慈悲を!
└────────────∨──────────
│やめ…前が見えない!…目が…凍って…
└──────∨───────────
│ちべだい゛!だずげで!
└─────∨──────
バキッ! ピキピキピキ
__ハハ /★\ __ハハ /★\ __ハハ /★\ バリバリ
('_゚,,ミ 〈゚///;/.〉ノ ('_゚,,ミД/;ii.〉 ('_゚,,ミ゚∀゚;//
ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ミ ヽ ゛゛⌒´)ミ
〈^〈 ̄〈 〈^〈 ̄〈 〈^〈 ̄〈
│あれが敵の親玉か!
│なにを…!まさか逃げる味方を!?
└────∨─────────────
___
|ж | :::: | ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
(゚∀゚ #) |┃| 陣を立て直そうと前衛に出てきたコルベーユだったが、 ::::|
て;;;;;;;;;;;;;;;〉 : |┃| それを目ざとく発見したアリーナに一騎打ちを挑まれてしまう。 |
〈;;;;;;;;;;;;;;;;\ : |_|_____________________________|
┌────∧─────────
│…ひどい事を!許せねえ!
└─────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
\
┣¨ ┣¨ \ │こんの腐れ外道!!
┣¨ ┣¨ ┣¨ ゙:\ │逃げる味方を殺す暇があったらアタシの相手をしろ!
___, ┣¨ ゙:\└───────────∨─────────────
〉 ‐☆‐ハハ__ \ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
(#・─・ミ ,,゚_') \ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
彡(`⌒"" ノ .\ ___
l  ̄l ^l \ |ж |
.\ (゚∀゚ #)
┌────∧───────────── \ て;;;;;;;;;;;;;;;〉
│小娘め…! .\ 〈;;;;;;;;;;;;;;;;\
│この俺が直々に氷の中で眠らせてやろう! \
\
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 確かにコルベーユは氷魔法の使い手として名の通った魔術師ではあった。 ::|
|┃| そして相手は炎魔法の使い手で、年端も行かぬ少女。 ::::::|
|_|_____| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|________゙|
┗|┃| 簡単に勝てるものだと思ったに違いない。 |
|_|___________________|
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| しかし蓋を開けてみると、戦いは極めて互角に推移した。 |
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/ /:;ミ
___ △ /l ___ ミ:;::;)
〉 -☆-| ▽ /:;ノ |ж | //
(,, ・ー・) △ l:;( (゚∀゚ #) /
/ ̄ ̄ ̄つ ▽ 〈0) て;;;;;;;;;;;;;つ
<____) 〈;;;;;;;;;;;;;;;;\
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| コルベーユ・ヴェルデューゴは氷魔法の使い手としては当代一であった。 |
|┃| 正統エクスデス教派の圧倒的魔力の下に氷魔法を力押しで運用するその姿は、正に凍てつく魔人。 |
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|::::::::::::::::::::: ̄::::::::::  ̄ l △ ピシ
|:::::::::::::::::::::::::::::::::::___, ▽ △
` _____________ ,' ▽ パシ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|ll| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ △ キシ
/ :|ll| ___/ ▽
/ Y |
/ |
ノ |
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 対するアリーナ・バルツェル・クレパールもジエン族の歴史に巨大な名を残すファイアウィッチである。 ::::::|
|┃| メリュジーヌ神の力は強大でこそないものの、蛇のように相手に絡みつく術式を特徴としている。 |
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.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: | ミ ノ ヽ ノフ |.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .
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.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .ヽ: .: .: .: .: | __ノ /.: .:ヽ.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .
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.; .; .; .; .; .; .; .; ゴゴゴゴ.; .; .; .; .; ノ'::::〈::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉´\ )/⌒ゴゴゴゴゴ.: .: .: .: .: .: .: .
.; .; .; .; .; .; .; .; .; .; .; .; .; .; .; /::::::::〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉::::::::\.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| コルベーユはアリーナの使うメリュジーヌ魔術を、 :::::|
|┃| エクスデス教派の亜流に過ぎないと高を括っていた。 ::::|
|_|________________________|
※ReMagi:EXD:ExdWall
┣¨┣¨┣¨┣¨
,,、‐/| バキバキ! ※ReMagi:EXD:MelSnake
// 〈 シュー!! ┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨┣¨
/ | 〉 ,,、、,,、 ミ`,,,‐ /(,,、‐‐,
___ △ 〈 ( | // /l,,、/l ミ ___ 〉:;;/ ___ /:;;: ;:;;::;〈
〉 -☆-| ▽ 〉 〉 〉, (0/ 〈_/  ̄ ̄ ̄ // |ж | \(⌒Y
(,;・ー・) △ l / /〈 ´ (゚∀゚ #) l\
/ ̄ ̄ ̄つ ▽ / | (0 ~,,''、‐ て;;;;;;;;;;;;;つ )0,〉
<____) 〈 / \( ドコォン!! 〈;;;;;;;;;;;;;;;;\
o
0
┌─〇─────
│…強い!
└───────
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| それが実際に術比べをしてみると全くの見当違いであり、 |
|┃| コルベーユは自らの周囲に氷を張り巡らして防戦するのが精一杯であった。 ::::|
|_|___________________________________|
※注釈:学帝の魔導分類理論によるそれぞれの魔法分類
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 力押しで魔法を行使してきた彼には、 :|
|┃| 自在に攻撃形態を変化させるアリーナへ対処する柔軟さが全く無かったのだ。 :|
|_|____________________________________|
,,
│どうすれば攻撃に転じられる…? v、/〈__
└─────○────────── /:;;:;:; :;/
(:;/`ヽ〈
0 \,, ※ReMagi:EXD:MelGarden
┣¨┣¨┣¨┣¨ /(
,,、‐/| 〈:;: ;:ノ
o // 〈 // ┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨┣¨
/ | 〉 ミ`,,,‐ 、
___ △ 〈 ( | /( ___ 〉:;;/ ___ 、 )\
〉 -☆-| ▽ 〉 〉 〉 (:;:):; ;:二─  ̄ ̄ ̄ \( |ж | )\/:;;::/
(,;・ー・) △ l / / \( ` (゚∀゚ #) `''、:; ;:;〉
/ ̄ ̄ ̄つ ▽ / | ( て;;;;;;;;;;;;;つ ヽ0〉
<____) 〈 / \ 〈;;;;;;;;;;;;;;;;\
o
0
┌─〇──────────────
│どうすりゃあの氷壁を崩せるんだ?
└───────────────
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| とは言えコルベーユも氷魔術の使い手。 :::::|
|┃| 一点の隙も無い氷壁を打ち崩すためにアリーナはあらゆる手段の攻撃形を試すに至った。 |
|_|_________________________________________|
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| エクスデス魔術黎明期における最高の術比べである。 :| /
|┃| 両者共に持てる魔術の粋を尽くして戦い尽した。 ゛| //
|_|________________________| /
|ヽ,/´
)○_ :
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/
|ヽ,/´ /
)○_ ./ /
// |ヽ,/´
※RaMagi:EXD:ExdParHead |ヽ,/´ )○_
)○_
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
| ̄ ̄\ ※RaMagi:EXD:MelBoltHead
| \ ヽ
\ | )\ /(
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,,、‐/| )ヾ:; :;;/: ;;;;:ゝ/(
// 〈 )\ /:;;:::; ::; ::;; ::::;; :::; :\.)\
/ | 〉 | ;:;(;;;:; :;;:::;; ;::;;:;; :;::;::;;:: ;:/:;;;(
___ △ 〈 ( | ) ;;;;;::: ;;:;;: ;:___;:; :;::; /
〉 -☆-| ▽ 〉 〉 〉 \; ;;;:: ;;:;;;::;|ж |:;;: :;;:;:;:; ;:;\
(,;・Д・) △ l / / ): ;:; ;; ;;(゚∀゚ *) :; ;:::;:: :(⌒
/ ̄ ̄ ̄つ ▽ / | ( ヽ:;; ::;;て;;;;;;;;;;;;;つ :;; ;;;: /
<____) 〈 / \ ゝ ;::;〈;;;;;;;;;;;;;;;;\;::::/
┌───────∧────────
│地を這う物よ!我が炎の心に答えよ!
└─────────────────
┌───∧───────────────────
│ならん!霊樹の理に従いて、冷たき闇を作り出せ!
└──────────────────────
│クソがっ!霊樹の理に従いて、我が冷たき鎧となれっ!
└───────────∨─────────────
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
△ ___ △
▽ 〉 -☆-| ▽
△ (,;・Д・) △
▽ / ̄ ̄ ̄つ ▽
| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
△ ___ △
▽ 〉 -☆-| ▽
△ (,;・Д・) △
| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
△ ___ △
| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 勝負の趨勢を変えたのは、一瞬のコルベーユの恐れである。 |
|┃| コルベーユは自らの上下前後左右全てを覆う氷の防御ドームを作り上げた。 :|
|_|___________________________________|
│馬鹿め!かかったな!
└────∨──────
│なにッ!
└─∨──
ヽ ,
)\ /(
/;: ;:::)\/:;;: \ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
)ヾ:; :;;/: ;;;;:ゝ/(
)\ /:;;:::; ::; ::;; ::::;; :::; :\.)\
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|┃| コルベーユにとっては絶対防御の氷の要塞であっても、 :::::|
|┃| アリーナにとっては袋の鼠でしかなかったのだ。 ::::|
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│水底より至る蛇よ :┌────────
└────────────┤水妖の忌み娘よ ┌────────────
└────────────┤報復と呪いの女神よ
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┃┃今こそその忌み名を解き放ち、我が炎の声に答えよ!:::::::┃┏━━━━━━━━━━━┓┃
┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃メリュジーヌ!! ┃┃
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| | ヽ__ l ̄  ̄
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│我が心に従い、彼の氷の墓場を諸共焼き尽くせ!
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│まずい!待て!それはっ!
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|┃| 途端に地面から巨大な炎が上がり、氷のドームの内部はたちまち高温蒸気に満たされた。 .:::::|
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ヽ | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| /
┌──────────────∧─────────────
│う、うぎぁあああああ!熱い!出してくれ!火が!火がぁああ!
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|┃| 氷のドームの中で狼狽えるコルベーユをよそに、アリーナの詠唱は続く。 |
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ヽ,,,,〉\〉 \( \) \ /〈 /
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\ ) ヽ , \ ,
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ヽ )\ /:;;:::; ::; ::;; ::::;; :::; :\.)\ ( ,
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ヽ ヽ:;; :: ;;〈;;(S);;;;〉 :;; ;;;: / /
ヽ ゝ ;:: ;〈;;;;;;;;;;;;;;;;\;::::/ /
┌─────────∧──────────────
│呼び声に応じ氷の墓所を諸共焼き尽くし、溶かしつくせ!
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| アリーナは見事にコルベーユの虚をつくことに成功した。 :::|
|┃| コルベーユは自らが作り上げた防壁たる氷のドームの中で蒸し焼きにされたのである。 :|
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│やたっ!氷が融けて…ひヴぁぁあ!熱い!
└───────────∨────┤氷が…!熱い!焼かれる!あぐぅあああ!
└──────∨─────────────
,
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、 |\ // | ( '
ヽ,,,,〉\〉 \( \) \ /〈 /
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\) ヽ /〈,,‐, / / /
ヽ ):;;:;:;; ) /(/l ( ,
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ヽ | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| /
┌────∧──────────────
│…ゴホッゴホッ!あづいぃぃぃ!ゴハッ!
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 魔法によって空気中の水分から象られた氷は、自然に融けない限り撤去が難しい。 |
|┃| コルベーユはまさに自ら墓穴を掘ったのだ。 :|
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| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| ――雌雄は決した。 :|
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ヽ,,,,〉\〉 \( \) \ /〈 /
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\) ヽ /〈,,‐, / / /
ヽ ):;;:;:;; ) /(/l ( ,
\ \_/ ̄ ̄ ̄ ̄〉:;;:;:| |/l
) l\)\ :| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)/ /
\ \:;;:/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:;;::;:;:〉 (
\ ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /
ヽ / ̄| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ /
┌──────∧────
│あ、アギャアアアアアア!
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|┃| 氷のドームの内部は炎と煙、そして高温の水蒸気で満たされ、 |
|┃| コルベーユはその全身を冷たい氷の中で焼き尽くされたのである。 :|
|_|________________________________|
┃┃┃とうとうジェルティスという器は崩壊の時を迎えた。皇帝派と教皇派の戦いに乗じて
┃┃┃ネオアトランも武力蜂起、ライトキースは中立都市として教皇の参戦命令に離反し、
┃┃┃各地で戦火の烽火が上がる事となった。
┃┃┃後の時代に「覇道の女王」と呼ばれるアリーナ・バルツェルを筆頭に、ジエン族の
┃┃┃歴史の転換点となった人物が数多く登場した時期である。
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↑Previous Episode
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┃┃┃29年5月:第二次アトランジェスの戦い
┃┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┃┃留まる所を知らないコルベーユの増長は遂にジェルティスを包囲し、教皇に降伏を
┃┃┃迫るまでになった。しかし増長する者は常に簡単な事実を見逃してしまう。コルベーユ
┃┃┃の脳裏には、メリュジーヌと教皇派が同盟を結ぶなどという展開は全くなかったに
┃┃┃違いない。かくして第二次アトランジェスの戦いはメリュジーヌ側の奇襲から始まった。
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↓Next Episode
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┃┃┃##年##月:双星■■
┃┃┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃┃┃■■■■■■■燦々たる■■■■■双つの巨星■■■■■■■■消えて■■■
┃┃┃■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■終局してゆく。権威と忠義
┃┃┃■■■■■■■■■■■■■■■力と才■■■■■新たな■■■ジエン史■■
┃┃┃■■■■■■■■
See you next history...
┌─┬──────────────────────
|璽|メリュジーヌ魔術師(原型)
├─┴──────────────────────
│ ___
│ / ж|
│ (* ・∀・)
│ / ̄ ̄ ̄)
│ <____)
├──┬───┬───┬───┬───┬─────
│能力│攻 10 │防 08 │移 04 │統 08 │合計:30
├──┼──┬┴─┬─┴┬──┼──┬┴─┬───
│適応│平〇│森○│荒−│山▲|雪▲│街○|水×
├──┼──┴──┴──┴──┴──┴──┴───
│特性│士気が変動しやすい 乱戦に弱い
├──┴┬────────────────────
│説 明│:メリュジーヌ魔術師はエクスデス神群の一柱で
├───┘:あるメリュジーヌ神を信仰する事により魔法を
│ :行使する力を得た魔術師である。
│ :既存のエクスデス魔術と比べより変幻自在に
│ :魔術を展開できるのが特徴で、多彩な攻撃魔
│ :術を扱いうるが、神に魅入られた一部の術者
│ :を除いて破壊力に劣る。
│ :
│ :その殆どが女性であり、その影響により士気
│ :が乱高下する場合がある。
├────────────────────────
│開発年代:27年12月 必要技術:メリュジーヌ教、皮加工
└────────────────────────
238 :
白茶 ◆SIROEqquJ6 :2014/03/04(火) 22:32:43.20 ID:xtl8Jzjd0
/白\
(,, ´∀`)へ
∩ ⌒つ
 ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|どうもお久しぶりです。
|やっとコルベーユが死んでくれます。
|コルベーユはジエン史を散々メチャクチャにした張本人なので、
|死に方もこっ酷い感じにしたかったというのがあります。
|Win8環境で書いているため、細かいフォントのドット数とかは調整できていないかも。
|ズレたらごめんなさい。
239 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2014/03/05(水) 19:50:04.64 ID:qeh+IM7s0
240 :
( ´∀)・∀),,゚Д)さん:2014/03/05(水) 19:50:41.93 ID:qeh+IM7s0
おおおすごい久々な気がする